3比較ハブ自動ドア

自動ドア · 用途別

マンションのエントランスを自動ドアにしたい・更新したい|管理組合が決めることと相談先【2026年版】

マンションのエントランスの自動ドアは、住民の出入り・オートロックとの連携・子どもと高齢者の安全・管理組合による保守契約の4点で考えます。集合住宅を対応施設に載せる会社、入退室の機器、戸袋の防護柵、保守契約の比較軸を31社の公式記載で整理しました。

公開 2026年10月1日

マンションのエントランスは、店舗の入口と違って「住民だけが通る入口」です。オートロックや入退室の仕組みと組み合わせて使うため、扉だけを見て選ぶと後で困ります。

このページでは、集合住宅ならではの条件、集合住宅を対応施設に載せる会社、入退室機器との組み合わせ、子どもと高齢者の安全、管理組合が保守契約で決めることを整理します。

集合住宅の入口ならではの4つの条件

エントランスの自動ドアは、使う人・止まったときの影響・決める人が店舗と異なります。条件を先に書き出すと、相談先が絞れます。

条件集合住宅での中身関係する項目
通る人住民・来訪者・配達員。子どもと高齢者が毎日通るJIS A 4722の安全対策、2022年改正の子どもへの配慮
入口の構成風除室の外扉と、オートロックで開く内扉の二段にする建物もある入退室機器・電気錠との連動
止まったとき夜間に止まると住民が出入りできない修理受付の時間、訪問の目安
決める人管理組合(理事会・総会)と管理会社見積の比較、保守契約の条件

全国自動ドア協会は、一般の玄関の自動ドアが重さ50kg〜100kg前後の扉を1日に数百〜数千回開閉すると説明しています。戸数の多いマンションでは、この回数の上の方に近づきます。

集合住宅を対応施設・対応ドアに載せている会社

31社の公式サイトのうち、対応施設や対応ドアにマンション・集合住宅を明記している会社を整理しました。

会社公式記載主なエリア
昭和オート対応ドアにマンションエントランス。横浜市マンションのダブルスライド(2020年)を施工事例に掲載神奈川・首都圏
北陽オートドア(アラビアン)対応ドアにマンションエントリー・電気錠システム関西・福岡県
ナブコシステム(NABCO東日本)対応施設にマンション・住宅。集合住宅の防護柵をリニューアル事例に掲載北海道・東北・関東・東海甲信越
ナブコドア(NABCO西日本)対応施設にマンション近畿・東海・中国・四国・北陸
オリエント産業(NABCO九州・沖縄)対応施設にマンション九州全域・沖縄
扶桑電機工業(ドリーム自動ドア)対応施設にマンション本社東京・全国の販売代理店
寺岡オート・ドアシステム対応施設にマンション首都圏・神奈川・中部・関西
三和シヤッター工業対応施設に集合住宅全国
文化シヤッター対応施設にマンション・アパート全国

フルテックも対応施設にマンションを載せていますが、公式の記載は「マンション(駐輪システム)」です。エントランスの自動ドアを頼む場合は、対応範囲を問い合わせで確かめてください。

NABCO製のドアは、地域ごとに正規販売施工会社が窓口になります。東日本はナブコシステム、西日本はナブコドア、九州・沖縄はオリエント産業です。

オートロック・入退室の機器と組み合わせる

内扉は、住民の操作でだけ開く必要があります。公式サイトに入退室・施錠に関する製品の記載がある会社を挙げます。

  • 北陽オートドア:マンションエントリー、電気錠システム
  • 日本自動ドア:自動ドア顔認証システム
  • フルテック:FTスマートキー(入退室、導入事例はトップ立川)
  • 竹中エンジニアリング:ランダムテンキースイッチACS-101、電池レスワイヤレススイッチDLWシリーズ
  • 昭和オート:入室管理、時間外コントロール
  • ナブテスコ:セキュリティゲート

インターホンやオートロックの盤を自動ドアとは別の会社が入れている場合は、連動の配線をどちらが担うかを見積の段階で決めてください。

停電時の動きも確認項目です。昭和オートの非常電源システムは停電でも約10分間開閉可能と記載され、AMYドアテックの後付け開き戸開閉装置ベンリードアロボSは停電時に普通の開き戸として使えます。

竹中エンジニアリングの電池レスワイヤレススイッチは、配線を通しにくい既存のエントランスでスイッチを増やすときの候補になります。

子どもと高齢者が毎日通る入口の安全装置

消費者庁の消費者安全調査委員会は2021年6月25日の報告書で、自動ドアの衝突・挟まれの被害が9歳以下の子どもと高齢者に多いと指摘しました。住民に子どもと高齢者がいるマンションは、この条件に当てはまります。

危ない場面対策の考え方(JIS A 4722)公式記載のある製品
開くときに戸袋側へ引き込まれるガード・安全距離・開保護センサーナブコシステムの防護柵・ガードスクリーン、竹中エンジニアリングの防護柵DGS-700〜1000、ナブコドアのNDガード
閉まる扉に挟まれる保護領域の確保と速度制御昭和オートの上部補助センサー(ドア作動時のみ反応)、オプテックスの補助光電
斜めから入って扉に当たる案内・警告表示竹中エンジニアリングの音声装置DSV-100

