アルミサイディング · 用語集
アルミサイディング・アルミ外壁材 用語集
アルミサイディング・アルミ外壁材の比較で出てくる40語を、製品・素材/表面処理・工法・法令/認定・性能/保証・制度の6分類で解説します。一般定義は日本金属サイディング工業会・日本アルミニウム協会・e-Gov法令検索・国土交通省などの出典に沿い、企業例は掲載29社の公式記載から引いています。
- アルマイト(陽極酸化処理)あるまいと(ようきょくさんかしょり)
- アルミを陽極にして電気分解し、人工的に酸化皮膜を厚く作る表面処理です。日本アルミニウム協会によれば皮膜には硫酸皮膜(シルバー、最も代表的)・自然発色皮膜・電解着色皮膜・染色皮膜・複合皮膜(アルマイト上に塗装、耐食性に優れる)があり、JISの皮膜厚さ等級はAA3〜AA25です。三洋工業のスパンドレルOAは「アルマイト9μ以上+クリア塗装7μ以上」の陽極酸化塗装複合皮膜、エヌ・エス・ケー ニシダ工業のアルミストーンは研磨模様とアルマイト処理で「ステンレスより硬い皮膜」、菊川工業は陽極酸化(シルバー/ブロンズ/ブラック等)を外装可の仕上げとして公式に掲げます。
- アルミ鋳物パネルあるみいものぱねる
- 溶かしたアルミを型に流して成形する鋳物の外壁パネルで、板材では出せない立体形状が作れます。アスザック(アルミ事業部)は「Vプロセスで鋳造しているため、鋳肌が綺麗でデザインの自由度があり、立体形状のものも可能」とし、最小厚6mm〜最大2000×5800mm、標準サイズ例H2000×W3000×D50mmで50kgなどを公式に示します。東京ミッドタウン日比谷の地下アーケードに塗装済みのアルミ鋳物パネルを納入した実績があります。
- アルミサイディングあるみさいでぃんぐ
- 金属サイディングのうち、表面材にアルミニウム合金塗装板を使ったものです。錆びにくく軽い反面、住宅用として公式に確認できるメーカーは限られます。掲載企業ではYKK APの「アルカベール」が基本厚さ15mm・幅350〜400mm、スマイルタイムの自社外壁材が表面アルミ約0.4mm+断熱芯材、LIXILのDanサイディングがアルミ仕様で約2.1kg/㎡と公式に記載しています。三菱ケミカルインフラテックの「AL-LEADER」も公式で「アルミニウム製サイディング」と表記されますが、板厚3mm/10mmで用途は店舗ディスプレイ・看板寄りの別製品です。
- アルミ樹脂複合板あるみじゅしふくごうばん
- 表面と裏面のアルミ板の間に樹脂の芯材を挟んだ3層構造のパネルです。三菱ケミカルインフラテックのALPOLIC/fr 4mmは総厚4mm・アルミ表皮厚0.3mm・芯材厚3.4mm・重量1.79kg/㎡で、金属単板に比べ切断・穴あけが容易と公式に記載します。アライはALPOLICを目地幅7mmや曲げ加工で仕上げる「アライ仕様」を、東京宝潤達新材(BRD)はアルミ板厚1.0〜3.0mmのアルミ複合パネルと、アルミハニカムコアを挟んだ総厚6〜60mmのアルミハニカム複合パネルを扱います。
- A1100P-H14えーいちいちぜろぜろぴー えいちじゅうよん
- JIS H 4000に定めるアルミニウム板の記号で、掲載企業の公式表記では外装パネルの本体板材として使われています。井上商事はISノンシールパネルのパネルを「JIS H4000 A1100P-H14 アルミ板・フッ素樹脂焼付塗装」、スワン商事はアルミ外装パネルの本体を「JIS H 4000 A1100P-H14 アルミ板」と記載します。井上商事の構成のように、板材はパネル本体に、押出形材(A6063S-T5)はレールや細長い部材に使い分けられます。
- A6063S-T5えーろくぜろろくさんえす てぃーご
