業務用空気清浄機 · 用語集
業務用空気清浄機 用語集
業務用空気清浄機のカタログや法令で目にする用語を、性能表示・方式・設置形態・法令基準・導入の5分類で解説します。定義は公的機関・業界団体の公式記載に基づき、実例は本サイト掲載メーカーの公式仕様から引用しています。
- 後付けユニット(エアコン取付型)あとづけゆにっと
- 既設のパッケージエアコンに取り付け、エアコンの送風を利用して除菌や集じんを行うユニットです。ダイキンのUVストリーマ除菌ユニットBAEF55D160はスカイエア/ビル用マルチ/GHPの天井カセット形に対応し、フィルター交換約1年・LEDユニット約7年としています。ミドリ安全は4方向吹き出しパッケージエアコン用空気清浄ユニットMPNⅢ-4W(電気集じん)、シャープは空調吹出口設置用イオン発生ユニットIG-002DC/DDを用意しています。新たな設置スペースが不要な反面、対応機種の確認が必要です。
関連: 天井埋込(カセット形)、ダクト接続、電気集じん式
- 陰圧排気HEPAユニットいんあつはいきへぱゆにっと
- 室内の空気をHEPAフィルターで処理してから屋外へ排気し、室内を周囲より低い気圧(陰圧)に保つことで汚染空気の流出を防ぐ装置です。感染症病室や発熱外来などで使われます。アルモルーチェのAR-NPE-10FU/14FU/25FUは風量0〜25m³/min、HEPA集塵効率99.99%以上(0.3μm)でキャスターにより移設できます。日本エアーテックの簡易陰圧装置PEU-02は既設病室等の清浄化と陰圧化を1台で行い、給気約12m³/min・排気約8m³/minです。陰圧化にはダクト工事が必要です。
- 運転音うんてんおん
- 機器の運転中に発生する音の大きさで、dBまたはdB(A)で表示されます。多くの製品は最小風量時と最大風量時の幅で示され、ダイキン天井埋込ACBC10Yは35〜46dB、クリーンエアFS 30は25〜45dB(A)、トルネックス ブラストは40〜59dB、三菱電機DA-8000Aは強51/中40/弱20dBです。工場用のホーコス ミストイーターZは70〜75dB(A)と、用途によって許容される水準が大きく異なります。
- オゾンおぞん
- 酸化力の強いガスで、ニオイ成分や菌を分解する用途に使われます。有人空間で使う低濃度タイプと、無人空間で高濃度に燻蒸するタイプがあり、オーニットはエアフィーノ(10〜50mg/h)を「有人空間で24時間つけっぱなしにできる安全濃度」の日本オゾン協会認定品、剛腕シリーズ(最大2,800mg/h)を無人空間向けと区分しています。タムラテコはオゾン濃度と時間の積であるCT値を可視化・記録する機器を揃え、極光電気は紫外線ランプでオゾンを発生させ窒素酸化物を排出しない方式、エコデザインは最大40g/hの産業用発生器を展開しています。岩崎電気のデュアルは紫外線とオゾンを併用します。
- 活性炭(脱臭フィルター)かっせいたん
- 多孔質の炭素材料でニオイ成分を吸着するフィルターです。トルネックスは分煙製品に特殊活性炭脱臭を記載し、アンデス電気は光触媒と多孔質活性炭ペレットのW脱臭構造、コトヒラ工業のヒューム吸煙装置は粒状活性炭で臭い成分を除去します。三菱電機はセラミック脱臭触媒、エコデザインのオゾン脱臭システムは「薬品・活性炭不要」と、吸着以外の脱臭方式もあります。
- 喫煙専用室の技術的基準きつえんせんようしつのぎじゅつてききじゅん
- 改正健康増進法に基づき健康増進法施行規則第16条が定める、喫煙専用室が満たすべき3要件です。①出入口において室外から室内に流入する空気の気流が0.2m/秒以上であること、②たばこの煙が室内から室外に流出しないよう壁・天井等によって区画されていること、③たばこの煙が屋外または外部の場所に排気されていること。附則では既存施設で通常基準の適用が困難な場合に、たばこの煙を十分に浄化して室外に排気する措置で同等程度の流出防止ができれば足りる経過措置を定めています。分煙機や喫煙ブースの導入時はこの基準との関係を確認する必要があります。
