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超硬の切断刃・スリッター・極薄板・ピンを頼む|最小厚み0.08mm・0.1mm・50μmの製品を比較【2026年版】

フィルムや箔、グリーンシートを切る超硬の刃物、スリッター、極薄の板やピンなど、薄さ・細さが勝負の超硬製品を探すときの会社選びをまとめます。最小厚み、長さ、刃先形状、用途の実績を、掲載会社の公式情報で比べました。

公開 2026年10月1日

フィルム、金属箔、セラミックのグリーンシート、テープ、ダンボールなどを切る刃物は、超硬合金にすると切れ味が長持ちします。ただし薄い超硬の刃は、反りや欠けが出やすく、作れる会社が限られます。

このページでは、超硬の切断刃や薄い板、細いピンを公式に打ち出している会社を比べます。

薄さの数字を公式に書く会社

まずは、刃や板の薄さを数字で示している会社を並べます。同じ薄さでも、長さや形によって作れるかどうかが変わります。

会社製品公式の記載
住友電工ハードメタル超硬薄刃最小厚み0.08mm、最大長さ200mm。厚み0.08mm×長さ200mmの真直度は0.1mm
アライドマテリアル超硬刃最小厚み0.1mmまで対応。長さ30〜235mm
アライドマテリアル超硬研磨板最小厚さ50μmレベルの極薄板
日本タングステン長尺超硬合金拡散接合で長さ約5,000mmまで。裁断用刃物に使用

短く薄い刃なら住友電工ハードメタルやアライドマテリアル、幅の広い長い刃なら日本タングステンが候補になります。用途と寸法の両方を伝えて、作れる範囲を確かめてください。

アライドマテリアル:粉から刃まで一貫

東京都中央区に本社を置くアライドマテリアルは、自社の原料粉末から超硬合金の素材を作り、刃やピンまで加工しています。超硬刃は、酸化タングステン粉から超硬合金の加工までの一貫製造工程を持つと書いています。

  • 超硬刃は最小厚み0.1mmまで対応。刃先形状は片刃、両刃、段付刃、2段刃、3段刃
  • セラミックコンデンサのグリーンシート、フィルム、箔、繊維などの切断に使用
  • 炭素工具鋼製カッターに比べ150〜300倍の寿命延長の実績
  • 超硬研磨板は反りを抑えて最小厚さ50μmレベル。表面清浄化技術で医療用途にも
  • 超硬ピンはドットプリンタ用ピンやパンチピンに。材質名FM10K(金型ピン用)、FM70S(ドットピン用)

寿命の比較は同社の実績で、切る材料や条件によって変わります。上記以外の寸法は別途相談としています。

住友電工ハードメタル:刃立ち性の超微粒合金

兵庫県伊丹市の住友電工ハードメタルは、超硬素材の一つとして超硬薄刃を扱っています。超微粒合金の刃立ち性のよさを、薄刃の特長に挙げています。

項目公式の記載
用途繊維やテープ、紙などのカッティング
刃先形状(代表例)両刃タイプ、二段刃タイプ
製造可能範囲最小厚み0.08mm、最大長さ200mm
真直度厚み0.08mm×長さ200mmサイズで0.1mm

真直度まで数字で示している点は、薄刃を選ぶときの判断材料になります。刃の取り付け方や必要な真直度を伝えて、適合を確かめてください。

スリッター・回転刃・カッターを作る会社

回転させて切るスリッターや、ロータリーカッターも超硬でよく作られる刃物です。公式に製品として挙げている会社を並べます。

  • トーカロイ: スリッターを精密加工の対応製品に挙げ、専用ラインを持つ
  • 共立合金製作所: 電極箔切断刃、ロータリーカッター、ヒートシンク加工用削ぎ立て刃、センタレス用ブレード
  • 国産合金: スリッターナイフ(建築資材・文具用テープ・ダンボール・梱包フィルムなどの切断)、軟包装材用カッター
  • 関西超硬合金: 切断ナイフ
  • 瑞穂工業: 超硬ブレード
  • ノトアロイ: 刃物用の超硬素材

