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グッズの売れ残りを減らしたい|初回の数量・型の保管・再販を判断する数字

アクセサリーグッズの売れ残りを減らすための、初回数量の決め方、型を残して再販する条件、数量で下がらない費用の見方、再販を決めるときに使う数字をまとめました。少量から作れる会社と型の保管条件を、掲載各社の公式記載で整理します。

公開 2026年10月1日

グッズで一番こわいのは売れ残りです。GEMILYAのグッズページも冒頭で、売れ残りがこわく、数を絞れば単価が上がるという板挟みを挙げています。

このページでは、初回を少なく出して、売れた分だけ足すための条件を整理します。数字と会社の事実は、掲載各社の公式サイトの記載だけを使っています。

在庫が残ると、保管の場所と手間がかかり、値引きで売ればブランドの印象にも響きます。作る前の段階で打てる手を、順番に見ていきます。

ここで扱うのは、金属のアクセサリーグッズを想定した考え方です。

売れ残りは初回の数量と型の扱いで決まる

在庫が残る原因は、初回に作りすぎることです。作りすぎる理由は、少なく作ると単価が上がり、追加するときにまた型代がかかると考えるからです。

  • 初回の最小ロットが小さい会社を選べば、作りすぎを避けられる
  • 型を保管してくれる会社なら、追加のときに型代がかからない
  • 同じ型で色を変えられれば、売れ筋の色だけ追加できる
  • この3つがそろうと少なく出して足すという進め方が成り立つ

逆に、最小ロットが大きく、型の保管期間が短い会社では、初回に厚く作る判断になりがちです。会社を選ぶ前に、この2つを確かめてください。

初回を少なくできる会社

掲載している17社のうち、最小ロットの個数を公開している会社から、少量に対応する会社を並べます。

会社最小ロット(公式記載)
GEMILYA最低ロットなし・1個〜
マリウス特注品1個〜
シンコー既成パーツ加工10個〜(オリジナル形状は100個〜)
Bizarre D.L.C素材・生産国により最小20個から作れる商品あり
寿商会真鍮1SKU 30個〜
サンワ製作所・ばん屋・AOTY36個・36点〜(各社の条件による)

少量ほど、1個あたりの初期費用の負担は大きくなります。それでも在庫を抱えて値引きするより、総額が小さく済む場合は多くあります。

型を残して再販するための条件

再販で型代がかかるかどうかは、型の保管の条件で決まります。保管について公式に書いている内容を確かめてください。

確認すること公式記載の例
原型の保管期間GEMILYA: 最終発注から6か月。期間内の同じ仕様の追加生産は原型代なし
ゴム型の寿命GEMILYA: ゴム型は消耗品で、劣化した場合は原型から作り直す費用が発生することがある
期間を過ぎたときGEMILYA: 整理する前に必ず連絡。希望があれば原型を返却(送料は依頼者負担)
追加生産への対応IVXJAPAN: 修理や追加生産にも対応

保管期間の数字を公開している会社は多くありません。見積の段階で何か月保管するか、期間後はどうなるかを書面で聞いてください。

数量で下がらない費用を知っておく

たくさん作れば安くなると考えて初回を厚くする前に、どの費用が下がらないかを確かめてください。GEMILYAは費用ごとの効き方を次のように公開しています。

費用数量を増やしたときの効き方(公式記載)
原型代・ゴム型代いちばん大きく効く
地金代ほとんど下がらない
研磨・仕上げ費、石留め費下がりにくい
メッキ費、検品・梱包費下がらない・ほぼ下がらない

下がるのは初期費用の按分だけです。初期費用が小さい案件なら、少なく作っても単価はそれほど上がりません。

再販を判断するときに使う数字

再販するかどうかは、感覚ではなく数字で決めると迷いません。次の数字を初回の販売中から記録してください。

  • 販売開始から売り切れまでの日数(会場別・通販別)
  • 色・サイズ別の売れた数
  • 再販の問い合わせ数や、通販の入荷通知の登録数
  • 追加生産の日数(GEMILYAは仕様確定からおよそ4週間)と、型の保管期限までの残り日数
  • 追加分の見積(地金相場で前回と単価が変わることがある)

型の保管期限が近いなら、期限の前に再販の判断をする必要があります。初回の発注時に、再販の判断日をカレンダーに入れておいてください。

色違い・サイズ違いを混ぜるとき

色やサイズを増やすと選ぶ楽しみは増えますが、売れ残りも増えやすくなります。混ぜるときは、色ごと・サイズごとの最小ロットを確かめてください。

  • GEMILYA: 同じデザインでサイズ違い・色違いを混ぜられ、仕様ごとに内訳を分けて見積
  • ばん屋: 金属アクセサリーは各色36個〜。2色展開なら36個×2色の72個
  • 寿商会: 真鍮は1SKU 30個〜(SKUは色・サイズの組み合わせごと)
  • トーキョードライブ: 合金・真鍮・SV925のオリジナルは1色50個〜

