部品洗浄機 · メーカー紹介
株式会社ケンテック
溶剤を外に出さない完全密閉型の洗浄装置PCS。溶剤を選ばない兼用機
編集部コメント溶剤を外に出さない密閉型
向いている人 溶剤の排出を抑える必要がある、あるいは今後の規制変更で溶剤を入れ替える可能性がある工場に向きます。一台で溶剤を選ばずに使える兼用機という考え方です。
確認しておきたい点 製造は協力会社に委託しています。価格は記載がありません。
株式会社ケンテックの部品洗浄機
ケンテックは神奈川県大和市に所在する洗浄装置の開発会社です。1993年6月から溶剤損失のない洗浄システムの開発を行い、1996年8月に完全密閉溶剤装置の設計製造・販売を行う会社として設立されたと公式に書いています。製造は協力会社に委託しています。
ケンテックPCSは装置への空気の流入も溶剤ガスの排出もない完全密閉型です。常温で液体の揮発性溶剤であれば炭化水素も含めて使え、可燃性の溶剤でも引火点以上の高温で洗えると記載しています。PCSⅠ-M型は1槽式の自動洗浄装置で、標準タクトタイム8〜12分、バスケット350×400×250H、処理重量30kg/バッチ、溶剤保有量150Lです。真空浸漬と超音波、リンス、真空乾燥の工程を組み替えられます。
業務内容に洗浄テストと残渣解析を挙げています。価格は記載がありません。
株式会社ケンテックの特徴
完全密閉型: 装置への空気流入・溶剤ガスの排出がない
常温で液体の揮発性溶剤なら炭化水素を含め全て使用可能、任意に交換可能
業務内容に洗浄テスト・残渣解析
トップページに長尺(500m)・細径チューブ(0.2mmΦID)の内外洗浄、熱処理金型、焼結金属製造時のワックス抽出などの事例を掲載
主な主な製品と仕様
| 主な製品と仕様 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 完全密閉型洗浄装置 PCSⅠ-M型 | vacuum | 1槽式自動、タクト8〜12分、バスケット350×400×250H、30kg/バッチ、溶剤150L、装置1,000W×1,500L×1,500H、バスケット取り出し高さ450mm(バスケット底部) |
| ケンテックPCSⅡ型 | vacuum |
導入事例・納入先
- 販売先: 帝人、パナソニック、三菱重工、YKK AP、日本テトラパック、AGCほか(公式記載)
サポート・対応範囲
テスト洗浄: 業務内容に洗浄テスト・残渣解析
基本情報
| 所在地 | 〒242-0002 神奈川県大和市つきみ野一丁目6番地88 |
|---|---|
| 設立 | 1996年8月 |
| 資本金 | 300万円 |
| 電話 | 046-204-6840 |
| 洗浄方式 | 真空浸漬・超音波・真空乾燥・密閉 |
| 洗浄液 | 揮発性溶剤全般(炭化水素・塩素系・フッ素系など) |
| 対象ワーク | 溶剤洗浄が必要な部品全般(焼結金属のワックス抽出、細径チューブ内外、熱処理金型などの事例) |
| テスト洗浄 | 業務内容に洗浄テスト・残渣解析 |
| 価格の記載 | 記載なし(見積) |
| 公式サイト | https://www.kentec-pcs.jp/ |
まとめ
株式会社ケンテックの部品洗浄機について、公式サイトの記載をもとに整理しました。条件は案件ごとに異なるため、公式サイトから直接お問い合わせください。用途別のおすすめは3選ページでも紹介しています。
株式会社ケンテックが登場する記事
- 部品の清浄度はどう決めて、どう測るか|残渣質量・粒径・油分・濡れ性の数え方【2026年版】 · 部品洗浄機の見積やテストで必ず問われる清浄度を、残渣の質量、粒子の大きさ、残留油分、表面の状態、水分の5つの物差しに分けて解説します。掲載メーカーがテストで実際に使っている測り方と、仕様書への書き方を公式情報から整理しました。
- 部品洗浄機の洗浄方式7つの違い|超音波・スプレー・高圧水・揺動・真空・蒸気・ドライアイス【2026年版】 · 部品洗浄機の洗浄方式を、超音波、スプレー・シャワー、高圧水、浸漬揺動、真空、蒸気、ドライアイスの7つに分けて、落とせる汚れと向くワークを掲載メーカーの公式仕様で比較します。圧力は0.27MPaから245MPaまで、超音波は19.5kHzから3MHzまでの幅があります。
