3比較ハブジュエリーOEM

ジュエリーOEM · 基礎知識

問い合わせ前のチェックリスト20項目|図面・数量・素材・納期・予算をそろえて見積の精度を上げる

ジュエリーOEMの問い合わせ前に整理しておく20項目を、図面・データ、数量、素材・仕上げ、納期、予算・条件の5分類で示します。各項目に、工場が公式サイトで公開している受付条件を添えます。

公開 2026年9月29日

このページでは、ジュエリーOEMの工場に問い合わせる前に整理しておく20項目を、5つの分類で示します。項目ごとに、工場がその情報をなぜ必要とするかを公式記載から説明します。

GEMILYAは問い合わせで用途・想定価格帯・希望数量・希望納期を聞くと製作の流れに記載し、AAB JAPANは見積にデザイン・サイズ・数量・仕様が分かる資料が必要としています。20項目はこの2社の必要情報を細分化したものです。

図面・データの5項目

形の情報は、見積の精度を最も左右します。データがあれば原型代が下がり、なければ工場側でデータを作る費用が乗ります。

No.項目公式記載の例
13Dデータの有無と形式GEMILYAは.3dm/.stl/.igs/.stpを受付。CASTYはSTL・OBJ。日本アイボリーはSTL出力できればより安く切削
2図面・スケッチ・参考画像GEMILYAは手描きスケッチ・参考画像・既製品の写真のどれでも可。ばん屋は写真や手書きイラストで可
3現物の有無GEMILYAは3Dスキャンで現物から再製作可(権利確認が必須)。三雄工芸も3Dスキャン対応
4寸法(縦・横・厚み)GEMILYAの一体造形サイズは90×90×90mmまで。日本アイボリーはワックスで最低0.7mmの厚み
5刻印の内容と位置GEMILYAは打刻・レーザー・鋳造一体に対応。トーキョードライブは刻印があると彫刻代が別途

データが手書きの場合は、工場がデータ化する費用が発生します。中川装身具工業はデータ製作費を1点6,000円(税別)、画像データからは2,000円追加と公開しています。

数量・ロットの4項目

数量は最小ロットの判定と、初期費用の按分の両方に使われます。初回分と追加分を分けて伝えます。

No.項目公式記載の例
6初回の数量GEMILYAは最低ロットなしで1個〜。三雄工芸は真鍮100個〜、Ag925 30個〜
7追加発注の見込みと時期GEMILYAは原型を最終発注から6か月保管。Tesoroも型の保管期限は6か月
8サイズ展開・色展開の数ばん屋は各色36個〜(2色なら72個)。AAB JAPANのリングは4サイズ×各50個〜
9サンプルの要否GEMILYAはサンプル1個から、サンプルのみも可。OPULAはサンプル有料でサンプルのみは不可

数量を1案に絞る必要はありません。GEMILYAは1個・2〜30個・31〜99個・100個以上と数量帯を区分しており、複数の数量で概算を取ると単価差が見えます。

素材・仕上げの4項目

素材は対応可否の判定に直結します。本体の地金と、めっき・仕上げを分けて書きます。

No.項目公式記載の例
10本体の素材GEMILYAはSV925・K18・K10・Pt900・真鍮の5種(Pt950は要相談、ステンレス・チタン本体は非対応)。石友は真鍮・ステンレス非対応
11めっきの種類と部分めっきGEMILYAはメッキ8種(K24〜ブラックロジウム)と部分メッキ。EDGE Castはロジウム・ブラック・24K・18K・ピンク
12表面仕上げGEMILYAは鏡面・マット・いぶし・ヘアライン。CASTYは鏡面・サンドブラスト・ヘアライン
13石・樹脂・パールの有無と支給GEMILYAは石留め5種(爪留め・覆輪留め等)。日本アイボリーは預かり石の破損リスクを明記

金属アレルギーへの配慮がある場合は、ポストの素材も指定項目です。日本ジュエリー協会の規定は、ピアスのポストにニッケル含有貴金属を使用しないとしています。

納期の3項目

工場の納期は仕様確定からの日数です。販売日と、社内で仕様を決める時間を分けて伝えます。

No.項目公式記載の例
14販売予定日・使用日GEMILYAは仕様確定からおよそ4週間(最短2週間)。CASTYは最短12営業日
15仕様確定の予定日GEMILYAの納期はデザイン検討期間を含まない。OPULAは入金・仕様確定から起算
16返信・対応の速さの希望GEMILYAは原則3営業日以内に返信。トーキョードライブは初期対応3営業日以内。サンワ製作所は3営業日以内に連絡