- 喫煙ブース(分煙キャビン)きつえんぶーす
- 壁と天井で区画された箱型の喫煙空間に浄化装置を組み込んだ製品です。クリーンエア・スカンジナビアのSFシリーズは定員1人のSF 1000X(約W850×D1,000×H2,170mm)から8人のSF Forumまであり、タバコ粒子をほぼ100%捕集し、ガス状成分も独自のガスフィルターでほぼ100%除去するとしています。トルネックスは日本をはじめアジア・欧米・中東で7万件を超える分煙対策実績を掲げています。厚生労働省は屋外排気が困難な既存建築物向けに脱煙機能付き喫煙ブースの性能基準を示しています。
- CADR(清浄空気供給量)きゃだー
- Clean Air Delivery Rateの略で、空気清浄機が1時間あたりに供給できる清浄空気の量(m³/h)です。JEMAの性能認証制度ではJEM 1467:2026に基づき、CADR・集じん効率70%以上・表示値との乖離(CADRは表示値に対し−10%以内)を認証基準とし、CADRの表示上限値は1,000m³/hです。本サイト掲載の業務用メーカーはCADRではなく処理風量(m³/h・m³/min)で表示する例が多く、クリーンエア・スカンジナビアのFS 70は処理風量最大3,000m³/hと記載しています。
- 業務改善助成金ぎょうむかいぜんじょせいきん
- 厚生労働省の助成金で、生産性向上に資する設備投資等を行い事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた中小企業・小規模事業者が対象です。令和8年度は事業場内最低賃金の引上げ額で50円・70円・90円の3コースがあり、助成上限額は引き上げる労働者数と事業場規模に応じて30万〜600万円(10人以上の区分は特例事業者のみ)、助成率は事業場内最低賃金1,050円未満で4/5、1,050円以上で3/4です。令和8年度の申請期間は令和8年9月1日から各都道府県の地域別最低賃金発効日前日または11月30日のいずれか早い日までです。空気清浄機が個別に対象と明記されているわけではなく、生産性向上への寄与を示す必要があります。
- 建築物衛生法(ビル管理法)けんちくぶつえいせいほう
- 延べ面積3,000m²以上の興行場・百貨店・事務所などの特定建築物に空気環境の管理基準を課す法律です。厚生労働省の管理基準では、空気調和設備を設けている居室について浮遊粉じん0.15mg/m³以下、一酸化炭素6ppm以下、二酸化炭素1,000ppm以下、温度18〜28℃、相対湿度40〜70%、気流0.5m/秒以下、ホルムアルデヒド0.1mg/m³以下と定め、浮遊粉じん・CO・CO2は2ヶ月以内ごとに1回測定します。空気調和設備は「エア・フィルター、電気集じん機等を用いて外から取り入れた空気等を浄化し」温湿度・流量を調節する設備と定義されています。
- 厚労省のHEPA空気清浄機使用目安こうろうしょうのへぱくうきせいじょうきしようめやす
- 厚生労働省「熱中症予防に留意した『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気について」(令和2年6月17日)が示す、換気と併用して空気清浄機を使う場合の留意点です。①HEPAフィルタ付きで風量5m³/min程度以上の機種を使う、②人の居場所から10m²程度の範囲内に設置する、③外気取り入れの風向きと空気清浄機の風向きを一致させ空気のよどみを作らない、の3点です。根拠として、HEPAフィルタ付き空気清浄機は換気と同程度の粉じん除去効果があり静電気フィルタも同様とするREHVAの見解と、チャンバー実験で風量5.1m³/minの10分後の活性ウイルス低減率が10⁻³だったことを挙げています。
- サブスクリプション・リースさぶすくりぷしょん
