コンテナ洗浄機 · 用語集
コンテナ洗浄機 用語集
コンテナ洗浄機のカタログや見積で出てくる40語を、洗浄対象・方式・乾燥脱水・自動化・衛生法令・導入の6分野に分けて解説します。用例は掲載35社の公式サイトの記載から引用しています。
- IBCあいびーしー
- IBC(Intermediate Bulk Container)は液体や粉体をまとめて運ぶ中型の産業用容器で、製薬・化学・食品工場で使われます。内面洗浄と乾燥、洗浄後のバリデーションが求められるため、番重用とは別系統の洗浄設備になります。キットは製薬・化学・食品工場向けにIBCハンドリング設備と洗浄設備の設計・製造・設置・メンテナンスを公式に掲げています。
- アルカリ洗剤あるかりせんざい
- アルカリ洗剤は油脂やたんぱく汚れを分解する洗浄剤で、洗浄機では洗浄槽に自動供給して使います。食品衛生法施行規則 別表第17は「機械器具及びその部品の洗浄に洗剤を使用する場合は、洗剤を適切な方法により使用すること」と定めています。OMCのコンベヤ搬送式コンテナ洗浄乾燥機は60℃温水+アルカリ洗剤洗浄、キットの器具洗浄機は温水洗浄・アルカリ洗浄・すすぎ・イオン交換水リンスの工程を公式に記載しています。
関連: 温水洗浄、食品衛生法施行規則 別表第17、浸漬
- 一般的衛生管理いっぱんてきえいせいかんり
- 一般的衛生管理はHACCPの前提となる基本的な衛生管理で、施設・設備の清掃、機械器具の洗浄・消毒、従業員の衛生などを指します。厚生労働省のHACCP解説では、営業者は「一般的な衛生管理」と「HACCPに沿った衛生管理」の基準に基づいて衛生管理計画を作成し、清掃・洗浄・消毒について具体的な方法を定めた手順書を作成して実施状況を記録・保存するとされています。コンテナ洗浄機の導入は、この手順書に洗浄条件(温度・時間・洗剤)を数値で書けるようにする手段になります。
関連: HACCP、食品衛生法施行規則 別表第17
- エアー脱水えあーだっすい
- エアー脱水(エアーブロー)はブロワや圧縮空気を吹き付けて水滴を飛ばす方式で、格子状の底面や深い箱の隅の水切りに使われます。ヒーターを使わないため電気代が抑えられ、ボイラーやヒーターを一切使わない方式は「熱源ゼロ脱水」とも呼ばれます。イースタン技研のEAD-3Bは回転衝撃エアノズル16式でブロワ採用により電気代を削減、東洋機器工業はブロワーでワークの水を落とす除水機を公式に掲載しています。クロダ技研はエアーを活用し熱源無しで水分を除去する独自特許の脱水方式を「熱源ゼロ」と呼んで静音稼動と公式に記載し、プラテックの小型パレット洗浄機も熱源なしの省エネ洗浄で天日干し不要としています。
- AGVえーじーぶい
- AGV(無人搬送車)は床のガイドやセンサーで自走し、コンテナやパレットを洗浄機の搬入口まで運ぶ台車です。洗浄ラインにAGVを組み込むと、フォークリフト作業者を置かずに搬出入できます。東光技研工業の食品コンテナ洗浄装置はAGV搬出入の全自動ラインで、処理能力8〜10基/時、装置外形は長さ22,000×幅15,000mmと公式に記載しています。
- ATPふき取り検査えーてぃーぴーふきとりけんさ
- ATPふき取り検査は洗浄後の容器表面をふき取り、残った汚れの量を数値化して洗浄度を確かめる検査です。目視では分からない洗い残しを数値で比較できるため、洗浄機の導入前テストや日常点検に使われます。クレオは埼玉県羽生市の羽生プラーツで実機テスト洗浄とATPふき取り検査ができると公式に記載しており、持ち込んだコンテナの洗浄度を数値で確認してから機種を決められます。
- 遠心脱水えんしんだっすい
