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アルミ外壁リフォームの現地調査で見られること|既存壁の状態・寸法・法規と、調査後に受け取る書類【2026年版】

アルミサイディングの見積の前に行う現地調査で、施工店が確認する項目を整理しました。調査が必要な理由、既存外壁の状態による工法の分かれ方、寸法と面積の測り方、敷地の法規、施主側で用意しておく情報、調査のあとに受け取る書類をまとめています。

公開 2026年10月1日

アルミサイディングの価格は、公式サイトにほとんど載っていません。多くの会社は、現地調査で建物を見てから金額を出します。

このページでは、現地調査が必要な理由、既存の外壁の見方、寸法の測り方、法規の確認、施主が用意する情報、調査後の書類を順に整理します。

現地調査が見積の前に必要な理由

当サイトが調べた29社のうち、価格を公式に出していたのは一角とアイジー工業の2社だけでした。その一角の価格も、下限を示す設計参考価格です。

調査で決まること理由
工法既存の外壁の状態で、重ね張りか張り替えかが変わる
面積と数量外壁材の枚数と、出隅・入隅・窓まわりの役物の数
下地の組み方既存壁の平らさや固定できる下地の位置
足場と工程建物の形と高さ
必要な認定敷地が防火地域などに当たるか

APサービスセンターは無料見積を掲げています。調査と見積に費用がかかるかは会社ごとに違うため、申し込みの際に確かめてください。

スマイルタイムやYKK APも、公式サイトに価格の記載はありません。調査のあとに出る見積が、これらの会社の価格を知る最初の機会になります。

既存外壁の状態で工法が変わる

重ね張りは既存の外壁を残す工法なので、既存壁の状態を最初に見ます。状態ごとの考え方を整理します。

既存外壁の状態考えられる対応
大きな傷みがなく平ら重ね張り(撤去・処分費がかからない)
雨漏りや下地の腐食の疑い張り替えで撤去して確認、または張る前の補修
浮き・剥がれ・波打ち下地で平らにできるかを確認。難しければ張り替え
重さを減らしたい撤去して軽い外壁材に置き換える張り替え

日本金属サイディング工業会は、重ね張り工法により住まいながらの工事も可能と説明しています。既存壁に問題がなければ、仮住まいをせずに工事を進められます。

スマイルタイムは築2年から築36年までの施工事例を載せています。築年数が同じでも既存壁の状態は違うため、調査で見た状態を所見として書いてもらってください。

寸法と面積の測り方で確かめること

見積の数量は、調査で測った寸法から出されます。比べるときは、面積の出し方がそろっているかを確認します。

  • 外壁面積:実測か図面からの計算か。窓などの開口部を差し引いているか
  • 製品の寸法との関係:アルカベールは幅350〜400mm、長さ3,000〜4,000mm程度で、壁の寸法によって割り付けが変わる
  • 開口部の数と大きさ:窓まわりの役物と水切りの数量に関わる
  • 出隅・入隅の数:角の役物の数量に関わる
  • 高さと階数:足場の範囲と工程に関わる

ビルの外装では、三協アルミのスパンドレルの製作限度が6mのように、部材の長さに上限がある製品もあります。長い壁面では、つなぎ目の位置も調査で決まります。

面積の測り方が会社ごとに違うと、単価が同じでも総額が変わります。見積書に面積の算出方法を書いてもらってください。

LIXILのDanサイディングは厚み15mmです。既存の外壁に重ねると、この厚みと下地の分だけ壁が外に出ます。

敷地の法規と周辺の条件

建物の外だけでなく、敷地がどの区域にあるかも調査の対象です。外壁材に必要な認定が変わります。

確認すること内容
防火地域・準防火地域建築基準法第61条の区域。外壁と開口部に一定の防火性能が必要
防火・準防火地域以外で指定される区域第22条で屋根、第23条で木造建築物等の外壁の延焼のおそれのある部分の性能が定められている
使う製品の認定LIXILのDanサイディングは複数の準耐火構造・防火構造の認定を記載。他の住宅用5社は公式に認定番号の記載なし
海沿いかどうかYKK APはアルカベールを塩害に強い素材と記載。金物の材質も確認する

区域は自治体の都市計画の情報で調べられます。調査の前に施主が確認しておくと、その場で製品の候補を絞れます。

日本金属サイディング工業会によれば、防耐火の大臣認定は各会員企業が個別に取得しています。認定は下地や取り付け方を含む構成に対して出るため、重ね張りの構成で使えるかも確認します。

YKK APのアルカベールなど、住宅用の多くの製品は公式ページに認定番号の記載がありません。防火地域の物件では、調査のあとに認定書を施工店経由で取り寄せます。

施主側で用意しておく情報

調査の時間は限られています。次の情報を用意しておくと、調査と見積が早く正確になります。

  • 築年数と建物の構造:スマイルタイムやGraise HOMEは事例を築年数で載せており、近い事例を探す手がかりになる
  • 過去の外壁工事の履歴:塗り替えの回数と時期
  • 図面:立面図や配置図があれば面積の確認に使える
  • 気になっている箇所:雨漏りの跡、ひび割れ、汚れ
  • 希望:製品名や柄、重ね張りか張り替えか、工事の時期
  • 他の工事の予定:窓や玄関ドアを同時に替えるか

