金属部品の塗装の受託(粉体塗装・焼付塗装・カチオン電着、リン酸亜鉛の前処理、膜厚と塩水噴霧、日塗工の色、マスキング、最低料金、VOC) · 2026年10月時点
迷ったらこれ。金属部品の塗装の受託3選と、条件別の第一候補
16社の公式情報と料金を調べました。経産省の塗料の統計、環境省のVOCの集計、JIS、日塗工の色見本、塗料の値上げも見ています。選ぶ軸は3つで、前処理と試験、数量と色で決まる工法、1ロットの総額です。
- 16社を調査
- 各会社の公式サイト
- 調査日 2026年10月10日
- 更新 2026年10月10日

編集部の結論
屋外で使う鋼材は、リン酸亜鉛の前処理と塩水噴霧の時間を書いてから頼みます。数個で日塗工の指定色なら溶剤の焼付、数十個以上で在庫の色なら粉体です。袋状の部品の内側まで守るなら、カチオン電着にします。
決め手の1つ目は色です。粉体で指定色を作ると、通常は300kgからです。トコウは、溶剤の調色を最小1kgから受けます。
もう1つは前処理です。リン酸亜鉛の処理には排水処理の設備と届出が要り、どこでもできるわけではありません。比べるときは1個の単価ではなく、最低料金を含む1ロットの総額で見てください。
編集部・2026年10月。16社の公式サイト、料金、塗料メーカーの価格改定を確認しました。経産省の生産動態統計、環境省のVOC排出インベントリ、法令とJISの原文も見ています。
【基本3選】屋外の板金の粉体・試作の指定色・レーザー板金の電着の第一候補
屋外で使う板金や架台を、数十〜数千個塗るなら
永和工芸株式会社
リン酸亜鉛の前処理を自社で行い、粉体の小ロット専用ラインを持っています。
- 比較した会社永和工芸
- 主な工法粉体・溶剤焼付・常温乾燥
- 前処理リン酸亜鉛・クロメート(自社)
選んだ理由を読む
粉体の前処理はリン酸亜鉛が最適と説明し、その設備を持っています。在庫2,000色以上を使い、小ロットの指定色を1週間以内にしています。
- リン酸亜鉛を自社で処理
- 粉体1〜1,000個のライン
- ISO9001を取得
試作や数個に、指定色を短い納期で塗るなら
株式会社トコウ
溶剤の焼付は最小1kgから調色し、最短1日で塗ります。
- 比較した会社トコウ
- 主な工法溶剤焼付・粉体・特殊塗装
- 前処理化成処理洗浄装置あり
選んだ理由を読む
塗料メーカーの調色は最短3日〜10日程度という説明に対し、自社で最短1日で調色します。粉体も1点から受け、調色は40kgからです。
- 溶剤の調色は1kgから
- 粉体の調色は40kgから
- ISO9001・14001を取得
溶接やレーザー切断の板金を、内側まで防錆するなら
株式会社三和鍍金
カチオン電着のラインの中で酸洗し、切断面のスケールを落として塗ります。
- 比較した会社三和鍍金
- 主な工法カチオン電着・めっき
- 前処理リン酸亜鉛・酸洗(ライン内)
選んだ理由を読む
レーザー切断の酸化スケールと溶接焼けを、塗る前にライン内で除きます。亜鉛めっきの上にも電着でき、他社の電着の剥離も受けます。
- ライン内の酸洗
- 亜鉛めっきの上も可
- 膜厚は通常20μ±5μ
会社16社の比較表
| 会社 | 比較した会社 | 主な工法 | 前処理 | 少量の扱い | 公開の料金 | 最大の寸法の例 | 会社情報の開示 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 永和工芸株式会社公式 · 2026-10-10確認 | 永和工芸 | 粉体・溶剤焼付・常温乾燥 | リン酸亜鉛・クロメート(自社) | 1個から(専用ライン) | 記載なし | 小ロット粉体600×1600×1000mm | 資本金・従業員・沿革 |
| 株式会社トコウ公式 · 2026-10-10確認 | トコウ | 溶剤焼付・粉体・特殊塗装 | 化成処理洗浄装置あり | 1個から(超短納期は4個まで) | 記載なし | 粉体W3500×D2500×H2500mm | 従業員・取引先・設備 |
| 株式会社三和鍍金公式 · 2026-10-10確認 | 三和鍍金 | カチオン電着・めっき | リン酸亜鉛・酸洗(ライン内) | 記載なし | 記載なし | カチオン1200×600×1200mm | 設立・資本金・従業員 |
| 有限会社フジックス公式 · 2026-10-10確認 | フジックス | 溶剤焼付(静電・手吹き) | 化成皮膜(浸漬式) | 記載なし | 記載なし | 手吹き500×600×1200mm | 資本金・従業員・取引先 |
| 株式会社ヒバラコーポレーション公式 · 2026-10-10確認 | ヒバラコーポレーション | 粉体・カチオン・溶剤・流動浸漬 | リン酸亜鉛(大型槽あり) | 試作は1個から | 試作の目安5,000〜15,000円 | 焼付3000×3000×3000mm | 設立・資本金・従業員 |
| 株式会社風岡公式 · 2026-10-10確認 | 風岡 | 粉体焼付・溶剤焼付 | 記載なし | 粉体の小ロットは不可 | 記載なし | 40フィートコンテナ大(常温乾燥) | 沿革・認証 |
| 幸南工業株式会社公式 · 2026-10-10確認 | 幸南工業 | カチオン電着・静電吹付 | リン酸亜鉛・マンガン | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 資本金・従業員・ISO |
| 丸善美装工業株式会社公式 · 2026-10-10確認 | 丸善美装工業 | 粉体 | リン酸亜鉛(スプレー式) | 記載なし | 記載なし | 2300×1200×3000mm・240kg | 設立・資本金・従業員 |
| 松山技研株式会社公式 · 2026-10-10確認 | 松山技研 | カチオン電着(熱処理も) | 記載なし | 小ロットから量産まで | 記載なし | 記載なし | 設立・資本金・従業員 |
| 株式会社ミスミ公式 · 2026-10-10確認 | ミスミ(meviy) | 板金と粉体・溶剤塗装の一括 | 記載なし | 1個から自動見積もり | 3Dデータで即時に表示 | SPCC粉体は外形1700mmまで | 運営会社の概要を公開 |
| 元郷塗装工業株式会社公式 · 2026-10-10確認 | 元郷塗装工業 | 粉体・溶剤・カチオン・絶縁 | リン酸亜鉛・三価クロム | カチオンは少数から | 記載なし | カチオンW5000×D400×H1500mm | 設立・資本金・設備 |
| 株式会社ムラカワ公式 · 2026-10-10確認 | ムラカワ | 溶剤焼付・粉体・ウレタン | 記載なし | 記載なし | 色見本1色3,000円 | 幅2.5m×長さ10m×高さ3m | 資本金・売上・従業員 |
| ナカオ金属工業株式会社公式 · 2026-10-10確認 | ナカオ金属工業 | 板金から粉体塗装まで一貫 | リン酸亜鉛 | 小ロットから | 記載なし | 記載なし | 資本金・年商・従業員 |
| 埼玉塗装研究所公式 · 2026-10-10確認 | 埼玉塗装研究所 | 溶剤・粉体・電着(協力工場) | 記載なし | 1個から | 最低1ロット3,000円 | 記載なし | 所在地のみ |
| タマ化工株式会社公式 · 2026-10-10確認 | タマ化工 | カチオン電着 | ディップ式 | サンプル加工可 | 記載なし | 2000×1300×600mm | 資本金・従業員・親会社の決算 |
| 横浜技術塗装公式 · 2026-10-10確認 | 横浜技術塗装 | 粉体・溶剤焼付・ウレタン | ブラスト・化成処理 | 1点から | 部品の参考価格(税抜) | 炉W2000×H2100×D2000mm | 所在地・資格 |
※編集チーム調べ。各社公式サイトの記載をもとに作成(2026年10月調査時点)。「記載なし」は公式サイトに該当する記述が見つからなかった項目です。
編集部の分析
16社について、公式サイトに加えて決算資料・公的統計・過去の料金などを集め、同じ物差しで考えた分析です。各項目の根拠は末尾の「この分析の根拠」に載せています(2026年10月10日時点)。
迷ったらこう選ぶ
表を上から順に見て、最初に当てはまる行が第一候補です。基本3選は、永和工芸、トコウ、三和鍍金です。
選ぶ軸は3つで、上から順に絞ります。
- 何から守るかで、前処理と試験の時間を決める。屋外や海沿いで使う鋼材は、リン酸亜鉛の前処理を指定します。塩水噴霧の時間も図面に書きます。
- 数量と色で、工法を決める。数個で指定色なら溶剤の焼付、数十個以上で在庫の色なら粉体です。袋状の部品の内側まで守るなら、カチオン電着にします。
- 1ロットの総額で比べる。最低料金がある会社では、少ない数でも総額は下がりません。単価ではなく、最低料金を含む総額で比べます。
このページでは、溶剤を含む塗料で塗って焼き付ける方法を溶剤焼付と呼びます。カチオン電着は、塗料の槽に部品を浸け、電気で塗膜を付ける塗装です。リン酸亜鉛処理は、塗る前に鋼の表面へ皮膜を作る前処理です。
| あなたの状況 | 第一候補 | こうなら逆転 | いちばんのリスク |
|---|---|---|---|
| 屋外で使う板金や架台を数十〜数千個 | 永和工芸(基本3選) | 海岸から300m以内 → 丸善美装工業 | 在庫にない指定色は粉体の量が要る |
| 試作や数個に、指定色を短い納期で | トコウ(基本3選) | 料金の目安を先に知りたい → ヒバラ | 粉体の1個は割高になる |
| 溶接やレーザー切断の板金を内側まで防錆 | 三和鍍金(基本3選) | 長さ2m級の大物 → タマ化工 | 電着は黒で、日に当たるなら上塗り |
| 板金と塗装を1個から一括で | ミスミのmeviy(条件別) | 前処理を指定したい → 板金と塗装を分ける | 色は選択肢の中だけ |