- 遠心脱水は容器を高速回転させて水滴を遠心力で振り切る方式で、熱風を使わないぶん省エネで、残水率(脱水後に残る水分の割合)で性能を表します。すぐに次の製品を入れる番重や、段積みして保管するパレットに向きます。クレオのコンテナ洗浄脱水機は高速回転の遠心力で省エネ水切り、ショウワの遠心脱水機SPD-2は500〜2700枚/時で残水1%、有光工業のパレット洗浄機は高速遠心回転方式で難しい水切りも簡単と公式に記載しています。
- 折コン(オリコン)おりこん
- 折コンは折りたたみコンテナの略で、空のときに畳んで容積を減らせる物流用容器です。畳めるぶん可動部が多く、洗浄中の型崩れや折りたたみ工程が設計上の論点になります。イシダテックの折りたたみコンテナー洗浄脱水装置は洗浄からすすぎ・折りたたみ・段積み・遠心脱水までを自動化し、クロダ技研は「たたんだまま」洗浄・乾燥できる方式を業界初と公式に記載しています。クレオのオリコン洗浄機はコンベヤ式で300〜2000枚/時です。
- 温水洗浄おんすいせんじょう
- 温水洗浄は洗浄水を加温して油脂やたんぱく汚れを落ちやすくする方式で、加熱源は蒸気か電気です。温度は機種と工程で異なり、洗浄槽とすすぎ槽で段階的に上げる設計もあります。イースタン技研のEAD-3Bは約60℃の温水、OMCのロボット搬送式は60℃温水4.0MPa、八木厨房機器製作所の汎用洗浄機は本洗浄槽65℃・仕上洗浄槽80℃・清洗い90℃と公式に記載しています。
- カゴ台車かごだいしゃ
- カゴ台車(カゴ車)は物流センターと店舗の間でオリコンやクレートを積んだまま運ぶキャスター付きの搬送台車です。台車から容器を降ろして洗う手間を省くため、積んだまま洗える方式や台車自体を洗う機種があります。クロダ技研のカゴ台車一体型プラコン洗浄脱水乾燥機はオリコン20段×2山×カゴ車2台を1時間に8〜10回洗浄・乾燥し、キサミツ技研は台車(ドーリー)と容器を上下2段で洗うダブル洗浄機を公式に掲載しています。
- 通い箱かよいばこ
- 通い箱は工場と取引先の間を往復して繰り返し使う搬送容器で、自動車部品や電子部品の分野で多く使われます。深い箱ほど底面格子に水が残りやすく、乾燥性能が機種選定の分かれ目になります。イースタン技研のEAD-3Bは深さ300mmの通い箱の乾燥を業界初と公式にうたい、東光技研工業は通い箱・トレー洗浄機を100〜600cs/時で公式に掲載しています。
- クレートくれーと
- クレートは牛乳・パン・青果などの配送に使う硬質プラスチックの通い容器で、番重と同じく段積みで回収されます。クロダ技研は汎用型プラコン洗浄脱水乾燥機で最大400クレート/時、北沢産業はクレート洗浄機KWVシリーズで500〜2000個/時を公式に掲げています。キサミツ技研のMithraは食品クレート規格の標準Ⅰ・Ⅱ型に適応します。
- 高圧洗浄こうあつせんじょう
- 高圧洗浄は数MPaの水圧で汚れを叩き落とす方式で、固着したシールや油汚れに強い反面、水量は少なめです。圧力はMPaで表され、機種ごとに公式仕様に載っています。ヒタカ精機のCW-501-200は水圧4.9MPaでロータリーノズルを毎分180回転させ、アイエムエイの「ぴかじゅう」は高圧水4〜8MPa、岡常歯車製作所のMCシリーズは噴射圧力5.0〜6.0MPaと公式に記載しています。
- コンベヤ式こんべやしき
- コンベヤ式は容器をコンベヤに載せて洗浄・すすぎ・水切りのゾーンを連続で通す方式で、大量処理に向きます。機長が長くなるため、設置スペースと搬入経路の確認が必要です。クレオはコンベヤ式コンテナ洗浄機を「一日500枚以上向け、大量処理」と公式に位置づけ、北沢産業の容器洗浄機KWVシリーズは500〜2000枚/時、マルゼンのコンテナ洗浄機コンベアタイプMDCCXは間口8,700mmで20〜40台/時です。
- サニタリーコンテナさにたりーこんてな