- 月額定額で機器と付帯サービスを利用する契約形態です。ダイキンは業務用空気清浄機の月額定額サービス「DOON」とリースへの言及があり、エアドッグジャパンはフィルター交換サービスとサブスクリプション「Airdog CARE+」を提供しています。パナソニックの家庭用ジアイーノはRentioで月額サブスク2,420円〜と記載されていますが、業務用の月額は公式に記載がありません。初期費用を抑えられる一方、総額は購入と比較して判断する必要があります。
関連: レンタル、デモ機・トライアル、保守・メンテナンス契約
- 次亜塩素酸じあえんそさん
- 塩分を含む水を電気分解して生成する次亜塩素酸(電解水)を使い、空気中や物体表面の菌・ニオイに作用させる方式です。パナソニックの業務用ジアイーノは除菌・脱臭・集じん(静電HEPAフィルター)の3機能を持ち、浮遊菌は密閉25m³空間で10分、付着菌は74m³試験空間で45分で除菌との試験結果を記載しています。同社は医療機器ではない旨を明記しており、天井埋込タイプは給水配管式です。
関連: HEPAフィルター、天井埋込(カセット形)
- JEM 1467じぇむいちよんろくなな
- 日本電機工業会(JEMA)が定める空気清浄機の性能試験規格です。1995年に制定され、国際規格IEC 63086シリーズに整合する形で2026年3月に改正(JEM 1467:2026)されました。JEMAの性能認証制度は家庭用およびそれに類する空気清浄機が対象で、「ビルトインタイプ及び設備型等の業務用製品については認証制度の対象外」とされています。三菱電機はDA-8000Aの適用床面積をJEM1467に基づく値と明記しており、業務用でもこの規格を参照するメーカーがあります。
- 紫外線(UV-C)除菌しがいせんじょきん
- 紫外線を空気中の菌やウイルスに照射して不活化する方式です。岩崎電気は空気除菌を「空気中に浮遊する菌に直接照射し、空気の対流によって徐々に室内を清浄化する方法」と説明し、ファンで空気を装置内部に取り込んで照射する空気循環式は薬品を使わず清浄化できるとしています。同社は点灯中のランプを直視しないこと、紫外線を皮膚に当てないことを注意事項として明記しており、人がいる空間では装置内部で照射する構造が前提になります。ダイキンは深紫外線UV-C LED 265nm、アルモルーチェは深紫外LED 280nm、岩崎電気エアーリアは「紫外線が外に出ない構造」を採用しています。
- 事務所衛生基準規則じむしょえいせいきじゅんきそく
- 労働安全衛生法に基づき事務所の空気環境などを定める厚生労働省令です。第3条は直接外気に開放できる窓等の面積を床面積の1/20以上とすること(換気設備がある場合を除く)、一酸化炭素50ppm以下・二酸化炭素5,000ppm以下を定めます。第5条は空気調和設備または機械換気設備を設けている場合に、浮遊粉じん0.15mg/m³以下、一酸化炭素10ppm以下、二酸化炭素1,000ppm以下、ホルムアルデヒド0.1mg/m³以下、気流0.5m/秒以下とし、空気調和設備がある場合は気温18〜28℃・相対湿度40〜70%となるよう努めることとしています。
- 集じん効率(捕集効率)しゅうじんこうりつ
- フィルターや集じん部が特定の粒径の粒子をどれだけ捕らえるかを示す割合です。HEPAフィルターは0.3µm粒子で99.97%以上、JEMAの性能認証は集じん効率70%以上を基準とします。日本エアーテックのクリーンパーティションは0.3μm粒子で99.99%以上、赤松電機製作所のヘビースモーカーは0.3ミクロン以上の粒子を99.93%除去、コトヒラ工業のKSC-W01/W02は0.3µmで99%、ホーコスのミストイーターZは2μm以上で99%と、対象粒径が製品により異なる点に注意が必要です。
- 受動喫煙防止対策助成金じゅどうきつえんぼうしたいさくじょせいきん
