3比較ハブジュエリーブランド立ち上げ支援

ジュエリーブランド立ち上げ支援 · 用途別

最初のコレクションは何型・何個で出すか|型数×色×サイズの掛け算で初回在庫を読む

ジュエリーブランドの最初のコレクションを、何型・何色・何サイズで出すかの決め方をまとめました。在庫の総数を掛け算で出す方法、素材別の最小ロットの当てはめ方、リングのサイズ展開、1型目の選び方、追加の型と追加生産の日数まで、掲載各社の公式記載で整理します。

公開 2026年10月1日

ブランドを立ち上げるとき、最初に迷うのが何型そろえればコレクションに見えるかです。型を増やせば見栄えはよくなりますが、型ごとに初期費用がかかり、在庫も増えます。

このページでは、最初のコレクションの規模を数字で決める方法を説明します。最小ロットや日数は、掲載各社の公式サイトに書かれているものだけを使います。

初回在庫の総数は、掛け算で決まる

初回に作る総数は、型数×色(メッキ)×サイズ×1つあたりの数量で決まります。どれか1つを増やすだけで、総数は倍々で増えていきます。

組み方の例型数色サイズ1つあたり総数
ピアスとネックレスで小さく31110個30個
2色展開にする32110個60個
リングを加えて3サイズ421〜310個100個
1つあたりを最小ロット30個に421〜330個300個

表の数字は計算の例です。実際には、製造会社の最小ロットが1つあたりの数量の下限になります。

素材別の最小ロットを当てはめる

表の1つあたりを何個まで減らせるかは、会社と素材で違います。公式に個数を出している会社を並べます。

会社最小ロット(公式記載)
GEMILYA最低ロットなし。SV925・K18・K10・Pt900・真鍮はいずれも1個から
JEWELRY TAKEDA最小注文1個
スペースK10/K18/Pt 1色6個〜、SV925 12個〜、合金30個〜(国内)、真鍮50個〜、ステンレス100個〜(中国)
Bizarre D.L.C素材・生産国により最小20個から作れる商品あり
アーネストインターナショナル小ロット30点〜(オリジナルデザインも30個〜)
トーキョードライブ合金・真鍮・SV925のオリジナル1色50個〜、18金30個〜
AOTY国内生産36点〜、海外生産100点〜が目安
OPULA簡易カスタマイズ30個〜(最低取引金額20万円〜)

スペースの最小ロットは「1色」ごとに決まっています。色を2つにすれば、その分だけ下限の総数も増える点に注意してください。

リングのサイズ展開は、在庫を一気に増やす

リングはサイズがあるため、同じ型でも在庫の数がサイズの数だけ増えます。最初のコレクションでリングを入れるなら、サイズの持ち方を先に決めてください。

  • サイズを数個に絞り、ほかのサイズは受注生産にする
  • フリーサイズ(開いた形)にして、サイズを1つにする
  • リングは最初のコレクションから外し、ピアス・ネックレスで反応を見る
  • 1個から作れる会社なら、サイズごとの在庫を最小限にできる

受注生産にするなら、注文から届くまでの日数を販売ページに書く必要があります。製造会社の日数をもとに、無理のない日数を決めてください。

1型目に何を選ぶか

最初の1型は、ブランドの顔になります。売れやすさだけで選ぶと、ブランドの特徴が伝わりにくくなります。

  • ブランドの考え方がいちばん伝わる形を1型目にする
  • 2型目以降は、同じモチーフでアイテムを変える(ピアス→ネックレス)
  • サイズのないアイテム(ピアス・ネックレス・チャーム)から始めると在庫が読みやすい
  • 価格帯の違う2つの素材で同じ形を出すと、反応の違いが比べられる

GEMILYAは、ブランド立ち上げの最初の段階として「誰に、いくらで売るか」を決めると書いています。価格帯が決まると、素材と重量の範囲が絞れるためです。

サンプルで、コレクションの並びを確かめる

型ごとに1個ずつサンプルを作り、並べて見ると、コレクションとしてのまとまりが分かります。数量を作る前に、並びの段階で修正を出しておくと費用がかかりません。

  • GEMILYA: 販売する数量を作る前に、サンプル1個で形・重さ・着け心地を確認し、修正はこの段階で行う
  • 石友: 製品に近いシルバー製の店頭サンプルを作れる
  • ダイアート三枝: 少量のサンプル製作やテスト販売用の製造から相談できる

並べてみて、重さや大きさの差が目立つ型があれば、そこで寸法をそろえます。写真に撮って見比べるのも有効です。

2回目の型と、追加生産にかかる日数

最初のコレクションが売れ始めたら、売れた型の追加と、新しい型の開発が並行します。追加生産の日数を知っておくと、品切れの期間を短くできます。

会社追加・リピートの日数や条件(公式記載)
ダイアート三枝リピートオーダーは3週間〜
石友リピート・量産は最短1週間から納品可能
GEMILYA原型は最終発注から6か月保管。期間内の追加生産は原型代なし。納期は仕様確定からおよそ4週間
スペース国内生産の量産は約4〜6週間

新しい型は、原型から作るため追加生産より日数がかかります。スペースはオリジナルパーツを作る場合、原型製作に約3〜4週間が加わると書いています。

同じ形を、価格帯の違う2つの素材で出す

最初のコレクションで、同じ形をシルバー925とK10のように2つの素材で出すと、顧客がどの価格帯を選ぶかが見えてきます。次のコレクションの素材を決める材料になります。

