3比較ハブコンテナ洗浄機

コンテナ洗浄機 · 用途別

コンテナのラベル・シールを機械で剥がしたい|ラベル剥離を公式に記載する5社の方式と処理能力

物流の折コンや番重、クレートに貼られた配送ラベル・シールを洗浄と同時に剥がしたい方向けに、高圧水とエアアシストノズルの2つの剥離方式、ラベル剥離を公式に記載する5社の機種と処理能力、剥がしたラベルの回収、ラインのどこに剥離工程を置くか、テストに持ち込むラベルの選び方を整理します。

公開 2026年10月1日

回収したコンテナにラベルやシールが残っていると、手で剥がす作業が洗浄の前に発生します。

物流の折コンや番重では、この作業が洗い場の人手を左右します。このページでは、洗浄と同時にラベルを剥がせる機種を、公式記載から整理します。

剥がす手段は高圧水とエアアシストの2系統

各社の公式記載を見ると、ラベルを剥がす手段は大きく2つに分かれます。どちらを採るかで、容器への当たり方と設備が変わります。

手段公式に記載する会社と表現
高圧水で剥がすクロダ技研「高圧水でラベル・シール剥離と洗浄」、ヒタカ精機「ロータリーノズル」でタックシール等のハードな汚れも落とす
エアアシストノズルで剥がす澁谷工業 ケースウォッシャ・オリコン洗浄システム「エアアシストノズルによるラベル剥離」
剥離機構・剥離機を付けるキサミツ技研「容器に貼ったラベルを自動剥離させる機構などを付加可能」、ラインにラベル剥離機を組み込む
洗浄工程で除去するシブヤ精機 番重洗浄ライン「洗浄(汚れ・ラベル除去)」

クロダ技研のラベルはくり機には汎用型・ループ型・ライン型があり、全自動機で1時間400〜600枚を処理します。

ヒタカ精機は、ストレートノズルを毎分180回転で円運動させて高圧水をぶつけ、扇形ノズルの約100倍の威力とうたっています。高圧式のCW-501-200は水圧4.9MPa、毎時400ケースです。

澁谷工業のオリコン洗浄システムは、低圧水で洗いながらエアアシストノズルでラベルを剥がし、ガイド機構で洗浄中の型崩れを防ぐ構成です。

ラベル剥離を公式に記載する5社

35社のうち、ラベルやシールの剥離・除去を公式に書いているのは次の5社です。対象の容器と処理能力を並べます。

メーカー機種対象公式の処理能力
クロダ技研ラベルはくり機(汎用型・ループ型・ライン型洗浄+ラベルはくり機)コンテナ(寸法により能力が変わる)全自動機で400〜600枚/時
クロダ技研ライン型洗浄(ラベル剥離)+ネスティング機クレート・番重(折りたたみコンテナには不向きと明記)記載なし
澁谷工業ケースウォッシャ、オリコン洗浄システム、ネスティングケース洗浄システムケース、オリコン、ネスティングケース記載なし
キサミツ技研ラベル自動剥離機構(容器洗浄機に付加)、コンテナ自動洗浄乾燥システム容器、オリコンKWYシリーズ 420〜760個/時(容器洗浄機として)
シブヤ精機番重洗浄ライン番重(2寸・5寸)1350cpm(公式表記のまま)
ヒタカ精機ロータリーノズル搭載機(CW-501-200ほか)コンテナー、ケースCW-501-200で毎時400ケース

