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中小企業の予実管理システム|会計ソフトのデータで予算と資金繰りを見える化する【2026年版】

社長と経理の数人で予算を作り、会計ソフトの試算表と見比べている中小企業向けに、会計データから予実管理を始められるサービスを公式の料金・機能で比べました。

公開 2026年10月1日

中小企業の予実管理は、年に一度Excelで予算を作り、あとは試算表を見るだけ、という形になりがちです。毎月の比較が続かないのは、実績を貼り付ける手間が大きいからです。

この記事では、会計ソフトのデータから予実管理を始められるサービスを、公式の料金と機能で比べます。

料金と税の表記は、各社の料金ページの書き方のまま載せています。

会計データから始められるサービス

中小企業が最初に見る候補は、会計ソフトのデータを取り込むだけで実績が反映されるサービスです。今回の掲載サービスから、料金や連携が公式に書かれているものを並べます。

サービス実績の取り込み方料金(公式表記)
bixid会計データをアップロード。freee会計・勘定奉行の案内ページあり1社月10,000円・25,000円・50,000円(税抜)
YOJiTSU全ての会計ソフトと連動と記載。KiCHOの仕訳データを利用スマートパック月5,000円(税抜)
Manageboardマネーフォワードクラウド会計、freee会計、勘定奉行クラウドとAPI連携(FAQ)初期費用+月額(問い合わせ)

3つとも、Excelの予実表を置き換える考え方です。料金が公開されているbixidとYOJiTSUは、社内で稟議を通すときにも金額を示しやすい利点があります。

小さく始めるならYOJiTSU

YOJiTSUは、株式会社シスプラが運営するクラウド予実管理ツールです。仕訳自動作成、財務分析、証憑保管と合わせたKEEPER Clubの一つで、4サービスを使えるスマートパックが月5,000円(税抜)、初期費用0円です。

  • 30日間の無料試用期間があり、継続の申し込みをしなければ自動解約で課金されない
  • 支払いはクレジットカードのみ
  • 2ユーザー以上で同時に使うには共有ID(1ID 1,000円/月・税抜)が必要
  • 会計事務所が顧問先を一括でモニタリングするツールもある

顧問の会計事務所と一緒に数字を見たい会社には、会計事務所向けの仕組みがある点も合っています。部門別や連結の機能は確認したページで詳しく書かれていないので、部門が多い会社はほかと比べてください。

部門別まで見たいならbixid

bixidは、株式会社YKプランニング(山口県防府市)が提供する中小企業向けの経営管理クラウドです。会計データをアップロードすると実績が反映され、損益計画は科目や部門単位で内訳を管理できます。

プランやりたいこと(公式の書き方)月額(1社・税抜)
シミュレーション月次数値を把握し将来予測をしたい10,000円
プランニング計画作成と予算管理をしたい25,000円
プロフェッショナル部門別に予算と実績を管理したい50,000円

アカウント作成は無制限で、アカウント数による従量課金はないと書いています。部門長に権限を分けて数字を見てもらう使い方でも、人数で費用が増えないのは中小企業には分かりやすい点です。

クラウド会計とAPIでつなぐならManageboard

Manageboardは、マネーフォワードコンサルティング株式会社が提供する予実管理クラウドです。会計ソフトからAPI連携で仕訳データを取り込み、表計算ソフトへの転記作業を減らせると説明しています。

  • API連携先: マネーフォワードクラウド会計、freee会計、勘定奉行クラウド(FAQ)
  • 売上高比や人数比などで共通費を配賦
  • PLに連動した月単位のキャッシュフロー予測
  • 料金は初期費用+ユーザー数に応じた月額従量課金。年単位の契約

毎月のアップロード作業もなくしたいなら、API連携の方式が向いています。ただし年単位の契約で、期間中の解約は残期間に応じた違約金がかかるとFAQにあるので、契約条件まで確かめてください。

予算だけでなく資金繰りも見る

中小企業では、利益の予実と同じくらい、手元の資金がいつ足りなくなるかが大事です。資金繰りの機能を公式に書いているサービスをまとめます。

サービス資金繰りの機能(公式記載)
bixid売上や支払予定から将来の資金残高を予測。資金繰り表、借入金の返済予定の管理
ManageboardPLに連動した月単位のキャッシュフロー予測。シナリオごとに投資・返済を含めたシミュレーション

銀行との面談で資金繰り表を出す会社なら、この機能があるかで手間が大きく変わります。bixidは借入金の残高や返済予定を金融機関別に見える化できるとしています。

会計事務所と一緒に使う

中小企業の数字は、顧問の会計事務所が会計ソフトに入力していることが多いはずです。会計事務所と一緒に使う前提の仕組みがあるかも、選ぶときの材料になります。

  • YOJiTSU: 会計事務所向けのスペシャルパック(基本10データ6,000円/月、基本100データ30,000円/月・いずれも税抜)と顧問先のモニタリングツール
  • Manageboard: 会計事務所向けプランの案内がある
  • bixid: 会計事務所向けのページがある