| アルミや亜鉛のダイカストの焼付 | フジックス(条件別) | 粉体の厚い膜が要る → 永和工芸 | 従業員15名の会社 |
| 長さ6mを超える建材や看板 | ムラカワ(条件別) | 長尺を電着で → 元郷塗装工業 | 粉体の在庫外の色は自社で作らない |
| 1ロットの最低額を先に知りたい | 埼玉塗装研究所(条件別) | 塗る工場と直接話したい → 永和工芸 | 塗る工場が案件ごとに変わる |
注 前処理、寸法、料金、調色の量は、各社の公式ページによります(2026年10月10日確認)。ヒバラはヒバラコーポレーションの略です。
前処理で、塗膜の持ちが決まる
永和工芸は、粉体の前処理にはリン酸亜鉛の皮膜がもっとも効果的だと書いています。同社によると、リン酸鉄は焼付直後の密着ではむしろ良好です。ただし、時間がたった後の密着はリン酸亜鉛が上回るという説明です。
同社は、リン酸亜鉛の処理には排水処理設備と届出が要り、どこでもできるわけではないとも書いています。三和鍍金は、粉体塗装を協力工場と連携して行うと書いています。
屋外で使う鋼材は、リン酸亜鉛の前処理を注文書に書きます。前処理の差は、塗った直後の検査では見えにくいからです。見積もりの段階で、前処理を自社で行うかも確かめます。
色で、粉体か溶剤かが決まる
トコウは、粉体の調色は通常300kgからだと書いています。同社自身は、40kgから最短2週間で調色します。永和工芸は、指定色の粉体は150kg以上の需要が見込めないと作れない、と従来の制約を説明しています。
元郷塗装工業は、粉体の短所に少量生産や細かな調色の難しさを挙げています。風岡も、粉体は塗料の製造に量の制限があり、小ロットはできないと書いています。一方で、トコウは溶剤の調色を最小1kgから、最短1日で行います。
数個で日塗工の指定色が要るなら、溶剤の焼付を選びます。粉体は色を作る量の単位が大きく、少量では塗料が余るからです。粉体で少量を塗るなら、在庫の色から選びます。
最低料金があると、100個までは総額が同じ
埼玉塗装研究所は、最低1ロット3,000円から受けると書いています。数千個の量産なら、1個30円からが相場という記載です。この2つの数字なら、100個以下の注文は総額が最低料金の3,000円のままの計算です編集部の試算。
最低料金がある会社には、予備を含めた数をまとめて出します。最低料金の範囲なら、数を増やしても総額が変わらないからです。単価だけの見積もりは受け取らず、1ロットの総額と最低料金を書いてもらいます。
気にしなくていいこと
- 塩水噴霧の時間が何年分にあたるか、という説明です。日本ウエザリングテストセンターは、促進腐食試験と屋外の暴露試験の相関は低いとしています。
- 「VOC対応」をうたう宣伝です。大気汚染防止法の排出規制は、吹付塗装なら排風機が毎時10万立方メートル以上の施設が対象です。
- 塗装の設備の新しさです。持ちを決めるのは、前処理の種類と、試験の記録を出せるかです。
言いにくいこと
関西ペイントは、2026年6月15日の出荷分から粉体系塗料を15〜25%改定すると案内しました。同じ案内で、溶剤系塗料は20〜35%です。日本ペイントも、2025年7月22日の出荷分から10〜20%の改定を実施しました。
一方で、埼玉塗装研究所の最低料金は、2021年のWeb Archiveの記録から変わっていません。ヒバラコーポレーションの試作の目安も同じです。
Webに載っている塗装の料金は、今の見積もりより安い前提で読みます。塗料はこの数年で何度も上がり、公開の目安は書き換えられていないからです。見積もりには、有効期限と改定の条件を書いてもらいます。
調べた会社には、従業員が8名や15名の会社もあります。セイワホールディングスは、タマ化工をグループに持つ会社です。2026年5月期には、勝山塗装工業所のカチオン塗装事業を譲り受けています。
量産の部品は、同じ仕様で2社目の見積もりを取っておきます。小さな塗装会社に1社で頼むと、止まったときに代わりがないからです。仕様を図面に書いておけば、移るときの手間も減ります。
この分析の根拠(16件)
- 永和工芸 粉体塗装リン酸亜鉛が最適、リン酸鉄との一次・二次物性の比較、排水処理設備と届出、指定色は150kg以上の需要
- 三和鍍金 粉体塗装協力工場と連携して対応、膜厚50〜60μm、ねじ穴のマスキング
- トコウ 粉体塗装粉体の調色は通常300kg、同社は40kgから最短2週間、1個は割高
- トコウ 超短納期・試作塗装溶剤の調色は最小1kg、最短1日
- 元郷塗装工業 粉体塗装短所に少量生産や細やかな調色が難しい
- 風岡 金属製品塗装事業粉体塗料の製造に量の制限があり小ロットの製造は出来ない
- 埼玉塗装研究所 費用について最低1ロット3,000円、数千個の量産は30円〜
- 埼玉塗装研究所 費用について(2021年12月のWeb Archiveの記録)同じ料金の記載
- ヒバラコーポレーション 試作塗装(2021年5月のWeb Archiveの記録)料金目安5,000〜15,000円、最短3営業日(現在と同じ)
- 日本ウエザリングテストセンター 促進暴露試験ハンドブック〔Ⅱ〕促進腐食試験(2009年4月)促進腐食試験結果と大気暴露試験結果は相関性が低い
- 大気汚染防止法施行令(e-Gov法令API)別表第一の二 吹付塗装の塗装施設は排風機の排風能力が毎時10万立方メートル以上
- 関西ペイント 中東情勢を背景とした当社製品の価格改定に関するご案内(2026年5月29日)溶剤系20〜35%、水性15〜30%、粉体系15〜25%、6月15日出荷分から
- 日本ペイント 製品の価格改定について(2025年5月16日)2025年7月22日出荷分から10〜20%
- セイワホールディングス 2026年5月期決算説明資料勝山塗装工業所のカチオン塗装事業の譲受け、タマ化工の業績
- 丸善美装工業 会社概要従業員8名(2019年10月)
- フジックス 会社概要従業員15名
粉体・溶剤焼付・電着の選び方
膜の厚さは、電着が15〜25μm、溶剤焼付が25μm前後、粉体が50〜60μm前後です。
工法ごとの膜の厚さと、各社が書いている向く条件を並べました。
| 工法 | 膜厚の例 | 向く条件(各社の説明) |
|---|---|---|
| 粉体 | 50〜60μm | 厚い膜を1回で。量産や屋外 |
| 溶剤焼付 | 25±5μm | 少量の指定色や短い納期 |
| カチオン電着 | 15〜25μm | 複雑な形や袋部。量産の下地 |
注 粉体は永和工芸と三和鍍金、溶剤焼付はミスミのmeviyの目安、電着は元郷塗装工業とタマ化工の記載です。meviyの値は保証値ではないと書かれています。
元郷塗装工業は、カチオン電着の長所に袋部の内側まで塗れることを挙げています。短所には、色の変更が難しく、2度塗りができないことを挙げています。三和鍍金の電着の色は黒で、上塗りの下地に向くと書いています。
日に当たる部品は、電着だけで仕上げにしません。調べた2社が、電着を上塗りの下地に向くと書いているからです。屋外の部品なら、電着の上に粉体か溶剤を重ねる見積もりを取ります。
経済産業省の生産動態統計によると、2025年の粉体塗料の生産は36,652トンでした。シンナーを除く塗料19品目の合計は約104万トンで、粉体はその約3.5%です編集部の試算。
粉体は、色の在庫や小口の調色が限られる前提で選びます。塗料全体の数%しか作られておらず、色の種類で溶剤に並ぶのは難しいからです。在庫の色で足りる部品ほど、粉体の厚い膜を安く使えます。
膜の厚さには、部品の側の注意もあります。三和鍍金は、粉体は通常50µmほどの膜になるため、ねじ穴をそのまま塗るとねじが使えなくなると書いています。ミスミのmeviyは、塗装時の吊り治具の跡が残る場合があると書いています。
粉体で塗る部品は、ねじ穴とはめ合いの面を図面でマスキング指定します。50µmの膜が付くと、ねじやはめ合いが合わなくなるからです。吊り治具の跡を残してよい面も、あわせて指定します。
この分析の根拠(7件)
- 永和工芸 粉体塗装膜厚50〜60μ、180℃×20分
- ミスミ meviy 溶剤塗装の追加のお知らせ粉体60±5μm、溶剤25±5μm(目安、保証値ではない)、吊り治具痕
- 元郷塗装工業 カチオン電着塗装膜厚15〜25μ、袋部内にも塗装、色の変更が難しく2度塗りができない、下地塗装に最適
- 三和鍍金 カチオン電着塗装色は黒、膜厚15〜25µm、上塗り塗装時の下地に最適
- 三和鍍金 粉体塗装膜厚は通常50µmほどで、ねじ穴はマスキングが必要
- タマ化工膜厚15-25μm
- 経済産業省生産動態統計 2025年 年報(実数表)塗料及び印刷インキ月報の粉体塗料の生産36,652トン(1〜12月の合計、編集部集計)
試験の示し方と、塩水噴霧の時間
図面には、試験の規格と時間、膜厚、付着性の確かめ方を書きます。
試験の規格は、JISの塗料一般試験方法にまとまっています。名称は日本産業標準調査会のJISの一覧で確かめました。
| 確かめること | JISの規格 | 図面に書くこと |
|---|---|---|
| 中性塩水噴霧 | JIS K 5600-7-1 | 時間と、傷を付けるか |
| 塩水噴霧・乾燥・湿潤のサイクル | JIS K 5600-7-9 | サイクルの数 |
| 付着性 | JIS K 5600-5-6 | クロスカット法の判定 |
| 膜厚 | JIS K 5600-1-7 | 下限と測る点 |
| 色の目視比較 | JIS K 5600-4-3 | 色見本の版 |
| 促進耐候性 | JIS K 5600-7-7 | キセノンランプ法の時間 |
注 右の列は、編集部が図面に書くことを勧める項目です。