- サニタリーコンテナは食品・化粧品・化学の原料や中間品を衛生的に保管・搬送する大型の容器で、1基ずつ洗浄・乾燥する専用機が使われます。1基あたりの処理時間が長いため、能力は「基/時」や「基/日」で表されます。東光技研工業のサニタリーコンテナ洗浄機は処理能力12基/日、熱水洗ジェット→エアーブロー→クリーンルーム内乾燥の流れでHACCP対応と公式に記載しています。
- サンテナさんてな
- サンテナ(サンテナー)は青果や食品の運搬に使われるプラスチックコンテナの呼び名で、「サンテナーB#50」のように型番で指定されます。汎用コンテナより底や側面の穴が多い型式があり、洗浄機側は対応型番を明記していることがあります。小嶺機械の容器洗滌機CB-K型はサンテナーB#50四角コンテナ対応、キョウドウは洗浄対象にサンテナを公式に挙げています。
- 食品衛生法施行規則 別表第17しょくひんえいせいほうしこうきそく べっぴょうだいじゅうなな
- 食品衛生法施行規則 別表第17は一般的な衛生管理の基準を定めた表で、2018年の食品衛生法改正によるHACCP制度化に伴って整備されました。機械器具については「洗浄及び消毒を行い、所定の場所に衛生的に保管すること」「洗剤を使用する場合は、洗剤を適切な方法により使用すること」「食品と接触するおそれのあるものは、汚染又は作業終了の都度熱湯、蒸気又は消毒剤等で消毒し、乾燥させること」と定めています。運搬についても「食品又は添加物の運搬に用いる車両、コンテナ等は、必要に応じて洗浄及び消毒をすること」「品目が異なる食品等の運搬に使用した車両、コンテナ等を使用する場合は、効果的な方法により洗浄し、必要に応じ消毒を行うこと」と規定しており、コンテナ洗浄の法的な根拠になります。
- 浸漬しんせき
- 浸漬は容器を洗浄液に漬けて汚れをふやかす前処理で、手洗いでは下洗いとして行われます。洗浄機では浸漬槽を設ける機種と、噴射力で浸漬を不要にする機種に分かれます。八木厨房機器製作所の汎用洗浄機は浸漬・下洗い不要で上下と側面からの強力噴射で固着汚れを落とすと公式に記載し、ヒタカ精機とイシダテックは方式に浸漬を含めています。
- 水質汚濁防止法(排水基準)すいしつおだくぼうしほう(はいすいきじゅん)
- 水質汚濁防止法は工場や事業場から公共用水域へ出す排水の基準を定める法律で、環境省の一律排水基準はカドミウム等の有害物質と、pH・BOD・COD・SS等の生活環境項目について許容限度を定めています。生活環境項目の基準は「1日当たりの平均的な排出水の量が50立方メートル以上である工場又は事業場」の排出水に適用されます。コンテナ洗浄機は洗剤を含む排水を出すため、水使用量(ヒタカ精機MCSD-350は1000〜1500kg/H、キョウドウKYシリーズは18L/分)と排水処理の余力を導入前に確認する必要があります。
- スチーム(蒸気式)すちーむ
- 蒸気式は工場のボイラー蒸気で洗浄水を加熱する方式で、仕様には蒸気消費量(kg/h)と圧力が載ります。蒸気設備がない工場は電気式やガス式を選ぶことになります。マルゼンのMDCCXは蒸気消費量480kg/h(0.2MPa)、AIHOのCBV-600・CBB-61は蒸気式、八木厨房機器製作所の器具洗浄機は蒸気・電気・ガスの熱源を選べ、電気の取れない施設向けのガス式もあると公式にあります。
- スプレー洗浄すぷれーせんじょう
- スプレー洗浄はノズルから洗浄水を噴射して汚れを落とす方式で、コンテナ洗浄機の大半が採用しています。ノズルの配置・形状・圧力で洗浄力と死角の少なさが決まります。キョウドウは直噴ノズル(衝撃力)と広角ノズル(水量)の組み合わせで前洗い不要、中西製作所の容器洗浄機は上下5本のラジアルピッチのノズルパイプで死角を少なく洗浄すると公式に記載しています。
- ダブルリンスだぶるりんす