組み合わせの例ねらい最小ロットの例(スペース・国内生産)
SV925とK10日常使いと、少し上の価格帯の両方を試すSV925 12個〜、K10 1色6個〜
合金とSV925手に取りやすい価格と、品位のある素材を比べる合金30個〜、SV925 12個〜
K10とK18貴金属の中で、どこまでの価格を受け入れてもらえるかを見るいずれも1色6個〜

素材を2つにすると、見積も2つ必要になります。同じ形で2素材の見積を並べて取ると、差額から上代の設定も考えやすくなります。

初回在庫の金額を、予算に合わせて組み直す

掛け算で出した総数に単価を掛けると、初回在庫の金額が出ます。予算を超えたら、どこを削るかの順番を決めておくと迷いません。

  • まず1つあたりの数量を、最小ロットまで下げる
  • 次に色の数を減らす(色ごとに最小ロットがある会社では効果が大きい)
  • それでも超えるなら、型数を減らす
  • 最低取引額がある会社では、下げすぎると下限に届かない(OPULAは簡易カスタマイズで20万円〜、和心は初回15万円〜)

型数を減らすのは最後の手段です。型数はコレクションの見え方に直結するため、色と数量で調整できるうちはそちらを先に削ってください。

コレクションとしての見せ方を決める

型数が少なくても、見せ方しだいでコレクションとして伝わります。製造に入る前に、どう並べて見せるかを決めておくと、型の選び方にも一貫性が出ます。

  • コレクションに名前を付け、テーマを1行で言えるようにする
  • 全型に共通するモチーフや仕上げ(いぶし・鏡面など)を1つ決める
  • 重ね付けできる組み合わせを、最初から想定しておく
  • 価格の段差を作る(手に取りやすい型と、主役の型を用意する)

テーマが決まっていると、製造会社への説明も短くなります。ODMで形を起こしてもらう場合も、テーマの1行を最初に渡すと提案がぶれにくくなります。

型数別の組み方の例

最後に、最初のコレクションの規模を3つの例で示します。どれが正解というより、予算と販売の場から逆に選ぶものです。

規模組み方向く販売の場
1〜3型サイズのないアイテムで、各型を少量自社EC、SNSでの受注
4〜6型同じモチーフでアイテム違い、2色展開POPUP、受注会
7型以上リングのサイズ展開を含めた本格的な構成展示会、卸

1〜3型で始めても、追加の型を足していけばコレクションは育ちます。最初から大きく作るより、売れた型から次を考える方が在庫は残りにくくなります。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

ジュエリーブランドの最初は何型くらいが目安ですか?

決まった数はありません。在庫は型数×色×サイズ×1つあたりの数量で増えるため、予算と販売の場から逆に決めます。1個から作れるGEMILYAやJEWELRY TAKEDAなら、型数を増やしても1型あたりの数を絞れます。

リングのサイズは全部そろえる必要がありますか?

必要はありません。数サイズに絞ってほかは受注生産にする、フリーサイズの形にする、最初はリングを外すといった方法があります。受注生産にする場合は届くまでの日数を販売ページに書いてください。

売れた型を追加するまで何日かかりますか?

公開例では、ダイアート三枝がリピート3週間〜、石友が最短1週間から、GEMILYAが仕様確定からおよそ4週間です。GEMILYAは原型を6か月保管し、期間内の追加は原型代がかからないとしています。

【条件別】ジュエリーブランド立ち上げ支援おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

ラフ1枚から、サンプル1個で始めるなら

PRGEMILYA(ジェミリア)

OEMもODM型も同じ窓口。個人も法人と同じ条件

図面や3Dデータを持ち込むOEMと、手描きのラフや参考画像から形を起こすODM型の両方を、サンプル1個から同じ窓口で受ける。最低ロットはなく、SV925・K18・K10・Pt900・真鍮の5種を1個から作れる。個人・個人事業主・法人で対応内容に差はないと公式に明記し、未発表の企画は秘密保持契約を結んでから預かる。

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2

売れ筋の情報を取り入れて、素材別の小ロットで組むなら

有限会社スペース

卸の販売データでデザインを提案。K10・K18・Ptは1色6個から

上野のOEM・ODM会社で、約20年で200社ほどと取引。卸事業での商品動向の分析・予測をもとにデザインを提案でき、個人クリエイターの量産も小ロットから受ける。最小ロットは素材ごとに公開されていて、K10・K18・プラチナが1色6個から、SV925が12個から、合金が30個から(いずれも国内生産)。

有限会社スペースの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

K18・プラチナで本格的に始め、テスト販売から量産するなら

株式会社ダイアート三枝

コンセプトと価格帯から素材・製法を提案。甲府と高岡の自社工場で

1966年設立、甲府の本社工場と高岡工場で、デザイン・CAD・原型・鋳造・研磨・石留め・検品まで社内一貫。ISO9001認証、貴金属装身具製作技能士22名。イメージやラフ案の段階から相談でき、ブランドコンセプトや販売価格帯に合わせて素材・仕様・製造方法を提案する。まずは少量のサンプルやテスト販売用の製造から相談できるとFAQにある。

株式会社ダイアート三枝の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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