丸善美装工業は、使う場所ごとに塩水噴霧の時間を決めた仕様を公開しています。一般の屋内は120時間、屋外は240時間です。海岸から1km以内は500時間、300m以内は1,000時間としています。
タマ化工は、クロスカットした試験片を5%・55℃の塩水に240時間浸けて確かめると書いています。膜厚は1日1回以上測ります。
海沿いで使う盤や架台は、500〜1,000時間の仕様で見積もりを取ります。丸善美装工業の表でも、海岸から1km以内は500時間以上だからです。屋内の部品に1,000時間を求めると、前処理と塗料の費用が上がるだけです。
日本ウエザリングテストセンターの資料は、促進腐食試験と屋外の暴露試験の相関は低いとしています。同じ資料では、冷延鋼板の腐食量の標準偏差が、どの試験装置でも平均値の約20%でした。試験片を置く場所で、腐食の進み方が違うためです。
塩水噴霧の時間は、合否の物差しとして使い、何年もつかには換算しません。屋外の腐食とは、さびの形が大きく違うからです。2社を比べるときは、同じ試験機関に同じ条件で出してもらいます。
この分析の根拠(9件)
- 日本産業標準調査会 JIS K 5600-7-1塗料一般試験方法-第7部:塗膜の長期耐久性-第1節:耐中性塩水噴霧性
- 日本産業標準調査会 JIS K 5600-7-9サイクル腐食試験方法-塩水噴霧/乾燥/湿潤
- 日本産業標準調査会 JIS K 5600-5-6付着性(クロスカット法)
- 日本産業標準調査会 JIS K 5600-1-7膜厚
- 日本産業標準調査会 JIS K 5600-4-3色の目視比較
- 日本産業標準調査会 JIS K 5600-7-7促進耐候性及び促進耐光性(キセノンランプ法)
- 丸善美装工業 品質屋内120h、屋外240h、海岸から1km以内500h、300m以内1000h
- タマ化工 品質管理塩温水5%・55℃・240時間、膜厚は1回/日以上
- 日本ウエザリングテストセンター 促進暴露試験ハンドブック〔Ⅱ〕促進腐食試験(2009年4月)相関性が低い、腐食形態が大きく異なる、標準偏差が平均値の約20%(冷延鋼板)
色の指定:日塗工とマンセル
日塗工の色見本は、2024年P版の600色が最新です。
日本塗料工業会の塗料用標準色は、1954年に初版を出し、2024年P版で36版目です。P版は新色13色を含む600色で、2021年L版から13色を削っています。色票番号は、マンセル表色系に対応しています。
| 指定のしかた | 例 | 注意すること |
|---|---|---|
| 日塗工の色票番号 | P45-20B など | 版の記号まで書く |
| マンセル値 | 10GY9/1 など | 近似の色として扱う会社がある |
| 塗装会社が作る色見本 | 現物の板 | 1色3,000円の例(ムラカワ) |
| RAL・DICなど | 各社の色見本帳 | 対応の有無を確かめる |
注 ミスミのmeviyは、塗装色を「近似マンセル値」で示しています。ムラカワの色見本は3枚までの料金で、税の表記はありません。
2021年L版のポケット版にあったつや消し色54色は、P版では掲載を終えました。日本塗料工業会は、P版の次の版を2027年に出す予定です。
図面の色は、日塗工の番号に版の記号を付けて書きます。版が替わると削られる色があり、番号だけでは古い版の色か分からないからです。艶も、色とは別に指定します。
量産の前に、塗装会社に色見本の板を作らせます。承認した板は、発注側と塗装会社で1枚ずつ持ちます。色の行き違いは、見本の板と並べて目で比べれば片づくからです。
この分析の根拠(5件)
- 日本塗料工業会 2024年P版 塗料用標準色36版目、600色、新色13色・削除13色、つや消し色54色の掲載終了、次は2027年予定
- 日本塗料工業会 色見本帳のご案内2024年P版の次は2027年に発行予定
- 日本産業標準調査会 JIS Z 8721色の表示方法-三属性による表示
- ミスミ meviy 溶剤塗装の追加のお知らせ塗装色を近似マンセル値で表示
- ムラカワ 事業内容色見本1色3,000円(3枚まで)、日塗工・DIC・RALなどに対応
費用の目安と、塗料の値上げ
公開の料金は、試作の1個が数千〜1万円台、量産の1個が数十円からです。
塗装の料金の数字を公開していたのは、調べた16社のうち5社でした。対象と条件がそろわないため、順位はつけません。
| 会社 | 内容 | 公開の料金 |
|---|---|---|
| 埼玉塗装研究所 | 1ロットの最低 | 3,000円から |
| 埼玉塗装研究所 | 数千個の量産 | 1個30円からが相場 |
| ヒバラコーポレーション | 試作塗装(1個から) | 5,000〜15,000円の目安 |
| 横浜技術塗装 | 粉体(トップブリッジなど) | 6,000円から(税抜) |
| ムラカワ | 出張塗装(1人8時間) | 40,000円+交通費 |
| ミスミ(meviy) | 板金溶接と塗装の例 | 8,704円(6日目出荷) |
注 各社の公式ページによります(2026年10月10日確認)。横浜技術塗装のほかは税の表記がありません。meviyの例は板金の加工費を含み、SPCC・板厚6.0mm・65×80×166mmです。
meviyの板金溶接は、20日目以降の出荷日を選ぶと価格が30%下がります。同社の例では、25日目の出荷で8,704円が6,102円でした。粉体塗装つきは、割引の出荷日が25日目からです。
納期に余裕がある板金の部品は、出荷日を遅らせて値引きを受けます。塗装つきでも割引の対象になると、同社が案内しているからです。
塗料の価格改定の履歴
| 時期 | 会社 | 内容 |
|---|---|---|
| 2022年10月 | 関西ペイント販売 | 工業用の塗料類を15〜30% |
| 2023年7月 | 関西ペイント販売 | 塗料・シンナーを5〜20% |
| 2025年7月 | 日本ペイント | 塗料・シンナーを10〜20% |
| 2025年9月 | 関西ペイント販売 | 塗料・シンナーを5〜20% |
| 2026年4月 | 関西ペイント | シンナー全般を50%以上 |
| 2026年6月 | 関西ペイント | 粉体系15〜25%、溶剤系20〜35% |
注 各社のお知らせによります。改定の時期は、出荷分や受注分の開始日です。関西ペイント販売は、2021年6月と2022年2月にも改定したと書いています。
1年を超える量産の見積もりは、塗料の改定で見直す条件を最初に決めます。関西ペイントの2026年6月の改定では、溶剤系の上げ幅が粉体系より大きかったからです。長く続く部品ほど、塗料の値上げを単価に入れる時期でもめやすくなります。
この分析の根拠(10件)
- 埼玉塗装研究所 費用について最低1ロット3,000円、量産は30円〜
- ヒバラコーポレーション 試作塗装料金目安5,000〜15,000円
- 横浜技術塗装 パウダーコート参考価格(税抜)、剥離・下地処理込み
- ムラカワ 事業内容出張塗装は作業員1人8時間40,000円+交通費
- ミスミ meviy 板金溶接の納期割引のお知らせ20日目以降の出荷で30%引き、粉体塗装は割引25日目〜、8,704円→6,102円の例
- 関西ペイント販売 製品の価格改定について(2022年8月17日)工業用塗料分野 塗料類15〜30%(2022年10月1日から)、2021年6月・2022年2月にも改定
- 関西ペイント販売 製品と運賃の価格改定について(2023年3月20日)工業用塗料および汎用塗料 5〜20%(2023年7月1日から)
- 日本ペイント 製品の価格改定について2025年7月22日出荷分から10〜20%
- 関西ペイント販売 製品の価格改定について2025年9月20日出荷分から5〜20%
- 関西ペイント 価格改定に関するご案内(2026年5月29日)4月2日にシンナー全般50%以上、6月15日出荷分から粉体系15〜25%・溶剤系20〜35%
VOCと、法律で決まっていること
塗料は、国内のVOCの最大の発生源です。法律の排出規制は、大きな施設だけが対象です。
環境省のVOC排出インベントリでは、2024年度の国内の排出量は549,000トンでした。塗料は200,717トンで、品目で見て最も大きい発生源です。2000年度の534,672トンからは、62.5%減りました。
| 法令 | 決まっていること |
|---|---|
| 大気汚染防止法施行令 別表第一の二 | 吹付塗装の施設は排風10万m3/h以上 |
| 同上 | 塗装の乾燥施設は送風1万m3/h以上 |
| 取適法 第5条第2項第4号 | 協議に応じない一方的な代金決定の禁止 |
| 取適法 | 手形払の禁止、受領から60日以内の支払 |
注 乾燥施設は、吹付塗装と電着塗装に係るものを除きます。取適法は2026年1月1日に施行された、下請法を改正した法律です。資本金か従業員数の基準に当たる取引が対象です。
塗料の分の排出は、全体の約37%にあたります編集部の試算。粉体塗料は有機溶剤を使わないと、トコウ、風岡、ナカオ金属工業が書いています。元郷塗装工業は、カチオン電着の塗料は水溶性だと書いています。
VOCを減らしたい会社は、塗装会社が法律の対象かではなく、工法で選びます。法律の排出規制は大きな施設だけが対象で、小さな塗装会社の多くは外れるからです。溶剤を使わない粉体か、水溶性の電着を選びます。
塗装会社から値上げの協議を求められたら、応じて説明します。取適法の対象の取引では、協議に応じない一方的な代金の決定が禁止されたからです。塗料の改定の通知を添えてもらうと、話が早く進みます。
この分析の根拠(8件)
- 環境省 揮発性有機化合物(VOC)排出インベントリについて(令和8年3月)令和6年度の排出量549,000t、塗料200,717t、平成12年度534,672tから62.5%減
