3比較ハブ溶射の外注(フレーム・アーク・プラズマ・HVOF、セラミック・超硬・自溶合金、厚さと密着力、ロール・シャフトの補修と新品の比較、封孔、出張溶射、硬質クロムめっきの代替)
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溶射の外注(フレーム・アーク・プラズマ・HVOF、セラミック・超硬・自溶合金、厚さと密着力、ロール・シャフトの補修と新品の比較、封孔、出張溶射、硬質クロムめっきの代替) · 2026年10月時点

迷ったらこれ。溶射の外注の3選と、条件別の第一候補

18社の公式情報と、補修と新品の比べ方、皮膜の公開値を調べました。JISの一覧、EUと環境省の規制の原文、上場会社の決算資料も見ています。選ぶ軸は3つで、形、補修か新品か、皮膜の試験です。

  • 18社を調査
  • 各会社の公式サイト
  • 調査日 2026年10月11日
  • 更新 2026年10月11日
イラストはイメージです(特定の製品ではありません)

編集部の結論

まず形を見ます。小さな穴の内面や複雑な形は溶射に向かないので、めっきのまま残します。補修か新品かは予備品の有無で決め、予備品がなければ補修です。基本は、シャフトの補修の共進サーフェーシング、硬質クロムの置き換えの新中央工業、現地施工の大阪富士工業です。

決め手は、皮膜の試験の書き方です。密着力の公開値は会社ごとに単位も条件も違い、剥がれたときの保証期間を公開する会社はありませんでした。JIS H 8402などの試験方法と、再施工の条件を書面にしてください。

もう一つは、価格の動きです。建築鉄骨向けの溶射工法の公表価格は、2026年1月号から10月号で約19%上がっていました。硬質クロムめっきは、六価クロムの排水規制で負担が重くなる方向なので、量産品はHVOFの試作を早めに進めましょう。

編集部・2026年10月。18社の公式サイト、補修と新品の比べ方、皮膜の公開値、上場会社の決算資料を確認しました。JISの一覧、EUR-Lexの規則、環境省の省令改正、公表価格の過去の記録も読んでいます。

【基本3選】シャフトの補修、硬質クロムの置き換え、現地施工の第一候補

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

摩耗したシャフトやローラーを、補修して戻すなら

株式会社共進サーフェーシング

超硬溶射(HP-HVOF)から自溶性合金、肉盛溶接まで持ち、補修から動バランス調整まで一貫で行います。補修と新品の比べ方も公開しています。

  • 比較した会社共進サーフェーシング
  • 得意な溶射シャフト・ローラーの補修
  • 補修・肉盛り溶射・肉盛溶接で再生
選んだ理由を読む

補修の納期を1〜2週間、新作を2〜4週間と示し、新品が有利な条件まで書いています。図面なし・現物対応・小ロットを歓迎し、硬質クロムとの硬さの比較も公開しています。

  • 補修1〜2週間
  • 新品が有利な条件も明記
  • 図面なし・現物対応

株式会社共進サーフェーシングの公式サイトへ特徴・対応条件を見る →

硬質クロムめっきの部品を、HVOF溶射に替えるなら

新中央工業株式会社

HVOFで密着力800kgf/cm²以上、気孔率1〜2%の皮膜をつくり、研削と超仕上げまで社内で行います。

  • 比較した会社新中央工業
  • 得意な溶射硬質クロム代替のHVOF
  • 補修・肉盛り記載なし
選んだ理由を読む

ブラスト後の粗さを測って密着性を保証すると書き、計器も毎年校正するとしています。材料はWC-Co-Crで、溶射から仕上げまで1社なので寸法の責任が一つになります。

  • 密着800kgf/cm²以上
  • 気孔率1〜2%
  • 研削・超仕上げまで

新中央工業株式会社の公式サイトへ特徴・対応条件を見る →

発電所や製鉄所の設備を、止める期間を短く現地で直すなら

大阪富士工業株式会社

肉盛溶接と溶射を客先の構内でも施工し、ボイラ、風力発電のナセル内、LNG気化器の例があります。従業員は2,055人です。

  • 比較した会社大阪富士工業
  • 得意な溶射プラントの肉盛溶接と溶射
  • 補修・肉盛り肉盛溶接・溶射で補修
選んだ理由を読む

製鉄所の構内に事業所を開いて育った会社で、現地でのロール補修やプレスの補修工事も行います。売上高は259億円(2025年度実績)で、大型の工事を任せられる規模があります。

  • ボイラや風力の現地溶射
  • 現地でのロール補修
  • 従業員2,055人

大阪富士工業株式会社の公式サイトへ特徴・対応条件を見る →

会社18社の比較表

溶射の外注会社 18社の比較(おすすめ3社が先頭)
会社比較した会社得意な溶射補修・肉盛り最大サイズ皮膜の公開値出張・現地施工料金の公開
株式会社共進サーフェーシング公式 · 2026-10-11確認共進サーフェーシングシャフト・ローラーの補修溶射・肉盛溶接で再生記載なし超硬溶射HV1300以上記載なし補修7万円の例あり
新中央工業株式会社公式 · 2026-10-11確認新中央工業硬質クロム代替のHVOF記載なし記載なし密着800kgf/cm²以上、気孔率1〜2%記載なし記載なし
大阪富士工業株式会社公式 · 2026-10-11確認大阪富士工業プラントの肉盛溶接と溶射肉盛溶接・溶射で補修記載なし記載なし発電所・製鉄所で現地施工記載なし
株式会社アイ・シイ・エス公式 · 2026-10-11確認アイ・シイ・エス航空・エネルギーの機能皮膜記載なし記載なし皮膜厚0.01〜1mm記載なし記載なし
株式会社小出ロール鐵工所公式 · 2026-10-11確認小出ロール鐵工所大型ロールの研磨と再生肉盛・めっき・溶射長さ12m・40t円筒研削でRa0.03まで出張で採寸記載なし
村田ボーリング技研株式会社公式 · 2026-10-11確認村田ボーリング技研長尺ロールのセラミック皮膜を除去して再溶射直径1,600×長さ8,000mmセラミック標準100〜300μm記載なし都度見積もり
株式会社長門メタリコン製作所公式 · 2026-10-11確認長門メタリコン製作所防食とセラミックの溶射記載なし長さ15m・重さ15t密着3〜5から10〜20N/mm²以上記載なし仕様と面積で見積もり
日本コーティング工業株式会社公式 · 2026-10-11確認日本コーティング工業セラミック溶射と研磨仕上げ再溶射に対応直径800×5,000mmの実績研磨後200〜300µm、Hv500〜1000記載なし記載なし
新潟メタリコン工業株式会社公式 · 2026-10-11確認新潟メタリコン工業試作の溶射とめっき軸の再溶射に対応記載なし記載なし記載なし記載なし
株式会社西野製作所公式 · 2026-10-11確認西野製作所硬質クロムと溶射の両方溶接・溶射で補修記載なし自溶合金の密着1,020kgf/cm²以上記載なし記載なし
株式会社日本鋳造技術研究所公式 · 2026-10-11確認日本鋳造技術研究所非粘着・離型の溶射硬化肉盛・寸法復元記載なし記載なし記載なし記載なし
日鉄ハードフェイシング株式会社公式 · 2026-10-11確認日鉄ハードフェイシング製鉄所ロールの自溶合金ロールに溶接・溶射記載なし記載なし記載なし記載なし
大阪ウェルディング工業株式会社公式 · 2026-10-11確認大阪ウェルディング工業自溶合金の厚膜とHVOF再生・補修も行うフュージング炉2.4m口・3t自溶合金0.5〜1.5mmが適正記載なし記載なし
プラズマ技研工業株式会社公式 · 2026-10-11確認プラズマ技研工業真空プラズマとコールドスプレー記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
株式会社シンコーメタリコン公式 · 2026-10-11確認シンコーメタリコンJIS表示工場の溶射全般記載なし記載なし密着・気孔率の試験データ記載なし記載なし
トーカロ株式会社公式 · 2026-10-11確認トーカロ半導体・FPD装置の皮膜記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
株式会社東京ハードフェイシング公式 · 2026-10-11確認東京ハードフェイシング製鉄所ロールの再生肉盛溶接・溶射で再生記載なしWC-NiCr系でHv1000記載なし記載なし
吉川工業株式会社公式 · 2026-10-11確認吉川工業溶射と機械加工の一貫部品の補修・再生工場内は5tまで研磨後Ra0.1μm程度ボイラーチューブなど記載なし

※編集チーム調べ。各社公式サイトの記載をもとに作成(2026年10月調査時点)。「記載なし」は公式サイトに該当する記述が見つからなかった項目です。

編集部の分析

18社について、公式サイトに加えて決算資料・公的統計・過去の料金などを集め、同じ物差しで考えた分析です。各項目の根拠は末尾の「この分析の根拠」に載せています(2026年10月11日時点)。

