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自動ドアの見積依頼書に書く項目|そのまま使える記入例と、書き漏らすと起きること【2026年版】

自動ドアの見積依頼は、依頼書に書いた情報の量で見積の精度が決まります。建物・開口部・扉・開け方・安全・法令・工事条件・保守・提出物の9区分で、書く項目と記入例、書き漏らしたときに起きることを、全国自動ドア協会・法令・各社の公式記載をもとに整理しました。

公開 2026年10月1日

自動ドアの本体や工事の価格を公式サイトに載せている会社は、今回調査した31社では確認できませんでした。価格は現地調査と見積で決まるため、最初に渡す依頼書の中身が比較の土台になります。

このページでは、見積依頼書を9つの区分に分け、書く項目と記入例、書き漏らしたときに起きることを整理します。社内の稟議や、複数社への相見積にそのまま使える形にしています。

依頼書の冒頭:建物と依頼の目的

最初に、どの建物のどの扉について、何をしたいのかを書きます。目的が曖昧だと、各社が違う前提で見積を作ります。

項目記入例
建物の用途・所在地物販店舗(1階路面)、〇〇市〇〇町
依頼の種類新設/駆動装置の更新/サッシごとの更新/後付け/センサーのみ交換
対象の扉の数と場所正面入口1か所(風除室の外扉・内扉の2枚)
既設の情報メーカー名・機種・設置年(ドアのステッカーや保証書で確認)
希望の時期〇月中に工事完了、営業時間外の施工を希望

全国自動ドア協会は、既設ドアの連絡先をステッカーや保証書・取扱説明書で確認するよう案内しています。更新の見積では、既設のメーカーと機種が分かるだけで提案の幅が変わります。

開口部と扉の仕様:駆動装置のクラスが決まる情報

扉の重さと大きさは、駆動装置のクラス(軽量・中量・重量・超重量)を決めます。ナブテスコはV-60SL〜V-500SLの5機種、日本自動ドアは軽量〜超重量の4区分に分けています。

  • 開口の幅・高さ(実測値)と、片引き・両引き・二重引戸の別
  • 扉の材質(アルミ・ステンレス・スチール・木製)とガラスの種類・厚み
  • 性能の要否:防火・気密・遮音・遮蔽・防爆
  • 屋外に面するか、屋内か(ナブテスコのV-50SL・アキュドア・リニアラインは屋内専用)
  • 既存のサッシを残すか、新しくするか
  • 写真:正面・扉上部の無目・床のレール部分

重さが分からない場合は「不明、現地調査で確認」と書きます。推測の数字を書くと、各社が違うクラスで見積を作る原因になります。

通る人と開け方:センサー・スイッチの条件

誰が、どれくらい、どう通るかで、センサーやスイッチの構成が変わります。

項目記入例関係する製品・機能(公式記載)
1日の通行量の目安来店客約800人/日全国自動ドア協会は一般の玄関で数百〜数千回/日と説明
通るものカート・車椅子・ベビーカーダブルスライドドア(扶桑電機工業、有効開口幅約1.5倍)
開け方センサー/タッチ/非接触/テンキーオプテックスの起動センサー、Clean Wave OMH-100D、竹中エンジニアリングACS-101
ムダ開きの悩み歩道の通行人で開くOA-215のドアウェイ機能、NATRUS+e W
時間帯の切り替え22時以降は施錠時間外コントロール(昭和オート)、電気錠

無目の高さも書いておきます。オプテックスの無目付型起動センサーは取付高さ2.0〜3.5m(OA-220)、2.0〜3.0m(OA-215)など製品ごとに上限があります。