JIS A 4722は2022年9月20日の改正で、子どもへの配慮が必要な場合の追加要求事項を加えました。ナブテスコのNATRUSはJIS A 4722準拠で、キッズデザイン賞奨励賞を受けています。

ナブコシステムが集合住宅の防護柵をリニューアル事例として載せているように、扉を替えずに戸袋側の対策だけを足す工事もあります。

管理組合が保守契約で決めること

保守契約は、管理会社が一括で結んでいる場合と、管理組合が直接結ぶ場合があります。どちらでも、次の項目は理事会で把握しておくべき内容です。

  • 点検回数:全国自動ドア協会は安全に関わる部品の3か月ごと(年4回)の点検を推奨。日本自動ドアは年2回、扶桑電機工業は標準年4回(年2〜6回に変更可)
  • 夜間・休日の受付:日本自動ドアは専用ホットライン365日24時間、ナブコドアはコールセンター24時間・365日、オリエント産業は365日24時間受付体制と記載
  • 無料になる部品:ナブコドアはドアハンガー・ベルト・プーリ無料、扶桑電機工業は吊車・ハズレ止め・ベルト類等を無償提供(契約内容による)
  • 点検の記録:九州オートドアーは毎回「自動ドア点検報告書」を提出と記載
  • 遠隔監視:ナブコシステムはAD-LINK保守契約プラン(スタンダードAS-1/プレミアムAP-1)を用意

全国自動ドア協会は、一般的な保守点検では修理が別料金となるケースがあると説明しています。管理費から出る費用と修繕積立金から出る費用を分けて考えると、総会の説明がしやすくなります。

夜間の受付を掲げる会社でも、訪問が翌営業日になる場合があります。金剛産業は時間外の訪問が翌営業日以降の場合ありと明記しており、受付時間と訪問時間は分けて確認してください。

エントランスの扉が防火設備に当たる場合は、建築基準法12条の定期報告が保守契約とは別に必要になることがあります。

理事会に諮るまでの段取り

更新や新設を総会・理事会で決めるには、比較できる資料が要ります。次の順で集めると、見積の比較が1回で済みます。

  1. 現在の扉のメーカーと機種を確認する(ドアのステッカーや保証書に記載があると全国自動ドア協会は案内)
  2. 過去数年の修理回数と費用を、管理会社の記録から拾う
  3. 内扉とオートロックの連動、インターホン盤の会社を確認する
  4. 戸袋側のガードと補助センサーの有無を、保守会社に点検してもらう
  5. 同じ条件で2〜3社に見積を依頼し、保守契約の条件も並べる
  6. 工事中の出入口(通用口の使い方)と、住民への掲示の時期を決める

見積の比較では、金額と同時に「点検回数」「受付時間」「無料になる部品」を同じ表に並べてください。比較の軸がそろうと、総会での説明が短くなります。

メーカーが分からない古いドアは、他社製の自動ドアをリニューアルで対応すると公式に記載する昭和オート(神奈川・首都圏)のような会社が相談先になります。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

マンションのエントランスの自動ドアはどこに頼めばいいですか?

公式サイトで対応ドアにマンションエントランスを載せているのは昭和オート(神奈川・首都圏)、マンションエントリーを載せているのは北陽オートドア(関西・福岡県)です。対応施設にマンション・集合住宅を載せている会社には、ナブコシステム、ナブコドア、オリエント産業、扶桑電機工業、寺岡オート・ドアシステム、三和シヤッター工業、文化シヤッターがあります。

マンションの自動ドアで子どもが挟まれないようにするには?

JIS A 4722は、開くときの戸袋側の対策(ガード・安全距離・開保護センサー)と、閉じるときの保護領域の確保を定めています。ナブコシステムは集合住宅の防護柵をリニューアル事例に載せ、竹中エンジニアリングは防護柵DGSシリーズ、昭和オートは上部補助センサーを製品に掲げています。

マンションの自動ドアの点検は何回必要ですか?

全国自動ドア協会は、安全への影響が大きい部品や消耗しやすい部品について3か月ごと(年4回)の点検を推奨しています。各社の保守契約は日本自動ドアが年2回、扶桑電機工業が標準年4回(年2〜6回に変更可)などです。

【用途別】自動ドアメーカーおすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

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ナブテスコ株式会社(NABCO 自動ドア)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

止められない入口の保守で選ぶなら

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業界でいち早く24時間365日の修理受付と、IoT遠隔モニタリングによる自動ドア保守を始めたと公式に掲げる。技術者は全員正社員で、自動ドア施工技能士の指導のもと全国自動ドア協会の安全ガイドラインに沿って点検する。JIS A 4722対応の保守契約プランを用意し、札幌から福岡まで拠点を持つ。渋谷ヒカリエ・平塚市本庁舎などの事例を公開。

フルテック株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

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