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在庫を持たずに受注生産で売りたい|型を残す条件、締切から納品までの日数、作り足しの注意点

オリジナルのアクセサリーを予約・受注生産で販売したい人向けに、型を保管してもらう条件、予約の締切から逆算する製作日数、少ない受注数でも頼める会社、価格を先に告知するときの注意、2回目以降の発注で確かめることを各社の公式記載で整理します。

公開 2026年10月1日

このページでは、在庫を持たずに、予約や受注を集めてから作る売り方の進め方を説明します。型の保管、日数、数量、価格、2回目以降の発注の順に整理します。

根拠は各社の公式サイトの記載です。型の保管や日数の条件が公開されていない会社は、表に「記載なし」と書いています。

受注生産は、型を残してもらうことが前提

受注のたびに原型から作り直すと、毎回初期費用がかかります。受注生産で売るなら、最初に作った型を保管してもらい、注文が集まるたびに同じ型から作るのが前提です。

会社型の保管(公式記載)
GEMILYA原型を最終発注から6か月保管。期間内の同じ仕様の追加生産は原型代なし。処分前に連絡し、希望すれば返却
Tesoro型の保管期限は6か月。6か月の間に再注文がなかった型は破棄
銀工房原型は保管し、リピートに使える
EDGE Castゴム型の預かりに対応
スペースデザインや金型の権利帰属、型の保管・返却条件は個別契約で決定

GEMILYAとTesoroの保管は6か月です。最終発注から6か月以内に次の受注を締め切れば、原型代をもう一度払わずに済む計算になります。

予約の締切から逆算する製作日数

受注生産では、予約の締切から購入者に届くまでの日数を、販売ページに書く必要があります。製作会社が公開している日数を、起点と合わせて並べます。

会社公開されている日数起点・注記
GEMILYAおよそ4週間(工程が少なければ最短2週間ほど)仕様確定から。2回目以降は仕様が決まっている
アメス最短3日既存のシリコンゴム型を使う場合
スペース量産約4〜6週間国内生産
Tesoro約3週間〜1か月半オーダーメイドページの記載。ご注文ガイドでは〜40営業日(約2か月)程度
アーネストインターナショナル注文から通常15〜45日デザイン・時期・アイテムで前後
SUN DIGITAL JEWELRY SERVICE通常2〜4週間程度数量・仕様により変動

販売ページに書く日数は、製作の日数に、発注までの日数と発送の日数を足したものになります。GEMILYAは納期が連休の入り方で前後すると書いているため、年末年始や大型連休をまたぐ回は長めに書いておきます。

受注が少ない回でも頼めるか

受注生産では、回によって注文数が少ないこともあります。少ない数でも作れるかは、最小ロットで決まります。

会社最小ロット(公式記載)少ない回への向き
GEMILYA最低ロットなし・1個から1個の注文でも作れる
アメス1点から(OEMページは10本から)数量の条件を見積で確認
Tesoro貴金属は1pcsから真鍮・メタルは数千個単位から
スペースK10・K18・プラチナ1色6個、SV925 12個、合金30個素材で下限が変わる
サンワ製作所既製アクセサリーの卸は1型1色各36個から(別注の数は記載なし)まとまった受注向き

色やサイズを選べる受注生産では、選択肢ごとの注文数がさらに少なくなります。最小ロットが1色ごとに数える条件なら、選択肢を絞るか、ロットの小さい会社を選びます。

受注が最小ロットに届かなかった回は、締切を延ばすか、不足分を在庫として作るかを決めておく必要があります。最低ロットのない会社なら、この判断をせずに済みます。

価格を先に告知するときに気をつけること

受注生産は、作る前に価格を決めて告知します。素材の相場が動くと、作るときの原価が告知した価格と合わなくなることがあります。

  • 相場の影響: GEMILYAは、銀や金は相場で日々動くため、先に小売価格を決めて告知するグッズでは、真鍮を軸に組み立てるほうが価格を固定しやすい傾向があると書いている
  • 見積の有効期限: GEMILYAは、地金相場が動くため見積に有効期限を付けるとしている
  • 為替の影響: Tesoroは「貴金属は為替により金額が変わります」と書いている

貴金属で受注生産をするなら、価格に余裕を持たせるか、受注の期間を短くして相場の変動を受けにくくします。見積の有効期限と、受注の締切日を合わせておくのが確実です。

2回目以降の発注で確かめること

同じ型から2回目、3回目と作るときにも、確かめておくことがあります。初回と同じ品質で届けるための確認です。

  • ゴム型の劣化: GEMILYAは、ゴム型は消耗品で、劣化していれば原型から作り直す費用が出ることがあるとしている
  • 保管期限: 6か月を過ぎると、GEMILYAは整理の前に連絡、Tesoroは再注文がなければ破棄
  • 仕様の変更: 色や仕上げを変えると、別の仕様として見積が出る
  • 色合わせ: めっきの色が前回とずれていないかを、初回の現物と並べて確かめる

受注のたびに少しずつ仕様を変えたくなることもありますが、仕様を変えると別の見積になり、型の作り直しが必要になる場合もあります。変更は、まとめて次の回の前に相談します。