- ダブルリンスはすすぎを2段階に分け、前段のすすぎ水を再利用しながら仕上げのすすぎを清水で行う設計です。すすぎ回数を増やしつつ補給水を抑えるのが目的です。北沢産業は容器洗浄システムで排熱回収・機体断熱・ダブルリンスにより熱量(燃料)削減と補給水の節水を実現すると公式に記載しています。
- 段積み・段ばらしだんづみ・だんばらし
- 段ばらし(アンスタッカー)は積まれた容器を1枚ずつ洗浄機に供給する装置、段積み(スタッカー・ネスティング)は洗浄後の容器を再び積み上げる装置です。この2つを付けると投入と取り出しの人手が減り、無人運転に近づきます。クレオのパレット洗浄機PRD60は段ばらし・洗浄・脱水・熱風乾燥・段積みを一連で行い、三協はSCS洗浄ライン構築システムでアンスタッカーからスタッカー・台車移載まで組み、ヤマザキエンジニアリングのスタッカーはタッチパネルで段数を設定できると公式にあります。
- 中小企業省力化投資補助金ちゅうしょうきぎょうしょうりょくかとうしほじょきん
- 中小企業省力化投資補助金は「人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援」する制度で、カタログ注文型と一般型の2類型があります。カタログ注文型はカタログ掲載の汎用製品を導入する型で補助上限は最大1,500万円、一般型は個別現場に合わせた設備導入・システム構築で補助上限は最大1億円(第8回応募受付 2026年9月18日〜10月16日17:00)です。申請にはGビズIDプライムが必要で、オーダーメイドのコンテナ洗浄ラインは一般型で検討することになります。
- 低圧多水量ていあつたすいりょう
- 低圧多水量は圧力を抑えて水量を増やし、容器全体を一気に洗い流す方式です。折コンのように変形しやすい容器や、広い面をムラなく洗いたい用途に使われます。クレオは低圧多水量方式で一気に丸洗いすると公式に記載し、澁谷工業のオリコン洗浄システムは低圧水洗浄とガイド機構で洗浄中の型崩れを防ぐとしています。
- T11型パレットてぃーじゅういちがたぱれっと
- T11型は1970年に輸送用平パレットの標準規格として制定された1100×1100×144mmのパレットで、JIS Z 0601(一貫輸送用平パレット)で規定されています。国土交通省の官民物流標準化懇談会でもパレット標準化の推進がとりまとめられており、洗浄機の対応サイズもこの寸法を基準に書かれることが多いです。有光工業のパレット洗浄機CMMP-10BSⅡは対象パレット1100(L)×1100(W)×150(H)mm、プラテックの小型パレット洗浄機は標準パレット1100×1100に対応と公式に記載しています。
関連: パレット
- テスト洗浄・デモ機てすとせんじょう・でもき
- テスト洗浄は自社のコンテナと汚れをメーカーに持ち込む、またはメーカーが出張して実機で洗い、汚れ落ちと処理速度を確かめることです。デモ機はメーカーの工場や展示場に置かれた実機で、見学して動作を確認できます。クレオは羽生プラーツで実機テスト洗浄、東光技研工業は横浜の本社・試験場でテスト洗浄を受託、キットは社内での受託検証と出張テストの両方、クロダ技研は工場のデモ機見学、キョウドウはデモ機で納得のいくまで洗浄テストを繰り返すと公式に記載しています。
- トレイとれい
- トレイは浅い平板状の容器の総称で、コンテナ洗浄機の分野では食材トレー、給食トレイ、育苗用プラグトレイ、製パンの金属天板まで含まれます。深さが浅いぶん1枚ずつ立てて搬送する機構や、上下からのスイング噴射が使われます。イースタン技研のEAD-3Tは深さ20〜50mmのトレイ専用、岡常歯車製作所のMCシリーズは500mm角程度の食材トレーを300〜350枚/時、京和グリーンのKYC-T型は育苗プラグトレイを1枚約5秒で洗うと公式にあります。
