3比較ハブアルミサイディング

アルミサイディング · 基礎知識

アルミ外壁材の保証と保険の読み方|メーカー保証・工事保証・リフォーム工事かし保険【2026年版】

外壁リフォームの保証は、製品(メーカー)保証・塗膜保証・工事保証の3種類に分かれ、公式サイトに年数を載せている会社は29社中5社でした。スマイルタイムの工事保証最高10年、一角の塗装10年、LIXILの変褪色15(10)年、不二サッシの2年・雨水10年、アイジー工業の項目別保証と、リフォーム工事かし保険(5年・1年、支払い80%)の仕組みを整理しました。

公開 2026年9月30日

「保証10年」と書かれていても、何に対する10年かは会社によって違います。塗膜の変褪色に対する保証と、雨漏りに対する工事保証は別のものです。

このページでは、保証の3分類、公式に年数を出している会社の一覧、対象外になりやすい部分、鋼板系の相場観、リフォーム工事かし保険、見積時にもらう書面の順に整理します。

保証は3種類ある:製品・塗膜・工事

外壁工事に関わる保証は、誰が何に対して責任を持つかで分かれます。公式サイトの記載を分類すると次の3つになります。

種類出す主体対象の例公式記載の例
製品保証メーカー割れ・欠け・穴あき・赤さびなど本体の不具合アイジー工業(割れ・欠け・亀裂30年など)
塗膜保証メーカー塗膜の変色・褪色LIXIL(変褪色15(10)年)、一角(表面塗装10年)
工事保証施工会社施工に起因する不具合、雨水浸入スマイルタイム(最高10年)、不二サッシ(雨水浸入10年)

製品保証と工事保証は出す主体が違うため、メーカーから直接買って別の施工店に張ってもらう場合は、書面が2通になります。一社で材料から施工まで請ける会社は、工事保証に一本化していることがあります。

公式サイトに保証年数を載せている会社の一覧

当サイトが2026年9月29日時点で調べた29社のうち、保証の年数や条件を公式に確認できたのは5社です。残りの24社は公式ページに保証の記載がありませんでした。

会社保証の公式記載注記
スマイルタイム(住居時間)「最高10年間の工事保証書を発行」。引渡し後のアフターフォローは無料対応製品保証の年数は非掲載
一角(IKホールディングス)IKアルミサイディングは「表面塗装は10年保証」本体(割れ・穴あき等)の保証は記載なし
LIXIL(Danサイディング)著しい変色や褪色がないことを15(10)年間保証。保証書PDFを公開アルミ仕様に対する年数の別は未確認
不二サッシ引き渡し日から2年間(電装部品・フロアヒンジ等は1年間)。雨水浸入は10年間(改修工事は対象外)カーテンウォール・サッシの保証。消耗部品は保証期間中でも有料
アイジー工業標準品:割れ・欠け・亀裂30年、塗膜変褪色10年、赤さび10年、穴あき10年。上位品は赤さび15〜20年、塗膜変褪色20年対象はガルバリウム鋼板製のアイジーサイディング等。アルミ製Xiumは保証対象として記載なし

YKK AP(アルカベール)、APサービスセンター、Graise HOME、三協アルミ、ALPOLIC、菊川工業などは、公式サイトに保証年数の記載がありません。記載がないことは保証がないことを意味しませんが、見積時に書面で確認する必要があります。

保証の対象外になりやすい部分

保証書には対象外の条件が書かれています。公式に条件を公開しているアイジー工業と不二サッシの記載から、外壁工事で一般に確認すべき項目が読み取れます。

  • 加工部・現場塗装箇所:アイジー工業は保証対象を本体のみとし、加工部・現場塗装箇所は対象外
  • 面積の基準:アイジー工業の赤さび保証は「全施工面積の5%以下」が基準
  • 申請期限:アイジー工業は施工完了後6か月以内の申請が目安
  • 消耗部品:不二サッシはガラス押さえゴム・気密ゴム・モヘヤ等を保証期間中でも有料
  • 改修工事:不二サッシの雨水浸入10年保証は改修工事を対象外
  • 部品ごとの年数差:不二サッシは電装部品・フロアヒンジ等を1年間と短く設定

重ね張りリフォームは「改修工事」に当たります。カーテンウォールの例ではありますが、改修工事を雨水保証の対象外とする規定は、住宅の工事保証でも同様の条項がないか確認する理由になります。

参考:鋼板系サイディングの保証年数の相場観

アルミ製の住宅用サイディングは保証年数を公開している会社が少ないため、同じ金属サイディングの鋼板製品を参考に読みます。アイジー工業の公式保証ページは項目別の年数を製品グレードごとに載せています。

製品グレード割れ・欠け・亀裂塗膜変褪色赤さび穴あき
SP-ガルスパン等の標準品30年10年10年10年
SP-ガルボウ・SP-ガルスクエア30年10年15年25年
NFI-フィネストーンⅡ・NFI-グラブロッシュ30年20年20年20年

「赤さび」は鋼板特有の項目で、アルミ製品の保証には現れません。一角の「表面塗装10年」、LIXILの「変褪色15(10)年」は、この表の塗膜変褪色の列に当たります。

アルミ製品で本体(割れ・穴あき)の保証年数を公開している会社は、今回の調査では確認できませんでした。塗膜以外の保証が必要なら、見積時にメーカーの保証書の項目を取り寄せてください。

