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店舗の入口を自動ドアにしたい|新設・後付けの進め方とメーカーの選び方【2026年版】

店舗の入口を自動ドアにする場合、新設か後付けか、開口幅、扉の重さ、営業時間の4条件で候補が決まります。引戸メーカーと販売施工会社の組み合わせ、既存の引戸・開き戸を自動化する後付け製品、時間外コントロールや非常電源などの店舗向け機能、営業中に止まらない保守の選び方を31社の公式記載で整理しました。

公開 2026年9月29日

店舗の入口を自動ドアにすると、両手がふさがった客や車椅子の客が入りやすくなり、開けっ放しによる空調ロスも減ります。ただし、新設と後付けでは進め方も相談先も変わります。

このページでは、店舗の入口で先に決める条件、新設と後付けの製品と会社、店舗ならではの機能、安全と省エネ、営業中に止まらない保守の選び方を、公式サイトの記載に基づいて整理します。

店舗入口で先に決める4つの条件

相談の前に決めておくと、見積が早く正確になる条件が4つあります。

条件決め方影響する項目
新設か後付けかサッシごと替えるか、既存の引戸・開き戸に装置を足すか相談先(メーカー・販売施工会社か、後付け専業か)
開口幅台車・ベビーカー・車椅子が通る幅。バリアフリー法施行令は経路上の出入口を80cm以上と定める片引きか両引きか、ダブルスライドの要否
扉の重さガラスの厚みと枠の材質で決まる。一般の玄関の自動ドアは50kg〜100kg前後(全国自動ドア協会)駆動装置のクラス(軽量〜超重量)
営業時間24時間営業か、夜間は施錠するか時間外コントロール、電気錠、保守の受付時間

ナブテスコは引戸用開閉装置をV-60SL〜V-500SLの5クラス、日本自動ドアは軽量〜超重量の4区分に分けています。扉の重さが分かれば、クラスは施工会社が決めてくれます。

全国自動ドア協会の統計では、国内据付台数は2025年度136千台です。店舗は自動ドアの主要な設置先の1つで、各社に店舗向けの標準仕様があります。

新設する場合:メーカーと販売施工会社の組み合わせ

新設は、メーカーの駆動装置と扉・サッシを、販売施工会社が現地に合わせて取り付ける形が一般的です。メーカー直営で施工する会社と、代理店網に委ねる会社があります。

会社体制(公式記載)店舗に関する記載
ナブテスコ(NABCO)全国16社の正規販売施工会社(東日本ナブコシステム、西日本ナブコドア、九州沖縄オリエント産業ほか)対応施設に商業施設・スーパー・銀行。GINZA SIX、東京ミッドタウン日比谷などの事例
日本自動ドア研究開発・製造・販売施工・保守を自社で一気通貫。全国に直営店。標準品は当日受注当日出荷対応施設に店舗を明記
フルテックメーカー・販売・施工・保守。技術者は全員正社員対応施設に商業施設・一般店舗。渋谷ヒカリエ、仙台フォーラスの事例
扶桑電機工業(ドリーム自動ドア)開発から保守まで一貫体制、全国の販売代理店網対応施設に一般店舗・商業施設・金融機関。銀座メガネコンタクト大崎店の事例
寺岡オート・ドアシステム開発・製造・販売・施工・修理・メンテナンスを一社で担う対応施設に商業施設。EXPOCITYの事例
昭和建産(S-ミリオン)開発製造に特化し、販売は三和シヤッター工業対応施設に店舗
昭和オート横浜の自社工場で製造から修理まで(神奈川・首都圏)対応施設に店舗・ATMブース
北陽オートドア(アラビアン)設計・製造・施工・修理・メンテナンス(関西+福岡)対応施設にスーパー
九州オートドアー自社職人による直接施工(北部九州7拠点)自動ドア新設・リニューアル