迷ったらこう選ぶ

表を上から順に見て、最初に当てはまる行が第一候補です。基本3選は、共進サーフェーシング、新中央工業、大阪富士工業です。

選ぶ軸は3つで、上から順に絞ります。

  1. 溶射が使える形かを先に確かめる。溶射は、小さな穴の内面や複雑な形が苦手です。
  2. 補修か新品かは、予備品の有無で決める。予備品がなく設備が止まるなら補修、予備品があるなら単価と寿命で比べます。
  3. 皮膜の厚さと密着力の試験を、図面に書く。剥がれたときの保証期間を公開している会社はありません。

このページでは、溶かした金属やセラミックの粒子を吹き付けて皮膜をつくる加工を溶射と呼びます。HVOFは高速フレーム溶射の略です。自溶合金溶射は、溶射のあとに皮膜を再溶融(フュージング)して緻密にする方法です。封孔処理は、皮膜の小さな孔を樹脂などでふさぐ処理です。

あなたの状況第一候補こうなら逆転いちばんのリスク
小さな穴の内面や複雑な形が主硬質クロムのまま(西野製作所)外径の摺動面だけ → 新中央工業六価クロムの規制が厳しくなる
発電所や製鉄所の設備を現地で大阪富士工業(基本3選)外せる部品を工場で → 吉川工業料金と工期が非公開
摩耗したシャフトやローラー共進サーフェーシング(基本3選)全体が変形・クラック多数 → 新品補修の単価が新品より高い例
硬質クロムの部品をHVOFに新中央工業(基本3選)0.5mm超の厚膜 → 大阪ウェルディング工業最大サイズが非公開
熱延や酸洗ラインのロール日鉄ハードフェイシング(条件別)冷延ロールを溶射材から → 東京ハードフェイシング料金と納期が非公開
長さ8m級のロールにセラミック村田ボーリング技研(条件別)研磨で200〜300µmに → 日本コーティング工業衝撃部は剥離の原因と明記
半導体・FPD装置の部品トーカロ(条件別)真空プラズマを試す → プラズマ技研工業料金と納期が非公開
タンクや鋼構造物の防食長門メタリコン製作所(条件別)JIS表示工場で → シンコーメタリコン薬品は封孔剤の耐性しだい
試作1個で、めっきとも比べる新潟メタリコン工業(条件別)非粘着を無償で試す → 日本鋳造技術研究所料金が非公開

注 表は上の行ほど優先します。各社の公式ページによります(2026年10月11日確認)。

溶射は、穴の中と複雑な形が苦手

日本溶射工業会の技術情報は、溶射は複雑な形状への均一な施工や、小孔面への加工が難しいと書いています。日本コーティング工業も、内径や複雑な形状への溶射には制約があるとしています。

摺動面が小さな穴の内面にある部品は、溶射を候補から外します。粒子をまっすぐ吹き付ける加工なので、奥まで均一に付かないからです。その部位は、めっきや別の工法のまま残します。

補修は、予備品がないときに勝つ

共進サーフェーシングは、新作の納期を2〜4週間、溶射補修の納期を1〜2週間としています。同社のコラムでは、10年前の新作軸2万円に対し、現在の溶射補修が7万円の例を挙げています。そのうえで、判断の基準は単価ではなく総コストと設備停止時間だと書いています。

予備品のない設備の軸は、補修を先に見積もります。補修のほうが納期が短く、止まる日数がそのまま減るからです。予備品がある設備は、新品と補修を単価と寿命で比べ、安いほうにします。

硬質クロムからHVOFへは、外径の摺動面から

日本溶射工業会の比較では、硬質クロムめっきの硬さはHv800〜900です。WC-12Coの溶射皮膜は、Hv1100以上です。同会の摩耗試験では、HVOFのWC-Co皮膜は硬質クロムより耐摩耗性が3〜5倍優れていました。

硬質クロムの部品をHVOFに替えるなら、外径のロッドやシャフトの摺動面から始めます。硬さと耐摩耗の公開値で溶射が上回り、形の制約も受けにくいからです。穴の内面は、めっきのまま残します。

気にしなくていいこと

  • 「〇倍長持ち」という倍率です。試験の条件で変わり、自社の摩耗の仕方とは一致しません。
  • 「すべての溶射法を持つ」という表示です。決めるのは、部品に合う1つの方法です。
  • 「1個から」という表示です。溶射は1品物が多く、調べた会社の多くが受けます。

言いにくいこと

機械部品の溶射の料金を金額で示していたのは、18社のうち共進サーフェーシングの補修7万円の例だけでした。その例も10年前の新作との比較で、税の表記はありません。剥がれたときの保証期間を公開している会社は、見つかりませんでした。

見積もりでは、剥がれたときの再施工の条件を書面にします。日本コーティング工業や村田ボーリング技研は、使い方によって剥がれる場合があると明記しているからです。使用環境を正直に伝え、保証の対象外になる条件も先に聞きます。

上場のトーカロの2026年3月期では、溶射加工(単体)約407億円のうち、半導体・FPDが約248億円でした。鉄鋼は約40億円で、2027年3月期第1四半期は前年同期比15.9%減です。

製鉄設備や一般機械の補修は、補修を主にする会社にも必ず見積もりを取ります。上場大手の伸びは半導体・FPD向けで、鉄鋼向けは減っているからです。大手と補修の専門会社の両方に、同じ条件で聞きます。

この分析の根拠(6件)

補修か新品か:補修が安くなる条件

補修は単価では新品より高いことがあります。勝つのは、予備品がなく、止まる日数を減らせるときです。

補修と新品のどちらが有利かについて、共進サーフェーシングが挙げる条件です。

有利な方条件
補修摩耗が局所にとどまる
補修母材が健全
補修納期が厳しい
補修設備停止の損失が大きい
新品全体が変形している
新品クラックが多い
新品設計変更が必要

注 共進サーフェーシングの修理と新作のコラムによります(2026年10月11日確認)。同社は、母材に大きな損傷がある場合や強度に不安がある場合も、新品のほうが合理的としています。

日本コーティング工業は、既存の皮膜を除いて再溶射すれば、素材から作り直すより短納期で安くできるとしています。村田ボーリング技研も、摩耗した皮膜は除去してから再溶射できると書いています。

たとえば、補修が新品より5万円高く、補修のほうが7日早いと仮定します。この場合、1日の停止損失が7,143円以上の設備なら、補修のほうが総額で安くなります編集部の試算。

補修か新品かは、単価の差を、早くなる日数で割った値で決めます。1日の停止損失がその値を超える設備では、補修が得になるからです。予備品がある設備は停止損失がないので、単価と寿命だけで比べます。

一度溶射した部品は、繰り返し直せる

共進サーフェーシングは、溶射は同じ部位を繰り返し補修できると書いています。大阪ウェルディング工業は、自溶合金の再溶融では全体が1,000度以上になり歪みが出るとしています。そのため、部品全体に加工しろを残して溶射すると説明しています。

新品を作るときに、摩耗する部位へ最初から溶射をかけておきます。次からは皮膜を除いて再溶射するだけで、軸そのものを作り直さずに済むからです。精密な軸には、歪みの出る自溶合金ではなくHVOFを選びます。

この分析の根拠(5件)

硬質クロムめっきの代替:HVOFの公開値と六価クロムの規制

硬さと耐摩耗の公開値では、HVOFが硬質クロムを上回ります。日本の排水基準は2024年4月に厳しくなりました。

硬質クロムめっきとHVOF溶射を比べた公開値です。

項目硬質クロムめっきHVOF溶射出した会社
硬さHv800〜900Hv1100以上日本溶射工業会
硬さHV800〜1000HV1300以上共進サーフェーシング
厚さ0.0数〜0.数mm0.数〜数mm共進サーフェーシング
耐摩耗性基準3〜5倍日本溶射工業会
耐久性基準3〜4倍新中央工業
水素脆性危険性大なし日本溶射工業会
複雑な形困難困難日本溶射工業会

注 溶射側は、日本溶射工業会がWC-12Co、共進サーフェーシングがWC-Co系の値です。日本溶射工業会の3〜5倍は、大越式摩耗試験で相手材をS45Cとした結果です。新中央工業の3〜4倍は、航空機業界の説明として書かれた値です。

六価クロムの規制

EUでは、欧州委員会規則348/2013で、三酸化クロムがREACH規則の附属書XIVに加わりました。附属書XIVの日没日は2017年9月21日、申請の期限は2016年3月21日です(EUR-Lex)。

日本では、六価クロム化合物の排水基準が0.5mg/Lから0.2mg/Lに改められました。施行は2024年4月1日です(環境省)。電気めっき業の事業場には、暫定基準として0.5mg/Lが3年間適用されます。横浜市は、この暫定基準を2027年3月31日までと案内しています。

硬質クロムめっきは、日本では今も使えますが、めっき会社の排水の負担は重くなっていくと見ます。電気めっき業の暫定基準が、2027年3月31日までと案内されているからです。量産の部品は、今のうちにHVOFの試作で置き換えの可否を確かめておきます。

