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部門の予算回収と見込更新を楽にする予実管理システム|Excelの配布・回収・合算をなくす【2026年版】

事業部や部門に予算と見込のExcelを配って回収し、経営企画が手で合算している会社向けに、提出・集約・比較をシステムに寄せられるサービスを公式表記で比べました。

公開 2026年10月1日

予算編成の時期になると、経営企画はExcelのひな形を配り、締切を追いかけ、届いたファイルを合算する作業に追われます。毎月の見込の更新でも同じことが起きます。

この記事では、部門からの予算と見込の回収を楽にする仕組みを、掲載サービスの公式表記で比べます。

部門の入力をExcelのまま受ける型と、システムの画面に移す型の両方を取り上げ、どちらが自社に合うかを見分けられるようにしました。最後に、選ぶ手順もまとめています。

配布・回収・合算のどこで時間がかかっているか

最初に、今の作業のどこが重いかを分けて考えます。重い場所によって、向くサービスが変わるからです。

作業よくある困りごとシステムで変わること
配布部門ごとにひな形を作り、前年の数字を入れて送る提出用ファイルの自動生成・自動送付
回収締切を過ぎても届かない、版が分からなくなる提出状況の見える化、履歴の保持
合算ファイルを開いて貼り付け、式が壊れる提出と同時に全体へ統合
比較予算・前回見込・最新見込を並べる表を毎回作るワンクリックで並べて比較

配布と回収が重い会社は、部門の入力をExcelのまま受けられる仕組みが合います。合算と比較が重い会社は、システムの画面で完結する置き換え型も候補です。

Excel提出のまま集約するLoglass

Loglassは、部門の提出をExcelやGoogle Spreadsheetで受け、集約をシステムに寄せる考え方です。予算策定のページで、その流れを具体的に説明しています。

  • 予算作成を依頼したい部門に対して、提出用ファイルを自動生成・自動送付
  • 事業部側は普段のExcel・Google Spreadsheetファイルを更新して提出するだけ
  • Google SpreadsheetはAPI連携しており、Web上でワンクリック提出
  • 提出された予算データの履歴をすべて保持し、バージョンごとの差分をハイライト
  • 部門・勘定科目・製品などの切り口を指定して、前年度予算や実績を反映した形式で配布

部門の担当者は今のやり方をほぼ変えずに済むので、入力する人が多い会社ほど効果が出やすい形です。導入支援は約2ヶ月を標準的な目安としています。

システム上で見込まで完結するDiggle

Diggleは、予算策定から見込の更新、予実分析までをすべてシステム上で行う置き換え型です。エクセルを使う必要はないと公式に書いています。

  • 予算や見込、月次レポートの画面で、コメントや資料添付が行える
  • 予算や見込のバージョンを保存しておける
  • エクセルやCSVのデータを自動でフォーマット変換して取り込む
  • 人ごとの閲覧権限の付与

数字の差の理由を、画面上のコメントで部門とやり取りできるのが特徴です。メールやチャットに散らばっていた説明を、数字の横に残せます。

契約後は担当コンサルタントがキックオフと初期設定を支援し、利用開始後も定期的に活用状況を確認するとしています。部門への展開を一緒に進めてほしい会社には安心材料です。

Excelの画面で入力してもらう型

部門の担当者がExcelに強く慣れている会社では、Excelの画面のまま入力してもらう型も候補です。入力はExcel、保存と集計はデータベースという分担です。

サービス部門の入力についての記載
SactonaExcelライクな操作で入力・集計。承認ワークフロー、権限管理を標準搭載
BizForecast既存のExcel資産を活用しつつ、予実管理業務を標準化・効率化
fusion_placeレイアウト自由なエクセル連携。現場の部門独自の業績管理にも対応する考え方

fusion_placeは、経理が配る予実表では何に費用を使ったか分からない、という現場の悩みを例に挙げています。部門ごとに見たい粒度が違う会社は、この考え方が合います。

見込の更新を毎月回す

年に一度の予算より、毎月の見込の更新のほうが負担は大きくなりがちです。見込の扱いについて公式に書かれていることを並べます。

  • Loglass: 予算・実績・見込を自由に並べてワンクリックで比較
  • Sactona: 市況変化や為替変動に即応できる見込管理機能。複数シナリオ比較
  • Scale Cloud: 予算策定から予実分析、着地見込みの更新までを一つの基盤で運用
  • STRAVIS: 単体予算編成・見込作成のプロセスを一元管理

見込を何回作り直すかで、必要な計画バージョンの数が変わります。Manageboardのようにプランで計画バージョンの上限が違うサービスもあるので、年間の回数を数えておいてください。

承認と権限の設計

部門の数字をシステムで集めるなら、誰が入力し、誰が承認し、誰が見られるかを決める必要があります。権限の機能を公式に書いているサービスをまとめます。

サービス権限・承認の記載
Sactona権限管理、承認ワークフローを標準搭載
Diggle人ごとの閲覧権限の付与。エンタープライズは多くのユーザーの権限を細かく制御
Manageboard権限設定、シングルサインオン設定、IPアドレス制限(料金表の機能)
bixid役割や立場に応じた権限設定