会計事務所がすでに使っているサービスがあれば、それに合わせると導入が早く進みます。最初に顧問の会計事務所へ、使っているツールを聞いてみてください。

費用の総額を見積もる

月額だけで決めると、初期の支援費用や人数分の追加費用を見落とします。公式に書かれている費用を、年間で並べるとこうなります。

サービス年間の目安(月額×12)別にかかるもの
YOJiTSU スマートパック60,000円(税抜)共有IDの追加(同時利用時)
bixid プランニング300,000円(税抜)初期導入サポートは有償300,000円~(税抜)
bixid プロフェッショナル600,000円(税抜)同上
Manageboard問い合わせ初期費用(アカウント開設・環境構築)

月額×12は公式の月額表記を単純に12倍しただけです。実際の契約条件は各社の見積で確かめてください。

導入前に整えておきたい会計の設定

会計データから予実を作るサービスは、会計ソフトの中身がそのまま結果に出ます。取り込む前に、会計ソフト側で整えておきたいことがあります。

  • 売上と費用に部門を付けて入力しているか(部門別の予実を見たい場合)
  • 毎月の締めの時期と、月次の試算表が固まる日
  • 減価償却費や賞与など、年に一度まとめて計上している費用の扱い
  • 勘定科目が年の途中で増えたり変わったりしていないか

年一回の計上を月割りにしないと、毎月の予実の差が大きく見えます。bixidやManageboardのデモでは、自社の前期の数字を取り込んで、見え方を確かめてください。

自社に合うサービスの絞り込み方

最後に、中小企業がどのサービスから見ればよいかの目安を、状況ごとにまとめます。迷ったら、無料で試せるものから触ってみるのが早道です。

  1. まず費用をかけずに予実を回してみたい → YOJiTSU(30日間無料試用)
  2. 部門ごとの予算と実績を部門長と共有したい → bixid プロフェッショナル
  3. クラウド会計を使っていて、取り込みも自動にしたい → Manageboard
  4. 資金繰り表と借入金の管理も一緒にしたい → bixid
  5. 顧問の会計事務所と同じツールで見たい → 会計事務所に使っているツールを確認

どのサービスも、会計ソフトの勘定科目と部門がきちんと分かれていることが前提です。導入の前に、部門の付け方を会計事務所と見直しておくと、予実の数字が意味を持ちます。

この記事に出てくるサービス

参照元

よくある質問

中小企業でも予実管理システムは必要ですか?

毎月の予実比較が続かない原因が、実績を貼り付ける手間なら効果があります。YOJiTSUのスマートパックは月5,000円(税抜)、bixidは1社月10,000円から(税抜)と、料金を公開しているサービスもあります。

無料で試せますか?

YOJiTSUは30日間の無料試用があり、継続の申し込みをしなければ自動解約になります。bixidとManageboardはデモの申込窓口があります。

会計事務所に入力してもらっていても使えますか?

使えます。YOJiTSUは会計事務所が扱う会計データをもとに予実管理を行う使い方を想定し、会計事務所向けのパックとモニタリングツールを用意しています。

【目的別】予実管理システムおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

部門のExcel提出はそのままに、全社の予算・見込・実績をシステムで一元化するなら

Loglass(株式会社ログラス)

自社フォーマットのExcel・Googleスプレッドシートで予算を回収し、約2ヶ月の伴走で立ち上げる

予算策定では、自社フォーマットのExcelやGoogle Spreadsheetのファイルをそのまま連携でき、部門ごとの提出用ファイルを自動で作って送り、提出されたデータを全体予算に統合すると公式に記載。提出履歴はバージョンごとの差分をハイライト。導入支援は導入プロジェクト約1ヶ月+運用テスト約1ヶ月の約2ヶ月を標準的な目安としている。

Loglass(株式会社ログラス)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

Excelの画面を変えずにシステム化し、連結会計までグループで広げるなら

BizForecast(プライマル株式会社)

「活Excel」の予算管理BCと連結会計FCを同じシリーズで。SaaSのStandardから始めてEnterpriseへ

Excelの長所を活かす「活Excel」を掲げ、予算管理・管理会計のBC、連結決算・連結会計のFC、人事評価・目標管理のHRで構成。BCは単体PLの予算策定から連結ベースの計画・業績管理、人員計画・設備投資計画・PSI管理まで扱うと記載。予実管理特化のSaaS(Standard)と、要件に合わせて構築するEnterpriseの2エディションがある。

BizForecast(プライマル株式会社)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

中小企業が、会計データから予算と資金繰りを公開価格で始めるなら

bixid(株式会社YKプランニング)

1社月10,000円・25,000円・50,000円(税抜)の3プラン。部門別の予実はプロフェッショナルで

会計データをアップロードすると実績が反映され、月次決算・予算管理・キャッシュフローをグラフや数表で見える化すると記載。料金は1社あたりシミュレーション10,000円、プランニング25,000円、部門別に予算と実績を管理するプロフェッショナル50,000円(いずれも月額・税抜)で、アカウント作成は無制限。freee会計・勘定奉行との組み合わせを紹介するページがある。

bixid(株式会社YKプランニング)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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会社の規模、予算を作る部門の数、子会社の有無、使っている会計ソフト、いまのExcelでの運用、予算を入れたい時期を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載サービスへ匿名で概要を伝え、デモやトライアルの窓口をおつなぎします。費用はかかりません。

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