スリッターは、刃先の鋭さと、回転したときの振れの少なさの両方が求められます。トーカロイは手仕上げの鏡面加工にも対応すると書いており、刃先の仕上げまで相談できます。

切る材料と刃の条件を伝える

刃物の材種と形は、切る材料で大きく変わります。問い合わせの前に、次の条件をそろえておくと提案が早く返ってきます。

項目伝えること
切る材料フィルム、金属箔、グリーンシート、紙、繊維、ダンボールなど
切り方押し切り、回転刃、シャー切りなど
刃の寸法厚み、長さ、幅、刃先の角度
刃先形状片刃、両刃、段付刃など
今の刃の寿命何回・何メートルで交換しているか
困りごと欠け、摩耗、切り口のバリ、くっつき

アライドマテリアルは、切れ味や耐久性を含め、切断対象物に適した材質を選定し、角度や刃先先端形状などの仕様を設計すると書いています。困りごとを具体的に伝えるほど、設計の提案に反映されます。

刃の材種と刃先の仕上げ

刃物の性能は、材種と刃先の仕上げの組み合わせで決まります。欠けやすい材料を切るのか、摩耗しやすい材料を切るのかで、選ぶ方向が変わります。

困りごと見直す方向公式の記載の例
刃先がすぐ欠ける粘り強い材種、刃先角度の見直しアライドマテリアルは角度や刃先先端形状を含めて仕様を設計
刃先がすぐ丸くなる粒の細かい硬い材種住友電工ハードメタルは超微粒合金の刃立ち性を挙げる
切り口が荒れる刃先の面粗さ、研磨の仕上げトーカロイは手仕上げの鏡面加工に対応
材料がくっつく低摩擦・耐凝着の材種サンアロイ工業は低摩擦合金Pシリーズ、共立合金製作所はMC20

どの方向で見直すかは、刃の使い方と困りごとで決まります。今の刃の材種と寿命を伝えて、比較の提案をもらってください。

試作で切れ味と寿命を比べる

刃物は、図面や材種表だけでは実際の切れ味が分かりません。少数の試作品で、実際のラインで比べるのが確実です。

  • 今の刃と新しい刃を同じ条件で使い、交換までの長さを記録する
  • 切り口の品質(バリ、粉の出方)を写真で残す
  • 欠けた刃は捨てずに保管し、相談のときに見せる

共立合金製作所は、量産前の材種評価や寿命確認を目的とした試作にも対応すると書いています。試作の数と評価の方法を、最初の相談で伝えておくと話が早く進みます。

細いピンや小さな穴が必要な場合

刃物のほかにも、細いピンや小さな穴のある超硬部品が必要な場面があります。細さ・小ささについての公式の記載を挙げます。

  • アライドマテリアル: 超硬ピンを半導体関連製品などの超精密治工具やパンチピンに
  • シルバーロイ: 特殊な生産方法で超硬合金にφ0.08mmの孔開け
  • 大伸ダイス工業: 複雑形状・微細加工はφ0.05まで
  • 阪神精工: 細穴放電加工でφ0.3mm〜の極小径穴

細いピンや小さな穴は、折れや欠けが起きやすい形です。材種の選び方や、使うときにかかる力とあわせて相談してください。

薄物を受け取ったときの注意

薄い刃や板は、扱い方で欠けや反りが起きることがあります。受け取りと保管のときに、次の点に気をつけてください。

  • 開梱のときに欠けやクラックがないかを確かめる(サンアロイ工業の案内)
  • 刃先どうしが当たらないように保管する
  • 湿気の多い場所を避ける(サンアロイ工業は湿度の高い環境での腐食に注意を促している)