ヒタカ精機は、チェーンに載せない搬送でチェーンの影ができず全面を洗えるとしています。ラベルが容器のどの面に貼られているかも、機種選びの材料になります。

コンテナ洗浄機の3選では、クロダ技研がラベルはくり機を持ちます。クレオとショウワは、確認した公式ページの範囲ではラベル剥離の記載がありません。

容器の種類ごとに合う剥離の構成

同じラベル剥離でも、容器の形で使える機械が違います。公式の対象から、容器別に当てはまる構成を整理します。

容器公式に対象と書かれた構成注意点(公式記載)
折りたたみコンテナ(オリコン)澁谷工業 オリコン洗浄システム、キサミツ技研 容器洗浄機+ラベル自動剥離機構澁谷工業はガイド機構で型崩れを防止
番重・クレートシブヤ精機 番重洗浄ライン、クロダ技研 ライン型洗浄+ネスティング機クロダ技研のライン型は折りたたみコンテナに不向き
段積みされたケース澁谷工業 ネスティングケース洗浄システム1段ずつばらして供給し、洗浄後に異物・向きを検査
コンテナ全般クロダ技研 ラベルはくり機(汎用型・ループ型)、ヒタカ精機 ロータリーノズル搭載機クロダ技研は処理能力がコンテナ寸法で変わると記載

澁谷工業はボトリング(充填)システムで培った洗浄技術を応用していると記載しています。製品の問い合わせ先は金沢市のSPM営業本部です。

キサミツ技研は洗浄機メーカー向けのOEM製作も行っており、主な客先にクレオや北沢産業などを挙げています。剥離機構を付けた機械が、別の会社の名前で販売されている場合もあります。

剥がしたラベルの行き先

剥がしたラベルは、水と一緒に洗浄機の中を流れます。回収の仕組みを公式に書いている例と、排水の考え方を並べます。

  • 澁谷工業:ケースウォッシャにラベルろ過装置を装備
  • 澁谷工業 ネスティングケース洗浄システム:洗浄・ラベル剥離・水切りの後に、異物の有無とケースの向きを検査してから段積み
  • クロダ技研:循環式水槽で、カゴ台車一体型は水量約400L、汎用型は約200Lで3日間運転
  • 水質汚濁防止法の一律排水基準:pH・BOD・COD・SSなどの生活環境項目は、1日当たりの平均的な排出水の量が50立方メートル以上の工場・事業場に適用(環境省)

循環式の機械では、剥がれた紙片が水槽やノズルに溜まります。ろ過装置の有無と、溜まった紙片を誰がいつ取り出すかを見積の段階で確かめてください。

水槽の水を数日使う循環式では、水の交換日と紙片の掃除日をそろえると作業がまとまります。交換の頻度は、テストで剥がれるラベルの量を見てから決めてください。

剥離工程をラインのどこに置くか

ラベル剥離は、洗浄機に組み込む方法と、前に別の機械として置く方法があります。公式に記載されたラインの並びです。

  • キサミツ技研 コンテナ自動洗浄乾燥システム:ドーリー移載機、反転機、ラベル剥離機、洗浄機、乾燥機を一連のラインで構成
  • シブヤ精機 番重洗浄ライン:段バラシ→天地反転→洗浄(汚れ・ラベル除去)→反転→規定数段積→脱水→ストックヤード排出
  • 澁谷工業 ネスティングケース洗浄システム:段積みケースを1段ずつばらしてケースウォッシャへ供給し、洗浄と同時にラベル剥離
  • クロダ技研 ライン型:コンベアライン上で洗浄(ラベル剥離)と段積みを自動化

剥離機を洗浄機の前に独立して置く構成なら、後から追加や交換がしやすくなります。どちらの構成が自社の容器と置き場に合うかは、メーカーと相談してください。

クロダ技研の公式事例には、スチームボイラー式で月80万円の油代がかかっていたC社が、省エネの高圧洗浄ライン+ラベル剥離装置と汎用型を複数台導入した例があります。剥離と洗浄をまとめて見直した例として参考になります。