新中央工業は、航空機の業界では硬質クロムからHVOFへの切り替えが進んでいると書いています。

置き換えの試作では、硬さだけでなく、相手材の摩耗と仕上げの粗さも比べます。溶射は研削やラッピングで仕上げる前提で、めっきと仕上げの工程が違うからです。仕上げまで社内で行う会社に頼むと、寸法の責任が一つになります。

この分析の根拠(6件)

皮膜の厚さ・密着力・気孔率と封孔

密着力の公開値は、会社ごとに単位も条件も違います。JISの試験方法で指定して、初めて比べられます。

皮膜の厚さ、密着力、気孔率について、各社が公開している数字です。

会社項目公開値
大阪ウェルディング工業適正厚みWC0.1〜0.2mm、自溶合金0.5〜1.5mm
村田ボーリング技研標準厚みセラミック100〜300μm
日本コーティング工業研磨後の厚さ通常200〜300µm、1mm以上も可
新中央工業HVOFの密着力800kgf/cm²以上
西野製作所自溶合金の密着力1,020kgf/cm²以上
長門メタリコン製作所密着強さ3〜5N/mm²から10〜20N/mm²以上
新中央工業HVOFの気孔率1〜2%

注 各社の公式ページによります(2026年10月11日確認)。単位は各社の表記のままで、換算はしていません。長門メタリコン製作所の値は、材料と条件で変わるとしています。

溶射の規格には、JIS H 8300の亜鉛・アルミ溶射とH 8302の肉盛溶射があります。H 8303は自溶合金溶射、H 8304はセラミック溶射、H 8306はサーメット溶射です。皮膜の厚さの試験はJIS H 8401、引張密着強さの試験はJIS H 8402です(日本産業標準調査会のJIS一覧)。

図面には、JISの番号と、厚さと密着力の試験方法を書きます。会社ごとに単位も条件も違い、公開値のままでは比べられないからです。合格の値は、試験片の作り方と一緒に決めます。

前処理のブラストと封孔

新中央工業は、アルミナのブラストの粒度と角度を決め、ブラスト後の粗さを測ることで密着性を保証するとしています。長門メタリコン製作所は、溶射皮膜にはピンホールがあり、薬品は封孔剤が耐えるときだけ使えると書いています。日本コーティング工業は、真空含浸の装置を持っています。

薬品や水にさらされる部位は、封孔剤の種類と耐える薬品を見積もりに書いてもらいます。皮膜に孔があると、薬品が母材まで届いて下から腐食するからです。ブラスト後の粗さを記録する会社なら、密着の不良も追えます。

この分析の根拠(13件)

溶射法の選び方:ワイヤー・プラズマ・HVOF・自溶合金

基材の温度が低いのはHVOFとプラズマ、密着が強いのは自溶合金です。自溶合金は再溶融で歪みます。

溶射の方法ごとに、公開されている特徴をまとめました。

方法公開されている特徴出した会社
ワイヤー溶射標準の厚み1〜10mm村田ボーリング技研
プラズマ溶射セラミックに使う日本コーティング工業など
HVOF素材の温度は150度以下大阪ウェルディング工業
自溶合金溶射再溶融は1,000度以上で歪む大阪ウェルディング工業
自溶合金の厚膜厚さ30mmまで大阪ウェルディング工業

注 各社の公式ページによります(2026年10月11日確認)。基材の温度は、村田ボーリング技研と長門メタリコン製作所が100℃位まで、日本コーティング工業が120℃以下としています。

西野製作所は、自溶合金の皮膜は母材と合金層で結合し、無気孔になるとしています。一方で、再溶融の温度が高いので歪みが出て、部品全体に加工代が要ると書いています。

薄い部品や精密な軸は、基材の温度が低いHVOFかプラズマで頼みます。自溶合金は密着が強い一方、再溶融で歪むからです。厚く盛る必要がある摩耗の激しい部位だけ、自溶合金を選びます。

この分析の根拠(6件)

出張溶射と大物

取り外せない設備は、現地施工の実績を分野で示す会社に頼みます。外せる部品は工場で研磨まで仕上げます。

大物と現地施工について、各社が公開している内容です。

会社公開の内容種類
大阪富士工業ボイラや風力ナセル内の溶射現地施工
吉川工業ボイラーチューブなど現地施工
長門メタリコン製作所長さ15m・重さ15tまで工場内
小出ロール鐵工所研磨は長さ12m・40tまで工場内
村田ボーリング技研過去最大で直径1,600×8,000mm工場内
吉川工業工場内は5tまで工場内

注 各社の公式ページによります(2026年10月11日確認)。小出ロール鐵工所の数字は研磨加工の能力で、溶射を社内で行うかは確かめられませんでした。

大阪富士工業は、発電所のボイラの溶射・肉盛溶接、風力発電のナセル内での溶射、LNG気化器の溶射を現地で施工しています。従業員は2,055人(2026年4月15日時点)です。

取り外せない大型設備は、現地施工の実績を分野で示す会社に頼みます。現地は足場、換気、粉じんの対策が要り、工場の溶射と段取りが違うからです。外せる部品は、工場で研磨まで仕上げる会社のほうが寸法を管理しやすいと見ます。

この分析の根拠(5件)

料金の公開例と値上げ

機械部品の溶射の料金を金額で示していたのは、18社中1社の補修の例だけでした。建築鉄骨向けの溶射工法の公表価格は、1年たたずに約2割上がりました。

溶射の料金で、金額が公開されていた例です。条件がそろわないので、例どうしは比べていません。

公開した所内容金額税の表記
共進サーフェーシング現在の溶射補修の例7万円記載なし
共進サーフェーシング10年前の新作軸の例2万円記載なし
積算資料の公表価格建築鉄骨の常温金属溶射19,587円/m²税別
大阪産業技術研究所溶射装置の使用料1時間9,900円税込

注 共進サーフェーシングのコラム、積算資料公表価格版2026年10月号、大阪産業技術研究所の料金表によります。公表価格は、ある工法の亜鉛・アルミ擬合金の最低膜厚100μm、封孔処理込み、500m²規模の材工共の値です。

長門メタリコン製作所は、価格は依頼の仕様と加工面積が基準になるとしています。村田ボーリング技研も、面積、装置、材料、研削仕上げの有無で値段が違い、その都度の見積もりになると書いています。

値上げの記録

この常温金属溶射の工法の公表価格は、2025年6月号と2026年1月号で16,398円/m²でした。どちらもWeb Archiveの記録です。2026年10月号では19,587円/m²で、2026年1月号を基準に約19%高くなっています編集部の試算。

溶射の見積もりは、半年以上前の価格を前提にしません。公開された溶射の工事単価が、1年たたずに約2割上がった例があるからです。長く頼む部品は、材料と燃料の費用で単価を見直す条件を決めておきます。

大阪産業技術研究所のエアロプラズマ溶射装置の使用料は、1時間9,900円(税込)です。指導が要る場合は、別に30分2,500円がかかります。

溶射が効くかを安く確かめたい試作は、公設試験研究機関の装置も候補にします。1時間単位で使え、外注の最低料金を払う前に方向を決められるからです。

長門メタリコン製作所の納期は、通常3日〜1週間位です。共進サーフェーシングは、溶射補修を1〜2週間としています。

この分析の根拠(7件)

頼み方と、見積もりで聞くこと

溶射法、仕上げ後の厚さ、密着の試験、封孔、再施工の5つを書面にしてから発注します。

手順は4つです。まず、溶射が使える形か、補修か新品かを決めます。次に、溶射の方法とJISの番号、仕上げ後の厚さを図面に書きます。続いて、ブラスト、封孔、仕上げの粗さ、試験の方法を見積もりで確かめます。最後に、試作か最初の1本で密着と寸法を確かめてから、本番に入ります。

見積もりで書面にしてもらうこと理由
母材と、摩耗の仕方合う溶射法が決まる
溶射法とJISの番号会社任せにしない
仕上げ後の厚さと粗さ研削の量が決まる
密着力の試験方法と合格値単位と条件がそろう
ブラスト後の粗さの記録密着不良を追える
封孔剤と耐える薬品下からの腐食を防ぐ
歪みの許容と加工代自溶合金は歪む
剥がれたときの再施工保証は公開されていない

注 右の列は編集部の要約です。

吉川工業は、研磨仕上げでRa0.1μm程度、寸法は0.01mm単位の公差で仕上げられるとしています。共進サーフェーシングは、図面がなくても現物から対応するとしています。

図面のない古い軸は、現物対応と動バランス調整まで受ける会社に出します。寸法を測り直す手間と、回転体の振れの確認が一度で済むからです。外径の公差は、溶射と研削を同じ会社で行う前提で決めます。

この分析の根拠(4件)