刃先の小さな欠けは、切り口の品質に直結します。使い始める前の確認が、交換の頻度を減らす近道です。

刃物と薄物の相談先をまとめる

最後に、作りたいものごとの相談先を整理します。薄さ・長さ・用途の3点で選び分けてください。

  • グリーンシートやフィルムを切る0.1mm級の刃: アライドマテリアル
  • 繊維やテープを切る0.08mm級の薄刃: 住友電工ハードメタル
  • 幅の広いシートを切る長い刃: 日本タングステン
  • スリッターを鏡面仕上げまで: トーカロイ
  • 電極箔の切断刃やロータリーカッター: 共立合金製作所
  • テープやフィルムのスリッターナイフ: 国産合金
  • 50μm級の極薄板: アライドマテリアル

薄い超硬の刃は、作れる会社の数が限られる分野です。寸法と用途を早めに伝え、試作で切れ味と寿命を確かめてから量産に進んでください。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

超硬の刃はどのくらい薄く作れますか?

公式の記載では、住友電工ハードメタルの超硬薄刃が最小厚み0.08mm(最大長さ200mm)、アライドマテリアルの超硬刃が最小厚み0.1mmです。アライドマテリアルは超硬研磨板で最小厚さ50μmレベルの極薄板も作っています。

超硬の刃にすると、どのくらい長持ちしますか?

切る材料と条件で変わります。アライドマテリアルは、超硬刃で炭素工具鋼製カッターに比べ150〜300倍の寿命延長の実績があると書いています。今の刃の寿命と困りごとを伝えて相談してください。

幅の広いシートを切る長い超硬の刃は作れますか?

日本タングステンは、拡散接合で長さ約5,000mmまでの超長尺製品を製造し、裁断用刃物に使われていると書いています。

【用途別】超硬合金メーカーおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

金型をつくるための超硬素材を、1個から急いで手に入れたいなら

株式会社シルバーロイ

角形状の素材は午前10時30分までの注文で当日発送。1個から製作、φ0.08mmの孔開けも

兵庫県加西市の超硬合金メーカーで、午前10時30分までに注文した角形状の超硬合金素材は当日発送、それ以降と丸形状は翌日発送と公式に書いている。FAQでは1個からでも製作できると答え、材質表には「JIS記号」の欄を設けてVM20・VM30・VM40などを示し、用途例も載せている。

株式会社シルバーロイの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

超硬のダイスや金型部品を、ミクロン精度で加工・修理したいなら

大伸ダイス工業株式会社

±0.001、真円度0.16μm。丸はφ0.3〜400mm程、在庫品は最短1〜2週間、図面なし・修理も

大阪市平野区で1965年に創業した超硬合金の加工会社で、FAQで±0.001の精度に対応し、自社設備で丸製品は最小径0.3mmから最大径400mm程、角製品は750×300×400tまでと答えている。R形状公差±0.01、真円度0.16μm、面粗さRa0.015μmの実績も公開している。

大伸ダイス工業株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

割れや欠けが出る金型部品を、材種の選び方から見直したいなら

株式会社共立合金製作所

自社開発の材種にJIS規格の分類を併記。放電加工向けA10W、試作・寿命確認にも対応

兵庫県西宮市で1938年に創業したエバーロイのメーカーで、材種一覧にKD20は「JIS規格:VF-40」、A10Wは「JIS規格:VM-30」などと分類を併記している。FAQではワイヤー放電や型彫り放電を行う場合にA10Wを勧め、試作品や少量の部品、量産前の材種評価や寿命確認の試作にも対応すると答えている。

株式会社共立合金製作所の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

自社の用途に合う超硬合金メーカーを、無料で相談する

必要なもの(素材・加工品・工具)、現在の材種名や分類記号、形状とおおよその寸法、精度、数量と希望納期、図面の有無、放電加工やコーティングの有無を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載会社へ匿名で概要を伝え、見積の窓口をおつなぎします。費用はかかりません。

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