- JIS H 4100に定めるアルミニウム合金押出形材の記号で、掲載企業の公式表記では「アルミ押出形材」「アルミ形材」と説明されます。押出しで複雑な断面が作れるため、スパンドレルやレール、ルーバーに広く使われます。三協アルミ社の外装・天井材スパンドレル、三洋工業のスパンドレルOAとスカイマーカーType WS、井上商事のISノンシールパネルのレール・ブラケット(陽極酸化皮膜)がA6063S-T5と公式に記載しています。
関連: A1100P-H14、スパンドレル、二次電解着色
- カーテンウォールかーてんうぉーる
- 建物の荷重を支えない外周壁で、アルミの方立・無目にガラスやパネルをはめ込むビル外装の方式です。掲載企業では不二サッシがSR-GARELIA/Comfort N/NSRシリーズを製造・販売・施工し、LIXILがRX-60(方立外観見付60mm)/RX-80/E-SHAPE、三協アルミ社がNL-R(水密性1500Pa)/サフロ、シューコー・ジャパンがFWS 35 PDなどのアルミニウム方立/無目ファサードを扱います。戸建てのサイディングとは製品もメーカーも別で、大臣認定防火設備タイプを持つシリーズがあります。
- 重ね張り(カバー工法)かさねばり(かばーこうほう)
- 既存の外壁を撤去せず、その上に新しい外壁材を張る工法です。日本金属サイディング工業会は、金属サイディングが窯業サイディングの約1/4と軽いため躯体への負担が小さく「住まいながらの工事も可能」とし、モルタル既存壁に重ね張りすると外壁強度が約2.6倍、塗り替えに比べ侵入熱抑制効果が約1.8倍と説明します。掲載企業ではGraise HOMEが「カバー工法にすることで30年以上建屋を守り続けることが可能」、IKホールディングス(一角)が設計参考価格 重ね張り8,000円〜/㎡、井上商事がRC造タイル外壁向けに「一度で全面を覆う」ISノンシールパネルを公式に掲げます。
- カラーアルミからーあるみ
- 工場で塗装したアルミ板で、日本アルミニウム協会によれば塗膜厚はJIS H 4001で「13μm以上」です。厚さ0.5mm以上のカラーアルミは認定番号NM-8597で建築基準法の不燃材料に、0.3mm以上0.5mm未満は「カラーアルミS」としてNM-8598で認定されています。IKホールディングス(一角)は屋根葺き・壁張り用の波板を「カラーアルミ材」(板厚0.27〜0.40mm、1枚1,860g)として扱っています。
- 金属サイディングきんぞくさいでぃんぐ
- 日本金属サイディング工業会の定義では「金属板を単に成形加工しただけではなく、それに裏打のしん材の付加、表面加工、接合部加工等を施した乾式工法用の複合外壁材」です。表面材は塗装ガルバリウム鋼板・塗装溶融亜鉛めっき鋼板・アルミニウム合金塗装板・塗装ステンレス鋼板の4種類で、現在は塗装ガルバリウム鋼板が主流です。工場生産のため仕上がりが均一で塗装仕上げが不要とされ、工業会は戸建てリフォーム用では金属サイディングのシェアが1位(金属40%、窯業28%)としています。掲載企業ではLIXILのDanサイディングが「表面材(鋼板またはアルミ板)」のサンドイッチ構造の金属サイディングです。
- 釘止め・かん合(嵌合)くぎどめ・かんごう
- 金属サイディングの取り付け方で、板の片側を釘やビスで下地に留め、もう片側を隣の板の溝にはめ込んで(かん合)固定します。日本金属サイディング工業会は「片側を釘打ち・片側はかん合方式のため、地震などの揺れに対し変形に柔軟に対応するため、脱落にも強く、ひび割れもない」と説明します。IKホールディングス(一角)は「釘止めと、はめ合わせの工法で、大幅な工期短縮できる経済施工」、三洋工業はスカイマーカーの嵌合固定式を「専用のストリンガーに嵌め込んで取り付けるだけ」と公式に記載しています。
- 建築基準法22条(22条区域)けんちくきじゅんほうにじゅうにじょう