調べた18社と、選んだ・外した理由

18社それぞれについて、選んだか外したかと、その理由です。

会社扱いと理由
共進サーフェーシング基本3選。シャフトの補修と新品の比較
新中央工業基本3選。硬質クロムをHVOFに
大阪富士工業基本3選。プラントの現地施工
西野製作所条件別。硬質クロムと溶射を同じ会社で
日鉄ハードフェイシング条件別。製鉄所のロール
村田ボーリング技研条件別。長いロールのセラミック
トーカロ条件別。半導体・FPDの装置部品
長門メタリコン製作所条件別。防食溶射と封孔
新潟メタリコン工業条件別。試作1個とめっきの比較
吉川工業逆転の候補。溶射から研磨まで
大阪ウェルディング工業逆転の候補。厚い自溶合金とHVOF
東京ハードフェイシング逆転の候補。製鉄所ロールの再生
日本コーティング工業逆転の候補。セラミックの研磨仕上げ
プラズマ技研工業逆転の候補。新しい溶射法を試す
シンコーメタリコン逆転の候補。JIS表示工場
日本鋳造技術研究所逆転の候補。非粘着の溶射
アイ・シイ・エス比べ先。航空・エネルギーの部品
小出ロール鐵工所比べ先。大型ロールの一括の窓口

注 「比べ先」は、表の第一候補にはしていないが、条件によって比べる先として載せたという意味です。比較・まとめサイトと、溶射の受託の案内を調査日に確かめられなかった会社は外しました。めっき、熱処理、ショットブラスト機は、それぞれ別のページで比べています。

判断の根拠にした実態データ

判断を支えた事実です(2026年10月11日確認)。条件のそろわない数字には、順位をつけていません。

何を見たか分かったこと判断への効き方
日本溶射工業会の技術情報小孔面と複雑形状は難しい穴の内面は溶射しない
同 硬質クロムとの比較Hv800〜900とHv1100以上外径の摺動面からHVOFへ
共進サーフェーシングのコラム補修1〜2週、新作2〜4週予備品がなければ補修
同 料金の例新作2万円は10年前の値同じ時点の見積もりで比べる
EUの規則348/2013三酸化クロムの日没日2017年9月21日量産品は置き換えを試す
環境省の省令改正排水基準0.2mg/L、2024年4月施行めっき会社の負担が増す
各社の密着力の公開値単位と条件がばらばらJIS H 8402で指定する
各社のQ&A剥がれる条件を明記、保証は非公開再施工の条件を書面に
公表価格のWeb Archive1年たたずに約19%上昇見直し条件を決める
トーカロの決算資料鉄鋼は1Qで15.9%減補修の専門会社とも比べる
日鉄ハードフェイシングの概要日本製鉄が56.8%の株主製鉄所ロールの経験で選ぶ

注 各社の公式ページ、決算資料、EUR-Lex、環境省、横浜市、JIS一覧、けんせつPlazaによります。

トーカロの2026年3月期の溶射加工(単体)約407億円のうち、半導体・FPDは約6割、鉄鋼は約1割でした編集部の試算。大阪富士工業の売上高は、2025年度実績で259億円です。日鉄ハードフェイシングの連結売上高は、2025年3月期で57.9億円です。シンコーメタリコンは、JIS H 8300の日本産業規格表示工場です。

取れなかったもの。ECHAのサイトは取得を拒否したため、EUで審議されている六価クロムの制限案は確かめていません。化審法とPRTR制度での六価クロム化合物の扱いは、原文で確かめきれず書いていません。日本溶射工業会の市場調査報告書は有料のため読んでいません。機械部品の溶射の加工賃の推移を示す公的な統計は、見つけられませんでした。口コミは判断に使っていません。

この分析の根拠(12件)

溶射の頼み方(3つの手順)

溶射が使える形か、補修か新品かを決める

分かれ目は補修か新品かに、方法は溶射法の選び方にあります。

JISの番号と、厚さ・密着力の試験を図面に書く

数字の見方は皮膜の厚さ・密着力・気孔率と封孔に、置き換えは硬質クロムめっきの代替にあります。

再施工の条件と単価の見直しまで、書面で見積もる

料金は料金の公開例と値上げに、聞くことは頼み方と、見積もりで聞くことにあります。

選定基準

調べたのは、2026年10月11日に検索で表示された18社です。検索語は、溶射 加工 外注、HVOF 溶射 硬質クロム 代替、出張溶射 現地施工などです。比較・まとめサイトと、溶射の受託の案内を確かめられない会社は除きました。公式サイトの本文を読めない会社も対象外です。掲載の条件は3つです。1つ目は、溶射の受託か、ロールや部品の溶射による補修を公式サイトで示していることです。2つ目は、所在地か事業内容を公式に確かめられることです。3つ目は、皮膜の値、大きさ、納期、現地施工、会社の規模のどれかを公式資料で確かめられることです。そのうえで、日本産業標準調査会のJIS一覧、EUR-Lexの規則、環境省の省令改正、上場会社の決算資料を確かめました。公表価格は、Web Archiveの過去の記録とも比べています(2026年10月11日確認)。そして基本の3社を選びました。シャフトの補修、硬質クロムの置き換え、プラントの現地施工の3通りです。製鉄所のロールや防食などには、別に第一候補を示しています。18社それぞれの扱いと理由は「調べた18社と、選んだ・外した理由」に載せています。

おすすめ3社を詳しく紹介

1株式会社共進サーフェーシング

摩耗したシャフトやローラーを、補修して戻すなら

超硬溶射(HP-HVOF)から自溶性合金、肉盛溶接まで持ち、補修から動バランス調整まで一貫で行います。補修と新品の比べ方も公開しています。

比較した会社
共進サーフェーシング
得意な溶射
シャフト・ローラーの補修
補修・肉盛り
溶射・肉盛溶接で再生
最大サイズ
記載なし

おすすめの理由

補修の納期を1〜2週間、新作を2〜4週間と示し、新品が有利な条件まで書いています。図面なし・現物対応・小ロットを歓迎し、硬質クロムとの硬さの比較も公開しています。

分かれ目は補修か新品かにあります。

決め手

  • 補修1〜2週間
  • 新品が有利な条件も明記
  • 図面なし・現物対応

向かない人

最大サイズ、資本金、従業員数は公式で公開していません。補修7万円の例は10年前の新作との比較で、同じ時点の価格ではありません。

特徴

  • 1991年に現社名、東広島市に本社工場
  • 2017年から小川製作所のグループ会社
  • HP-HVOF・プラズマ・自溶性合金の溶射
  • 図面なし・現物対応・小ロット歓迎
  • 超硬溶射HV1300以上、硬質クロムHV800〜1000
  • 10年前の新作軸2万円、現在の補修7万円の例
  • 新作は納期2〜4週間、補修は1〜2週間
  • 全体変形やクラック多数なら新作が有利

主なサービス

主なサービス種類備考
超硬溶射(HP-HVOF)耐摩耗
自溶性合金溶射フュージング
動バランス調整補修後

基本情報

所在地広島県東広島市
現社名1991年
グループ小川製作所のグループ会社

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2新中央工業株式会社

硬質クロムめっきの部品を、HVOF溶射に替えるなら

HVOFで密着力800kgf/cm²以上、気孔率1〜2%の皮膜をつくり、研削と超仕上げまで社内で行います。

比較した会社
新中央工業
得意な溶射
硬質クロム代替のHVOF
補修・肉盛り
記載なし
最大サイズ
記載なし

おすすめの理由

ブラスト後の粗さを測って密着性を保証すると書き、計器も毎年校正するとしています。材料はWC-Co-Crで、溶射から仕上げまで1社なので寸法の責任が一つになります。

比べ方は硬質クロムめっきの代替にあります。

決め手

  • 密着800kgf/cm²以上
  • 気孔率1〜2%
  • 研削・超仕上げまで

向かない人

料金、最大サイズ、納期は公開していません。0.5mmを超える厚い皮膜が要るなら、自溶合金の会社とも比べます。

特徴

  • 1975年5月設立、資本金1,600万円
  • 密着力800kgf/cm²以上、気孔率1〜2%
  • 材料はWC-Co-Cr
  • 耐久性は硬質クロムめっきの3〜4倍とする
  • ブラスト後の粗さを測って密着性を保証
  • HVOFから研削・超仕上げまで一貫
  • 表面処理部門でISO9001

主なサービス

主なサービス種類備考
HVOF溶射WC-Co-Cr研削・超仕上げまで
アルマイト・SEP処理
精密機械加工

基本情報

所在地広島県東広島市
創業1938年
設立1975年5月
資本金1,600万円

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3大阪富士工業株式会社

発電所や製鉄所の設備を、止める期間を短く現地で直すなら

肉盛溶接と溶射を客先の構内でも施工し、ボイラ、風力発電のナセル内、LNG気化器の例があります。従業員は2,055人です。

比較した会社
大阪富士工業
得意な溶射
プラントの肉盛溶接と溶射
補修・肉盛り
肉盛溶接・溶射で補修
最大サイズ
記載なし

おすすめの理由

製鉄所の構内に事業所を開いて育った会社で、現地でのロール補修やプレスの補修工事も行います。売上高は259億円(2025年度実績)で、大型の工事を任せられる規模があります。