広い開口を1か所で取りたい店舗は、扶桑電機工業のダブルスライドドア(有効開口幅が約1.5倍)や日本自動ドアの多重スライドが候補になります。

木製の扉で店の雰囲気を作りたい場合、日本自動ドアは木製自動ドア「Selvans」を専用サイトで扱っています。

後付けする場合:既存の引戸・開き戸を自動化する製品

既存のサッシを残したまま自動化する「後付け」は、工事の範囲が小さく、テナント店舗で選ばれます。公式サイトに後付け製品の記載がある会社を整理しました。

会社製品公式記載
AMYドアテックベンリードアロボ HBシリーズ既存・新築問わず上吊引戸に後付けする引戸開閉装置。特許技術による手動と自動を併せ持つハイブリッド開閉装置
AMYドアテックベンリードアロボ S後付け開き戸開閉装置。減速ギアレス駆動で開閉音40dB以下、停電時は普通の開き戸、挟まれ・衝突検知機能
九州オートドアーアトカラデモ後付け自動ドア(個人住宅向け新商品)
ソリック後付式エンジン(BC・DC・BE・NC・BD・BG・CC)引戸用自動ドアエンジンの後付式ベース。取扱店経由
ナブコシステムリニューアル事例開き扉→自動ドアの事例を公開
日本自動ドア開き戸用スイングオペレーター開き戸を自動化する装置
北陽オートドアスウィング式200kgまでのゲートドアを自動化

後付けは既存の扉とレールの状態に左右されます。上吊りか床レールか、扉の重さ、枠の歪みを現地で確認してもらってください。

停電時の動作は後付けでも確認項目です。AMYドアテックのベンリードアロボSは停電時に普通の開き戸として使えると記載しています。

店舗ならではの機能:時間外・電気錠・非常電源

店舗の入口には、営業時間の切り替えや防犯に関わる機能が求められます。公式サイトに記載のある機能を挙げます。

  • 昭和オート:時間外コントロール、入室管理、ATM・CDブース、非常電源システム(停電でも約10分間開閉可能)
  • フルテック:FTスマートキー(入退室、導入事例トップ立川)
  • 日本自動ドア:自動ドア顔認証システム
  • 北陽オートドア:電気錠システム、マンションエントリー
  • ナブテスコ:セキュリティゲート、スライドゲート・スイングゲート
  • 扶桑電機工業:パニックシステム(FIX扉がスイングし、非常時に全面開放)

昭和オートの非常電源システムは、停電時にも約10分間開閉できると記載しています。夜間営業の店舗では、停電時に扉が開かなくなる状態を避ける手段になります。

安全規格とムダ開き対策を新設時に組み込む

店舗は子どもから高齢者まで通る場所です。消費者庁の調査報告書は、自動ドアの衝突・挟まれの被害が9歳以下の子どもと高齢者に多いと指摘しています。

  • JIS A 4722(2017年制定、2022年改正)は、戸袋側の挟まれ防止(ガード・開保護センサー)と閉じるときの保護領域を定める。ナブテスコのNATRUS、昭和建産のS-ミリオンが準拠を明記
  • 2022年改正で、子どもへの配慮が必要な場合の追加要求事項が追加された
  • ムダ開き(通過しない人がセンサーエリアを横切って開くこと)は空調ロスの原因。全国自動ドア協会は2026年4月から削減効果の試算ツールを会員企業サイトで公開
  • ナブテスコ NATRUS+e Wはムダ開き削減仕様、オプテックス OA-215シリーズはドアウェイ機能、OA-220シリーズはECOモードを持つ

歩道に面した店舗は、通行人がセンサーエリアを横切りやすく、ムダ開きが起きやすい配置です。新設時にセンサーの検知エリアを動線に合わせて設定してもらってください。

営業中に止まらないための保守の選び方

店舗の自動ドアが止まると、営業に直結します。修理受付の時間と訪問の目安を、公式記載で比較しました。

会社修理受付保守契約の内容
日本自動ドア専用ホットライン365日24時間年2回定期点検、故障時優先訪問、部品交換修理費不要(一部部品代除く)
フルテック24時間365日修理受付、遠隔監視JIS A 4722対応保守契約プラン、センサープラスプラン
ナブコドアコールセンター24時間・365日、Web修理受付基本技術料12,000円+出張諸経費6,000円〜が無料、部品代20%引き(税別)
オリエント産業365日24時間受付体制定期点検で消耗部品を事前確認、一部部品代無料
九州オートドアー24時間365日フリーダイヤル定期点検・保守契約、毎回点検報告書
扶桑電機工業記載なし(24時間受付の有無は未確認)標準年4回(年2〜6回に変更可)、吊車・ベルト類等の無償部品提供
昭和オートオンコール(電話対応、当日または翌日修理訪問)新規購入1年間無料保証

