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ジュエリーブランド立ち上げ支援 · 基礎知識

ジュエリーブランド立ち上げの初期費用の内訳|型・サンプル・最低取引額・初回在庫・撮影と箱

ジュエリーブランドを立ち上げるときの初期費用を、デザインと型、サンプル、最低取引額と初回在庫、撮影・パッケージ・販売準備に分けて整理しました。掲載各社が公開している型代・サンプル代・最低取引額・概算単価と、支払いのタイミングまでまとめています。

公開 2026年10月1日

ジュエリーブランドの立ち上げにいくらかかるかは、作る型の数、素材、初回の数量で大きく変わります。それでも、どんな費用がどの順番で出ていくかは、どのブランドでもほぼ同じです。

このページでは、初期費用を6つに分け、掲載各社が公式に出している金額を当てはめます。公式に金額がない項目は「記載なし」として扱います。

立ち上げの資金計画では、作る前に出ていく費用と、売れれば戻ってくる費用を分けて見ることが大切です。前者が大きすぎると、売れる前に資金が尽きてしまいます。

初期費用は6つの箱に分ける

先に全体の箱を作っておくと、見積が届いたときにどこに入れればよいかが分かります。製造会社に払う費用と、自分で手配する費用を分けて考えてください。

箱主な中身誰に払うか
1. デザインデザイン画、3Dデータ作成製造会社またはデザイナー
2. 型原型、ゴム型製造会社
3. サンプル試作品(色違い・素材違いを含む)製造会社
4. 初回在庫単価×数量(最低取引額がある場合はそれ以上)製造会社
5. パッケージ箱・袋・タグ・カード製造会社または資材会社
6. 販売準備撮影、ECサイト、商標の出願など各専門の会社・自分

1〜3は売上が立つ前に出ていく費用です。4は売れれば回収でき、5と6はブランドの見え方を決める費用です。

型とデザインの費用で、公開されている金額

型やデザインの費用を公式に出している会社は多くありません。掲載18社で確認できた例を並べます。

会社公式記載
トーキョードライブシンプルなリングの原型・ゴム型代は中国生産約30,000円〜、国内生産約60,000円〜(税表記なし)
クリエイトタカノキャスト製品のデザイン画料・原型料・ゴム型料などは製品により2万〜5万円位が目安(税表記なし)
Bizarre D.L.Cデザイン画は無料(多数のデザインは有料の場合あり)。金属原型は有料
和心商品代金以外にデザイン代・データ作成・型代・サンプル作成代(金額の記載なし)
石友・ラッキーアンドカンパニー石友は原型を同社で作る場合に原型代を負担、ラッキーアンドカンパニーはホールセール(ODM)で原型代の入金後にサンプル製作(いずれも金額の記載なし)
GEMILYAオリジナルの形は1個でも設計・原型の費用がかかる(金額の記載なし)

型の費用は1型ごとにかかります。最初のコレクションを5型にすれば、この費用が5回分必要になる点に注意してください。

サンプル費と、サンプルだけ頼めるか

サンプルは、販売する数量を作る前に実物を確かめるための費用です。サンプルを作ったあとにやめられるかどうかで、立ち上げのリスクが変わります。

会社サンプルの扱い(公式記載)
トーキョードライブサンプル代15,000円〜が目安。本生産が前提で、原型・サンプルのみの依頼は不可
OPULAサンプルはすべて有料。サンプルのみの製作は不可
Bizarre D.L.Cサンプルは有料(3〜4週間)。サンプルがOKなら最終見積と納期を提出
石友製品に近いシルバー製の店頭サンプルを作れる。コストは問い合わせ
GEMILYAサンプル1個で形・重さ・着け心地を確認してから数量へ。有償工程は見積承認後に開始

本生産が前提の会社では、サンプルを見てやめる選択が取りにくくなります。テスト販売から始めたいなら、その進め方を受けている会社かを先に確かめてください。

最低取引額と最小ロットで、初回在庫の下限が決まる

初回在庫の金額は、単価×数量で決まります。ただし最小ロットや最低取引額があると、それより少なくは作れません。

会社下限の条件(公式記載)
OPULA簡易カスタマイズ30個〜・20万円〜、フルカスタマイズ100個〜・50万円〜
和心初回の最低取引額15万円〜
スペースK10/K18/Pt 1色6個〜、SV925 12個〜、合金30個〜(国内)、真鍮50個〜・ステンレス100個〜(中国)
トーキョードライブ合金・真鍮・SV925のオリジナル1色50個〜、18金30個〜
GEMILYA最低ロットなし・1個〜