分かれ目は出張溶射と大物にあります。

決め手

  • ボイラや風力の現地溶射
  • 現地でのロール補修
  • 従業員2,055人

向かない人

料金と工期、皮膜の公開値はありません。外せる小さな部品は、研磨まで仕上げる会社とも比べます。

特徴

  • 資本金9,447万円、売上高259億円(2025年度)
  • 従業員2,055人(2026年4月15日時点)
  • 肉盛溶接と溶射の現地施工
  • 発電所ボイラや風力ナセル内の溶射
  • 現地でのロール補修工事
  • ベトナムにも表面改質の拠点

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射・肉盛溶接工場内・現地施工
機械加工
鉄鋼生産工程作業製鉄所構内

基本情報

所在地兵庫県尼崎市
資本金9,447万円
売上高259億円(2025年度)
従業員2,055人(2026年4月)

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そのほかの会社15社を紹介

株式会社アイ・シイ・エス

神奈川県愛川町の表面処理会社です。プラズマ、HVOF、フレームの溶射で、0.01〜1mmの皮膜を航空・宇宙やエネルギーの部品に施工します。

比較した会社
アイ・シイ・エス
得意な溶射
航空・エネルギーの機能皮膜
補修・肉盛り
記載なし
最大サイズ
記載なし

向いている人航空機やタービンの部品に、遮熱や耐摩耗の皮膜を品質保証つきでかけたい設計者に向きます。

確認したい点料金、納期、最大サイズは公開していません。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

アイ・シイ・エスは、1973年8月設立の会社です。神奈川県愛甲郡愛川町に本社と工場を置き、栃木と新潟、ベトナムにも工場があります。資本金は2億2,000万円、従業員は186名です。温度制御機器から始まり、真空熱処理を経て表面処理へ事業を広げてきました。溶射を含むコーティングと、品質保証の体制を公開しています。

溶射は、プラズマ溶射、HVOF、フレーム溶射などを用途で使い分けます。膜の種類は、耐摩耗のWC系、耐食のNiCr系、絶縁のアルミナ、遮熱のジルコニアなどです。皮膜の厚さは0.01〜1mmで、複雑な形にも対応できるとしています。

材料の設計から、皮膜の特性の設計・解析・検査までを一括で行うとしています。航空・宇宙やエネルギーの分野を、主な用途に挙げています。主要取引先には、二輪・四輪、重工、エネルギー機器の大手メーカーを並べています。

特徴

  • 神奈川・栃木・新潟・ベトナムに工場
  • プラズマ・HVOF・フレーム溶射
  • 材料設計から検査まで一括
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射プラズマ・HVOF・フレーム
WC系・NiCr系・アルミナ・ジルコニア膜種

基本情報

所在地神奈川県愛甲郡愛川町
設立1973年8月
資本金2億2,000万円
従業員186名

出典: www.ics-21.com・www.ics-21.com

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株式会社小出ロール鐵工所

千葉県習志野市のロール会社です。最大長さ12m・重さ40tのロールの研磨と、摩耗した軸の補修を受けます。

比較した会社
小出ロール鐵工所
得意な溶射
大型ロールの研磨と再生
補修・肉盛り
肉盛・めっき・溶射
最大サイズ
長さ12m・40t

向いている人大型ロールの研磨と軸の補修を、運搬から一括で任せたい保全担当に向きます。

確認したい点溶射を社内で行うかは公式で確かめられませんでした。皮膜の仕様は、施工する会社まで確かめます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

小出ロール鐵工所は、1914年9月創業、1948年11月設立の会社です。本社工場は千葉県習志野市で、広島県福山市と愛媛県四国中央市にも拠点があります。資本金は1,679万円で、グループに運送の小出運輸があります。

研磨加工は最大で長さ12m、直径2,000mm、重さ40tまで対応します。旋盤加工は直径2,100mm、重さ30tまでです。円筒研削で粗度Ra0.03まで、精度は1ミクロンまで対応するとしています。

ロールや軸の摩耗の補修では、肉盛、めっき、溶射、入れ替えを挙げています。めっき、硬化肉盛、特殊肉盛は提携会社で対応するとしています。持ち出せない大型製品は、出張でスケッチして図面を起こします。グループの小出運輸は4〜15tの平ボディのトラックを7台持ち、引き取りと納品に使います。加工の内容によっては、当日の納品もできるとしています。

特徴

  • 研磨は長さ12m・直径2,000mm・40tまで
  • 軸摩耗の補修は肉盛・めっき・溶射・入替
  • 出張でスケッチし図面を起こす
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
ロールの研磨・再生最大12m・40t
軸の補修肉盛・めっき・溶射提携先も含む
ロールの新規製作

基本情報

所在地千葉県習志野市
創業1914年9月
設立1948年11月
資本金1,679万円

出典: www.koideroll.co.jp・www.koideroll.co.jp・www.koideroll.co.jp

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村田ボーリング技研株式会社

静岡市の溶射会社です。過去に直径1,600×長さ8,000mmのロールへ溶射した実績があり、セラミックのアニロックスロールも作ります。

比較した会社
村田ボーリング技研
得意な溶射
長尺ロールのセラミック
補修・肉盛り
皮膜を除去して再溶射
最大サイズ
直径1,600×長さ8,000mm

向いている人印刷・フィルム・製紙の長いロールに、セラミック皮膜と研削仕上げをまとめて頼みたい設計者に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。衝撃のかかる部位には溶射を使わない前提で相談します。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

村田ボーリング技研は、エンジンの再生を目的に創業した会社です。本社工場は静岡市駿河区で、神奈川、愛知、福島、上海にも拠点があります。資本金は2,500万円です。研削加工から溶射加工へ広げ、減圧プラズマ溶射の装置も持ちます。

溶射できる最大寸法は、過去の最大で直径1,600×長さ8,000mmです。ロール研削盤の能力は直径1,500×長さ8,000mmです。セラミックのレーザー彫刻ロールや、目詰まりを除く超音波洗浄も行います。

標準の皮膜の厚みは、セラミックとサーメットで100〜300μmです。ワイヤー溶射は1〜10mm、自溶性合金は0.5〜0.8mmとしています。素材への熱影響は100℃以下にできるとしています。衝撃のある部位は剥離の原因になると書き、費用はその都度の見積もりとしています。摩耗した皮膜は、除去してから再溶射できるとしています。

特徴

  • 資本金2,500万円、静岡市駿河区
  • 減圧プラズマ溶射(VPS)を導入
  • セラミック・サーメットは標準100〜300μm
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
セラミック溶射ロール減圧プラズマも
自溶性合金溶射標準0.5〜0.8mm
アニロックスロールレーザー彫刻

基本情報

所在地静岡市駿河区
資本金2,500万円

出典: www.murata-brg.co.jp・www.murata-brg.co.jp・www.murata-brg.co.jp

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株式会社長門メタリコン製作所

兵庫県伊丹市の溶射会社です。工場内で長さ15m・重さ15tまで溶射でき、密着強さや納期の目安をQ&Aで公開しています。

比較した会社
長門メタリコン製作所
得意な溶射
防食とセラミックの溶射
補修・肉盛り
記載なし
最大サイズ
長さ15m・重さ15t

向いている人タンクや鋼構造物、半導体装置の防着板などに、溶射と封孔と塗装をまとめて頼みたい設計者に向きます。

確認したい点料金は仕様と面積で決まり、公開していません。薬品に触れる部位は、封孔剤の耐性を先に確かめます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

長門メタリコン製作所は、1955年2月創業、1957年12月設立の会社です。本社工場は兵庫県伊丹市で、資本金は1,000万円です。溶射加工、塗装加工、ブラスト加工を行い、アルミや亜鉛の防食溶射からセラミック溶射までを扱います。

加工できる大きさは、小さいもので10mm角位、工場内の最大で長さ15m・重さ15トンです。密着強さは、低い材料で3〜5N/mm²程度、良い材料で10〜20N/mm²以上としています。製品の表面温度は100℃位までに管理します。納期は通常3日〜1週間位です。

溶射皮膜にはピンホールがあるので、封孔処理や塗装でふさぐと説明しています。適正な封孔処理と塗装をすれば、防錆効果は10〜20年以上もつとしています。薬品に対しては、その薬品に耐える封孔処理剤があるときだけ溶射を使えると書いています。

特徴

  • 1957年12月設立、資本金1,000万円
  • 封孔と塗装で防錆10〜20年以上とする
  • 価格は仕様と加工面積が基準
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
防食溶射アルミ・亜鉛封孔・塗装まで
セラミック溶射絶縁・耐熱
ブラスト・塗装