- 熱風乾燥ねっぷうかんそう
- 熱風乾燥は加熱した空気を吹き付けて容器を乾かす方式で、洗浄後すぐに使いたい場合や減菌・除臭を兼ねたい場合に選ばれます。熱源は蒸気式か電気ヒータ式で、乾燥温度は機種により異なります。クレオのコンテナ洗浄乾燥機は熱風を当てて強力乾燥、キョウドウのKCFシリーズは100℃の高温乾燥、プラテックのパレット洗浄機は遠心脱水+ダブル熱風乾燥で減菌・除臭・殺虫効果があると公式に記載しています。
- 排熱回収はいねつかいしゅう
- 排熱回収は洗浄機や乾燥機から出る排気や排水の熱を給水や給気の予熱に使い、蒸気や燃料の消費を減らす装置です。温水洗浄と熱風乾燥を続けて行う大型機で効果が大きくなります。北沢産業のクレート洗浄乾燥機KWVシリーズは全て排熱回収装置付きと公式に記載しています。
- HACCPはさっぷ
- HACCPは食品の製造工程で危害要因を分析し、重要管理点を継続的に監視・記録する衛生管理の手法です。厚生労働省によると、令和3年(2021年)6月1日から原則としてすべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理への取組が求められ、衛生管理計画の作成、手順書の作成、実施状況の記録・保存、検証と見直しが必要です。三協はSANKYO洗浄機の5大特徴にHACCP考慮設計を挙げ、東光技研工業はコンテナ自動洗浄機とサニタリーコンテナ洗浄機をHACCP対応と公式に記載しています。
- バッチ式ばっちしき
- バッチ式は容器を洗浄室に入れて扉を閉め、1回分ずつ洗う方式です。設置面積が小さく人が1人で回せる反面、処理枚数は少なくなります。クレオはバッチ式コンテナ洗浄機を「一日500枚未満向け、省スペース」、AIHOはバッチ式CBB-61を「設置場所の限られた小規模施設向け」と公式に位置づけ、ヒタカ精機のHRM容器回転式は50〜100ケース/時を低価格・省スペースで実現するとしています。
- パレットぱれっと
- パレットは日本パレット協会の定義で「一つの単位にまとめた貨物を置くための面があり、人手またはフォークリフト等の専用車両により荷役、輸送、及び保管の全てが可能な構造をもつもの」です。樹脂パレットは食品・医薬品・レンタルパレット事業で洗浄需要があり、処理能力は「枚/時」で表します。クレオはパレット洗浄機PAR30〜PRD200(30〜200枚/時)、プラテックは10〜20枚/時の小型機から180〜210枚/時の洗浄事業用装置まで公式に掲載しています。
- 番重ばんじゅう
- 番重は食品工場や製パン・製菓・給食で食材や製品を運ぶ浅い箱型のプラスチック容器です。段積みして回収されるため、洗浄機は段バラシ・洗浄・脱水・段積みをまとめて扱う型式が多くあります。シブヤ精機の番重洗浄ラインは2寸・5寸(L550×W490×H87/167mm)の番重を扱い、ホバート・ジャパンのFUX-Cは600×400mmの容器・コンテナ・番重専用と公式にあります。
- 反転機はんてんき
- 反転機は容器の天地をひっくり返して開口部を下向きにし、洗浄水や残渣を抜けやすくする装置です。洗浄前に伏せて洗浄後に起こす構成で、投入時の人手を減らします。ホバート・ジャパンのFUX-Cはオプションの反転機で1オペレーションが可能、東光技研工業は独自技術のブース内自動反転機能で汚れのブース外への汚染を防ぎ、シブヤ精機の番重洗浄ラインは段バラシ→天地反転→洗浄→反転→段積の工程を公式に記載しています。
- 水リサイクルみずりさいくる