概算単価から、初回在庫の金額をつかむ

単価を公開している会社の数字を使うと、初回在庫のおおよその金額が出せます。以下は公式の参考単価に数量を掛けた計算例です。

例公式の参考単価計算
SV925リングを100個(和心)100個の場合 ¥4,000〜(税表記なし)40万円〜
SV925ピアス(片耳)を100個(和心)100個の場合 ¥2,000〜(税表記なし)20万円〜
SV925リングを30個(OPULA)¥2,000〜¥8,000(税抜)6万〜24万円。ただし最低取引金額20万円〜

これに型代やサンプル代が別にかかります。シルバーの単価は銀相場で変わるとOPULAは明記しているので、見積の時点の金額で計算し直してください。

支払いのタイミングを先に知る

立ち上げ期は、売上が入る前に支払いが続きます。初回の取引で前払いを求める会社もあるため、資金の出ていく時期を確かめてください。

  • GEMILYA: 初めての取引は発注時に全額前払い(銀行振込)。金額が大きい場合は着手金と納品前の残金の2回に分けられる
  • トーキョードライブ: 個人は見積額の全額前払い、法人の初回は初期費用+製作費の約50%を着手金
  • OPULA: 全額前受金
  • Bizarre D.L.C: 初回は入金後の生産とする場合あり
  • ラッキーアンドカンパニー: ホールセール(ODM)の流れでは原型代の入金後にサンプルを製作

費用を抑えるなら、この順番で考える

初期費用を抑える方法はいくつもありますが、ブランドの印象を落とさない順番があります。上から順に検討してください。

  1. 最初のコレクションの型数を減らす(型の費用は型数に比例する)
  2. 1型あたりの初回数量を、最小ロットが小さい会社で絞る
  3. 素材を価格帯に合わせる(同じ形でもシルバーと真鍮で地金代は大きく違う)
  4. サンプルの回数を減らすため、3Dの画像の段階で修正を出し切る
  5. パッケージは既製品から始め、売れ筋が見えてからオリジナルにする

撮影や商標の出願は、削るとあとで取り返しがつきにくい費用です。製造の費用を抑えてでも、ここには予算を残しておくことを勧めます。

見積を受け取ったら、6つの箱のどこに入る費用なのかを1行ずつ振り分けてください。箱が空いている項目は、あとから別の請求になる可能性があります。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

ジュエリーブランドを立ち上げるのに最低いくら必要ですか?

型数・素材・数量で大きく変わるため一律には言えません。公開例では、トーキョードライブがシンプルなリングの原型・ゴム型代を中国生産約30,000円〜・国内生産約60,000円〜、サンプル代15,000円〜としています(税表記なし)。OPULAは最低取引金額を20万円〜としています。

サンプルだけ作って、売れそうか確かめられますか?

会社によります。トーキョードライブとOPULAはサンプルのみの製作を受けていません。GEMILYAはサンプル1個で実物を確認してから数量を作る進め方を案内しており、ダイアート三枝はテスト販売用の少量から相談できるとしています。

支払いは納品後でもいいですか?

初回は前払いを求める会社があります。GEMILYAは初めての取引は発注時に全額前払い、OPULAは全額前受金、トーキョードライブは個人なら全額前払いです。継続取引になると条件を相談できる会社もあります。

【条件別】ジュエリーブランド立ち上げ支援おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

ラフ1枚から、サンプル1個で始めるなら

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2

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3

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1966年創業(法人設立1976年)、甲府の本社工場と高岡工場で、デザイン・CAD・原型・鋳造・研磨・石留め・検品まで社内一貫。ISO9001認証、貴金属装身具製作技能士22名。イメージやラフ案の段階から相談でき、ブランドコンセプトや販売価格帯に合わせて素材・仕様・製造方法を提案する。まずは少量のサンプルやテスト販売用の製造から相談できるとFAQにある。

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