- 環境省 VOC排出インベントリ報告書(令和7年度)報告書とデータの掲載ページ
- 大気汚染防止法施行令(e-Gov法令API)別表第一の二の二・三
- 公正取引委員会 2026年1月から「下請法」は「取適法」へ!(リーフレット)協議に応じない一方的な代金決定の禁止、手形払の禁止、60日以内の支払期日、資本金・従業員基準
- 公正取引委員会 取適法の運用基準協議に応じない一方的な代金決定(法第5条第2項第4号)
- トコウ 粉体塗装有機溶剤を用いない
- ナカオ金属工業 粉体塗装粉体塗料は有機溶剤を全く使用しない
- 元郷塗装工業 カチオン電着塗装水溶性塗料であるため火災の危険が少ない
頼み方と、見積もりで聞くこと
2社に同じ仕様で見積もりを取り、試作の現物で基準を決めます。
手順は4つです。まず、使う場所と必要な試験の時間を決めます。次に、数量と色で工法を選びます。続いて、2社に同じ図面と仕様で見積もりを頼み、試作を1回塗ってもらいます。最後に、色見本の板と試験の記録を承認してから量産に入ります。
| 見積もりで書面にしてもらうこと | 理由 |
|---|---|
| 前処理の種類と、自社か外注か | 皮膜で塗膜の持ちが変わる |
| 膜厚の下限と測り方 | 工法で厚さが大きく違う |
| 塩水噴霧の規格と時間 | 合否の物差しにする |
| 色見本の版と、承認した板 | 色の行き違いを防ぐ |
| マスキングの範囲 | ねじ穴やはめ合いを守る |
| 1ロットの最低料金と総額 | 単価だけでは比べられない |
| 見積もりの有効期限と改定の条件 | 塗料の値上げが続いている |
| 吊り治具の跡を残す面 | 外観の面に跡を残さない |
永和工芸は、量産の前に1個から試験塗装を受け、現物で美観の基準をすり合わせると書いています。埼玉塗装研究所は、新規の顧客は無料から試作できると書いています。
外観の基準は、言葉ではなく試作の現物で決めます。ゴミやブツをどこまで許すかは、見本がないと塗装会社と食い違うからです。過剰な外観の基準は、塗装費を上げる原因にもなります。
この分析の根拠(4件)
- 永和工芸 塗装品質について試験塗装・サンプル塗装は1個から、美観の取り決め、過剰品質による塗装費の高騰
- 埼玉塗装研究所 ご発注の流れ新規は無料〜で試作、最短2週間で納品
- 三和鍍金 粉体塗装ねじ穴はマスキングが必要
- ミスミ meviy 溶剤塗装の追加のお知らせ吊り治具痕が残る場合がある
調べた16社と、選んだ・外した理由
16社それぞれについて、選んだか外したかと、その理由です。
| 会社 | 扱いと理由 |
|---|---|
| 永和工芸 | 基本3選。前処理つきの粉体を小ロットから |
| トコウ | 基本3選。試作と少量の指定色 |
| 三和鍍金 | 基本3選。レーザー板金の電着 |
| 丸善美装工業 | 逆転の候補。海沿いの1,000時間仕様 |
| ヒバラコーポレーション | 逆転の候補。試作の料金の目安を公開 |
| タマ化工 | 逆転の候補。長さ2m級の大物の電着 |
| 元郷塗装工業 | 逆転の候補。長尺の電着と絶縁塗装 |
| ミスミ(meviy) | 条件別。板金と塗装を一括で |
| フジックス | 条件別。ダイカストの焼付 |
| ムラカワ | 条件別。長さ6m超の大物の焼付 |
| 埼玉塗装研究所 | 条件別。最低料金を公開 |
| 幸南工業 | 選ばず。自動車部品の量産の実績が中心 |
| ナカオ金属工業 | 選ばず。板金から頼むなら候補 |
| 風岡 | 選ばず。粉体の小ロットは不可と記載 |
| 松山技研 | 選ばず。熱処理とまとめるなら候補 |
| 横浜技術塗装 | 比べ先。部品の公開価格 |
注 「比べ先」は、料金の比べ先として載せたという意味です。比較・まとめサイトと、金属の受託塗装の案内がない会社は外しました。
判断の根拠にした実態データ
判断を支えた事実です(2026年10月10日確認)。条件のそろわない料金には、順位をつけていません。
| 何を見たか | 分かったこと | 判断への効き方 |
|---|---|---|
| 経産省の生産動態統計(2025年) | 粉体塗料36,652トン、塗料の約3.5% | 少量の指定色は溶剤で |
| 環境省のVOCインベントリ(2024年度) | 塗料が200,717トン、全体の約37% | VOCは工法で減らす |
| 大気汚染防止法施行令 | 吹付は排風10万m3/h以上が対象 | 法の対象かでは選ばない |
| JWTCの促進腐食試験ハンドブック | 促進試験と屋外の相関は低い | 時間を年数に換算しない |
| トコウ・永和工芸の公式 | 粉体の指定色は150〜300kgから | 少量は在庫の色か溶剤 |
| 永和工芸の公式 | リン酸亜鉛には排水処理設備が要る | 前処理は自社か確かめる |
| 埼玉塗装研究所の公式 | 最低1ロット3,000円、量産30円〜 | 1ロットの総額で比べる |
| Web Archiveの記録 | 公開の料金は2021年から同じ | 公開の目安は割り引いて読む |
| 関西ペイント・日本ペイント | 2022年10月以降の改定は2社で6回 | 改定の条件を契約に入れる |
| 日本塗料工業会の色見本 | 2024年P版は600色、13色を削除 | 版の記号まで書く |
| セイワHDの決算説明資料 | タマ化工の売上は491→883百万円 | 承継された会社は伸びる例も |
注 塗料の合計は、生産動態統計の塗料19品目の生産量を足した値で、シンナーを除きます。VOCの割合は、549,000トンに対する塗料の分です(編集部計算)。
直近の決算では、セイワホールディングスの2026年5月期の売上収益は80億11百万円でした。グループ会社の売上の37%を、カチオン塗装や電気めっきなどの金属製品が占めます。
取れなかったもの。受託塗装の料金の公的な統計は、見つけられませんでした。各社の塩水噴霧の結果の数値は、ほぼ公開されていません。前処理の皮膜の種類を書いていない会社もあります。口コミは判断に使っていません。
この分析の根拠(7件)
- 経済産業省生産動態統計 統計表一覧(2025年 年報)塗料及び印刷インキ月報の各品目の生産量(編集部集計)
- 環境省 揮発性有機化合物(VOC)排出インベントリについて(令和8年3月)令和6年度549,000t、塗料200,717t
- 日本ウエザリングテストセンター 促進暴露試験ハンドブック〔Ⅱ〕相関性が低い
- トコウ 粉体塗装通常300kgから
- 永和工芸 粉体塗装排水処理設備と届出
- 日本塗料工業会 2024年P版600色、削除13色
- セイワホールディングス 2026年5月期決算説明資料売上収益8,011百万円、金属製品37%、タマ化工491→883百万円(日本基準・未監査の個社数値)
金属部品の塗装の頼み方(3つの手順)
使う場所を書き出し、前処理と試験の時間を決める
前処理の差は迷ったらこう選ぶに、試験の書き方は試験の示し方と、塩水噴霧の時間にあります。
数量と色で、粉体・溶剤焼付・電着を選ぶ
工法の違いは粉体・溶剤焼付・電着の選び方に、色の書き方は色の指定にあります。
1ロットの総額と改定の条件で、見積もりを比べる
費用は費用の目安と、塗料の値上げに、聞くことは頼み方と、見積もりで聞くことにあります。
選定基準
調べたのは、2026年10月10日に検索で表示された16社です。検索語は、粉体塗装 受託、焼付塗装 小ロット、カチオン電着塗装 受託、塗装 最低料金などです。比較・まとめサイトと、金属の受託塗装の案内がない会社は除きました。公式サイトの本文を読めない会社も対象外です。掲載の条件は3つです。1つ目は、粉体・溶剤焼付・カチオン電着のどれかの受託を公式サイトで示していることです。2つ目は、所在地か事業内容を公式に確かめられることです。3つ目は、前処理、寸法、料金、会社の規模のどれかを公式資料で確かめられることです。比べ先として、板金と塗装を一括で見積もるサービスと、部品の公開価格を出す工場も載せています。そのうえで、経産省の生産動態統計と環境省のVOC排出インベントリを確かめました。大気汚染防止法施行令、JIS、日塗工の色見本、塗料メーカーの価格改定も見ています(2026年10月10日確認)。そして基本の3社を選びました。屋外の板金の粉体、試作の指定色、レーザー板金の電着の3通りです。ダイカストや大物、最低額の公開などには、別に第一候補を示しています。16社それぞれの扱いと理由は「調べた16社と、選んだ・外した理由」に載せています。
おすすめ3社を詳しく紹介
1永和工芸株式会社
屋外で使う板金や架台を、数十〜数千個塗るなら
リン酸亜鉛の前処理を自社で行い、粉体の小ロット専用ラインを持っています。
- 比較した会社
- 永和工芸
- 主な工法
- 粉体・溶剤焼付・常温乾燥
- 前処理
- リン酸亜鉛・クロメート(自社)
- 少量の扱い
- 1個から(専用ライン)
おすすめの理由
粉体の前処理はリン酸亜鉛が最適と説明し、その設備を持っています。在庫2,000色以上を使い、小ロットの指定色を1週間以内にしています。
分かれ目は迷ったらこう選ぶの表にあります。
決め手
- リン酸亜鉛を自社で処理
- 粉体1〜1,000個のライン
- ISO9001を取得
向かない人
料金は見積もりです。在庫にない色の粉体は、量の制約で納期が延びることがあります。
特徴
- 1958年12月創業、資本金1,000万円、従業員30人
- リン酸亜鉛とクロメートの前処理を自社で行う
- 粉体の前処理はリン酸亜鉛が最適と説明
- 指定色の粉体は150kg以上の需要が前提と説明
- 在庫2,000色以上で小ロットの指定色を1週間以内
- 粉体の小ロットラインは1〜1,000個・20kg/個まで
- 溶剤焼付の小ロットは1〜3,000個・10kg/個まで
- 粉体の膜厚は50〜60μ、180℃×20分
