3比較ハブ自動ドア

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古い自動ドアを更新・リニューアルしたい|部品交換か装置更新かを決める手順【2026年版】

古い自動ドアの更新は、部品交換で延命するか、駆動装置ごと替えるか、サッシまで替えるかの3段階で考えます。安全規格の世代差、交換部品の推奨時期を公開する会社、他社製の自動ドアも更新できる会社、更新で追加できる機能、防火・バリアフリーの見直し、工事中の入口の確保を公式記載で整理しました。

公開 2026年9月29日

自動ドアは動く建具なので、年数とともに動作音や開閉速度が変わります。ただし、古いからといってすべてを替える必要はなく、部品交換・駆動装置の更新・サッシごとの更新の3段階があります。

このページでは、更新を考えるきっかけ、部品交換と装置更新の分かれ目、他社製でも更新できる会社、更新で追加できる機能、法令上の見直し点、工事の進め方、見積の比較点を整理します。

更新を考えるきっかけと安全規格の世代差

更新のきっかけは故障だけではありません。設置時期によって、準拠している安全基準が違います。

  • 2006年4月:昭和オートが準拠を明記する全国自動ドア協会の安全ガイドラインは、2006年4月以降の施工に適用
  • 2017年3月21日:JIS A 4722「歩行者用自動ドアセット-安全性」制定。それまで引戸には協会のガイドラインしかなかった
  • 2021年6月25日:消費者庁 消費者安全調査委員会が「自動ドアによる事故」の調査報告書を公表。建物所有者・管理者・保全業者にも安全対策を要請
  • 2022年9月20日:JIS A 4722改正。子どもへの配慮とバリアフリートイレ用の要求事項を追加

2017年より前に設置した自動ドアは、JIS A 4722制定前の製品です。規格は「開くとき」の戸袋側対策(ガード・開保護センサー)を独立して定めているため、古いドアではこの部分が手薄な場合があります。

全国自動ドア協会の統計では、国内据付台数は2025年度136千台で前年度比0.7%減です。新設が横ばいの中で、既設の更新需要が各社の事業の一部になっています。

部品交換で済むか、駆動装置ごと替えるか

判断の材料は、消耗部品の交換時期と、部品の供給状況です。公式サイトに交換部品や推奨時期の記載がある会社を整理しました。

会社公式記載判断への使い方
ナブコシステム保守部品の推奨交換時期を公開ハンガー・ベルトなどの交換時期を超えていれば、まず部品交換を検討
ユニフロー定期交換推奨部品の目安を公開(シートシャッターのモータ・減速機は5年又は50万回)回数と年数の両方で判定
扶桑電機工業保守契約で吊車・ハズレ止め・ベルト類等を無償提供保守契約に入っていれば消耗部品は契約内で交換
ナブコドア保守契約でドアハンガー・ベルト・プーリ無料同上
フルテック無目内蔵型光線センサー OA-203V等の販売終了を告知部品が販売終了なら、センサーまたは装置の更新が必要
日本自動ドア保守契約で部品交換修理費不要(一部部品代除く)契約内で交換できる範囲を確認

部品交換で済むのは、駆動装置本体(モーター・コントローラー)が健全で、消耗部品の供給が続いている場合です。販売終了の告知が出ている部品を使うドアは、装置更新の候補になります。

ソリックは引戸用エンジンのベース18種のうち後付式を用意しています。既存のサッシを残して駆動装置だけ替える「エンジン交換」は、この種の製品で行われます。

他社製の自動ドアでも更新を受ける会社

古いドアのメーカーが分からない、あるいはメーカーが対応していない場合があります。他社製への対応を公式に明記しているのは昭和オート(自動ドア)と大和シヤッター(シャッター)で、ほかはリニューアル・取替・後付けを公式に掲げる会社です。