- 厚生労働省が、労働者災害補償保険の適用事業主かつ中小企業事業主を対象に、喫煙専用室・指定たばこ専用喫煙室の設置・改修費用を助成する制度です。助成率は工費等の3分の2(飲食店以外は2分の1)、上限額100万円、単位面積あたりの経費上限は60万円/m²です。分煙機や喫煙ブースの導入を検討する際は、喫煙専用室の技術的基準を満たす計画かどうかとあわせて確認してください。岩崎電気はナビット社との提携で補助金・助成金申請サポートを案内しています。
- 消費電力しょうひでんりょく
- 運転時に使用する電力でW(ワット)表示です。風量段階ごとに変わるため、三菱電機DA-8000Aは強64W/中19W/弱5.5W、ダイキンACBC10Yは14〜49Wと幅で示されます。アイリスオーヤマのプラズマガード空調ダクトタイプは30Wで消耗品なし、オーニットのエアフィーノは6Wと低く、興研はKOACHについて従来クリーンルーム比で「電気代が1/10になった例もあります」と記載しています。電源は単相100Vのほか、ダイキン天井埋込機やクリーンエアFS 70のように200V系の製品もあります。
- 処理風量しょりふうりょう
- 機器が1分または1時間あたりに吸い込んで送り出す空気の量で、m³/minまたはm³/hで表示されます。厚生労働省は換気の補助として空気清浄機を使う場合、HEPAフィルタ付きで風量5m³/min程度以上の機種を目安に示しています。ダイキンACBF15Zは弱5.0/標準9.0/強15.0m³/min、オーデンTZ4000は60Hz時最大40㎥/分、トルネックス ブラストは標準540/強960/ターボ1,200㎥/hと段階ごとに公開しています。1m³/minは60m³/hに相当するため、単位をそろえて比較してください。
- ストリーマすとりーま
- ダイキン工業独自の空気清浄化技術で、公式には「プラズマ放電の一種で、一般的なプラズマ放電の1,000倍以上の酸化分解力」を持つと説明されています。業務用UVストリーマ空気清浄機では深紫外線LED・ストリーマ・抗菌HEPAフィルターの3方式を組み合わせ、フィルターに捕らえた細菌を30分で99%以上抑制(25m³試験空間)と記載しています。同じくプラズマ放電を使う方式として、アイリスオーヤマは低温プラズマ放電で活性酸素・活性窒素を発生させるプラズマガードを展開しています。
- ダクト接続だくとせつぞく
- 既設の空調ダクトや排気ダクトに機器を組み込み、建物の空調系統全体で空気を処理する形態です。アイリスオーヤマのプラズマガード空調ダクトタイプは既設ダクトへ設置可能で空調設備の入替不要、除菌有効体積約840㎥/台(オフィス換算約90坪)とし、設置工事が必要です。トルネックスにはダクト接続型電子式集塵フィルタユニット、クリーンエア・スカンジナビアには厨房用電気集塵機FKE-ACG(処理風量2,300〜4,600m³/h)、日本エアーテックの簡易陰圧装置PEU-02は陰圧化にダクト工事が必要と記載されています。
- 脱煙機能付き喫煙ブースの基準だつえんきのうつききつえんぶーすのきじゅん
- 屋外排気が困難な既存建築物で経過措置として例外的に認められる脱煙機能付き喫煙ブースについて、厚生労働省が示す性能基準です。①喫煙室等に向かう気流が開口面の全測定点で0.2m/秒以上、②総揮発性有機化合物(TVOC)の除去率が95%以上、③浮遊粉じん濃度が排出口で0.015mg/m³以下の3点で、新規設置・変更時に速やかに測定し、その後は概ね3ヶ月以内ごとに1回以上測定してフィルター等を交換します。測定は定員2倍量の着火したたばこで副流煙を発生させて行い、記録は3年間保存が望ましいとされています。
- 適用床面積てきようゆかめんせき
