3比較ハブアクセサリーの小ロット製作

アクセサリーの小ロット製作 · 用途別

ポップアップやハンドメイドイベントの第一弾を、数種類×少数で作りたい|型の数と種類の組み方、日程と納品形態

ポップアップストアやハンドメイドイベントに出す最初のコレクションを、数種類のデザインを少しずつ作ってそろえたい人向けに、型の数と初期費用の関係、同じ型で種類を増やす方法、種類×数量の組み方、開催日からの逆算、個包装と納品先、発注メモを各社の公式記載で整理します。

公開 2026年10月1日

このページでは、ポップアップやハンドメイドイベントに出す第一弾を、数種類のデザインを少しずつ作ってそろえたいときの進め方を説明します。型の数、種類の増やし方、数量の組み方、日程、納品形態の順に整理します。

根拠は各社の公式サイトの記載です。金額は公式の税込・税抜の表記どおりに書いています。

種類を増やすほど、型の数だけ初期費用が増える

オリジナルのアクセサリーは、デザインが1つ増えるごとに原型が1つ必要になります。種類を多くそろえたい第一弾ほど、初期費用が膨らみやすくなります。

  • 原型・ゴム型: デザインごとにかかる。GEMILYAは初回のみの固定費と説明している
  • 地金・加工・仕上げ: 1個ごとにかかる。種類の数とは関係なく、総数で決まる
  • 初期費用の公開例: クリエイトタカノは2万〜5万円位、銀工房は原型の製作費が大抵1万〜3万円、ワン・パシフィックはCAD+原型1デザイン5,000円(税抜)

たとえば5種類を作るなら、原型も5つ分かかります。種類を絞るか、次の方法で1つの型から種類を増やすかを、最初に考えます。

同じ型で、色や仕上げを変えて種類を増やす

形を変えずに、めっきの色や仕上げを変えれば、1つの型から複数の商品を作れます。GEMILYAは、同じ型で仕上げやめっきの色を変えれば別の商品として展開でき、通常版と限定版を分けられると書いています。

種類の増やし方型の数公式記載の例
デザインを変えるデザインの数だけ必要原型・型の製作費が主に初回にかかる(GEMILYA)
めっきの色を変える1つ同じ型からK18・K24の色やブラックに寄せる(GEMILYA)
仕上げを変える1つ鏡面・いぶし・マット・ヘアラインで印象を変える(GEMILYA)
サイズを変える型ごとに相談サイズ違い・色違いを混ぜて、仕様ごとに内訳を分けて見積(GEMILYA)

ただし、最小ロットを色ごとに数える会社では、色を増やすと必要な数も増えます。たとえばサンワ製作所が問屋向けに卸す既製アクセサリーは1型1色各36個からのため、2色にすると72個からになります。

種類×数量の組み方の例

第一弾の総数が同じでも、種類と数量の組み方で、初期費用と売り場の見え方が変わります。組み方の考え方を並べます。

組み方型の数向いている場合
2デザイン×色違い3色×各5個2初期費用を抑えて、売り場に色の幅を出したい
5デザイン×各6個5デザインの反応を見比べたい
1デザイン×仕上げ2種×各15個1定番を1つ作り、通常版と限定版で出したい

1色あたり数個という組み方は、最低ロットを設けない会社か、ロットの小さい会社でないと成り立ちません。GEMILYAは最低ロットを設けておらず、スペースはK10・K18・プラチナなら1色6個から受けます。

開催日から逆算する日程

イベントの日程は動かせません。GEMILYAは、ライブや展示会は日程が動かないため、グッズ製作では価格より先に間に合うかどうかが問題になると書いています。

  • 先に伝えること: 開催日・納品希望日・想定数量
  • 早めに動かす工程: デザイン確定と原型製作(GEMILYAは最も読みにくい工程としている)
  • 製作の目安: 仕様確定からおよそ4週間。デザイン検討と社内承認の期間は含まない
  • 後から相談できること: 数量の増減、仕上げの変更(発注前に相談するよう案内)

種類が多いほど、デザイン確定までの時間が延びます。全種類を同時に確定させようとせず、確定したものから原型に進められるかを相談すると、日程に余裕が出ます。

個包装と納品先を決めておく

イベントで売るなら、商品は袋や台紙に入った状態で届く方が準備が楽になります。GEMILYAの発注仕様シートは、納品の条件として次の項目を挙げています。

  • 納品先: 1か所か、会場と事務所に分けるなど複数か
  • 個包装: 必要か不要か。物販では必要になることが多い項目と案内している
  • 検品で重視する点: 刻印の見え方、色味、寸法など

トーキョードライブは、タグ付け・袋入れ・ギフトボックスの製作まで頼めると公式に書いています。ただし同社は1色50個が基準のため、少数の第一弾では単価の割増を前提に相談することになります。

売れた型を、次のイベントまで残す

第一弾で反応のよかったデザインは、次のイベントで作り足したくなります。型をどれだけ残してもらえるかで、次回の費用が変わります。

  • GEMILYA: 原型を最終発注から6か月保管。期間内の同じ仕様の追加生産は原型代なし
  • Tesoro: 型の保管期限は6か月。再注文がなければ破棄
  • 銀工房: 原型を保管し、リピートに使える