- 2014年2月にISO9001の認証を取得
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 粉体塗装 | 焼付 | エポキシ・ポリエステル系 |
| 溶剤焼付塗装 | 焼付 | アクリル・メラミンなど |
| リン酸亜鉛処理 | 前処理 | クロメートも |
| 塗膜剥離 | 再塗装 | 熱処理・ブラスト |
基本情報
| 本社 | 大阪市平野区 |
|---|---|
| 創業 | 1958年12月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員 | 30人 |
| 認証 | ISO9001(2014年2月) |
2株式会社トコウ
試作や数個に、指定色を短い納期で塗るなら
溶剤の焼付は最小1kgから調色し、最短1日で塗ります。
- 比較した会社
- トコウ
- 主な工法
- 溶剤焼付・粉体・特殊塗装
- 前処理
- 化成処理洗浄装置あり
- 少量の扱い
- 1個から(超短納期は4個まで)
おすすめの理由
塗料メーカーの調色は最短3日〜10日程度という説明に対し、自社で最短1日で調色します。粉体も1点から受け、調色は40kgからです。
分かれ目は迷ったらこう選ぶの表にあります。
決め手
- 溶剤の調色は1kgから
- 粉体の調色は40kgから
- ISO9001・14001を取得
向かない人
超短納期は4個までで、2色以上の塗り分けや大型品は対象外です。粉体の1個は割高になると、同社も書いています。
特徴
- 従業員40名、ISO9001・ISO14001を取得
- 溶剤の調色は最小1kgから、最短1日
- 超短納期は1〜3日程度。5個以上は対象外
- 粉体は1点から。1個は割高になると説明
- 粉体の調色は40kgから最短2週間
- 粉体の対応寸法はW3500×D2500×H2500mmまで
- 大型固定炉W4000×D3000×H3000、化成処理洗浄装置
- 分光測色計・膜厚計・グロス計で検査
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 焼付塗装 | 溶剤 | 1個から |
| 粉体塗装 | 粉体 | 抗菌粉体も |
| 超短納期・試作塗装 | 溶剤 | 4個まで |
基本情報
| 本社 | 埼玉県入間市 |
|---|---|
| 従業員 | 40名 |
| 認証 | ISO9001・ISO14001 |
| 主な仕入先 | 富士科学塗料ほか |
3株式会社三和鍍金
溶接やレーザー切断の板金を、内側まで防錆するなら
カチオン電着のラインの中で酸洗し、切断面のスケールを落として塗ります。
- 比較した会社
- 三和鍍金
- 主な工法
- カチオン電着・めっき
- 前処理
- リン酸亜鉛・酸洗(ライン内)
- 少量の扱い
- 記載なし
おすすめの理由
レーザー切断の酸化スケールと溶接焼けを、塗る前にライン内で除きます。亜鉛めっきの上にも電着でき、他社の電着の剥離も受けます。
分かれ目は迷ったらこう選ぶの表にあります。
決め手
- ライン内の酸洗
- 亜鉛めっきの上も可
- 膜厚は通常20μ±5μ
向かない人
色は黒です。粉体は協力工場と連携して行うため、屋外向けの上塗りは担当の工場を確かめてください。
特徴
- 1950年創業、1971年設立、資本金1,000万円、35名
- カチオンの処理寸法は1200×600×1200mm
- ライン内の酸洗でレーザー切断のスケールを除去
- 亜鉛めっき上のカチオン電着も可能
- 膜厚は通常20μ±5μ、色は黒
- 鉛フリー・ジブチルスズフリーの電着
- 他社で塗った電着の剥離も受ける
- 粉体塗装は協力工場と連携して行う
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| カチオン電着塗装 | 電着 | 全自動ライン |
| 粉体塗装 | 粉体 | 協力工場と連携 |
| 各種めっき | めっき | 亜鉛・ニッケルなど |
| 電着の剥離 | 剥離 | 他社品も |
基本情報
| 所在地 | 群馬県高崎市 |
|---|---|
| 創業 | 1950年5月 |
| 設立 | 1971年9月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員 | 35名 |
そのほかの会社13社を紹介
有限会社フジックス
埼玉県川越市の金属焼付塗装の会社です。アルミや亜鉛のダイカスト製品を、1960年の創業から扱ってきました。
- 比較した会社
- フジックス
- 主な工法
- 溶剤焼付(静電・手吹き)
- 前処理
- 化成皮膜(浸漬式)
- 少量の扱い
- 記載なし
向いている人アルミや亜鉛のダイカストの外装部品に、焼付塗装をきれいに載せたい会社に向きます。
確認したい点従業員15名の会社です。量産の部品なら、もう1社に同じ仕様で見積もりを取ってください。
この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)
フジックスは、1960年創業の金属焼付塗装の会社です。本社工場は埼玉県川越市にあり、資本金は500万円、従業員は15名です。AC・ADC・ZDC・MDなどのダイカスト製品を多く扱ってきたと書いています。
前処理は浸漬式の化成処理装置で、化成皮膜処理槽を5槽持っています。3価クロメートの循環処理装置も導入しています。塗装は手吹きのラインと、4ガンのレシプロ式の自動静電ラインです。塗装できる寸法は、手吹きで500×600×1,200mmです。
技術情報のページでは、自社で行った塩水噴霧試験の経過を1,000時間まで載せています。検査には色差計、JIS Z 8721に準拠した標準色票、膜厚計、デジタルマイクロスコープを使います。
特徴
- ダイカスト製品(AC・ADC・ZDC・MD)を多く扱う
- 手吹きライン500×600×1200mm、80〜200℃
- 色差計・JIS Z 8721準拠の標準色票・膜厚計
主なサービス・基本情報を見る
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 金属焼付塗装 | 溶剤 | 静電・手吹き |
| 化成皮膜処理 | 前処理 | 浸漬式 |
| 模様塗装 | 溶剤 | ハンマートーンなど |
基本情報
| 本社工場 | 埼玉県川越市 |
|---|---|
| 創業 | 1960年1月 |
| 資本金 | 500万円 |
| 従業員 | 15名 |
株式会社ヒバラコーポレーション
茨城県東海村の工業塗装の会社です。粉体・カチオン電着・溶剤・流動浸漬を行い、試作塗装の料金の目安を5,000〜15,000円と公開しています。
- 比較した会社
- ヒバラコーポレーション
- 主な工法
- 粉体・カチオン・溶剤・流動浸漬
- 前処理
- リン酸亜鉛(大型槽あり)
- 少量の扱い
- 試作は1個から
向いている人試作の段階から粉体や電着で塗り、そのまま量産まで同じ会社に頼みたい会社に向きます。
確認したい点試作の料金の目安は2021年から変わっていない記載で、税の表記もありません。今の金額は見積もりで確かめてください。
この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)
ヒバラコーポレーションは、1975年設立の工業塗装の会社です。本社は茨城県東海村にあり、資本金は3,000万円、従業員は52名です。塗装工場向けの生産管理などのソフトウェアも提供しています。
前処理は、リン酸亜鉛のパーカーライジング処理です。大型の処理槽の内寸は3,500×2,800×2,300mmです。塗装はカチオン電着、粉体、溶剤のほか、バスバーの絶縁に使う流動浸漬も行います。焼付乾燥の寸法は3,000×3,000×3,000mmです。
試作塗装は1個から受け、最短3営業日で届けると書いています。料金の目安は5,000〜15,000円です。この記載は、2021年5月のWeb Archiveの記録と同じです。一般の塗装会社は試作をあまり受けない、とも書いています。
特徴
- 1975年5月設立、資本金3,000万円、従業員52名
- リン酸亜鉛の処理槽(大型は内寸3500×2800×2300)
- カチオン電着・粉体・溶剤・流動浸漬
- 試作は1個から、最短3営業日
- 試作の記載は2021年5月から同じ(Web Archive)
主なサービス・基本情報を見る
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 試作塗装 | 1個から | 目安5,000〜15,000円 |
| カチオン電着塗装 | 電着 | |
| 粉体塗装 | 粉体 | |
| 流動浸漬(FBC) | 絶縁 | バスバー |
基本情報
| 本社 | 茨城県東海村 |
|---|---|
| 設立 | 1975年5月 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 従業員 | 52名 |
株式会社風岡
愛知県津島市の金属製品の塗装会社です。粉体と溶剤の焼付が主力で、剥離・ブラスト、組付・梱包まで行います。
- 比較した会社
- 風岡
- 主な工法
- 粉体焼付・溶剤焼付
- 前処理
- 記載なし
- 少量の扱い
- 粉体の小ロットは不可
向いている人工作機械のカバーのような量産の外装を、中部で粉体と溶剤の焼付に出したい会社に向きます。
確認したい点同社は、粉体の小ロットはできないと書いています。資本金や従業員数は公式サイトで特定できませんでした。
この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)