- 空気清浄機1台で清浄できる部屋の広さの目安で、㎡または畳で表示されます。日本電機工業会(JEMA)はJEM 1467:2026で、粉じんの沈着率0.2/h・換気回数1回/hの条件において、運転していない場合の定常粉じん濃度から80%低減できる部屋の大きさと定義し、CADRから算出します。三菱電機はデオダッシュDA-8000A(〜36畳・〜61㎡)の適用床面積を「JEM1467に基づく」と明記し、シャープは「商品を壁際に置いて、急速運転時に部屋中央(床上1.2m)で測定」した条件を公開しています。ダイキンACBF15Zは〜110㎡、トルネックス ブラストは〜138㎡です。
- デモ機・トライアルでもき
- 購入前に実機を試せる制度で、条件はメーカーごとに大きく異なります。赤松電機製作所は「デモ機の貸出は無償で対応」「デモ期間は原則2週間程度を目安」とし、設置・撤去と返却運送費はユーザー負担です。オーニットは「1週間の無料トライアル」、タムラテコはオゾン発生器のデモ機・モニター機の貸出(期間・費用は未記載)、興研は全国5箇所+仙台のKOACHショールームで事前予約制の見学と実証実験、ダイキンは東京・大阪のショールーム「フーハ」での実機確認を案内しています。本サイトの比較表で「デモ・貸出:記載なし」の会社は公式に記述がないため、問い合わせ時に確認が必要です。
関連: レンタル、サブスクリプション・リース、床置き(据置)
- 電気集じん式でんきしゅうじんしき
- 高電圧で粒子を帯電させ、電極板に吸着させて集じんする方式です。トルネックスの技術ページでは「金属の極板を数ミリ間隔で積み重ねた構造で、その間に数千ボルトの電圧をかけて埃を吸い取っている」と説明され、2段荷電式で集塵効果95%以上(DOP法0.3µm)、フィルタは洗浄して何度も再利用でき省エネとしています。オーデンは放電ニードルに5kVを印加するニードル放電方式、ミドリ安全のパルクリーンカウンターは二段式電気集じん、クリーンエア・スカンジナビアは二段階静電集塵(ESP)方式と中空ESPセルを採用しています。
関連: ミストコレクター、分煙機、保守・メンテナンス契約
- 天井埋込(カセット形)てんじょううめこみ
- 天井内に本体を収め、パネルだけを室内に見せる設置形態で、床面を占有せず意匠性を保てます。ダイキンACBC10Yは本体360H×575W×575D mm・単相200V・風量5.0〜10.0m³/min、オーデンTZ4000は埋込部分20cmの薄型設計で処理風量最大40㎥/分です。パナソニックFY-350JCD2は給水配管式、カルテックKL-L01/L02と東芝ライテックUVish天井埋込タイプはダウンライトと一体になった小型ユニットです。設置には電気・天井工事が必要です。
- 特定化学物質障害予防規則(溶接ヒューム)とくていかがくぶっしつしょうがいよぼうきそく
- 特定化学物質障害予防規則(特化則)第38条の21は、金属アーク溶接等作業を行う屋内作業場について、溶接ヒュームを減少させるため「全体換気装置による換気の実施又はこれと同等以上の措置」を事業者に義務づけています。新たな作業方法の採用・変更時には空気中の溶接ヒューム濃度を測定し、労働者には有効な呼吸用保護具を使用させ、1年以内ごとに1回フィットテストを行って結果を3年間保存します。赤松電機製作所のヒュームスモーカーFSM-15とコトヒラ工業の溶接ヒュームコレクターは、この規則への対応をうたう製品です。
- 二酸化炭素濃度1,000ppmにさんかたんそのうど
- 建築物衛生法と事務所衛生基準規則(空気調和設備等を設けている場合)が室内の二酸化炭素濃度の基準として定める値です。厚生労働省はこの基準を実現するため、空気調和・衛生工学規格が1人あたりの必要換気量を約30m³毎時としていることを示しています。二酸化炭素は換気量の指標であり、厚生労働省はHEPAフィルタ付き空気清浄機を通常の換気装置に追加して使用する位置づけとしているため、空気清浄機の導入と換気の確保は分けて考える必要があります。
- PIAJマークぴあじぇいまーく