- 特定行政庁が防火地域・準防火地域以外の市街地で指定する区域で、区域内の建築物の屋根は火の粉による火災の発生を防ぐ性能を持つ、大臣が定めた構造方法または大臣認定を受けたものにする必要があります。続く第23条では、同区域内の木造建築物等の外壁のうち延焼のおそれのある部分を、準防火性能の技術的基準に適合する構造(大臣が定めた構造方法または大臣認定)にすることを求めます。戸建ての外壁をアルミサイディングに替える際は、その製品が該当する認定を持つかを施工店に確認します。
- 建築基準法61条(防火地域・準防火地域)けんちくきじゅんほうろくじゅういちじょう
- 防火地域・準防火地域内の建築物について、外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火戸などの防火設備を設け、壁・柱・床などの部分と防火設備を、地域の別と建物規模に応じた技術的基準に適合する大臣が定めた構造方法または大臣認定を受けたものにすることを定めた条文です(高さ2m以下の門・塀等は除外)。都市部の戸建てやビルの多くが該当し、外壁材の防火構造・準耐火構造認定と開口部の防火設備の両方が関わります。掲載企業ではLIXILのDanサイディングが準耐火構造・防火構造認定を、不二サッシ・LIXIL・三協アルミ社が大臣認定防火設備のカーテンウォールを掲げています。
- 工事保証こうじほしょう
- メーカーの製品保証とは別に、施工会社が自社の工事部分(施工に起因する雨漏りやはがれなど)を保証するものです。年数と範囲は会社ごとに違い、書面(保証書)の有無を相談時に確認します。スマイルタイムは「最高10年間の工事保証書を発行」、不二サッシは引き渡し日から2年間(雨水浸入は10年間、改修工事は対象外、消耗部品は有料)と公式に記載し、APサービスセンター・Graise HOMEは保証の記載が公式にありません。
関連: 変褪色保証、リフォーム工事かし保険
- 酸化皮膜さんかひまく
- アルミが空気中で自然に作る「ち密で安定な酸化皮膜」で、日本アルミニウム協会はこの皮膜が腐食を自然に防止し、自己修復作用を持つと説明します。建築用アルミ板材が「定期的な塗替えが不要」とされる根拠です。スマイルタイムは「アルミニウムの表面が天然の極薄の保護皮膜に覆われているため、基本さびません」、YKK APは「錆びずに長期間安心」と公式に記載しています。人工的に厚い酸化皮膜を作る処理がアルマイトです。
- JIS A 6711じすえーろくせんななひゃくじゅういち
- 複合金属サイディングの日本産業規格です。種類はF-B、F-P、A-B、A-P、S-B、S-Pの6区分、形状は縦張り形・横張り形・縦横兼用形に分かれます。日本金属サイディング工業会は金属サイディングの水密性能を「250Pa(JIS規格)以上」としています。掲載29社の公式ページでJIS A 6711の区分を明記した例は今回確認できなかったため、区分はメーカーのカタログで確認します。
関連: 複合金属サイディング、横張り・縦張り、水密性
- 住宅省エネ2026キャンペーンじゅうたくしょうえねにせんにじゅうろくきゃんぺーん
- 国土交通省・経済産業省・環境省が連携する住宅の省エネ支援の総称で、リフォーム対象事業は「みらいエコ住宅2026事業」「先進的窓リノベ2026事業」「給湯省エネ2026事業」「賃貸集合給湯省エネ2026事業」です。外壁の断熱改修を伴うアルミサイディングの重ね張りは、このうちみらいエコ住宅2026事業の対象になり得ます。なお子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)は交付申請受付が2025年12月31日で終了し、長期優良住宅化リフォーム推進事業は「令和8年度、本事業は実施しません」とされています。
- 水密性すいみつせい