色ごとに最小ロットがある会社では、色を増やすほど初回の総数が増えます。初回は色を絞り、売れ筋の色を追加で足す方が在庫は残りにくくなります。

受注生産にするときの締切と発送日

在庫をまったく持たない方法が受注生産です。受付の締切から発送までの日数を、製作会社の日数で決めます。

会社締切後に必要な日数の目安(公式記載)
GEMILYA仕様確定からおよそ4週間
シンコー(既成パーツ加工)最短1週間
シンコー(オリジナル形状)試作画像15日〜+量産30日〜
AOTY国内生産1〜2か月、海外生産2〜3か月

受注生産では、サンプルを先に作って受付ページの写真に使います。締切後は仕様を変えずに量産に入れるよう、サンプルの段階で仕様を固めてください。

売れ残ったときの扱いを、作る前に決める

どれだけ工夫しても、売れ残りがゼロになるとは限りません。残った場合の行き先を作る前に決めておくと、初回の数量を決めやすくなります。

  • 次の公演やイベントの物販に回す
  • 通販に回し、期間を区切って販売する
  • ファンクラブの特典やノベルティに転用する
  • 色を変えて再販する前に、残った色を売り切る

転用の予定があるなら、袋や台紙に日付や公演名を入れない方が使い回しやすくなります。何を入れるかは、本体のデザインと一緒に決めてください。

少量にしたときの単価の上がり方を読む

少量にすると単価が上がりますが、その上がり方は案件によって違います。公開されている価格表で、数量による差の大きさを確かめておくと判断しやすくなります。

数量シンコーのメタルチャーム参考単価1,000個との差
100個@506約2.4倍
300個@330約1.6倍
500個@264約1.3倍
1,000個@209基準

この例では、100個で作ると1,000個の約2.4倍の単価ですが、総額は約4分の1です(金型代は別、2026年8月現在、税表記なし)。売り切れる見込みが500個なら、1,000個作って半分残すより、500個で作る方が総額は小さく済みます。

在庫を抱えない売り方を選ぶ

最後に、在庫の持ち方別に売り方を整理します。どの売り方でも、初回の数量と型の扱いが決まっていることが前提です。

売り方在庫の持ち方向く会社の条件
受注生産注文数だけ作る少量から作れる(1個〜・10個〜)
少量先行+追加初回を絞り、売れた分を足す型を保管し、追加の日数が短い
色違いの段階販売売れ筋の色だけ足す同じ型でメッキの色を変えられる
一括生産全数を初回で作る数量別の単価表があり、総額を読みやすい

どの売り方を選ぶにしても、初回の発注のときに追加の条件まで聞いておくことが大切です。型の保管期間、追加の最小ロット、追加の日数の3つを、見積と一緒に書面でもらってください。

最後に、在庫の判断は一度で終わりではありません。初回の売れ方を記録して次の発注に生かすことで、2回目以降は数量の読みが確実に近づいていきます。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

グッズを少しだけ作って、売れたら追加できますか?

できます。GEMILYAは最低ロットを設けず、原型を最終発注から6か月保管し、期間内の同じ仕様の追加生産には原型代がかからないとしています。ゴム型は消耗品なので、劣化した場合は作り直しの費用が発生することがあります。

たくさん作れば単価はどこまで下がりますか?

下がるのは原型代や型代を個数で割る部分です。GEMILYAは、地金代やメッキ・研磨・検品など1個ずつの工程は数量が増えても1個あたりほとんど変わらないと説明しています。

再販のとき前回と同じ価格になりますか?

ならないことがあります。地金代は相場×重量で決まるため、シルバーや金は追加の時点の相場で単価が変わります。追加分の見積を取り直してから販売価格を決めてください。

【条件別】アクセサリーグッズ製作会社おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

売れる数が読めないグッズを、1個から型を残して始めるなら

PRGEMILYA(ジェミリア)

初回は少なく、売れたら足す。原型は6か月保管

最低ロットを設けず、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮の5種を1個から作れる。グッズ・ノベルティ専用ページで、型を保管して売れた分だけ追加生産する進め方と、同じ型でメッキの色を変えて通常版と限定版を分ける出し方を案内している。原型は最終発注から6か月保管され、期間内の追加生産は原型代がかからない。

LINEで無料相談する(公式)当サイトの紹介を読む

2

物販のラインナップを数百個単位でまとめて作るなら

株式会社アクセサリーマルタカ

金属チャームもアクスタも布も。単価と納期の目安を公開

1925年創業、中国・青島の自社工場と国内外100社余りの加工工場を使い、企画から検品・梱包・納品まで一貫して受ける。事例には東京メトロのシンボルマークのバッグチャーム、芸能タレント事務所のアクリルスタンド、キャラクターグッズ企画会社のポーチが並ぶ。バッグチャーム・キーホルダーは@800円から、納期は最短5週間と公開している(税表記なし)。

株式会社アクセサリーマルタカの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

ピンバッジ・平型のメタルチャームを、価格表を見て決めるなら

株式会社シンコー(金属ノベルティ専門.com)

既成パーツなら10個・最短1週間。オリジナル形状は100個から

1986年創業のシンコーが運営する金属ノベルティの専門サイト。既成パーツに絵柄を加工するミドルカスタムは最少10個・最短1週間・デザイン料無料。オリジナル形状のフルカスタムは100個からで、メタルチャーム&キーホルダーは100個で@506円、1,000個で@209円、金型代18,700円という参考価格を出している(2026年8月現在、税表記なし)。

株式会社シンコー(金属ノベルティ専門.com)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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