- 光触媒工業会(PIAJ)が「性能、利用方法等が適切であることを認めた光触媒製品に与える製品認証制度」のマークで、JIS試験方法により性能基準を設けています。空気浄化(UV)はJIS R 1701-1〜4でアセトアルデヒド・ホルムアルデヒド・トルエンの除去量0.17µmol/h以上、抗菌(UV)はJIS R 1702で抗菌活性値2.0以上、抗ウイルスはJIS R 1706/1756で抗ウイルス活性値2.0以上などが判定基準です。光触媒以外の性能や安全性を保証するものではないため、光触媒方式の製品を比較する際は認証の有無と試験条件を公式で確認してください。
関連: 光触媒、紫外線(UV-C)除菌
- 光触媒ひかりしょくばい
- 酸化チタンなどに光を当てて生じる分解作用で、菌やニオイ成分を分解する方式です。光触媒工業会のPIAJ認証はJIS R 1701(空気浄化)やJIS R 1702(抗菌)などのJIS試験方法で性能基準を設けています。カルテックは吸着フィルターを搭載せず光触媒のみで除菌脱臭し、つけ置き洗いで分解性能が再生するとし、フジコーは酸化チタンと銀のハイブリッド構造「光除菌」、アンデス電気は「ひかりクリスタ」、東芝ライテックはUV-LED+光触媒のUVishを展開しています。
- 必要換気量ひつようかんきりょう
- 室内の空気環境を保つために外気を取り入れるべき量です。厚生労働省の「換気の悪い密閉空間」改善の考え方(令和2年3月30日)では、一人あたり約30m³毎時の換気量を満たせば換気の悪い密閉空間には当てはまらないと考えられるとし、窓開放の場合は換気回数を毎時2回以上(30分に1回以上、数分間程度、窓を全開)とすることを示しています。空気清浄機の適用床面積とは別の指標で、両方を満たす計画が求められます。
- ヒュームコレクターひゅーむこれくたー
- アーク溶接やはんだ付けで発生する金属ヒューム(微細な粒子)を吸引・捕集する装置です。コトヒラ工業のポータブル溶接ヒュームコレクターKSC-W01/W02は風量8/10m³/min、0.3µm 99%捕集の難燃性フィルタで、作業台下にも収まるコンパクト設計です。赤松電機製作所のヒュームスモーカーFSM-15は10層アルミのデミスターユニットで火花対策を行い、特定化学物質障害予防規則への対応をうたっています。溶接ヒューム対策は法令で全体換気またはそれと同等以上の措置が求められます。
- プラズマクラスターぷらずまくらすたー
- シャープのイオン技術で、法人向けには給水配管直結型・据置型・除電装置・空調吹出口設置ユニットのラインアップがあります。FU-M1200は空気清浄87㎡・プラズマクラスター適用床面積約40㎡のように、集じんの適用床面積とイオンの適用床面積が別に表示される点が特徴です。他社製品にも搭載され、ダスキンのクリア空感とトルネックスの分煙製品はプラズマクラスター技術を採用しています。
- 分煙機ぶんえんき
- 喫煙者の周囲でたばこの煙を吸引・浄化する装置で、カウンター式・テーブル式などがあります。ミドリ安全のパルクリーンカウンターMKS-153RCPは二段式電気集じん+サークルプラズマ脱臭で風量最大15m³/min、喫煙面積約4m²(標準4人)、価格820,000円(税別)です。ダスキンの分煙機は5〜6名対応(在庫限りで販売終了予定)、トルネックスのクリーンキューブは分煙用途で2〜4人・3〜4㎡とされています。改正健康増進法の喫煙専用室には屋外排気などの技術的基準があり、分煙機単体で要件を満たすかは別途確認が必要です。
- HEPAフィルターへぱふぃるたー
- JIS Z 8122(コンタミネーションコントロール用語)で「定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター」と定義される高性能フィルターです。パナソニックの静電HEPAは、ウイルス(約0.1µm)のようなごく小さな微粒子もキャッチできると説明しています。ダイキンは抗菌HEPA、日本無機は抗ウイルスHEPAフィルタ「ヴァニッシュ」、ミドリ安全は酵素HEPAフィルタ、アンデス電気はH13クラスHEPAと、各社が機能を付加した派生品を採用しています。