受注生産では、1回目の現物を見本として手元に残しておくと、2回目以降の確認がしやすくなります。購入者に届ける前に、見本と並べて見る習慣をつけておきます。

販売ページに書いておく項目

受注生産は、購入者が届くまで待つ売り方です。届くまでの日数や、作ってからの扱いを、販売ページに先に書いておきます。

  • 受注の締切日と、届く時期の目安
  • 素材と品位、仕上げの種類
  • 1点ずつ仕上げるため、質感に個体差が出ることがある旨(GEMILYAは鋳造品は微細な質感の個体差が出ると説明している)
  • 注文後のキャンセルと返品の扱い
  • サイズの選び方(リングなら号数)

製作会社の取引条件も、販売ページの書き方に関わります。GEMILYAは、オーダーメイドの製作という性質上、完成後の返品は受けず、仕様と異なる場合や不具合は相談のうえ対応するとしています。

製作会社に返品できないものを、購入者からは返品を受けるという条件にすると、差がそのまま負担になります。販売の条件は、製作会社の条件を確かめてから決めます。

受注が増えてきたら、数量で見積を取り直す

受注生産を続けて注文数が増えてきたら、まとめて作る数量で見積を取り直すと単価が下がることがあります。GEMILYAは、見積を原則として3つの数量を並べて出すとしています。

  • 小ロット: 1個・10個・50個の単価を並べて比べられる
  • 中ロット: 100個・300個・1,000個のように幅を持たせて比較できる
  • 分納: 初回に全数を受け取るか、販売に合わせて分けて納品するかは相談

数量を増やして下がるのは、主に原型代などの初期費用の割り当てです。受注生産ですでに原型代を払っている場合は、数量を増やしても単価の下がり方は小さくなる点も見込んでおきます。

受注生産に向く組み合わせ

素材と売り方の組み合わせで、受注生産のしやすさが変わります。公式記載をもとに、組み合わせの例をまとめます。

売り方素材相談先の例
1個から注文を受けるシルバー925・K10・K18などGEMILYA(最低ロットなし、原型6か月保管)
価格を固定して長く売る真鍮+めっきGEMILYA(価格を固定しやすい傾向と記載)
受注を数個ずつまとめるK10・K18・プラチナスペース(1色6個から国内生産)
既存のゴム型で短く回すシルバー・真鍮などアメス(シリコンゴム型がある場合は最短3日)

どの組み合わせでも、型を何か月残せるかと、1回の発注で何個から作れるかの2つが、受注生産の回し方を決めます。最初の発注のときに、2回目以降の条件もあわせて聞いておきます。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

受注生産でアクセサリーを売りたいのですが、型は保管してもらえますか?

会社によります。GEMILYAは原型を最終発注から6か月保管し、期間内の同じ仕様の追加生産は原型代がかかりません。Tesoroは型の保管期限を6か月とし、再注文がなければ破棄します。銀工房は原型を保管してリピートに使えるとしています。

予約が1個しか入らなかった回も作ってもらえますか?

最低ロットを設けない会社なら作れます。GEMILYAは5素材とも1個から製作し、Tesoroは貴金属を1pcsから受けます。スペースは素材で下限が変わり、K10・K18・プラチナは1色6個からです。

受注生産の価格を先に決めても大丈夫ですか?

素材の相場で原価が動く点に注意が必要です。GEMILYAは、銀や金は相場で日々動くため、先に価格を告知するグッズでは真鍮を軸にするほうが価格を固定しやすい傾向があると書いています。見積の有効期限と受注の締切を合わせておくのが確実です。

【数量別】アクセサリーの小ロット製作会社おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

1個から始めて、売れた分だけ作り足すなら

PRGEMILYA(ジェミリア)

1個の特注も、サンプル1個も、見積の形を分けて

最低ロットを設けず、シルバー925・K18・K10・プラチナ900・真鍮のいずれも1個から製作する。1個の特注とサンプル1個で見積の形を分け、2〜30個・31〜99個の進め方まで公式に示している。原型は最終発注から6か月保管し、期間内の作り足しは原型代がかからない。

LINEで無料相談する(公式)当サイトの紹介を読む

2

3Dデータがあり、1個をすぐ金属にしたいなら

CASTY

データを上げれば、1個の金額がその場で出る

「1個から製作OK」とうたうネット金属鋳造で、STL・OBJの3Dデータをアップロードすると自動で見積が出る。SV925のペンダント8,500円から(鏡面研磨込)、真鍮の精密パーツは量産価格で3,500円からなど参考製作価格を公開し、納期は最短12営業日。

CASTYの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

6個〜30個の初回ロットを国内生産で作るなら

有限会社スペース

素材で決まる初回ロット。貴金属なら6個から

素材別の最小ロットを公開していて、K10・K18・プラチナは1色6個/ペアから、SV925は12個から、合金は30個からで、いずれも国内生産。サンプル約2週間・量産約4〜6週間と日数も明快で、FAQでは個人でも条件に同意すれば卸・OEM/ODMのいずれも取引できるとしている。

有限会社スペースの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

1個〜数十個に対応する会社から提案を受ける

作りたいもの・数量(1個/数個/数十個)・素材の候補・納期を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載会社へ匿名で概要をお伝えし、対応可能な会社からの連絡をおつなぎします。費用はかかりません。

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