K18やプラチナは鋳造の受付サイクルが限られる工場があります。日本アイボリーはK18WG・PT900を月2回の鋳造と公開しており、販売日の逆算に影響します。

予算・条件の4項目

予算は上代からの逆算で伝えると、素材や重量の提案を受けやすくなります。支払条件と依頼できる人の条件も、この段階で確認します。

No.項目公式記載の例
17販売価格(上代)または原価の上限GEMILYAは想定価格帯をヒアリングし、小売価格から逆算した仕様組みに対応。AAB JAPANは推奨上代を下代の約2.5〜3倍と案内
18初期費用と単価を分けた見積の希望GEMILYAは原型代(初回のみ)と製作単価を分けて提示。ワン・パシフィックはCAD+原型5,000円と諸経費10,000円を別建て(税抜)
19支払条件GEMILYAは初取引で発注時に全額前払い(銀行振込)、大口は分割相談可。トーキョードライブは個人が全額前払い、法人は約50%の着手金
20依頼者の区分(法人・個人事業主・個人)GEMILYAは個人まで可。ラッキーアンドカンパニーは法人のみ。AAB JAPANは法人・個人販売事業者限定で電話審査あり

OPULAのように最低取引金額(簡易カスタマイズ20万円〜)を設ける会社もあります。予算の下限が条件になる場合は、この項目で先に確認します。

20項目を1通の問い合わせ文にする順番

20項目をそのまま箇条書きにして送れば、問い合わせ文になります。工場が最初に判断する順に並べると、返信が早くなります。

  1. 依頼者の区分と用途(No.20、販売用か自分用か)
  2. アイテムと素材、めっき・仕上げ(No.10〜13)
  3. 数量とサンプルの要否、追加の見込み(No.6〜9)
  4. データ・図面の有無と寸法、刻印(No.1〜5)
  5. 販売日と仕様確定の予定(No.14〜16)
  6. 上代または予算、見積の形式、支払条件の確認(No.17〜19)

未定の項目は「未定」と書いて送って構いません。GEMILYAはデザインが決まっていない段階の相談も歓迎すると記載し、必須項目は名前・メールアドレス・相談内容・同意の4つだけです。

複数社に同じ文面を送ると、返ってきた見積を同じ条件で比べられます。数量は2案以上で依頼すると、初期費用の按分が数字で見えます。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

ジュエリーOEMの問い合わせで最低限伝えることは何ですか?

アイテム、素材、数量、希望納期、データの有無の5点です。GEMILYAは用途・想定価格帯・希望数量・希望納期をヒアリングすると公開し、AAB JAPANはデザイン・サイズ・数量・仕様が分かる資料を見積に必要としています。未定の項目は未定と書いて送れます。

3Dデータがなくても問い合わせできますか?

できます。GEMILYAは手描きスケッチや参考画像から相談でき、ばん屋も写真や手書きイラストで受け付けます。データ化を工場に頼む場合は費用が乗り、中川装身具工業はデータ製作費1点6,000円(税別)を公開しています。

個人でも問い合わせていいですか?

会社によります。GEMILYAは法人・個人事業主からブランドを立ち上げる個人、自分用の一点ものまで承ると明記しています。ラッキーアンドカンパニーは法人のみ、AAB JAPANは法人・個人販売事業者限定で電話審査があります。問い合わせ前に依頼できる人の記載を確認します。

問い合わせ後、返信はどれくらいで来ますか?

公開している会社の例では、GEMILYAは原則3営業日以内、トーキョードライブは初期対応3営業日以内、サンワ製作所は3営業日以内に連絡としています。Tesoroは見積を1〜7営業日で無料と案内しています。

【用途別】ジュエリーOEM会社おすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

1個から試作・小ロットで始めるなら

PRGEMILYA(ジェミリア)

「1個だけ作りたい」に、ちゃんと答える会社

「最低ロットは設けていません」と公式に明記し、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮のどれも1個から製作できる。相談には原則3営業日以内に返信し、費用は初期費用と数量ごとの単価を分けて見積。原型は6か月保管され、期間内の追加生産は原型代がかからない。

LINEで無料相談する(公式)当サイトの紹介を読む

2

真鍮・合金のアクセサリーを量産するなら

株式会社ばん屋

ロゴ入りアクセを数百個。原宿で現物を見て決める

金属アクセサリーは各色36個から数千個まで対応し、中国・広州の自社工場はISO9001認証。原宿のショールームに約3,000点の素材・サンプルを常備し、デザイン提案から生産・納品まで一社で受ける。北京五輪・ディズニー・上海万博の公式アクセサリー製造実績を公式に掲げる。

株式会社ばん屋の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

K18・Ptの本格ジュエリーを国内一貫生産でなら

株式会社ダイアート三枝

K18・Ptを国内一貫で。年1万件をこなすOEM工場

甲府の本社工場と高岡工場で、デザイン・CAD・原型・鋳造・研磨・石留め・検品まで社内一貫。ISO9001に基づく品質管理と±0.1mmレベルの精度を公式に掲げ、年間ファッション系OEM1万件以上・ブライダル系2,000件以上の実績を持つ。リピートは3週間〜。

株式会社ダイアート三枝の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

関連記事