- 風雨にさらされたときに雨水が室内側へ浸入しない性能で、圧力差(Pa)や等級(W-5など)で表します。日本金属サイディング工業会は金属サイディングの水密性能を「250Pa(JIS規格)以上」としています。三協アルミ社のカーテンウォールNL-Rは水密性1500Pa、不二サッシの深松組本社事例は水密性W-5、昭和フロントのスリムフロント外美は水密W-5、APサービスセンターはアルカベール ミーナストーンが風速30m/s相当の風圧でも漏水なし(YKK AP社内試験)と公式に記載しています。
関連: 耐風圧性、カーテンウォール、JIS A 6711
- スパンドレルすぱんどれる
- アルミ押出形材などを連ねて壁面や天井を覆う細長い板状の建材で、ビルの外壁・軒天・駅通路に使われます。三協アルミ社は「外装・天井材スパンドレル」をA6063S-T5アルミ形材・製作限度6mとし、ビル外壁改修用の「アルミ壁材 外壁改修スパンドレル」も掲げます。三洋工業の「スパンドレルOA」はA6063S-T5押出形材にアルマイト9μ以上+クリア塗装7μ以上、オクジューのアルミスパンドレルは「天井はもとより外壁などで、さまざまな建築物に採用」と公式に記載しています。
- 外断熱そとだんねつ
- 断熱層を躯体の外側に設けて建物を包む考え方で、断熱芯材付きの金属サイディングを重ね張りすると、既存壁の外側に断熱層が加わります。日本金属サイディング工業会は重ね張り工法の侵入熱抑制効果を塗り替えの約1.8倍としています。スマイルタイムは「貼る外壁リフォーム/外断熱」として、外断熱で「騒音を半分以下に抑え」ると記載し、ツヅキはアルミ内外装建材と外断熱工法の開発・製造・設計・施工を事業に掲げます。
- 耐候性たいこうせい
- 紫外線・雨・温度変化に長期間さらされても、塗膜や素材が劣化しにくい性能です。日本アルミニウム協会はアルミ板材について酸化皮膜による自己腐食防止と「定期的な塗替えが不要でメンテナンス費用が低減」を挙げます。DNPアートテックはサンシャインウェザーメーター10,000時間で著しい退色なし・20年以上の使用実績、山形メタルはフッ素樹脂焼付「カイロン」で素材寿命を15〜20年延ばす(保証年数ではない)、三洋工業はスパンドレルOAが「耐食・耐候性に優れ、長期に渡り建物の美観を保つ」と公式に記載しています。
- 大臣認定番号だいじんにんていばんごう
- 国土交通大臣が防耐火構造や不燃材料などを個別に認定した際に付く番号です。構造の認定は構造種別+性能時間+部位+通算番号4桁、材料の認定はNM不燃・QM準不燃・RM難燃(外部仕上げ用はNE/QE/RE)に番号が付きます。掲載企業ではアイジー工業のXium-ALUMIがNM-5135、DNPアートテックがNM-2698、三洋工業のスカイマーカーType WSがNM-5090(1)、スパンドレルOAが不燃(個)第1026号(ひる石裏打材のみ)を公式に記載しています。
- 大臣認定防火設備だいじんにんていぼうかせつび
- 建築基準法61条などで延焼のおそれのある開口部に求められる防火設備のうち、国土交通大臣の個別認定を受けた製品です。ビル外装ではカーテンウォールやサッシに防火設備タイプが用意されます。不二サッシは「カーテンウォール 大臣認定防火設備 個別認定シリーズ」やSR-GARELIA(防火設備)、LIXILはRX-60/E-SHAPEの大臣認定防火設備タイプ、三協アルミ社は防火型NL-R、昭和フロントは「アルミ防火設備(国土交通大臣認定製品)」を公式に掲げます。
- 耐風圧性たいふうあつせい
- 風による正圧(押す力)・負圧(引く力)にパネルや枠が耐える性能で、Pa(N/m²)や等級で表します。ツヅキはモールディングトップの耐風圧試験を負圧7,025N/m²・正圧8,430N/m²、不二サッシは深松組本社事例で正圧+1483Pa/負圧-878Pa、昭和フロントのスリムフロント外美は耐風圧S-2、菊川工業は東京スカイツリーのパネルを「1tonもの風圧に耐える」設計と公式に記載しています。高層や沿岸部ほど要求値が上がるため、設計者が物件ごとに確認します。