会社公式記載エリア
昭和オート他社製自動ドアはリニューアルで対応神奈川・首都圏
大和シヤッターどのメーカーのシャッターでも修理・点検対応関西・中部
九州オートドアー自動ドア新設・リニューアル。自社職人による直接施工九州全域
ナブコシステムリニューアル事例(開き扉→自動ドア、集合住宅防護柵)を公開北海道・東北・東京・関東・東海甲信越
東洋シヤッターリニューアル提案を保守サービスに記載全国(61営業所・メンテサービスセンター)
文化シヤッターサービスシャッター・ドアの修理・取替・点検全国138ヶ所のサービスステーション
AMYドアテック既存・新築問わず上吊引戸に後付け(ベンリードアロボHB)名古屋本社、直販サイト

他社製への対応は会社ごとに範囲が違います。「修理・点検」と「装置の更新」は別なので、更新まで受けるかを問い合わせで確認してください。

ワームは自動ドア・電動シャッター業界を横断する独立系サプライヤーで、主要取引先に北陽電機・昭和オート・寺岡・フルテック・扶桑電機工業・オリエント産業・ナブコシステム・ナブコドア・昭和建産・日本自動ドアほか600社を挙げています。メーカーを越えた部品供給の存在が、他社製対応を支えています。

更新で追加できる機能

装置を替えるなら、古いドアにはなかった機能を同時に入れられます。公式サイトに記載のある機能を挙げます。

  • 安全の自己診断:ナブテスコ NATRUSは開閉ごとの安全試験機能と高密度センサーエリアを持つ
  • ムダ開き削減:ナブテスコ NATRUS+e W(ムダ開き削減仕様)、オプテックス OA-215シリーズのドアウェイ機能・OA-220シリーズのECOモード
  • 遠隔監視:ナブテスコ AD-LINK 自動ドア見まもり保守サービス、フルテックのIoT遠隔モニタリング、金剛産業のKOSMOS
  • 入退室:日本自動ドアの顔認証システム、フルテックのFTスマートキー、北陽オートドアの電気錠システム
  • 戸袋の安全:ナブコドアのNDガード・セフティーウォール、竹中エンジニアリングの防護柵DGSシリーズ
  • 非接触・省配線:オプテックス Clean Wave OMH-100D、竹中エンジニアリング 電池レスワイヤレススイッチDLWシリーズ

全国自動ドア協会は2026年4月から、通行動線判別型センサー導入等による空調エネルギー損失の削減効果を試算するツールを公開しています。更新の稟議に、電力量料金とCO2排出量の削減見込みを添えられます。

防火・バリアフリーの要件は更新時に見直す

設置当時と現在では、建物に求められる法令上の条件が変わっている場合があります。更新はそれを見直す機会です。

  • 防火設備:延焼のおそれのある部分の開口部には、遮炎性能(加熱開始後20分間)を持つ大臣認定の防火戸が必要。全国自動ドア協会加盟各社はEB-9108(アルミニウム合金製引き自動ドア)・EB-9133(耐熱板ガラス入り鋼製引き自動ドア)を用意
  • 定期報告:感知器連動の防火設備は建築基準法12条の定期報告の対象(2016年6月1日施行)。ナブコシステム・三和シヤッター・文化シヤッターサービスが制度への対応を記載
  • バリアフリー:施行令第19条は経路上の出入口を幅80cm以上・自動開閉構造など・前後に高低差なしと定める。床レールの段差はここで問題になる
  • トイレ:JIS A 4722の2022年改正でバリアフリートイレ用の個別要求事項が追加。昭和建産は多機能トイレ用と車椅子使用者用便房用で別の駆動装置を用意