風岡は、1978年に法人化した金属塗装の会社です。本社と白浜工場は愛知県津島市にあり、飛島村などにも工場があります。粉体焼付塗装と溶剤焼付塗装を主力に、剥離・ブラスト、樹脂成型、組付・梱包の事業も持っています。
主に工作機械の化粧カバーを塗っていると書いています。粉体でもメタリック系や蛍光色を常時そろえているとしています。一方で、粉体は塗料の製造に量の制限があり、小ロットはできないと書いています。
白浜工場には、40フィートコンテナの大きさまで対応できる常温乾燥のラインがあります。検査では、基準板による色調の検査と密着のテストを行います。ISO9001を取得しています(建築塗装を除く)。
特徴
- 1978年9月に法人化、本社は愛知県津島市
- 粉体焼付と溶剤焼付が主力
- 粉体は量の制限で小ロット不可と説明
- 40フィートコンテナ大の常温乾燥ライン
- 基準板での色調検査と密着テスト
主なサービス・基本情報を見る
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 粉体焼付塗装 | 粉体 | 量産向け |
| 溶剤焼付塗装 | 溶剤 | メラミン・アクリル |
| 剥離・ブラスト | 表面処理 | 治具の剥離も |
基本情報
| 本社 | 愛知県津島市 |
|---|---|
| 法人化 | 1978年9月 |
| 認証 | ISO9001(建築塗装を除く) |
幸南工業株式会社
愛知県蒲郡市の表面処理の会社です。自動車部品のカチオン電着塗装と静電吹付塗装が中心で、ISO9001・14001・45001を取得しています。
- 比較した会社
- 幸南工業
- 主な工法
- カチオン電着・静電吹付
- 前処理
- リン酸亜鉛・マンガン
- 少量の扱い
- 記載なし
向いている人自動車部品のように、数千〜数十万個の量産品を電着と吹付で塗る会社に向きます。
確認したい点公開の実績は量産品が中心です。試作や数個の依頼を受けるかは、問い合わせで確かめてください。
この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)
幸南工業は、1970年創業の表面処理の会社です。本社と工場は愛知県蒲郡市にあり、資本金は4,000万円、従業員は221名です。姉妹会社の幸南化工が幸田町に2工場を持ち、中国の江蘇省にも塗装の会社があります。
事業の中心は、自動車部品の内外装品の表面処理です。カチオン電着塗装は鉄と非鉄に対応し、樹脂への静電吹付塗装も行います。リン酸亜鉛とリン酸マンガンの皮膜処理、二硫化モリブデンの乾性被膜、アルカリ黒色酸化被膜も扱います。
公開の実績には、鋳物のカチオン電着でロット7,000、シートベルト部品でロット200,000の例があります。塩水噴霧試験装置を持ち、ISO9001、ISO14001、ISO45001を取得しています。
特徴
- 1970年創業、資本金4,000万円、従業員221名
- カチオン電着は鉄・非鉄に対応
- 塩水噴霧試験装置を保有
主なサービス・基本情報を見る
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| カチオン電着塗装 | 電着 | 鉄・非鉄 |
| 静電吹付塗装 | 溶剤 | 金属・樹脂 |
| リン酸塩皮膜処理 | 表面処理 | 亜鉛・マンガン |
基本情報
| 本社 | 愛知県蒲郡市 |
|---|---|
| 創業 | 1970年 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 従業員 | 221名 |
| 認証 | ISO9001・14001・45001 |
丸善美装工業株式会社
名古屋市西区の粉体塗装の会社です。使う場所ごとに塩水噴霧試験の時間を決めた仕様を公開し、1,000時間の仕様まで受けます。
- 比較した会社
- 丸善美装工業
- 主な工法
- 粉体
- 前処理
- リン酸亜鉛(スプレー式)
- 少量の扱い
- 記載なし
向いている人海沿いの屋外で使う盤や架台に、塩水噴霧の時間を決めた粉体塗装の仕様で頼みたい会社に向きます。
確認したい点従業員は8名の記載です(2019年10月)。量産の部品は、同じ仕様でもう1社に見積もりを取ってください。
この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)
丸善美装工業は、1959年設立の粉体塗装の会社です。所在地は名古屋市西区で、資本金は1,000万円、従業員は8名です(2019年10月時点)。事業は粉体塗装と金属の皮膜表面処理です。
前処理は、スプレー式で脱脂とリン酸亜鉛の皮膜処理を行います。薬品の濃度を自動で測り、補給する装置を使っています。膜厚は30〜100ミクロンにでき、膜厚計と光沢計で検査します。
公開の塗装仕様では、使う場所ごとに塩水噴霧試験の時間を決めています。一般の屋内は120時間、屋外は240時間です。海岸から1km以内は500時間、300m以内は1,000時間です。対応できる最大の寸法は2,300×1,200×3,000mmで、重さ240kgまでです。
特徴
- 1959年5月設立、資本金1,000万円、従業員8名
- 薬品濃度の自動管理と自動補給
- 屋内120h・屋外240h・海岸1km内500h・300m内1000h
- 最大2300×1200×3000mm・240kg
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 粉体塗装 | 粉体 | 重耐塩仕様まで |
| リン酸亜鉛皮膜処理 | 前処理 | スプレー式 |
基本情報
| 所在地 | 名古屋市西区 |
|---|---|
| 設立 | 1959年5月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員 | 8名(2019年10月) |
松山技研株式会社
長野県上田市の熱処理と表面処理の会社です。熱処理と同じ会社で、フルデップ型ラインのカチオン電着を受けます。
- 比較した会社
- 松山技研
- 主な工法
- カチオン電着(熱処理も)
- 前処理
- 記載なし
- 少量の扱い
- 小ロットから量産まで
向いている人焼入れなどの熱処理と、電着の防錆を同じ会社にまとめたい会社に向きます。
確認したい点料金と処理できる寸法は公開されていません。電着の膜厚の管理値を見積もりで確かめてください。
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松山技研は、1982年設立の金属の熱処理と表面処理の会社です。所在地は長野県上田市で、資本金は4,000万円、従業員は130名です。熱処理、表面処理、真空炉、コーティングの事業部があります。
表面処理では、フルデップ型のカチオン電着塗装ラインを持っています。小ロット多品種から大ロットの量産まで対応できると書いています。自動車、建設機械、住宅設備機器の部品のサンプルを載せています。
熱処理の事業部と表面処理の事業部が、同じ会社の中にあります。料金や処理できる寸法は、公式ページで確認できませんでした。
特徴
- 1982年7月設立、資本金4,000万円、従業員130名
- 熱処理・表面処理・真空炉・コーティングの事業部
- フルデップ型のカチオン電着ライン
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| カチオン電着塗装 | 電着 | フルデップ型 |
| 熱処理 | 熱処理 | 真空炉も |
基本情報
| 所在地 | 長野県上田市 |
|---|---|
| 設立 | 1982年7月 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 従業員 | 130名 |
株式会社ミスミ
3Dデータから板金部品を即時に見積もるmeviyで、板金と粉体・溶剤の塗装をまとめて1個から頼めます。
- 比較した会社
- ミスミ(meviy)
- 主な工法
- 板金と粉体・溶剤塗装の一括
- 前処理
- 記載なし
- 少量の扱い
- 1個から自動見積もり
向いている人板金部品と塗装を1社にまとめ、図面の3Dデータから1個でも即時に価格を知りたい設計者に向きます。
確認したい点色は選択肢の中だけで、前処理の種類は公開資料で確認できません。塗装だけの依頼はできません。
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ミスミのmeviyは、3D CADデータをアップロードすると、加工部品をその場で見積もるサービスです。板金加工と板金溶接では、粉体塗装と溶剤塗装を表面処理として選べます。色は、決められた色の中から選びます。
品質基準の目安は、粉体が180℃20分の焼付で60±5μm、溶剤が100℃20分で25±5μmです。形状で膜厚が変わるため保証値ではない、と書いています。検査は膜厚計、テープの引きはがし、テストピースの碁盤目試験などです。
板金溶接は、2024年4月15日から納期割引を始めました。20日目以降の出荷日を選ぶと、価格が30%下がります。粉体塗装つきは、標準で9日目から、割引で25日目からの出荷です。自動見積もりは20個までで、21個以上は担当者の見積もりです。
特徴
- 3Dデータから板金部品を即時見積もり
- 粉体の目安は60±5μm(180℃20分、保証値ではない)
- 溶剤の目安は25±5μm(100℃20分)
- 膜厚計・テープ引きはがし・碁盤目試験で確認
- 粉体つきは標準9日目、割引25日目から出荷
- SPCCの粉体は板厚0.8〜6.0mm
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| meviy 板金加工 | 即時見積もり | 粉体・溶剤塗装を選択 |