- 断熱芯材(硬質プラスチックフォーム)だんねつしんざい
- 金属サイディングの裏打ちに使う断熱層で、日本金属サイディング工業会は「しん材に硬質プラスチックフォーム等を使用し断熱性が高く」と説明します。YKK APのアルカベールは「ノンフロン硬質プラスチックフォーム断熱材」、LIXILのDanサイディングは硬質発泡ポリウレタン芯材で熱伝導率0.03W/m・K・約40dBの遮音、スマイルタイムは硬質発泡ウレタンフォームの芯材で外断熱と公式に記載しています。
関連: 表面材・芯材・裏面材、外断熱、複合金属サイディング
- 二次電解着色にじでんかいちゃくしょく
- アルマイト皮膜を作った後に、もう一度電解して皮膜そのものに色を付ける方法で、日本アルミニウム協会の分類では「電解着色皮膜」にあたります。塗装ではなく皮膜の着色なので、押出形材の標準的なブロンズ系・黒系の仕上げに使われます。三協アルミ社は外装・天井材スパンドレルの表面処理に「シルバー艶消(SLC)、二次電解着色(SC/UC/BKC/KC)」を用意しています。
- 張り替えはりかえ
- 既存の外壁材を撤去して新しい外壁材に替える工法です。重ね張りと違い既存壁の状態を直接確認・補修でき、外壁の重量も増えませんが、撤去・処分の工程が加わります。IKホールディングス(一角)はIKアルミサイディングで重ね張りと張り替えの両方を対象とし、設計参考価格を張り替え10,000円〜/㎡(重ね張り8,000円〜/㎡)と公式に記載しています。
関連: 重ね張り(カバー工法)、アルミサイディング
- 比重2.7(アルミの軽さ)ひじゅうにいてんなな
- 日本アルミニウム協会によれば「アルミニウムの比重は2.7。鉄(7.8)や銅(8.9)と比べると約3分の1」で、これがアルミ外装材の軽さの根拠です。金属サイディング全体でも重量は窯業サイディングの約1/4とされ、アルミ表面材ではさらに軽くなります。掲載企業ではYKK APが「外装材の中でも最軽量」、LIXILのDanサイディングが「アルミの場合は1/8」、スマイルタイムが「窯業系サイディングの約1/9」、APサービスセンターがアルカベール1.9kg/㎡(窯業サイディングの約1/9、モルタルの約1/21)と公式に記載しています。
関連: ㎡重量、アルミサイディング、重ね張り(カバー工法)
- 表面材・芯材・裏面材ひょうめんざい・しんざい・りめんざい
- 複合金属サイディングの3層構成です。表面材が柄付けされた金属板、芯材が断熱効果のある裏打材、裏面材が防水や施工用のシートで、日本金属サイディング工業会は「柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材によって構成された外壁材」と説明します。スマイルタイムは「柄付けされたアルミニウムの薄板(約0.4mm厚)の表面材と、断熱材からなる芯材、防水性フィルムなどからなる裏面材」、LIXILのDanサイディングは「表面材(鋼板またはアルミ板)と、裏面材(アルミラミネート加工クラフト紙)の間に硬質発泡ポリウレタンをはさみこんだサンドイッチ構造」と公式に記載しています。
- 複合金属サイディングふくごうきんぞくさいでぃんぐ
- JIS A 6711の対象で、「金属製品の表面材及び、しん(芯)材を複合した製品で、主に建築物の外装に用いる金属サイディング」です。表面の金属板と裏打ちの芯材を一体化した製品を指し、断熱性と軽さを両立させます。掲載企業ではYKK APのアルカベールがノンフロン硬質プラスチックフォーム断熱材を、LIXILのDanサイディングが硬質発泡ポリウレタンを芯材に使うと公式に記載しています。
- フッ素樹脂焼付塗装ふっそじゅしやきつけとそう