リフォーム工事かし保険の仕組み

会社の保証とは別に、第三者の保険法人が引き受ける「リフォーム工事かし保険」があります。住宅瑕疵担保責任保険協会が仕組みを案内しており、平成22年から発売されているとされる保険です。

  • 引受の条件:保険法人が対象工事部分を検査し、検査基準に適合すると判断した場合に引き受ける
  • 保険期間:構造耐力上主要な部分・雨水浸入防止部分が5年間、その他の部分が1年間
  • 保険金:(修補費用等−10万円)×80%。事業者倒産時は100%
  • 対象費用:修補費用のほか、調査費用、転居・仮住まい費用等
  • 事業者側の要件:保険法人への事業者登録が必要

この保険は施工事業者が加入するもので、施主が直接申し込む制度ではありません。依頼先が保険法人に事業者登録しているかが、加入できるかの前提になります。

会社の工事保証が10年でも、会社が倒産すれば保証は実行されません。かし保険は倒産時に100%が支払われるため、会社の保証と併用する意味があります。

見積時に書面でもらうもの

保証は口頭ではなく書面で残す必要があります。契約前に次の書類を求め、年数と対象を突き合わせてください。

  1. メーカー保証書の見本:対象製品名、項目(本体・塗膜)ごとの年数、対象外の条件、申請期限
  2. 工事保証書の見本:保証年数、雨水浸入の扱い、改修工事の除外規定の有無
  3. かし保険の加入可否:事業者登録の有無と、保険期間(5年・1年)の説明
  4. 保証の窓口:メーカー保証をどこに申請するか(施工店経由か直接か)
  5. アフターフォローの条件:スマイルタイムのように「引渡し後のアフターフォローは無料対応」と明記があるか

公式サイトに保証が載っていない会社でも、見積段階で書面を出せるかどうかで対応の姿勢が分かります。書面が出ない場合は、その会社との契約に保証がないものとして総額を比較してください。

この記事に出てくるメーカー・施工会社

参照元

よくある質問

アルミサイディングの保証は何年ですか?

公式サイトで確認できたのは、一角(IKホールディングス)のIKアルミサイディングが表面塗装10年保証、LIXILのDanサイディングが変褪色15(10)年保証、スマイルタイムが最高10年間の工事保証です。YKK APのアルカベールは公式サイトに保証年数の記載がなく、施工店経由で保証書を確認する必要があります。

メーカー保証と工事保証は何が違いますか?

メーカー保証は製品本体や塗膜の不具合をメーカーが保証するもので、工事保証は施工に起因する不具合や雨水浸入を施工会社が保証するものです。アイジー工業の製品保証は本体のみが対象で加工部・現場塗装箇所は対象外、不二サッシの工事保証は雨水浸入10年ですが改修工事は対象外です。

リフォーム工事かし保険とは何ですか?

平成22年から発売されているとされる保険で、住宅瑕疵担保責任保険協会によれば、保険法人が対象工事部分を検査し基準に適合した場合に引き受けます。保険期間は構造耐力上主要な部分・雨水浸入防止部分が5年間、その他の部分が1年間で、保険金は(修補費用等−10万円)×80%、事業者倒産時は100%です。施工事業者が保険法人に事業者登録している必要があります。

【建物・頼み方別】アルミ外壁材のおすすめ3社

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

戸建ての外壁を、重ね張りでリフォームするなら

YKK AP株式会社

外装材の中で最軽量。アルカベール15mm、11ラインアップを全国の施工店で

アルミ外装材「アルカベール」は基本厚さ15mm、幅350〜400mm、長さ3〜4mで、モダン・木目柄・深絞り(石調)のシリーズがある。公式サイトは「錆びずに長期間安心」「外装材の中でも最軽量で建物への重量負担が少なく、塩害に強い」とし、塗装は「クオリティジェット」、芯材はノンフロン硬質プラスチックフォーム断熱材。横張り・縦張り・リフォーム重ね張りに対応する。

YKK AP株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

施工店に、工事保証込みで一社に任せたいなら

株式会社住居時間(スマイルタイム)

自社のアルミ外壁材で施工実績14,000件超。窯業系の約1/9の軽さ、工事保証最高10年

表面材アルミ約0.4mm・芯材に硬質発泡ウレタンの断熱材・裏面に防水フィルムを持つ自社オリジナルのアルミ外壁材20種で、重ね張り(外断熱)リフォームを施工する。重量は窯業系サイディングの約1/9。施工実績14,000件以上、日本金属サイディング工業会の施工例写真コンテストに16年連続入賞。工事保証は最高10年と公式に記載する。

株式会社住居時間(スマイルタイム)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

ビル・商業施設・公共施設の外装パネル、カーテンウォールなら

三協立山株式会社 三協アルミ社

A6063S-T5の押出形材にアルマイト・フッ素塗装。不燃認定・水密1500Pa、BIMデータと認定書を公開

外装・天井材スパンドレルはJIS H 4100 A6063S-T5のアルミ押出形材で、シルバー艶消・二次電解着色・フッ素樹脂焼付塗装(20/40μm)などの表面処理を選べ、製作限度6m、不燃性認定取得済み。バーチカルカーテンウォールNL-Rは水密性1500Paで自然換気機能付き、防火型は防火認定取得。ビル建材専門サイトでCAD・BIMデータ、WEBカタログ、防火認定書を提供し、富山銀行本店(2019年)などの採用事例を公式に載せる。

三協立山株式会社 三協アルミ社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

関連記事