全国自動ドア協会は、安全への影響が大きい部品・消耗しやすい部品の3ヶ月ごとの点検を推奨しています。通行量の多い店舗ほど、点検回数の多いプランが合います。

相談前にまとめておく情報

施工会社に相談するとき、次の情報がそろっていると現地調査と見積が1回で進みます。

  1. 入口の写真(正面・扉上部の無目・床)と、開口の幅・高さの実測値
  2. 新設か後付けか、既存サッシを残すかの希望
  3. 1日の来客数の目安と営業時間(24時間か、夜間施錠か)
  4. 必要な機能(時間外コントロール、電気錠、非常電源、非接触スイッチ)
  5. 防火地域・準防火地域かどうか(延焼のおそれのある部分の開口部には防火戸が義務)
  6. 希望する保守(点検回数、24時間受付の要否)

賃貸の店舗では、退去時の原状回復の条件も先に確認してください。後付け製品は撤去しやすい構造ですが、貸主との取り決めが優先されます。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

店舗の入口を後付けで自動ドアにできますか?

できます。AMYドアテックのベンリードアロボHBシリーズは既存の上吊引戸に、ベンリードアロボSは開き戸に後付けする装置です。ソリックは後付式エンジンを、九州オートドアーは後付け自動ドア「アトカラデモ」を扱い、ナブコシステムは開き扉から自動ドアへのリニューアル事例を公開しています。上吊りか床レールか、扉の重さ、枠の状態で可否が決まるため現地調査が必要です。

店舗の自動ドアが停電で開かなくなるのが心配です

昭和オートの非常電源システムは停電でも約10分間開閉可能と公式サイトに記載しています。AMYドアテックのベンリードアロボSは停電時に普通の開き戸として使えます。扶桑電機工業のパニックシステムはFIX扉がスイングして全面開放できる方式です。

店舗の自動ドアはどのメーカーに頼めばいいですか?

新設なら、ナブテスコ(正規販売施工会社経由)、日本自動ドア(直営)、フルテック、扶桑電機工業、寺岡オート・ドアシステムなどが店舗・商業施設を対応施設に載せています。地域密着では昭和オート(神奈川・首都圏)、北陽オートドア(関西・福岡)、九州オートドアー(九州)があります。営業中に止まらないことを重視するなら、24時間365日受付を明記する会社を選んでください。

【用途別】自動ドアメーカーおすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

店舗・ビル・公共施設の入口を新設・更新するなら

ナブテスコ株式会社(NABCO 自動ドア)

駅・空港・病院で使われる標準。全国の販売施工網で、どこでも同じ保守が受けられる

引戸の開閉装置は軽量から超重量まで5クラス、防火戸・気密遮音・回転ドア・高速シートドアまで一社でそろう。次世代標準機NATRUSは安全規格JIS A 4722に準拠し、開閉ごとの安全試験機能を持つ。羽田空港・JR博多駅・虎ノ門ヒルズなどの施工事例を公式に載せ、東日本はナブコシステム、西日本はナブコドアなど全国16社の正規販売施工会社が保守を担う。

ナブテスコ株式会社(NABCO 自動ドア)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

止められない入口の保守で選ぶなら

フルテック株式会社

24時間365日の修理受付と遠隔監視。技術者は全員正社員の上場会社

業界でいち早く24時間365日の修理受付と、IoT遠隔モニタリングによる自動ドア保守を始めたと公式に掲げる。技術者は全員正社員で、自動ドア施工技能士の指導のもと全国自動ドア協会の安全ガイドラインに沿って点検する。JIS A 4722対応の保守契約プランを用意し、札幌から福岡まで拠点を持つ。渋谷ヒカリエ・平塚市本庁舎などの事例を公開。

フルテック株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

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株式会社ユニフロー

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