- アルミ板や形材にフッ素樹脂塗料を塗り、高温で焼き付けて硬化させる塗装です。屋外での耐候性が高く、ビル外装パネルの標準的な仕上げとして使われます。菊川工業は東京スカイツリーの軒天井パネル(アルミ板厚3mm)にフッ素樹脂焼付塗装、三協アルミ社はスパンドレルに20μm・40μmの2仕様、山形メタルは3コート2ベークの「カイロン」、DNPアートテックはフッ素塗料の3コート3ベーク焼付印刷、井上商事はISノンシールパネルにフッ素樹脂焼付塗装を公式に記載しています。
関連: アルマイト(陽極酸化処理)、耐候性、変褪色保証
- 不燃材料(NM-8597)ふねんざいりょう
- 建築基準法で、通常の火災で燃えにくいと認められた材料で、認定番号はNMで始まります。日本アルミニウム協会によれば厚さ0.5mm以上のカラーアルミはNM-8597、0.3mm以上0.5mm未満のカラーアルミSはNM-8598で不燃材料に認定されています。掲載企業ではDNPアートテック(NM-2698)、アイジー工業のXium-ALUMI(NM-5135)、三洋工業のスカイマーカーType WS(NM-5090(1))、三協アルミ社のスパンドレル(不燃性認定取得済み)、UACJ金属加工のシート貼り不燃ルーバーが不燃認定を掲げます。東京宝潤達新材(BRD)の防火表記はA2 GB8624-2006(中国規格)のみで、日本の認定は記載なしです。
関連: 大臣認定番号、カラーアルミ、防火構造・準耐火構造
- ㎡重量へいべいじゅうりょう
- 外壁材1㎡あたりの重さで、躯体への負担と重ね張りの可否を判断する基本値です。日本金属サイディング工業会は金属サイディングを窯業サイディングの約1/4、アイジー工業は自社の金属サイディングを1㎡当たり3.6kg〜5.6kgとしています。アルミ系では三菱ケミカルインフラテックのALPOLIC/fr 4mmが1.79kg/㎡、APサービスセンター扱いのアルカベール ミーナストーンが1.9kg/㎡、LIXILのDanサイディング(アルミ)が約2.1kg/㎡と公式に記載し、YKK APやスマイルタイムは数値を公式に記載していません。
- 変褪色保証へんたいしょくほしょう
- 塗膜の色が著しく変わったり褪せたりしないことをメーカーが保証する製品保証で、年数は製品ごとに異なります。日本金属サイディング工業会会員のアイジー工業(表面材はガルバ鋼板)では塗膜変褪色が標準品10年・上位品20年で、保証対象は本体のみ、加工部・現場塗装箇所は対象外という条件が付きます。アルミ系ではLIXILのDanサイディングが「著しい変色や褪色がないことを15(10)年間保証」、IKホールディングス(一角)が「表面塗装は10年保証」と公式に記載し、YKK APのアルカベールやスマイルタイムの製品保証年数は公式に記載なしです。
- 防火構造・準耐火構造ぼうかこうぞう・じゅんたいかこうぞう
- 建築基準法で外壁などに求められる防耐火性能の区分で、国土交通大臣の認定を受けた構造方法を使います。日本金属サイディング工業会によれば認定番号は構造種別(FP耐火構造/QF準耐火構造/PC防火構造/QP準防火構造)・性能時間(120=2時間〜020=20分)・部位(BE外壁耐力壁/NE外壁非耐力壁/RS軒裏)・通算番号4桁で構成され、各会員企業が個別に取得します。LIXILのDanサイディングは「複数の準耐火構造・防火構造認定」を公式に掲げ、他の掲載企業の多くは認定番号が公式に記載なしです。
- みらいエコ住宅2026事業みらいえこじゅうたくにせんにじゅうろくじぎょう
- 住宅省エネ2026キャンペーンのリフォーム対象事業で、「躯体(床・壁・天井)の断熱改修を含む、幅広いリフォーム工事」が対象です。断熱芯材付きの金属サイディングで外壁を重ね張りする工事は壁の断熱改修に当たり得るため、対象要件と補助額は事務局サイトで確認します。掲載企業の公式サイトでこの事業への対応を明記した例は今回確認できませんでした。
- 役物やくもの