基本情報

所在地兵庫県伊丹市
創業1955年2月
設立1957年12月
資本金1,000万円

出典: www.nagato-m.com・www.nagato-m.com・www.nagato-m.com

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日本コーティング工業株式会社

兵庫県尼崎市に本社を置く溶射会社です。セラミック溶射が中心で、研磨仕上がりで200〜300µmの皮膜を標準とします。

比較した会社
日本コーティング工業
得意な溶射
セラミック溶射と研磨仕上げ
補修・肉盛り
再溶射に対応
最大サイズ
直径800×5,000mmの実績

向いている人ロールや機械部品にセラミック皮膜をかけ、研磨で寸法と粗さを仕上げたい設計者に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。衝撃や急な温度変化のある部位は、剥がれる前提で設計を相談します。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

日本コーティング工業は、1961年5月設立の溶射会社です。本社は兵庫県尼崎市で、兵庫県赤穂市に関西工場、埼玉県行田市に東京工場があります。資本金は2,000万円で、ISO9001を取得しています。

ローカイド溶射、プラズマ溶射、高速フレーム溶射、金属溶射の装置と、真空含浸装置やラッピング機を持ちます。半導体・液晶の製造装置、鉄鋼、フィルム、食品、化学などで使われているとしています。

皮膜の厚さは研磨仕上がりで通常200〜300µmで、1mm以上の厚膜もできます。硬さは一般にHv500〜1000です。溶射中の基材は120℃以下に制御し、大型は直径800×5,000mmの実績があります。急熱・急冷や集中荷重などの使い方では剥がれる場合があると、Q&Aで書いています。既存の皮膜を除いて再溶射すれば、素材から作り直すより短納期で安くできるとしています。一品から受け、図面から基材を作って溶射することもできます。

特徴

  • 1961年5月設立、資本金2,000万円
  • 使い方によっては剥がれる場合があると明記
  • 真空含浸装置を保有
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
セラミック溶射ローカイド・プラズマ
高速フレーム溶射
真空含浸封孔

基本情報

所在地兵庫県尼崎市
設立1961年5月
資本金2,000万円

出典: www.nipponcoating.co.jp・www.nipponcoating.co.jp・www.nipponcoating.co.jp

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新潟メタリコン工業株式会社

新潟市の表面処理会社で、溶射.comを運営しています。HVOFやプラズマ溶射の試作を1個から受けます。

比較した会社
新潟メタリコン工業
得意な溶射
試作の溶射とめっき
補修・肉盛り
軸の再溶射に対応
最大サイズ
記載なし

向いている人試作の1個で溶射を試し、硬質クロムめっきとも比べたい設計者に向きます。

確認したい点料金、納期、最大サイズは公開していません。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

新潟メタリコン工業は、1950年9月創業、1961年1月設立の会社です。本社は新潟市中央区で、新潟市東区の下木戸に3つの工場と、材木町に塗装の工場があります。資本金は1,000万円です。溶射のほか、めっき、アルマイト、塗装も扱います。

運営する溶射.comでは、HVOFやプラズマ溶射などの試作を1個からでも受けるとしています。用途に合わせた溶射材料の選定を手伝い、防食溶射の組合と連携した耐久試験のデータを持つと書いています。

工場には、プラズマ溶射機、アーク溶射機、自動溶射ロボットがあります。硬質クロムめっき、無電解ニッケルめっき、アルマイトのラインも持つので、溶射とめっきの両方を比べられます。前処理から溶射、仕上げ加工、塗装まで1社で受けるQ&Aも載せています。塗装工事業の建設業許可も持っています。

特徴

  • HVOF・プラズマの試作を1個から
  • プラズマ溶射機・アーク溶射機・溶射ロボット
  • 前処理から仕上げ・塗装まで1社で
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射HVOF・プラズマ・アーク試作1個から
めっき硬質クロム・無電解ニッケル
塗装焼付

基本情報

所在地新潟市中央区
創業1950年9月
設立1961年1月
資本金1,000万円

出典: yousya-kakou.com・yousya-kakou.com・yousya-kakou.com・yousya-kakou.com

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株式会社西野製作所

北海道室蘭市の会社です。硬質クロムめっきと自溶合金溶射の両方を社内で行い、溶射皮膜の密着力を公開しています。

比較した会社
西野製作所
得意な溶射
硬質クロムと溶射の両方
補修・肉盛り
溶接・溶射で補修
最大サイズ
記載なし

向いている人硬質クロムめっきと溶射のどちらにするかを、同じ会社で比べたい北海道・東北の保全担当に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。従業員数は2021年4月時点の値です。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

西野製作所は、1971年6月創業の会社です。所在地は北海道室蘭市で、資本金は1,000万円です。機械加工、溶接・溶射、めっき・研磨のグループを持ち、従業員は42名(2021年4月1日現在)です。

工業用の硬質クロムめっきの設備と、自溶合金溶射、超高速フレーム溶射の設備を持ちます。同じ会社で、めっきと溶射の両方を比べて選べます。第一工場には、ブラストと溶射のブースを新設しています。

自溶合金溶射の密着力は、Ni基とCo基のどちらも1,020kgf/cm²以上としています。試験はJIS H 8303とH 8665によるとしています。再溶融の温度が高いため歪みが出るので、部品全体に加工代が要ると説明しています。材料によっては500〜600℃の高温でも皮膜の硬度が下がらないとしています。内径用の自動TIG溶接機を自社で開発した実績もあります。

特徴

  • 硬質クロムめっきの設備を保有
  • 超高速フレーム溶射機を導入
  • 再溶融で歪むので加工代が要る
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
自溶性合金溶射Ni基・Co基密着1,020kgf/cm²以上
硬質クロムめっき工業用
機械加工・溶接

基本情報

所在地北海道室蘭市
創業1971年6月
資本金1,000万円
従業員42名(2021年4月)

出典: www.nishinoseisakusyo.jp・www.nishinoseisakusyo.jp

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株式会社日本鋳造技術研究所

大阪府堺市の会社です。鋳造用のフラックスと溶射を事業にし、溶射は1つから受けて無償のサンプルも出します。

比較した会社
日本鋳造技術研究所
得意な溶射
非粘着・離型の溶射
補修・肉盛り
硬化肉盛・寸法復元
最大サイズ
記載なし

向いている人接着剤や樹脂が付いて困る治具に、非粘着の溶射を試してから決めたい生産技術の担当に向きます。

確認したい点料金と最大サイズは公開していません。仕上げの機械加工は外注なので、寸法の責任の分け方を決めます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

日本鋳造技術研究所は、1953年創業、1975年設立の会社です。所在地は大阪府堺市美原区で、資本金は1,000万円です。金属の溶解・鋳造に使うフラックスの製造販売と、溶射を中心にした表面処理加工の2つの事業を持ちます。

溶射では、非粘着・離型、耐摩耗、滑り、耐熱、滑り止め、硬化肉盛・寸法復元のコーティングを扱います。溶射を含めて複数のコーティングを組み合わせ、能力を長く保つとしています。

小ロットは1つから受け、短納期をうたっています。溶射は基本的に1品物が多いとQ&Aで書き、効果は無料のサンプルで見てもらうとしています。会社の方針としても、フラックスと溶射の両方でサンプルを惜しまないと書いています。基材の準備から仕上げの加工まで、外注を含めて全て対応します。テフロン、セラミック、シリコンのコーティングも扱います。環境マネジメントではKESのステップ1を取得しています。

特徴

  • 無料のサンプルで効果を見てもらう
  • 基材の準備から仕上げまで外注を含め対応
  • 非粘着・耐摩耗・硬化肉盛のコーティング
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射非粘着・耐摩耗・寸法復元
フラックス鋳造用

基本情報

所在地大阪府堺市美原区
創業1953年
設立1975年
資本金1,000万円

出典: www.nittyu-ken.com・www.nittyu-ken.com・www.nittyu-ken.com・www.nittyu-ken.com

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日鉄ハードフェイシング株式会社

東京都江東区の会社です。日本製鉄と日鉄溶接工業が株主で、製鉄所のロールに溶接と溶射で皮膜をつけます。

比較した会社
日鉄ハードフェイシング
得意な溶射
製鉄所ロールの自溶合金
補修・肉盛り
ロールに溶接・溶射
最大サイズ
記載なし

向いている人熱延や酸洗ラインのロールを、製鉄所の使い方を知る会社に任せたい保全担当に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。製鉄所以外の小さな部品をどこまで受けるかは、問い合わせて確かめます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

日鉄ハードフェイシングは、溶接と溶射による金属表面改質をコア技術とする会社です。本社は東京都江東区で、資本金は3億円です。2025年3月期の連結売上高は57.9億円、総資産は64.0億円で、従業員は187名(2026年4月1日現在)です。

株主は日本製鉄が56.8%、日鉄溶接工業が35.3%です。ロールやローラーとその周辺部品を製造・販売し、タイにグループ会社があります。製紙・印刷・環境・エネルギーにも適用分野を広げてきたとしています。