| meviy 板金溶接 | 即時見積もり | 20個まで自動見積もり |
基本情報
| サービス | meviy(板金加工・板金溶接) |
|---|---|
| 塗装 | 粉体・溶剤(色は選択式) |
| 見積もり | 3Dデータから即時 |
元郷塗装工業株式会社
埼玉県川口市の塗装会社です。粉体・溶剤・カチオン電着・絶縁塗装を、埼玉と群馬の工場で受けます。
- 比較した会社
- 元郷塗装工業
- 主な工法
- 粉体・溶剤・カチオン・絶縁
- 前処理
- リン酸亜鉛・三価クロム
- 少量の扱い
- カチオンは少数から
向いている人長さ5m級の部材や、絶縁が要る部品を、電着や粉体で塗りたい会社に向きます。
確認したい点同社は、粉体の少量生産と細かな調色は難しいと書いています。少量の指定色は溶剤塗装で相談してください。
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元郷塗装工業は、1960年創業、1967年設立の塗装会社です。本社は埼玉県川口市で、加須工場と群馬県の板倉工場があります。資本金は1,000万円です。いまは自動車部品が多く、以前は家電や建築関係が中心の時代もあったと書いています。
前処理は、リン酸亜鉛皮膜の自動ラインです。アルミ向けには、六価クロムをやめて三価クロムの処理に替えました。カチオン電着は大型品のW5,000×D400×H1,500mmに対応し、膜厚は15〜25μで調整できます。
粉体塗装は、専用ブースで20分で色替えできると書いています。一方で、少量生産や細やかな調色は難しいとも書いています。絶縁塗装は膜厚230μで耐電圧500Vです。板倉工場と加須工場でISO9001を取得しています。
特徴
- 1960年創業、1967年9月設立、資本金1,000万円
- アルミ向けは三価クロムの処理
- 粉体は少量生産や細かな調色が難しいと説明
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| カチオン電着塗装 | 電着 | 大型品可 |
| 粉体塗装 | 粉体 | 色替え20分 |
| 静電塗装 | 溶剤 | 自動ライン |
| 絶縁塗装 | 機能 | 230μ・500V |
基本情報
| 本社 | 埼玉県川口市 |
|---|---|
| 工場 | 川口・加須・板倉(群馬) |
| 創業 | 1960年 |
| 設立 | 1967年9月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 認証 | ISO9001(板倉・加須) |
株式会社ムラカワ
広島市安佐北区の焼付塗装の会社です。幅2.5m・長さ10m・高さ3mまでの大物を焼き付けられます。
- 比較した会社
- ムラカワ
- 主な工法
- 溶剤焼付・粉体・ウレタン
- 前処理
- 記載なし
- 少量の扱い
- 記載なし
向いている人長さ6mを超える建材や看板、鋼製建具を、指定色の焼付塗装で仕上げたい会社に向きます。
確認したい点粉体で在庫にない色は自社で調色できません。色見本と出張塗装の料金は、税の表記を見積もりで確かめてください。
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ムラカワは、1968年創業の塗装会社です。1992年に株式会社になりました。本社工場は広島市安佐北区にあり、資本金は5,000万円です。2025年6月期の売上は6億4,000万円、従業員は2026年1月末で62名です。
焼付塗装の最大寸法は、幅2.5m×長さ10m×高さ3mです。幅2.3m以上か長さ6m以上は、先に相談するよう書いています。メラミンやアクリルは自社で調色でき、アルミメーカーの標準色は在庫しています。粉体塗装は、在庫のない色を自社で調色できないとしています。
色見本の作成は、1色3,000円で3枚までです。現場への出張塗装は、作業員1人8時間で40,000円と交通費が基本です。日塗工、DIC、RALなど多くの色見本帳に対応します。
特徴
- 1968年創業、1992年に株式会社を設立
- 資本金5,000万円、売上6億4,000万円(2025年6月期)
- 従業員62名(2026年1月31日時点)
- 色見本は1色3,000円(3枚まで)
- 出張塗装は1人8時間40,000円+交通費が基本
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| メラミン・アクリル焼付 | 溶剤 | 自社調色 |
| 静電粉体塗装 | 粉体 | 在庫色 |
| 色見本の作成 | 見本 | 1色3,000円 |
| 現場出張塗装 | 出張 | 中四国・近畿・九州 |
基本情報
| 本社工場 | 広島市安佐北区 |
|---|---|
| 創業 | 1968年 |
| 設立 | 1992年 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 売上 | 6億4,000万円(2025年6月期) |
| 従業員 | 62名(2026年1月末) |
ナカオ金属工業株式会社
大阪府和泉市の板金・プレス・溶接・塗装の一貫工場です。リン酸亜鉛の前処理と粉体塗装を社内で行います。
- 比較した会社
- ナカオ金属工業
- 主な工法
- 板金から粉体塗装まで一貫
- 前処理
- リン酸亜鉛
- 少量の扱い
- 小ロットから
向いている人板金の筐体を作るところから、塩害向けの粉体塗装まで1社にまとめたい会社に向きます。
確認したい点塗装だけを受けるかは公式ページで確認できません。板金とまとめた見積もりになる前提で相談してください。
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ナカオ金属工業は、1960年創立の金属加工の会社です。本社は大阪府和泉市で、資本金は2,500万円、年商は43億円、従業員は145名です。設計、板金、プレス、溶接、塗装、組立までを一貫して行い、中国の江西省にも工場があります。
塗装は、1コート1ベークの粉体塗装を採用しています。量産向けのコンベア式と、大物向けのバッチ式のブースがあります。前処理はリン酸亜鉛の皮膜化成処理です。
重塩害対策の塗料を開発し、粉体塗装で重塩害に対応できると書いています。塩水噴霧機を入れ、1年〜数年後という条件に合わせた塗装を提案するとしています。1回の塗装で40〜150ミクロンの膜を作れると説明しています。
特徴
- 設計から板金・溶接・塗装・組立まで一貫
- 粉体はコンベア式とバッチ式のブース
- 重塩害対策の塗料を開発、塩水噴霧機を保有
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 粉体塗装 | 粉体 | コンベア・バッチ |
| 板金・プレス・溶接 | 加工 | 一貫生産 |
基本情報
| 本社 | 大阪府和泉市 |
|---|---|
| 創立 | 1960年3月 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 年商 | 43億円 |
| 従業員 | 145名 |
埼玉塗装研究所
埼玉県八潮市を窓口に、県内の4つの工場へ塗装を振り分ける組織です。最低1ロット3,000円からと公開しています。
- 比較した会社
- 埼玉塗装研究所
- 主な工法
- 溶剤・粉体・電着(協力工場)
- 前処理
- 記載なし
- 少量の扱い
- 1個から
向いている人数個から数千個まで、1ロットの最低額を先に知ってから頼みたい会社に向きます。
確認したい点塗る工場は案件ごとに割り当てられます。前処理の種類と、実際に塗る工場を見積もりで確かめてください。
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埼玉塗装研究所は、2020年3月に立ち上がった塗装の受付窓口です。所在地は埼玉県八潮市です。埼玉県内の4つの工場を使い、得意な技術や素材に合わせて工場を割り当てると書いています。
料金は、最低1ロット3,000円から受けるとしています。数千個の量産なら1個30円からが相場という記載です。この記載は、2021年12月のWeb Archiveの記録から変わっていません。新規の顧客は無料から試作でき、最短2週間で納めると書いています。
溶剤塗装、粉体塗装、アニオンとカチオンの電着塗装、模様塗装を案内しています。初回の支払いは、納品時の現金です。法人格、資本金、従業員数は公式サイトで確認できませんでした。
特徴
- 2020年3月に設立、所在地は埼玉県八潮市
- 県内4つの工場に仕事を割り当てる
- 最低1ロット3,000円から、量産は1個30円〜が相場
- 料金の記載は2021年12月から同じ(Web Archive)
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主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 溶剤塗装 | 焼付など | 静電・手吹き |
| 粉体塗装 | 粉体 | コロナ・摩擦帯電 |
| 電着塗装 | 電着 | カチオンは黒 |
基本情報
| 所在地 | 埼玉県八潮市 |
|---|---|
| 設立 | 2020年3月 |
| 形態 | 県内4工場への振り分け |
タマ化工株式会社
東京都立川市のカチオン電着塗装の会社です。長さ2,000mmまでの大物を塗り、塗装後の組付と梱包まで行います。
- 比較した会社
- タマ化工
- 主な工法
- カチオン電着
- 前処理
- ディップ式
- 少量の扱い
- サンプル加工可
向いている人ドアやブラケットなど、長さ2m級までの大物を自動車の規格で電着し、組付と梱包まで任せたい会社に向きます。