更新工事の範囲が建築確認や定期報告に影響するかは、設計者か特定行政庁に確認してください。自動ドア会社だけで判断できない項目です。

更新のスケジュールと工事中の入口

更新工事の間、入口をどうするかは営業や運営に直結します。公式記載から、工程を短くする要素を挙げます。

  1. 現地調査:北陽オートドアは現地調査料無料、文化シヤッターサービスは電話相談・見積無料(夜間・休日の現地調査は費用発生の場合あり)と記載
  2. 製品手配:日本自動ドアは標準品を当日受注当日出荷(受注から出荷まで半日)と記載。金剛産業は標準部品5日以内納入
  3. 工事範囲の決定:サッシを残して駆動装置だけ替えるか、サッシごと替えるかで工期が変わる
  4. 工事中の入口:扉を外す期間の仮設ドアや通用口の使い方を、施工会社と事前に決める
  5. 引き渡し後:点検報告書の受領(九州オートドアー・ユニフローは毎回提出を明記)と保守契約の締結

営業時間外に工事を行う場合、ユニフローは土日祝・深夜早朝の割増を明記しています。他社も同様の条件がある可能性が高いため、見積の段階で確認してください。

見積を比較するときの着眼点

更新の見積は、新設より項目が複雑です。次の表の項目を各社にそろえて出してもらうと比較できます。

項目確認する内容
工事範囲部品交換/駆動装置更新/サッシ更新のどれか。既存の撤去・処分を含むか
JIS A 4722対応戸袋側のガード・開保護センサー、閉じるときの保護領域をどう満たすか。NATRUS・S-ミリオンは準拠を明記
センサー構成起動センサーの方式と取付高さ(オプテックスは2.0〜3.5m、OP-08Jは4.0m以内など)、補助センサーの数
部品供給更新後の駆動装置の消耗部品の推奨交換時期(ナブコシステムは公開)
保守契約点検回数(年1〜4回)、受付時間、無料部品、夜間休日の割増
保証昭和オートは新規購入1年間無料保証を記載。他社は要確認
法令対応防火戸の認定番号、定期報告の要否、バリアフリーの有効幅

価格は現地調査後の見積が基本で、公式サイトに本体価格を載せている会社は確認できませんでした。同じ工事範囲で2〜3社に依頼し、上の項目をそろえて比べてください。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

古い自動ドアは何年で交換すべきですか?

公式サイトに耐用年数を明記している引戸メーカーは確認できませんでした。判断材料は消耗部品の推奨交換時期(ナブコシステムが公開)と部品の供給状況です。フルテックはOA-203V等のセンサーの販売終了を告知しており、部品が入手できないドアは更新の候補になります。高速シートシャッターではユニフローがモータ・減速機の交換目安を5年又は50万回としています。

メーカーが分からない古い自動ドアでも更新できますか?

昭和オートは他社製自動ドアをリニューアルで対応、大和シヤッターはどのメーカーのシャッターでも修理・点検対応、九州オートドアーは自動ドアのリニューアルを公式サイトに記載しています。ナブコシステムは開き扉から自動ドアへのリニューアル事例を公開しています。更新まで受けるかは問い合わせで確認してください。

自動ドアの更新でJIS A 4722に対応する必要はありますか?

JISに法的な強制力はありませんが、公共建築工事標準仕様書と建築設計標準に反映されています。2017年以前のドアは規格制定前の製品で、戸袋側のガードや開保護センサーが手薄な場合があります。更新時にはNATRUS(ナブテスコ)やS-ミリオン(昭和建産)など準拠を明記した製品と、戸袋侵入防止ガードの追加を検討してください。

【用途別】自動ドアメーカーおすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

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ナブテスコ株式会社(NABCO 自動ドア)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

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業界でいち早く24時間365日の修理受付と、IoT遠隔モニタリングによる自動ドア保守を始めたと公式に掲げる。技術者は全員正社員で、自動ドア施工技能士の指導のもと全国自動ドア協会の安全ガイドラインに沿って点検する。JIS A 4722対応の保守契約プランを用意し、札幌から福岡まで拠点を持つ。渋谷ヒカリエ・平塚市本庁舎などの事例を公開。

フルテック株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

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株式会社ユニフローの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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