剥離テストに持ち込むラベルの選び方

ラベルは紙・フィルム・糊の種類で剥がれ方が変わります。テストで確かめるときは、次の順で準備してください。

  1. 実際に貼られているラベルの種類をすべて集める(配送ラベル、管理シール、バーコードなど)
  2. 貼られてからの日数が長いもの、重ね貼りされたものも用意する
  3. 容器の材質と形(折コンか、番重か、クレートか)をそろえる。クロダ技研のライン型は折りたたみコンテナに不向きと明記
  4. 剥がれた割合と、剥がれ残った糊の状態を記録する
  5. 剥がしたラベルの回収量と、水槽やろ過装置に溜まる量を確かめる

ラベル剥離を公式に記載する5社のうち、テストやデモの案内が公式にあるのはクロダ技研(工場のデモ機見学)です。ほかの4社には、剥離の対象ラベルを添えて問い合わせてください。

クロダ技研は工場のデモ機を見学できると公式の事例に書かれています。キサミツ技研は問い合わせのうえ概略設計をして見積る流れを公式に記載しています。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

コンテナのラベルを洗浄機で剥がせますか?

剥がせる機種があります。クロダ技研のラベルはくり機は高圧水でラベル・シールを剥がし全自動機で400〜600枚/時、澁谷工業のケースウォッシャはエアアシストノズルで剥がしてラベルろ過装置で回収し、キサミツ技研は容器洗浄機にラベル自動剥離機構を付けられると公式に記載しています。

折りたたみコンテナのラベルも剥がせますか?

澁谷工業のオリコン洗浄システムは、低圧水洗浄とエアアシストノズルによるラベル剥離を行い、ガイド機構で型崩れを防ぐと公式に記載しています。キサミツ技研もオリコンの処理とラベル自動剥離機構の付加を記載しています。クロダ技研のライン型は折りたたみコンテナに不向きと明記しています。

剥がしたラベルはどうなりますか?

澁谷工業はケースウォッシャにラベルろ過装置を装備し、ネスティングケース洗浄システムでは洗浄後に異物の有無を検査してから段積みすると公式に記載しています。循環式の機種では、紙片の回収方法と取り出す頻度を見積時に確かめてください。

【条件別】コンテナ洗浄機メーカーおすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

1日500枚以上を、ラインで洗うなら

株式会社クレオ(THE CREO CO.,LTD)

国内トップシェア(公式)。羽生の施設で自社のコンテナを実機テストしてから決められる

1日500枚未満向けのバッチ式と500枚以上向けのコンベヤ式に加え、洗浄乾燥機・洗浄脱水機・パレット洗浄機まで12製品をそろえる。低圧多水量方式と水リサイクル装置で省水・省エネ、全国8拠点のメンテナンス体制。埼玉県羽生市の「羽生プラーツ」で実機テスト洗浄とATPふき取り検査ができる。

株式会社クレオ(THE CREO CO.,LTD)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

物流のオリコン・カゴ台車を、2坪・1人で洗うなら

クロダ技研株式会社

カゴ台車に積んだまま、たたんだまま洗う。熱源ゼロの脱水で設置6㎡から

オリコンやクレートをカゴ台車に積んだまま、または折りたたんだまま洗浄・脱水・乾燥できる業界初(公式)の方式。設置スペース6㎡(約2坪)から、設置約1時間、作業員1名で最大400〜800個/時。熱源を使わない特許の脱水方式で静音、水量は約200Lで3日間。工場のデモ機を見学できる。

クロダ技研株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

物流用コンテナを、AIとロボットで無人化するなら

株式会社ショウワ

2022年から完全無人化ラインを納入。飲料大手・パレットレンタルの実績

物流用コンテナとオリコンを、ロボット・カメラ・AIで投入から段積みまで無人で行う洗浄システムを2022年から納入。コンベヤタイプは300〜2,000枚/時、遠心脱水機は残水1%、洗浄〜遠心脱水まで自動のバッチタイプも用意する。会社全体の会社全体の主要納入先としてアサヒビール、キリンビール、サッポロビール、江崎グリコ、カゴメ、日本パレットレンタル、協同乳業、タカノフーズなどを公式に列挙する。

株式会社ショウワの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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