確認したい点色は黒の電着が中心です。屋外で紫外線を受ける部品は、上塗りを別に手配します。
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タマ化工は、1959年設立のカチオン電着塗装の会社です。1970年に今の社名になり、1982年にカチオン電着を入れました。本社工場は東京都立川市で、埼玉県東松山市にも工場があります。資本金は1,000万円、従業員は46名です。
2021年にセイワホールディングスと資本業務提携し、そのグループ会社です。セイワの決算説明資料では、タマ化工の売上は承継前の491百万円から、2026年5月期に883百万円になりました。
ホンダの規格のHES 1種4級に対応すると書いています。最大寸法は長さ2,000×高さ1,300×幅600mm、膜厚は15〜25μmです。膜厚は1日1回以上測り、クロスカットした試験片を5%・55℃の塩水に240時間浸けて確かめます。
特徴
- 1959年設立、1970年に現社名、1982年にカチオン導入
- 資本金1,000万円、従業員46名(2026年5月末)
- 売上は承継前491百万円→2026年5月期883百万円
- 最大2000×1300×600mm、膜厚15〜25μm
- 膜厚を1日1回以上測定
- 塩温水5%・55℃・240時間の浸漬試験
- 投入から2時間、当日加工・引取も可能
主なサービス・基本情報を見る
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| カチオン電着塗装 | 電着 | 大物可 |
| 小物組付・梱包 | 後工程 | 塗装後に一貫 |
基本情報
| 本社工場 | 東京都立川市 |
|---|---|
| 工場 | 埼玉県東松山市 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員 | 46名(グループ連結351名) |
| グループ | セイワホールディングス |
横浜技術塗装
横浜市港北区の塗装工場です。バイク部品の粉体塗装の参考価格を公開し、法人の工業製品も1点から受けます。
- 比較した会社
- 横浜技術塗装
- 主な工法
- 粉体・溶剤焼付・ウレタン
- 前処理
- ブラスト・化成処理
- 少量の扱い
- 1点から
向いている人試作の金属部品を1点から粉体で塗り、料金の目安を先に知りたい人に向きます。
確認したい点公開の料金はバイクや自動車の部品の参考価格です。工業製品は見積もりになります。
この会社を詳しく見る(特徴・事例・製品・基本情報・出典)
横浜技術塗装は、横浜市港北区の塗装工場です。バイク・自転車・自動車の部品と、法人向けの工業製品の塗装を受けます。一級塗装技能士が在籍していると書いています。
粉体塗装の参考価格を税抜で公開しています。トップブリッジ・ステムは6,000円から、サスペンションアーム1本は8,000円からです。サンドブラストによる旧塗膜の剥離と下地処理を含む価格です。調色はソリッド色だけで、通常の納期は2〜4週間です。
法人向けには、粉体と溶剤の焼付、ウレタン塗装を案内しています。焼付乾燥炉の寸法はW2,000×H2,100×D2,000mmです。化成処理、パーカーライジング、カチオン電着の下地処理も受けると書いています。
特徴
- 粉体の参考価格を税抜で公開(剥離込み)
- トップブリッジ6,000円〜、サスアーム8,000円〜
- 調色はソリッド色のみ、納期は通常2〜4週間
- 焼付乾燥炉W2000×H2100×D2000mm
- 法人は試作1点から量産まで
主なサービス・基本情報を見る
主なサービス
| 主なサービス | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| パウダーコート | 粉体 | 部品の参考価格あり |
| 溶剤焼付塗装 | 溶剤 | メラミン・アクリル |
| ウレタン塗装 | 溶剤 |
基本情報
| 所在地 | 横浜市港北区 |
|---|---|
| 資格 | 一級塗装技能士が在籍 |
自社の部品に合う塗装の会社を、無料で相談する
次の内容を送ってください。部品の材質と大きさ、数量、使う場所(屋内・屋外・海沿い)です。指定の色と艶、マスキングする箇所、希望の納期もあると助かります。編集チームが、条件に合う掲載会社を整理します。共有するのは、ご承認いただいた内容だけです。費用はかかりません。
粉体塗装 受託会社一覧【16社】
調査日時点で、金属部品の粉体塗装・溶剤焼付・カチオン電着を受ける会社を載せています。比べ先として、板金と塗装を一括で見積もるサービスと、部品の公開価格を出す工場も含みます。比較・まとめサイトは外しました。
- 永和工芸株式会社前処理つきの粉体を小ロットから
- 有限会社フジックスダイカストの焼付塗装に
- 株式会社ヒバラコーポレーション試作から量産まで同じ会社で
- 株式会社風岡中部の量産の外装に
- 幸南工業株式会社自動車部品の量産の電着に
- 丸善美装工業株式会社塩害の仕様を決めた粉体に
- 松山技研株式会社熱処理と電着をまとめて
- 株式会社ミスミ板金と塗装を1個から一括で
- 元郷塗装工業株式会社長尺の電着と絶縁塗装に
- 株式会社ムラカワ大物の焼付と指定色に
- ナカオ金属工業株式会社板金と粉体を一貫で
- 埼玉塗装研究所最低額を公開している窓口
- 株式会社三和鍍金レーザー板金の電着に
- タマ化工株式会社大物の電着と組付まで
- 株式会社トコウ試作と少量の指定色に
- 横浜技術塗装公開の参考価格の比べ先
目的別のほかの比較
- めっき加工会社まず1個だけ試したいのか、端子や接点に金・銀をつけたいのか、長さ数mのロールに硬質クロムをかけたいのか。めっきの受託加工は、めっき種・素材・大きさ・数量で頼める会社が変わります。国内27社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
- 板金加工の試作・小ロットまず1個を数日で手に取りたいのか、量産を見据えて筐体やカバーを作りたいのか、ステンレスを溶接して研磨まで仕上げたいのか。精密板金の試作・小ロットは、目的によって頼むべき会社が変わります。国内34社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
- ショットブラスト機落としたいのは鋳物の砂か、熱処理のスケールか、塗装前の下地づくりか、疲労強度を上げるピーニングか。ワークは小物の山か、吊るしかない大物か。ショットブラスト機は、インペラーで投げるかエアーで吹くか、テーブル・ドラム・ハンガーのどの形式かでメーカーが変わります。国内に拠点のある15社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
- 熱処理の受託加工会社金型を1個だけ真空焼入れしたいのか、長さ数mのシャフトに高周波焼入れをかけたいのか、航空機向けのアルミ部品を規格どおりに溶体化したいのか。熱処理の受託は、処理の種類・材質・炉の大きさ・数量で頼める会社が変わります。国内25社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
- 金型製作の外注(プレス金型・射出成形金型、順送・単発・トランスファ、ホットランナー、金型費と支払い、型の所有権と保管、取適法、海外製金型)15社の公式情報と料金の目安を調べました。公正取引委員会の運用基準、経産省の素形材産業取引ガイドライン、金型の統計も見ています。選ぶ軸は3つで、型の種類、試作型か量産型か、契約の4項目です。
よくある質問
粉体塗装と焼付塗装は何が違いますか?
焼付塗装は、粉体塗装と溶剤の焼付塗装をまとめた呼び名です。トコウがそう説明しています。粉体は粉の塗料、溶剤焼付は液体の塗料を塗って焼き付けます。
粉体塗装は1個から頼めますか?
頼めます。トコウ、永和工芸、横浜技術塗装は1点から受けると書いています。ただし、トコウは粉体の1個は割高になると書いています。
指定色の粉体は、なぜ時間がかかるのですか?
色を作る量の単位が大きいからです。トコウは、粉体の調色は通常300kgからと書いています。永和工芸は、指定色は150kg以上の需要が前提だったと説明しています。
膜の厚さはどれくらいですか?
粉体は50〜60μmが目安です。溶剤焼付はmeviyの目安で25±5μm、カチオン電着は15〜25μmです。
塩水噴霧試験の時間は、何年もつかの目安になりますか?
なりません。日本ウエザリングテストセンターは、促進腐食試験と屋外の暴露試験の相関は低いとしています。時間は、合否の物差しとして使います。
屋外の部品の前処理は何がいいですか?
鋼材ならリン酸亜鉛の皮膜を指定します。永和工芸は、粉体の前処理にはリン酸亜鉛がもっとも効果的だと書いています。
色は何で指定すればいいですか?
日塗工の色票番号に、版の記号を付けて書きます。最新は2024年P版で、600色です。マンセル値でも指定できますが、近似の色として扱う会社があります。
ねじ穴はどうすればいいですか?
マスキングを指定します。三和鍍金は、粉体は通常50µmほどの膜になり、ねじ穴をそのまま塗るとねじが使えなくなると書いています。
塗装の料金はいくらですか?
公開の例では、試作塗装が5,000〜15,000円の目安です(ヒバラコーポレーション)。埼玉塗装研究所は、最低1ロット3,000円からとしています。
塗装会社は、VOCの規制の対象ですか?
大きな施設だけが対象です。大気汚染防止法施行令は、吹付塗装なら排風機が毎時10万立方メートル以上の施設を対象にしています。
塗料の値上げで、塗装の単価は上がりますか?
上がる前提で考えます。関西ペイントは、2026年6月15日の出荷分から粉体系塗料を15〜25%改定すると案内しました。見積もりの有効期限を確かめてください。