3比較ハブジュエリーOEM

ジュエリーOEM · 用途別

金属アレルギー対応で作りたい|ニッケルフリー・SV925・チタン別の依頼先と表示の書き方

金属アレルギーに配慮したアクセサリーをOEMで作るときに、素材の事実で説明する表示ルール、ニッケルフリーの真鍮・合金、SV925やK18などの貴金属、チタン・サージカルステンレスを扱う会社、部位ごとの素材指定を各社の公式記載をもとに整理します。

公開 2026年9月28日

このページでは、金属アレルギーに配慮したアクセサリーをOEMで作るときの進め方を説明します。表示の考え方、ニッケルフリーの合金、貴金属、チタン・ステンレス、既製ポストの組み合わせ、個人の窓口の順に整理します。

根拠は日本皮膚科学会と日本ジュエリー協会(JJA)の公開情報、各社が公式サイトで公開している条件です。

「アレルギー対応」は断定せず、素材の事実で説明する

金属アレルギーは、汗などで溶け出した金属イオンが接触皮膚炎を起こすものです。日本皮膚科学会は主要なアレルゲンとして硫酸ニッケルや塩化コバルトを挙げています。

ただし、どの金属でも症状が出ない保証はありません。JJAの規定は、金やパラジウム、プラチナも金属イオンとして症状の原因になり得ると説明しています。

  • NF(ニッケルフリー)表示に「安全」という表現を付けない(JJA)
  • ピアスのポストにはニッケル含有貴金属を使用しない(JJA)
  • 「アレルギーが起きない」という断定は、消費者庁が禁止する優良誤認表示に当たるおそれがある
  • 書けるのは事実:「本体SV925」「ポストはチタン」「下地メッキにニッケル不使用」など

OEMで作る側にできるのは、素材と工程を確認して事実を積み上げることです。以下、素材別に扱う会社を見ていきます。

ニッケルフリーの真鍮・合金を扱う会社

真鍮や合金のアクセサリーでは、地金と下地メッキの両方にニッケルが使われることがあります。ニッケルフリーを公式に掲げる会社を選び、下地メッキの指定を見積時に伝えます。

会社公式記載最小ロット
寿商会ニッケルフリーの真鍮・合金を扱う真鍮1SKU30個〜
sansyoニッケルフリー素材対応(シルバー・真鍮・金・ピューター)小ロット(数量の記載なし)
中川装身具工業ニッケルを含む各種メッキを保有(ニッケルメッキは別型の場合あり)1ロット1型、100個以上で最終見積
GEMILYA真鍮本体を1個から。メッキ8種(K24〜ブラックロジウム)、部分メッキ最低ロットなし

GEMILYAのメッキ8種は最表面の金属の種類で、下地メッキの記載は公式サイトにありません。ニッケルを避けたい場合は、下地の有無を見積時に指定します。

SV925・K18・K10・Pt900で本体を作る

貴金属で本体を作れば、真鍮の下地メッキの問題は避けられます。ただしJJAが説明するとおり、金やプラチナも原因になり得るため「対応」とは書きません。

会社本体素材最小ロット個人の依頼
GEMILYASV925・K18・K10・Pt900(Pt950は要相談)最低ロットなし・1個〜可
石友SV925・Pt950/900・K10・K18・K24(真鍮・ステンレスは非対応)原型があれば少量から法人・個人事業主を選択
ダイアート三枝Pt950・Pt900・K24・K18・K10・SV925小ロット可(数量記載なし)事業者向け
EDGE CastPt1000〜SV925まで幅広い金種最低工賃制(パーツ300円〜)可
日本アイボリーAG925・AG950・K10・K18・PT9001個から可

GEMILYAは5素材すべてを1個から受け、初期費用と数量ごとの単価を分けた見積を出します。SV925と真鍮の両方で概算を取れば、貴金属にしたときの差額が数字で分かります。

品位表示は素材の証明になります。JJAの規定ではSV925、K18、Pt900などを本体に表示し、造幣局の品位証明(任意・有料)を受ける方法もあります。

チタン・サージカルステンレスで本体を作る(鋳造工場では作れない)

チタンやSUS316Lは設備が別で、多くの貴金属の鋳造工場では本体を作れません。GEMILYAもステンレス・チタンの本体製作は非対応で、既製部品として組み合わせるのみです。

会社公式記載最小ロット・条件
マリウスチタンのキャスト・切削・IP色付け・ダイヤ留め・ロウ付け。SUS316L/304も特注品1個から。問い合わせは貴社名必須
AAB JAPANサージカルステンレスに特化。3D・サンプル・量産まで一括100〜200個〜、法人・個人販売事業者限定
三雄工芸ステンレス(SUS316L)製品30個〜、100個時1個1,500円程〜(小ロットは受けづらい状況)
寿商会ステンレス316L・304要相談
スペースステンレス(中国生産)1色100個〜
サンワ製作所チタン(ピアス金具用)1型1色各36個〜

JJAの規定はチタンを、純粋なものは強い耐蝕性をもつ灰色の硬い金属と説明しています。色を付ける場合はイオンプレーティング(IP)で、表示記号はGIP(金)のようにPをIPに置き換えます。

1個だけステンレスで作りたい場合は、DMM.makeのSUS316L金属3Dプリントも選択肢です。1cm³あたり1,936円〜、標準納期10〜25日で、中空は作れません。