- 水系・炭化水素・溶剤の選び方|部品洗浄機の洗浄液で変わる設備と運用【2026年版】 · 部品洗浄機の洗浄液を、水系(純水・電解水・アルカリイオン水)、炭化水素系、フッ素系・塩素系などの溶剤系に分けて、落とせる油、乾燥、排水、溶剤の回収、届出の考え方を掲載32社の公式情報で比較します。32社のうち炭化水素系に対応するのは14社でした。
- 切削・プレス後の脱脂に使う部品洗浄機|油の種類・処理量・袋穴で選ぶ【2026年版】 · 切削油やプレス油の脱脂に部品洗浄機を入れたい工場向けに、不水溶性・水溶性の油の種類、1日の処理量、袋穴の有無で候補を絞る方法を整理します。炭化水素系の真空洗浄機と、溶剤を使わない水系洗浄機のタクトや仕様を、掲載メーカーの公式情報で比べました。
- 熱処理前後・長尺物・大物部品の洗浄|7mのパイプから2000kgの部品まで対応する洗浄機【2026年版】 · 熱処理の前後に部品を洗いたい工場、パイプや長尺物、重量物を洗いたい工場向けに、対応できる部品洗浄機を公式の寸法と実績で整理します。熱処理用の大型炭化水素機、最大7mの長尺ワーク、2000kgまでのスプレー洗浄機、線材・フープ材の連続洗浄まで、掲載メーカーの公式情報をまとめました。
- 加工機横の一個流しか、ロットでまとめ洗いか|部品洗浄機の置き方とタクトの決め方【2026年版】 · 部品洗浄機を加工機の横に置いて1個ずつ洗うか、ロットをまとめてバッチで洗うかを決めたい工場向けに、機械の幅、タクトタイム、搬送の自動化で比べます。横幅560mmの小型機から、処理能力720個/hrのライン式、1槽式と多槽式の真空洗浄機まで、掲載メーカーの公式仕様をまとめました。
参照元
- https://www.kentec-pcs.jp/info/index.html
- https://www.kentec-pcs.jp/catalog/index.html
- https://www.kentec-pcs.jp/catalog/type_01.html
- https://www.kentec-pcs.jp/
※2026年10月1日時点の公式サイトの記載をもとに作成しています。掲載内容の訂正はこちら。
【用途別】部品洗浄機メーカーおすすめ3選
切削油・プレス油を、炭化水素で脱脂するなら
株式会社クリンビー
多槽式タクト3〜6分と1槽式12〜15分。カゴ寸法と蒸留能力まで公式に数字がある
炭化水素系の洗浄機を主力にし、生産量の多い現場向けの多槽式CLEANVY(タクト3〜6分)と、少量向けの1槽式真空洗浄乾燥機CLOVA(タクト12〜15分)を公式に分けて載せている。CLOVAはカゴ寸法350×250×150〜600×400×300mm、蒸留能75〜200L/hの3型式。水溶性加工油向けのエマルジョン洗浄機もあり、自社ワークの洗浄テストを受け付けている。
タップ穴の切粉とバリを、洗浄と同時に取るなら
株式会社スギノマシン
最高245MPaの高圧水で狙い撃ち。洗ラボのテストは清浄度とサイクルタイムを数値で返す
高圧水部品洗浄機JCCシリーズは水を最高245MPaまで加圧し、CNC制御で狙った穴や面に噴射してバリや切りくずを除去する。1998年の販売以来、世界30カ国以上で6,000台超を納入(公式記載)。幅600mmのJCC-Moduleや遠心乾燥付きのJCC-MULTIもある。富山県滑川市の洗ラボでは送ったワークで洗浄・乾燥テストを行い、立会可、結果を報告書で数値化する。
精密部品を、高い清浄度で洗うなら
株式会社カイジョー
19.5kHz〜3MHzの超音波から周波数を選び、自社の超音波実験室でテストしてから決める
1958年に時計用超音波洗浄機を製品化し、作動周波数19.5kHz〜3MHzの超音波洗浄機をそろえる。低周波(26〜38kHz)は機械加工部品の脱脂、中間周波数(78〜160kHz)はHDD部品やレンズ、200〜950kHzは半導体向けと公式に説明。多槽式自動洗浄装置、真空洗浄装置、炭化水素系の3槽式超音波洗浄装置などの装置も持ち、超音波実験室で洗浄テストを行う。