自溶合金溶射は、フレーム溶射の後に再溶融して皮膜を緻密にします。耐食性も高く、防食の用途にも使えるとしています。鉄鋼業向けには、熱延のダウンコイラーロールや酸洗ラインの各種ロールに適用しています。主な溶射材料は、NiCr系、CoCr系、NiCr-WC系です。溶射材料事業部を新設したことも、トップページで告知しています。

特徴

  • 資本金3億円、連結売上高57.9億円(2025年3月期)
  • 自溶合金溶射は再溶融で緻密化
  • 熱延ダウンコイラーロールなどに適用
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
自溶合金溶射NiCr系・CoCr系・NiCr-WC系
肉盛溶接ロール
ロール・ローラー製造販売

基本情報

所在地東京都江東区
資本金3億円
株主日本製鉄56.8%・日鉄溶接工業35.3%ほか
従業員187名(2026年4月)

出典: www.nshard.co.jp・www.nshard.co.jp

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大阪ウェルディング工業株式会社

大阪府茨木市の溶射会社です。自溶合金、プラズマ、HVOFなど5つの溶射と、厚さ30mmまでの自溶合金の厚膜処理を持ちます。

比較した会社
大阪ウェルディング工業
得意な溶射
自溶合金の厚膜とHVOF
補修・肉盛り
再生・補修も行う
最大サイズ
フュージング炉2.4m口・3t

向いている人摩耗の激しい部品に、自溶合金の厚い皮膜やHVOFを使い分けたい設計者に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。自溶合金は再溶融で歪むので、薄い部品や精密部品には向きません。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

大阪ウェルディング工業は、大阪府茨木市の会社で、資本金は3,000万円です。溶射、溶接肉盛、精密機械加工を行い、中国の江蘇省と山東省に工場があります。素材から仕上げまで、工場内で一貫して生産するとしています。

溶射は、フューズドコーティング、プラズマフレーム、ローカイド、HVOF、メタライジングの5つです。自溶合金を厚さ30mmまで盛る厚膜処理や、内径面の処理も持ちます。適正な厚みは、WCで0.1〜0.2mm、セラミックで0.3〜0.5mm、自溶合金で0.5〜1.5mmとしています。

HVOFは素材の温度が150度以下で、クロームめっきに代わる技術として注目されているとしています。自溶合金の再溶融では全体が1,000度以上になり歪みが出るので、部品全体に加工しろを残して溶射すると説明しています。

特徴

  • 5種類の溶射プロセス
  • 適正厚みはWC0.1〜0.2mm、自溶合金0.5〜1.5mm
  • 自溶合金の再溶融は1,000度以上で歪みが出る
  • フュージング炉は最大2.4m口・3t
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
フューズドコーティング自溶合金厚膜30mmまで
HVOF超硬・サーメット
プラズマ・ローカイドセラミックス

基本情報

所在地大阪府茨木市
資本金3,000万円
海外中国に2工場

出典: www.osakawel.co.jp・www.osakawel.co.jp・www.osakawel.co.jp・www.osakawel.co.jp

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プラズマ技研工業株式会社

埼玉県寄居町の溶射とコールドスプレーの装置メーカーです。要望に合わせた溶射加工も受けます。

比較した会社
プラズマ技研工業
得意な溶射
真空プラズマとコールドスプレー
補修・肉盛り
記載なし
最大サイズ
記載なし

向いている人コールドスプレーや真空プラズマ溶射を、装置の導入前に試したい開発担当に向きます。

確認したい点受託の料金、納期、最大サイズは公開していません。会社の設立年と資本金も見つかりませんでした。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

プラズマ技研工業は、埼玉県大里郡寄居町に本社・営業部と埼玉工場を置く会社です。溶射とコールドスプレーの装置を作るメーカーで、溶射の総合エンジニアリングを掲げています。

装置は、プラズマ溶射、真空プラズマ溶射、HVOF、爆発溶射、エアロゾルデポジション、パウダーフィーダーなどを扱います。真空容器の中でプラズマ溶射を行う装置も作っています。溶射用の粉末の一覧も公開しています。

溶射加工の事業では、要望に合わせて溶射を受けるとしています。機能から選ぶ溶射として、放射熱性の向上、磁気特性の付与、遠赤外線特性などを挙げています。スパッタリングターゲットも扱います。コールドスプレーを実際に体験できるオープンラボもあります。周辺機器として、溶射用のロボット、防音ブース、ブラスト装置、加工・生産ラインも扱います。

特徴

  • 埼玉県大里郡寄居町に本社・工場
  • 溶射とコールドスプレーの装置メーカー
  • 真空プラズマ溶射の装置
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射加工受託
溶射装置プラズマ・HVOFなど販売
コールドスプレー装置体験可

基本情報

所在地埼玉県大里郡寄居町

出典: plasma.co.jp・plasma.co.jp・plasma.co.jp・plasma.co.jp

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株式会社シンコーメタリコン

滋賀県湖南市の溶射専門会社です。JIS H 8300の日本産業規格表示工場で、HVOF・プラズマ・フレーム溶射を行います。

比較した会社
シンコーメタリコン
得意な溶射
JIS表示工場の溶射全般
補修・肉盛り
記載なし
最大サイズ
記載なし

向いている人亜鉛やアルミの溶射をJISの表示工場に頼みたい、防食の仕様を書く設計者に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。テクニカルデータは画像で、数値の条件は問い合わせで確かめます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

シンコーメタリコンは、滋賀県湖南市の溶射専門の会社です。資本金は3,000万円で、敷地は約16,600㎡あります。金属、セラミックス、サーメットの溶射施工を事業としています。

ISO9001の品質マネジメントシステムを取得し、JIS H 8300の日本産業規格表示工場です。上級溶射管理士や機械加工の技能士の資格者がいるとしています。日本溶射工業会、日本溶射学会、防食溶射協同組合に加盟しています。

テクニカルデータとして、溶射皮膜の断面硬度、密着強度、気孔率、腐食試験、摩耗試験の結果を公開しています。HVOF溶射、プラズマ溶射、フレーム溶射のすべてに対応するとしています。宇宙のロケットや医療のインプラントを、用途の例としてページに設けています。機械加工の技能士も在籍し、溶射後の研削まで社内で行えるとしています。

特徴

  • 資本金3,000万円、敷地約16,600㎡
  • ISO9001
  • 上級溶射管理士が在籍
  • 密着強度・気孔率などのテクニカルデータを公開
  • HVOF・プラズマ・フレーム溶射
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
HVOF溶射
プラズマ溶射
フレーム溶射

基本情報

所在地滋賀県湖南市
資本金3,000万円
認証ISO9001、JIS H 8300表示工場

出典: www.shinco-metalicon.co.jp・www.shinco-metalicon.co.jp・www.shinco-metalicon.co.jp

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トーカロ株式会社

神戸市に本社を置く、溶射加工の上場会社です。売上の半分近くを半導体・FPD向けが占めます。

比較した会社
トーカロ
得意な溶射
半導体・FPD装置の皮膜
補修・肉盛り
記載なし
最大サイズ
記載なし

向いている人半導体・FPDの装置部品に、発塵や腐食を抑える皮膜を量産でかけたい設計・購買担当に向きます。

確認したい点料金と納期は公開していません。鉄鋼分野の売上は直近で減っているので、製鉄設備の補修は地域の補修会社とも比べます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

トーカロは、東証プライムに上場する表面改質の会社です。本社は兵庫県神戸市で、資本金は26億5,882万円です。2026年3月期の連結売上高は584億90百万円、連結の従業員は1,573人です。国内に日本コーティングセンターと寺田工作所の2つのグループ会社があります。

溶射は、プラズマ、減圧プラズマ、高速フレーム、溶線式フレーム、アーク、自溶合金の溶射などを持ちます。溶射のほかに、化学緻密化法やレーザによる粉体肉盛なども扱います。

2027年3月期第1四半期の決算補足説明資料では、溶射加工(単体)の売上高は前年同期比13.9%増でした。分野別では半導体・FPDが29.9%増の一方、鉄鋼は15.9%減です。2026年3月期の通期では、溶射加工(単体)約407億円のうち、半導体・FPDが約248億円、鉄鋼が約40億円でした。

特徴

  • 連結の従業員1,573人(2026年3月期)
  • プラズマ・高速フレーム・自溶合金など各種の溶射
  • 2027年3月期1Qは鉄鋼分野が前年同期比15.9%減
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射加工プラズマ・HVOFほか
化学緻密化法複合セラミックス皮膜
レーザ肉盛粉体肉盛

基本情報

所在地兵庫県神戸市
資本金26億5,882万円
上場東証プライム
従業員連結1,573人(2026年3月期)