他の部門の数字を見せるかどうかは、会社の方針で変わります。全社の数字を部門長に公開する会社と、自部門だけに絞る会社では、設定の手間が違います。

組織変更への備え

部門の予算を扱うと、毎年の組織変更が必ず問題になります。部門が分かれたり統合されたりしたとき、過去の数字をどう並べるかです。

  • Loglass: 組織体制の変更や、複数の組織図管理にも対応
  • Manageboard: 複数の部門に対して任意のグループを作成でき、グルーピングは10階層まで
  • Sactona: 部門変更が頻繁で推移分析が困難、という悩みを解決の対象に挙げている

組織変更が多い会社は、デモで実際に部門を分けてみて、過去の数字がどう表示されるかを見せてもらってください。ここは資料だけでは分かりにくい部分です。

部門からの提出をそろえるためのルール

どのシステムを選んでも、部門が出してくる数字の粒度がばらばらだと集約はうまくいきません。システムに入れる前に、提出のルールを決めておきます。

決めること例
提出の単位月別・科目別、売上は商品別か取引先別か
提出の締切と回数予算は年1回、見込は毎月の何営業日目まで
前提条件の書き方単価・人数・為替などの前提を別欄に書く
差し戻しの流れ誰が確認し、どこにコメントを残すか

前提条件を数字と一緒に残しておくと、見込が変わったときに理由をたどれます。Diggleのように画面にコメントや資料を添付できる仕組みは、このルールと相性がよいです。

部門回収の仕組みを選ぶ手順

最後に、部門からの予算回収を楽にするシステムを選ぶ手順をまとめます。部門の担当者を巻き込むのが、うまくいくかどうかの分かれ目です。

  1. 今の配布・回収・合算・比較のうち、どこが一番重いかを決める
  2. 部門の担当者にExcelのまま入力してもらうか、システムの画面にするかを決める
  3. 候補を2〜3社に絞り、部門の代表に入力画面を触ってもらう
  4. 見込の更新回数と、必要な計画バージョンの数を伝えて見積を取る
  5. 組織変更のときの見え方をデモで確かめる

Excelのまま集約するならLoglass、システム上で見込まで完結させるならDiggle、Excelの画面と承認をそろえるならSactonaやBizForecastが、最初の候補になります。

この記事に出てくるサービス

参照元

よくある質問

部門から予算のExcelを集める作業をなくせますか?

Loglassは、部門ごとの提出用ファイルを自動で作って送り、提出されたデータを全体予算に統合できると説明しています。Diggleは予算策定から見込の更新までをシステム上で行う置き換え型です。

部門の担当者に新しいシステムを覚えてもらう必要がありますか?

製品によります。LoglassはExcelやGoogle Spreadsheetで提出でき、SactonaやBizForecastはExcelの画面や操作感を残す型です。

見込の更新にも使えますか?

使えます。Loglassは予算・実績・見込を並べて比較でき、Sactonaは見込管理と複数シナリオの比較、Scale Cloudは着地見込みの更新を一つの基盤で運用できるとしています。

【目的別】予実管理システムおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

部門のExcel提出はそのままに、全社の予算・見込・実績をシステムで一元化するなら

Loglass(株式会社ログラス)

自社フォーマットのExcel・Googleスプレッドシートで予算を回収し、約2ヶ月の伴走で立ち上げる

予算策定では、自社フォーマットのExcelやGoogle Spreadsheetのファイルをそのまま連携でき、部門ごとの提出用ファイルを自動で作って送り、提出されたデータを全体予算に統合すると公式に記載。提出履歴はバージョンごとの差分をハイライト。導入支援は導入プロジェクト約1ヶ月+運用テスト約1ヶ月の約2ヶ月を標準的な目安としている。

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2

Excelの画面を変えずにシステム化し、連結会計までグループで広げるなら

BizForecast(プライマル株式会社)

「活Excel」の予算管理BCと連結会計FCを同じシリーズで。SaaSのStandardから始めてEnterpriseへ

Excelの長所を活かす「活Excel」を掲げ、予算管理・管理会計のBC、連結決算・連結会計のFC、人事評価・目標管理のHRで構成。BCは単体PLの予算策定から連結ベースの計画・業績管理、人員計画・設備投資計画・PSI管理まで扱うと記載。予実管理特化のSaaS(Standard)と、要件に合わせて構築するEnterpriseの2エディションがある。

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3

中小企業が、会計データから予算と資金繰りを公開価格で始めるなら

bixid(株式会社YKプランニング)

1社月10,000円・25,000円・50,000円(税抜)の3プラン。部門別の予実はプロフェッショナルで

会計データをアップロードすると実績が反映され、月次決算・予算管理・キャッシュフローをグラフや数表で見える化すると記載。料金は1社あたりシミュレーション10,000円、プランニング25,000円、部門別に予算と実績を管理するプロフェッショナル50,000円(いずれも月額・税抜)で、アカウント作成は無制限。freee会計・勘定奉行との組み合わせを紹介するページがある。

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