情報が多いほど、調査の時間を既存壁の確認に使えます。図面がない場合も、築年数と過去の工事の時期が分かれば手がかりになります。

調査で一緒に確かめたい部材と材質

外壁材の製品名だけでなく、周りの部材の材質も調査のときに確かめておくと、見積の内容を読みやすくなります。

  • 表面材:アルミ板か、アルミを含むめっき鋼板(ガルバリウム鋼板)か
  • 役物・水切り:一角は役物もすべてアルミ合金の押出し成形品で統一と記載
  • ビス・金物:日本アルミニウム協会は、異なる金属が水分のある状態で接すると接触腐食が起こると説明
  • 既存の付帯物:雨どい、換気口、エアコン配管の貫通部をどう納めるか

重ね張りでは壁が厚くなる分、付帯物の納め方も見積に関わります。調査の場で、外す物と付け直す物を一緒に確認してください。

調査のあとに受け取る書類

現地調査の結果は、見積書だけでなく、判断の根拠と一緒に受け取ると比較しやすくなります。次の書類を求めてください。

  1. 見積書:外壁材・役物・下地・足場・撤去を別項目にしたもの
  2. 調査の所見:既存壁の状態と、その工法を選んだ理由
  3. 仕様書:製品名、厚み、表面材、芯材、㎡重量
  4. 工程表:足場・施工・解体の期間。Graise HOMEは足場1週間・施工3〜4週間・解体2週間の例を公式に示している
  5. 保証書の見本:工事保証と製品保証の年数・対象

複数の会社に調査を頼んだ場合は、所見の違いにも注目してください。同じ壁を見て工法の判断が分かれたときは、その理由を各社に聞くと、既存壁の状態がよく分かります。

Graise HOMEは提案から完了までを約6〜8週間としています。調査から着工までの期間も含めて、全体の日程を工程表で確認してください。

この記事に出てくるメーカー・施工会社

参照元

よくある質問

アルミサイディングの見積の前に現地調査は必要ですか?

必要です。既存の外壁の状態で重ね張りか張り替えかが変わり、面積や役物の数も建物ごとに違うためです。当サイトが調べた29社で価格を公式に出していたのは一角とアイジー工業の2社だけで、多くの会社は現地調査のあとに金額を出します。

現地調査ではどこを見られますか?

既存外壁の傷み(雨漏り・浮き・剥がれ・波打ち)、外壁面積と開口部の数、出隅・入隅の数、建物の高さ、敷地が防火地域などに当たるかを確認します。これらで工法、数量、足場、必要な認定が決まります。

現地調査の前に準備しておくことはありますか?

築年数と構造、過去の塗り替えの履歴、図面、雨漏りなど気になる箇所、希望する製品や工法を用意しておくと、調査と見積が早くなります。敷地が防火地域・準防火地域かを自治体の都市計画情報で調べておくと、製品の候補を絞れます。

【建物・頼み方別】アルミ外壁材のおすすめ3社

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

戸建ての外壁を、重ね張りでリフォームするなら

YKK AP株式会社

外装材の中で最軽量。アルカベール15mm、11ラインアップを全国の施工店で

アルミ外装材「アルカベール」は基本厚さ15mm、幅350〜400mm、長さ3〜4mで、モダン・木目柄・深絞り(石調)のシリーズがある。公式サイトは「錆びずに長期間安心」「外装材の中でも最軽量で建物への重量負担が少なく、塩害に強い」とし、塗装は「クオリティジェット」、芯材はノンフロン硬質プラスチックフォーム断熱材。横張り・縦張り・リフォーム重ね張りに対応する。

YKK AP株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

施工店に、工事保証込みで一社に任せたいなら

株式会社住居時間(スマイルタイム)

自社のアルミ外壁材で施工実績14,000件超。窯業系の約1/9の軽さ、工事保証最高10年

表面材アルミ約0.4mm・芯材に硬質発泡ウレタンの断熱材・裏面に防水フィルムを持つ自社オリジナルのアルミ外壁材20種で、重ね張り(外断熱)リフォームを施工する。重量は窯業系サイディングの約1/9。施工実績14,000件以上、日本金属サイディング工業会の施工例写真コンテストに16年連続入賞。工事保証は最高10年と公式に記載する。

株式会社住居時間(スマイルタイム)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

ビル・商業施設・公共施設の外装パネル、カーテンウォールなら

三協立山株式会社 三協アルミ社

A6063S-T5の押出形材にアルマイト・フッ素塗装。不燃認定・水密1500Pa、BIMデータと認定書を公開

外装・天井材スパンドレルはJIS H 4100 A6063S-T5のアルミ押出形材で、シルバー艶消・二次電解着色・フッ素樹脂焼付塗装(20/40μm)などの表面処理を選べ、製作限度6m、不燃性認定取得済み。バーチカルカーテンウォールNL-Rは水密性1500Paで自然換気機能付き、防火型は防火認定取得。ビル建材専門サイトでCAD・BIMデータ、WEBカタログ、防火認定書を提供し、富山銀行本店(2019年)などの採用事例を公式に載せる。

三協立山株式会社 三協アルミ社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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