出典: www.tocalo.co.jp・www.tocalo.co.jp・data.swcms.net

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株式会社東京ハードフェイシング

東京都大田区の会社です。製鉄所向けロールの新規製作と、肉盛溶接・溶射による再生補修を行い、自社開発の溶射材も持ちます。

比較した会社
東京ハードフェイシング
得意な溶射
製鉄所ロールの再生
補修・肉盛り
肉盛溶接・溶射で再生
最大サイズ
記載なし

向いている人熱延や冷延のロールを、肉盛溶接と溶射のどちらで再生するか相談したい保全担当に向きます。

確認したい点料金、納期、最大サイズは公開していません。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

東京ハードフェイシングは、東京都大田区の会社です。茨城県結城市に工場があり、台湾に営業事務所があります。資本金は8,000万円です。ハードフェイシングの技術で、製鉄・製鋼、火力発電・セメント、一般産業機器の部品を手がけます。

国内と海外の製鉄所に、各種ロールやローラーを納めた実績があるとしています。台湾には営業事務所を置いています。熱延工場のピンチロールやラッパーロールなど、ロールの新規製作、肉盛溶接、溶射による再生補修を行います。

自社開発の溶射材として、Ni基合金とWCを組み合わせた熱延用ロール向けの材料などを公開しています。WC-NiCr系の材料では、硬さをHv1000としています。冷延用にはCo-Cr-W系の材料を挙げています。製鉄所のほか、火力発電やセメント製造の設備の部品も製品事例に載せています。

特徴

  • 製鉄所向けロールの納入実績
  • 新規製作・肉盛溶接・溶射再生補修
  • 自社開発の溶射材、WC-NiCr系はHv1000
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
ロールの溶射再生補修熱延・冷延
肉盛溶接
自社開発の溶射材THFシリーズ

基本情報

所在地東京都大田区
資本金8,000万円
工場茨城県結城市

出典: tokyo-hardfacing.co.jp・tokyo-hardfacing.co.jp

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吉川工業株式会社

北九州市の会社で、山口県の光支店が溶射と機械加工を行います。部品1つから受け、ボイラーチューブなどの現地施工もします。

比較した会社
吉川工業
得意な溶射
溶射と機械加工の一貫
補修・肉盛り
部品の補修・再生
最大サイズ
工場内は5tまで

向いている人溶射から研磨仕上げまでを一社に任せ、寸法を0.01mm単位で戻したい保全担当に向きます。

確認したい点料金と納期の日数は公開していません。溶射は光支店の事業なので、窓口を確かめて頼みます。

この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)

吉川工業は、1920年5月に官営八幡製鐵所で創業した会社です。本社は北九州市八幡東区で、従業員は1,600名です。鉄鋼関連、エンジニアリング、表面処理、エレクトロニクスなどの事業を持ち、1982年4月に溶射事業所を開設しました。

光支店は、高速フレーム、プラズマ、ガスフレーム、自溶合金の溶射と、旋盤や円筒研磨などの機械加工を行います。引き取りから納品まで一社で対応し、短納期にできるとしています。取り外せないものは現地施工で対応し、ボイラーチューブなどの例を挙げています。

Q&Aでは、工場内で施工できる最大重量を5tとしています。研磨仕上げの粗さはRa0.1μm程度で、寸法は0.01mm単位の公差で仕上げられます。全国に対応し、部品1つからでも受けるとしています。めっきやゴムライニングは、吉川工業グループとして行うとしています。

特徴

  • 1920年5月創業、従業員1,600名
  • 工場内の最大重量は5t
  • 部品1つから、全国に対応
主なサービス・基本情報を見る

主なサービス

主なサービス種類備考
溶射HVOF・プラズマ・自溶合金光支店
機械加工旋盤・円筒研磨
現地施工ボイラーチューブなど

基本情報

所在地北九州市八幡東区(溶射は山口県の光支店)
創業1920年5月
従業員1,600名

出典: www.ykc.co.jp・www.ykc.co.jp・www.ykc.co.jp

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自社に合う溶射の会社を、無料で相談する

次の内容を送ってください。部品の名前と大きさ、母材、摩耗や腐食の仕方、今の表面処理、仕上げ後の寸法と粗さ、数量です。補修か新品か、現地施工が要るかも分かれば助かります。編集チームが、条件に合う掲載会社を整理します。共有するのは、ご承認いただいた内容だけです。費用はかかりません。

無料で相談する

溶射の外注会社一覧【18社】

調査日時点で、溶射の受託か、溶射によるロール・部品の補修を扱う会社を載せています。比べ先として、ロールの研磨・再生の窓口になる会社も含みます。比較・まとめサイトは外しました。

  • めっき加工会社まず1個だけ試したいのか、端子や接点に金・銀をつけたいのか、長さ数mのロールに硬質クロムをかけたいのか。めっきの受託加工は、めっき種・素材・大きさ・数量で頼める会社が変わります。国内27社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
  • 熱処理の受託加工会社金型を1個だけ真空焼入れしたいのか、長さ数mのシャフトに高周波焼入れをかけたいのか、航空機向けのアルミ部品を規格どおりに溶体化したいのか。熱処理の受託は、処理の種類・材質・炉の大きさ・数量で頼める会社が変わります。国内25社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
  • ショットブラスト機落としたいのは鋳物の砂か、熱処理のスケールか、塗装前の下地づくりか、疲労強度を上げるピーニングか。ワークは小物の山か、吊るしかない大物か。ショットブラスト機は、インペラーで投げるかエアーで吹くか、テーブル・ドラム・ハンガーのどの形式かでメーカーが変わります。国内に拠点のある15社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
  • 溶接の受託加工(TIG・MIG/MAG・レーザー・電子ビーム・スポット、ステンレスとアルミ、薄板の歪み、JIS溶接技能者、浸透探傷とX線、溶接長の料金)17社の公式情報と公開の料金を調べました。日本溶接協会の試験の統計、溶接ヒュームの規制の原文、料金の改定の記録も見ています。選ぶ軸は3つで、材料と板厚、歪みと検査の書き方、繰り返しの数量です。
  • 切削加工の試作・小ロット金属の小物を数日で1個だけ欲しいのか、PEEKやPOMなど樹脂の部品を急ぐのか、チタンやインコネルをミクロン単位で削りたいのか。マシニングや旋盤による切削の試作は、材質と精度で頼むべき会社が変わります。国内27社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。

よくある質問

溶射の料金はいくらですか?

機械部品の料金を金額で公開している会社は、ほとんどありません。共進サーフェーシングは、軸の溶射補修7万円の例を挙げています。長門メタリコン製作所は、仕様と加工面積が価格の基準になるとしています。

補修と新品、どちらが安いですか?

予備品の有無で変わります。共進サーフェーシングは、補修の納期を1〜2週間、新作を2〜4週間としています。設備停止の損失が大きいなら補修、全体の変形やクラックが多いなら新品が有利と書いています。

HVOFは硬質クロムめっきの代わりになりますか?

外径の摺動面ならなります。日本溶射工業会の比較では、硬質クロムはHv800〜900、WC-12Coの溶射はHv1100以上です。小さな穴の内面は、溶射では難しいとしています。

六価クロムの規制はいつからですか?

日本では、六価クロム化合物の排水基準が0.2mg/Lになり、2024年4月1日に施行されました。電気めっき業の暫定基準0.5mg/Lは、2027年3月31日までと横浜市が案内しています。

溶射皮膜の厚さはどのくらいですか?

方法で違います。大阪ウェルディング工業は、WCで0.1〜0.2mm、自溶合金で0.5〜1.5mmを適正としています。日本コーティング工業は、研磨仕上がりで通常200〜300µmです。

溶射は剥がれませんか?

剥がれる場合があります。日本コーティング工業は、急熱・急冷や集中荷重などで剥がれる場合があるとしています。村田ボーリング技研は、衝撃のある部位は剥離の原因になると書いています。

封孔処理は必要ですか?

薬品や水にさらされるなら必要です。長門メタリコン製作所は、溶射皮膜にはピンホールがあり、薬品に耐える封孔剤があるときだけ溶射を使えると説明しています。

溶射で部品は歪みませんか?

方法によります。大阪ウェルディング工業は、HVOFでは素材の温度が150度以下としています。自溶合金の再溶融では全体が1,000度以上になり、歪みが出ると書いています。

現地で溶射してもらえますか?

対応する会社があります。大阪富士工業は、発電所のボイラや風力発電のナセル内で溶射しています。吉川工業は、ボイラーチューブなどの現地施工を挙げています。

溶射のJISには何がありますか?

JIS H 8300の亜鉛・アルミ溶射、H 8303の自溶合金溶射、H 8304のセラミック溶射などがあります。厚さの試験はH 8401、引張密着強さの試験はH 8402です。

1個だけでも頼めますか?

頼めます。新潟メタリコン工業は試作を1個から、日本鋳造技術研究所は1つから受けます。吉川工業も部品1つから受けるとしています。

納期はどのくらいですか?

長門メタリコン製作所は通常3日〜1週間位、共進サーフェーシングは溶射補修を1〜2週間としています。大物や現地施工は、別に工期を確かめます。

公開 2026年10月11日 · 更新 2026年10月11日