- 保守・メンテナンス契約ほしゅけいやく
- 電気集じん機の電極洗浄やフィルター交換などを定期的にメーカーや販売会社が行う契約です。ミドリ安全は現地電極交換・フィルタ清掃と工場での電極洗浄・特性検査を組み合わせた定期メンテナンス契約を「日本全国対応」(全国約200ヶ所の営業拠点)としています。オーデンは全国25か所の拠点で洗浄済みの電気集塵ユニット・フィルターを交換する方式(北海道・離島は要相談)、シャープは有償の保守サービス契約を推奨、ダイキンはACBC10Yのフィルター交換目安を約2年、岩崎電気は紫外線ランプの交換目安を約1年(24時間連続点灯時)としています。
関連: 電気集じん式、レンタル、サブスクリプション・リース
- ミストコレクターみすとこれくたー
- 工作機械や洗浄機から発生するオイルミスト・油煙を捕集する工場用の集じん装置で、機械に直結して使います。赤松電機製作所のスマートミストゼロは回転式の自浄機構で汚れを溜めにくく、ホーコスのミストイーターはフィルターレスのZ・回転式R・電気集じん式Eなど7機種、SDGのミストレーサは捕集効率99.97%で95種類のオプションを持ちます。オーデンHG511は工場広域型で、製品組立工場に20台設置してオイルミスト濃度をAve.0.42mg/㎥に減少させた例を記載しています。
- 床置き(据置)ゆかおき
- 床に置いて使う最も一般的な設置形態で、工事不要で導入でき、キャスター付きなら移動もできます。ダイキンACB506A(H500×W270×D270mm・6.8kg)のような可搬型から、クリーンエアFS 70(H1,652mm・キャスター付)のような大型まであります。壁掛や卓上も同じく工事不要の形態で、カルテックKL-W02は壁掛、ダスキンのクリア空感は据置/壁掛の両対応、オーニットのエアフィーノも据置・壁掛両対応です。
- レンタルれんたる
- 機器を購入せず期間料金で利用する導入方法で、フィルター交換などの保守が含まれる場合があります。ダスキンは脱臭・集塵フィルターを4週間ごとに定期交換する方式で、クリア空感は小型1,870〜5,258円、中型7,150〜9,020円、大型13,640〜17,600円(4週間・税込)、契約時保守料27,500円です。エコデザインは「短期間での利用や購入前の試用はもちろん、長期間のレンタルも可能」とし、期間が長いほど月単価が安くなるとしています。パナソニックは業務用ページにレンタル・購入の問い合わせ導線を設けています。
【置く場所別】業務用空気清浄機メーカーおすすめ3選
オフィス・クリニック・店舗で、まず実機を見て決めたいなら
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床置きから天井埋込まで一社で。ショールームで見て、サブスクで試せる
UV-C LED(265nm)・ストリーマ・抗菌HEPAの3方式を1台に載せ、床置き(適用〜110㎡)から天井埋込カセット、既設エアコンへの後付けユニットまでそろう。東京・大阪のショールームで実機を確認でき、月額定額のサブスクリプション(DOON)にも対応する。
喫煙室・分煙対策なら
株式会社トルネックス
分煙対策7万件超。電子式集じん+深紫外線の据置機で、会議室から喫煙室まで
電子式集じんフィルタと深紫外線ランプを載せた据置機「ブラスト」は適用床面積〜138㎡・処理風量最大1,200㎥/h。分煙製品は直吸排気制御・人体検知センサー・特殊活性炭脱臭を備え、公式には国内外7万件超の分煙対策実績と、ホテル14件・オフィス11件など業種別の導入事例を掲載する。
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