イベントの会場で、どのデザインがよく手に取られたかを記録しておくと、作り足す型を選ぶときの材料になります。売れた数だけでなく、手に取った人の反応も残しておきます。

次のイベントが半年以内なら、6か月保管の会社で作っておけば、売れた型だけを原型代なしで作り足せます。半年を超えそうなら、保管の延長や原型の返却ができるかを確かめておきます。

売り場の価格帯に合わせて、素材と工程を決める

イベントでは、ほかの出店者の商品と並べて見られるため、価格帯の当たりを先に付けておきます。GEMILYAは、価格を動かせる要素として重量・素材・数量・工程の数の4つを挙げています。

要素公式の説明(GEMILYA)
重量地金代は相場×重量。裏抜きで見た目を保ったまま軽くできる
素材真鍮にめっきをかける構成なら、貴金属より地金代を抑えられる
数量原型代のように1回だけの費用は、作る個数で割られる
工程の数石留め・部分めっき・刻印は1個ずつの手作業。見せ場だけに工程を寄せる

第一弾で種類を多く出すなら、素材は真鍮を中心にして、目玉の1〜2種類だけシルバーやK10にする組み方もあります。価格の幅が売り場に出て、手に取ってもらう入口が増えます。

少数の第一弾を受ける会社の選び方

数種類×少数の第一弾は、最低ロットが小さい会社でないと組めません。公式記載の条件から、選び方の目安をまとめます。

  • 1色1個から組みたい: GEMILYA(5素材とも最低ロットなし)
  • 貴金属で1色数個ずつ: スペース(K10・K18・プラチナは1色6個から、国内生産)
  • 日程が迫っていて型がある: アメス(既存のシリコンゴム型なら最短3日)
  • 3Dデータを自分で作れる: CASTY(1個から、最短12営業日)

種類の数が多いほど、問い合わせの段階で全部の条件を伝えるのは大変です。まずは代表的な1〜2種類で見積を取り、条件が合う会社に絞ってから残りを相談すると進めやすくなります。

第一弾の発注メモ

問い合わせの前に、次の項目をメモにまとめておくと、見積と日程の返事が早くなります。

  1. 開催日と、会場への搬入日
  2. デザインの数と、それぞれの色・仕上げの数
  3. デザインごとの数量(例: 各5個)と、合計の数
  4. 素材の候補と、想定している販売価格
  5. 個包装の要否と、納品先
  6. 次のイベントで作り足す予定があるか

GEMILYAは、想定している小売価格を知らせれば、その範囲に収まる素材・重量・仕上げの組み合わせを提案し、収まらない場合もどこを変えればよいかを返すと書いています。販売価格を先に決めているなら、その数字もメモに入れておきます。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

ポップアップ用に5種類を各5個ずつ作れますか?

最低ロットを設けない会社なら作れます。GEMILYAは5素材とも1個から製作し、サイズ違い・色違いを混ぜる場合は仕様ごとに内訳を分けて見積もります。ただしデザインが5つなら原型も5つ分かかるため、初期費用はデザインの数だけ増えます。

同じデザインで色違いを作ると、費用はどうなりますか?

型は1つで済むため、原型代は1回分です。GEMILYAは同じ型で仕上げやめっきの色を変えれば別の商品として展開できると書いています。ただし色ごとに最小ロットを数える会社では、色を増やすと必要な数も増えます。

イベントの何週間前に頼めばいいですか?

GEMILYAは仕様確定からおよそ4週間が目安で、デザイン確定と原型製作が最も読みにくい工程だとしています。種類が多いほどデザイン確定に時間がかかるため、開催日・納品希望日・想定数量を最初に伝え、逆算して提案してもらいます。

【数量別】アクセサリーの小ロット製作会社おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

1個から始めて、売れた分だけ作り足すなら

PRGEMILYA(ジェミリア)

1個の特注も、サンプル1個も、見積の形を分けて

最低ロットを設けず、シルバー925・K18・K10・プラチナ900・真鍮のいずれも1個から製作する。1個の特注とサンプル1個で見積の形を分け、2〜30個・31〜99個の進め方まで公式に示している。原型は最終発注から6か月保管し、期間内の作り足しは原型代がかからない。

LINEで無料相談する(公式)当サイトの紹介を読む

2

3Dデータがあり、1個をすぐ金属にしたいなら

CASTY

データを上げれば、1個の金額がその場で出る

「1個から製作OK」とうたうネット金属鋳造で、STL・OBJの3Dデータをアップロードすると自動で見積が出る。SV925のペンダント8,500円から(鏡面研磨込)、真鍮の精密パーツは量産価格で3,500円からなど参考製作価格を公開し、納期は最短12営業日。

CASTYの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

6個〜30個の初回ロットを国内生産で作るなら

有限会社スペース

素材で決まる初回ロット。貴金属なら6個から

素材別の最小ロットを公開していて、K10・K18・プラチナは1色6個/ペアから、SV925は12個から、合金は30個からで、いずれも国内生産。サンプル約2週間・量産約4〜6週間と日数も明快で、FAQでは個人でも条件に同意すれば卸・OEM/ODMのいずれも取引できるとしている。

有限会社スペースの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

1個〜数十個に対応する会社から提案を受ける

作りたいもの・数量(1個/数個/数十個)・素材の候補・納期を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載会社へ匿名で概要をお伝えし、対応可能な会社からの連絡をおつなぎします。費用はかかりません。

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