貴金属本体+既製ポストという組み合わせ

ピアスで多い構成は、本体を貴金属や真鍮で作り、肌に刺さるポストだけをチタンやSUS316Lの既製部品にする形です。鋳造工場でも受けられます。

  • GEMILYA:本体はSV925・K18・K10・Pt900・真鍮。ステンレス・チタンは既製部品のみ対応
  • サンワ製作所:チタンをピアス金具用に扱う
  • 中川装身具工業:パーツ30,000種類超、ステンレス・チタンも扱う
  • JJAの規定:ピアスのポストにニッケル含有貴金属を使用しない。キャッチなど非貴金属の機能部品は材質表示を省略できる

本体とポストで素材が違う製品は、素材ごとに表示を考えます。「本体SV925、ポストはチタン」のように、部位と素材を対にして商品説明に書きます。

個人・少数でアレルギー配慮品を作る窓口

自分や家族のために少数だけ作る場合、個人の依頼を受ける会社に限られます。素材別に窓口を整理します。

素材個人・少数で頼める会社根拠
SV925・K18・K10・Pt900GEMILYA個人可、1個〜、LINE相談、原則3営業日以内返信、仕様確定から約4週間
SV925・K18・Ptアメス、EDGE Cast、日本アイボリーアメスは学生・カップルも対応、EDGE Castは個人会員可、日本アイボリーは個人向けキャスト
チタンマリウス(OEM窓口は法人向け)個人向けにはチタンアクセサリー専門オンラインショップ「HIBINOI」を運営
サージカルステンレスAAB JAPAN法人・個人販売事業者限定。私用目的の購入は不可

個人がチタンやステンレスの本体を1個だけ作る窓口は、公式サイトの範囲では限られます。貴金属本体+既製ポストの構成なら、GEMILYAに1個から相談できます。

肌に触れる部位ごとの素材指定の書き方

見積依頼では、製品全体ではなく部位ごとに素材を書きます。工場が判断に迷う部分をなくすためです。

  1. 本体:SV925/K18/K10/Pt900/真鍮/チタン/SUS316L のどれか
  2. ポスト・ピン:チタン、SUS316L、K18、Pt900、SV925のどれか(ニッケル含有貴金属は不可)
  3. メッキ:種類(ロジウム、金など)と、下地メッキにニッケルを使わない指定
  4. キャッチ・丸カン・チェーン:既製部品の素材
  5. 商品説明の文言:使った素材の事実だけを書き、「安全」「起きない」は使わない

GEMILYAはメッキ8種・石留め5種・仕上げ4種を公開しており、部位ごとの指定をそのまま見積に反映できます。概算は無料で、承認するまで費用はかかりません。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

金属アレルギー対応のアクセサリーはどこにOEMで頼めますか?

素材で分かれます。貴金属本体ならGEMILYA(SV925・K18・K10・Pt900を1個から)、ニッケルフリーの真鍮・合金なら寿商会(30個〜)やsansyo、チタンならマリウス、サージカルステンレスならAAB JAPAN(100〜200個〜、法人・個人販売事業者限定)が公式サイトで対応を公開しています。

「金属アレルギー対応」と商品に書いていいですか?

断定は避けます。JJAの規定はNF(ニッケルフリー)表示に「安全」という表現を付けてはならないとし、金やプラチナも症状の原因になり得ると説明しています。書けるのは「本体SV925」「ポストはチタン」といった素材の事実です。

チタンのピアスを1個だけ作れますか?

チタン本体の鋳造・切削はマリウスが特注品1個から対応と公開していますが、OEM窓口は法人向けで、個人向けにはオンラインショップ「HIBINOI」を運営しています。GEMILYAはチタン本体は非対応ですが、貴金属本体にチタンの既製ポストを付ける構成なら1個から受けます。

ニッケルフリーのメッキは指定できますか?

下地メッキの有無と種類は見積時に指定します。中川装身具工業はニッケルを含む各種メッキを保有し、寿商会はニッケルフリーの真鍮・合金を扱うと公開しています。GEMILYAはメッキ8種を公開していますが下地の記載はないため、相談時に確認します。

【用途別】ジュエリーOEM会社おすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

1個から試作・小ロットで始めるなら

PRGEMILYA(ジェミリア)

「1個だけ作りたい」に、ちゃんと答える会社

「最低ロットは設けていません」と公式に明記し、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮のどれも1個から製作できる。相談には原則3営業日以内に返信し、費用は初期費用と数量ごとの単価を分けて見積。原型は6か月保管され、期間内の追加生産は原型代がかからない。

LINEで無料相談する(公式)当サイトの紹介を読む

2

真鍮・合金のアクセサリーを量産するなら

株式会社ばん屋

ロゴ入りアクセを数百個。原宿で現物を見て決める

金属アクセサリーは各色36個から数千個まで対応し、中国・広州の自社工場はISO9001認証。原宿のショールームに約3,000点の素材・サンプルを常備し、デザイン提案から生産・納品まで一社で受ける。北京五輪・ディズニー・上海万博の公式アクセサリー製造実績を公式に掲げる。

株式会社ばん屋の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

K18・Ptの本格ジュエリーを国内一貫生産でなら

株式会社ダイアート三枝

K18・Ptを国内一貫で。年1万件をこなすOEM工場

甲府の本社工場と高岡工場で、デザイン・CAD・原型・鋳造・研磨・石留め・検品まで社内一貫。ISO9001に基づく品質管理と±0.1mmレベルの精度を公式に掲げ、年間ファッション系OEM1万件以上・ブライダル系2,000件以上の実績を持つ。リピートは3週間〜。

株式会社ダイアート三枝の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

条件に合うメーカーから提案を受ける

用途・数量・納期・予算を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載メーカーへ匿名で概要をお伝えし、対応可能なメーカーからの連絡をおつなぎします。費用はかかりません。

無料で相談する

関連記事