- 水リサイクルは仕上げすすぎの水を前段の洗浄水に回したり、ろ過して循環させたりして給水量と排水量を減らす仕組みです。水道代と排水処理の負担を下げるため、大量処理機ほど重要になります。クレオは水リサイクル装置で省水・省エネ、中西製作所は仕上げ水の再利用システム、北沢産業は洗浄水ろ過装置ですすぎ後の排水量を半減、ヤマザキエンジニアリングは洗浄水のろ過循環で給水使用量を大幅節約と公式に記載しています。
関連: ダブルリンス、排熱回収、水質汚濁防止法(排水基準)
- 無人化ラインむじんからいん
- 無人化ラインは投入から洗浄・乾燥・段積み・搬出までを人手なしで回す洗浄システムで、ロボット・カメラ・AIで容器の種類や向きを判別して処理します。ショウワは無人タイプの用途に食品加工・容器レンタル・自動車部品を挙げています。同社は2022年から物流用コンテナとオリコンをロボット・カメラ・AIで全工程無人化した洗浄ラインの納入を開始し、最高2000枚/時の大型と500枚/時の小型があり、1名作業可能・設置スペース従来比1/3と公式に記載しています。
- ものづくり補助金ものづくりほじょきん
- ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は「中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発を行うための設備投資等を支援」する制度です。2026年9月時点で第23次締切の公募要領が公開されており、補助上限・補助率は公募要領で確認が必要です。省エネ目的なら省エネ・非化石転換補助金(Ⅲ型 設備単位型など、4次公募は2026年10月上旬予定)も選択肢になります。
- ラベル剥離らべるはくり
- ラベル剥離は容器に貼られた出荷ラベルやシールを洗浄工程で自動的にはがす機能で、高圧水やエアアシストノズルで浮かせて剥がし、剥がれたラベルはろ過装置で回収します。物流用オリコンやクレートの回収洗浄では、この機能の有無が人手を大きく左右します。クロダ技研のラベルはくり機は全自動機で1時間400〜600枚、澁谷工業のケースウォッシャはエアアシストノズルによるラベル剥離とラベルろ過装置、キサミツ技研は容器に貼ったラベルを自動剥離させる機構を付加できると公式に記載しています。
【条件別】コンテナ洗浄機メーカーおすすめ3選
1日500枚以上を、ラインで洗うなら
株式会社クレオ(THE CREO CO.,LTD)
国内トップシェア(公式)。羽生の施設で自社のコンテナを実機テストしてから決められる
1日500枚未満向けのバッチ式と500枚以上向けのコンベヤ式に加え、洗浄乾燥機・洗浄脱水機・パレット洗浄機まで12製品をそろえる。低圧多水量方式と水リサイクル装置で省水・省エネ、全国8拠点のメンテナンス体制。埼玉県羽生市の「羽生プラーツ」で実機テスト洗浄とATPふき取り検査ができる。
物流のオリコン・カゴ台車を、2坪・1人で洗うなら
クロダ技研株式会社
カゴ台車に積んだまま、たたんだまま洗う。熱源ゼロの脱水で設置6㎡から
オリコンやクレートをカゴ台車に積んだまま、または折りたたんだまま洗浄・脱水・乾燥できる業界初(公式)の方式。設置スペース6㎡(約2坪)から、設置約1時間、作業員1名で最大400〜800個/時。熱源を使わない特許の脱水方式で静音、水量は約200Lで3日間。工場のデモ機を見学できる。
物流用コンテナを、AIとロボットで無人化するなら
株式会社ショウワ
2022年から完全無人化ラインを納入。飲料大手・パレットレンタルの実績
物流用コンテナとオリコンを、ロボット・カメラ・AIで投入から段積みまで無人で行う洗浄システムを2022年から納入。コンベヤタイプは300〜2,000枚/時、遠心脱水機は残水1%、洗浄〜遠心脱水まで自動のバッチタイプも用意する。会社全体の会社全体の主要納入先としてアサヒビール、キリンビール、サッポロビール、江崎グリコ、カゴメ、日本パレットレンタル、協同乳業、タカノフーズなどを公式に列挙する。