- 出隅・入隅・窓まわり・水切など、平らな本体パネル以外の納まりに使う部材の総称です。本体と役物の材質や色が揃っているかは、仕上がりと耐久性に関わる相談時の確認項目です。IKホールディングス(一角)はIKアルミサイディングについて「役物の材質もすべてアルミ合金の押出し成形品で統一」と公式に記載しています。
- 横張り・縦張りよこばり・たてばり
- サイディングを水平方向に張るのが横張り、垂直方向に張るのが縦張りです。JIS A 6711では縦張り形・横張り形・縦横兼用形の3形状に分類されます。YKK APはアルカベールのスタンダードシリーズに「ヨコ張り・タテ張りスタッコ」を用意し、LIXILのDanサイディングも横張り・縦張り・リフォーム重ね張りを対象に挙げています。
- リフォーム工事かし保険りふぉーむこうじかしほけん
- 住宅瑕疵担保責任保険協会によれば平成22年から発売された保険で、保険法人が対象工事部分を検査し、検査基準に適合すると判断した場合に引き受けます。保険期間は構造耐力上主要な部分・雨水浸入防止部分が5年間、その他の部分が1年間で、保険金は(修補費用等−10万円)×80%(事業者倒産時は100%)、事業者は保険法人への登録が必要です。外壁の重ね張りは雨水浸入防止部分に関わるため、施工会社が登録事業者かどうかを確認する材料になります。掲載企業の公式サイトでこの保険への登録を明記した例は今回確認できませんでした。
関連: 工事保証、重ね張り(カバー工法)
- ルーバーるーばー
- 細長い羽板を一定間隔で並べた部材で、目隠し・通気・日射遮蔽と意匠を兼ねてビル外装に使われます。三洋工業の「スカイマーカー」は屋上広告塔やクーリングタワーの目隠し、外部階段廻りに使われ、嵌合固定式は専用ストリンガーに嵌め込むだけで取り付きます。UACJ金属加工は不燃認定を取得したシート貼りルーバー、不二サッシは印刷技術で自然素材の表情を出す「ALBEAM+FORTINA」、デコプリライズは木目調・テラコッタ調のアルミルーバーを公式に掲げます。
【建物・頼み方別】アルミ外壁材のおすすめ3社
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アルミ外装材「アルカベール」は基本厚さ15mm、幅350〜400mm、長さ3〜4mで、モダン・木目柄・深絞り(石調)のシリーズがある。公式サイトは「錆びずに長期間安心」「外装材の中でも最軽量で建物への重量負担が少なく、塩害に強い」とし、塗装は「クオリティジェット」、芯材はノンフロン硬質プラスチックフォーム断熱材。横張り・縦張り・リフォーム重ね張りに対応する。
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自社のアルミ外壁材で施工実績14,000件超。窯業系の約1/9の軽さ、工事保証最高10年
表面材アルミ約0.4mm・芯材に硬質発泡ウレタンの断熱材・裏面に防水フィルムを持つ自社オリジナルのアルミ外壁材20種で、重ね張り(外断熱)リフォームを施工する。重量は窯業系サイディングの約1/9。施工実績14,000件以上、日本金属サイディング工業会の施工例写真コンテストに16年連続入賞。工事保証は最高10年と公式に記載する。
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A6063S-T5の押出形材にアルマイト・フッ素塗装。不燃認定・水密1500Pa、BIMデータと認定書を公開
外装・天井材スパンドレルはJIS H 4100 A6063S-T5のアルミ押出形材で、シルバー艶消・二次電解着色・フッ素樹脂焼付塗装(20/40μm)などの表面処理を選べ、製作限度6m、不燃性認定取得済み。バーチカルカーテンウォールNL-Rは水密性1500Paで自然換気機能付き、防火型は防火認定取得。ビル建材専門サイトでCAD・BIMデータ、WEBカタログ、防火認定書を提供し、富山銀行本店(2019年)などの採用事例を公式に載せる。