安全と法令:後から追加工事にならないための項目

安全対策と法令の条件は、見積の後で気づくと追加工事になります。依頼書に最初から書いておきます。

  • JIS A 4722への対応:戸袋側のガード・開保護センサー、閉じるときの保護領域。「準拠品での提案を希望」と書く
  • 子どもの利用:多い場合は2022年改正の追加要求事項への対応を求める
  • バリアフリー法施行令第19条:経路上の出入口は幅80cm以上、前後に高低差なし
  • 防火:防火地域・準防火地域の延焼のおそれのある部分の開口部か。防火戸なら認定番号(EB-9108/EB-9133など)の記載を求める
  • 感知器連動の防火設備か:建築基準法12条の定期報告の対象になり得る
  • 停電時の動き:非常電源(昭和オートは約10分間開閉可能と記載)や手動開放の要否

防火や定期報告の該当は、自動ドアの会社だけで判断できない場合があります。「設計者に確認済み/未確認」を書いておくと、各社の前提がそろいます。

工事条件と保守:金額に差が出やすい項目

見積の差は、工事の条件と保守の中身に出やすくなります。次の項目を指定してください。

項目書く内容公式記載の例
施工の時間帯営業時間内/時間外/休日ユニフローは土日祝・深夜早朝を割増と記載
工事中の出入口仮設扉の要否、通用口の使用—
撤去・処分既存装置・サッシの撤去処分を含むか—
電源工事電源の位置、別途工事か—
点検回数年2回/年4回など希望全国自動ドア協会は安全部品の3か月ごと点検を推奨
修理受付24時間365日の要否、訪問の目安金剛産業は時間外の訪問が翌営業日以降の場合ありと明記
無料部品の範囲契約で無料になる部品の一覧ナブコドアはドアハンガー・ベルト・プーリ無料
保証保証期間と範囲昭和オートは新規購入1年間無料保証

保守契約は、設置の見積と同時に出してもらうと、数年単位の総額で比べられます。

書き漏らしたときに起こりうること

依頼書の項目が抜けると、見積の比較ができなくなったり、契約後に追加の費用が出たりします。代表的な例を並べます。

書き漏らした項目起こりうること
扉の重さ・材質各社が違うクラスの駆動装置で見積を作り、金額の差の理由が分からない
防火戸かどうか認定品が必要と後で分かり、扉から見積をやり直す
施工の時間帯時間外の割増が含まれる見積と含まれない見積が混ざる
撤去・処分、電源工事「別途」とされた費用が契約後に加わる
保守の条件設置費は安くても、点検回数や無料部品の差で数年後の総額が逆転する
JIS A 4722への対応戸袋側のガードやセンサーが見積から外れ、後から追加する

抜けに気づいたら、全社に同じ追加情報を送り直します。1社だけに伝えると、比較の前提がずれます。

見積と一緒に出してもらう書類

金額だけの見積では、中身の違いが分かりません。依頼書の最後に、提出してほしい書類を並べておきます。

  1. 内訳付きの見積書(駆動装置・扉・センサー・工事・撤去・諸経費)
  2. 提案機種の型番と、対応扉重量
  3. JIS A 4722への対応内容(どの対策を何で満たすか)
  4. JIS A 4723で表示を要求される性能項目(ナブテスコは公式に公開)
  5. 防火戸の場合は認定番号
  6. 保守契約の条件書(点検回数・受付時間・無料部品・割増)
  7. 工程表と、工事中の出入口の案
  8. 現地調査の費用の有無(北陽オートドアは現地調査料無料、文化シヤッターサービスは夜間・休日の現地調査で費用発生の場合ありと記載)

同じ依頼書を2〜3社に渡し、同じ書類の形で回答してもらうと、比べる軸がそろいます。回答の形が違う会社には、書類を追加で求めてください。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

自動ドアの見積依頼には何を書けばいいですか?

建物と目的、開口部と扉の仕様(寸法・材質・性能)、通る人と開け方、安全と法令(JIS A 4722・バリアフリー法・防火)、工事条件(時間帯・撤去・電源)、保守の条件(点検回数・受付時間・無料部品)、提出してほしい書類の順に書くと漏れが減ります。

扉の重さが分からなくても見積を頼めますか?

頼めます。依頼書には「不明、現地調査で確認」と書いてください。推測の数字を書くと、各社が違う駆動装置のクラスで見積を作る原因になります。全国自動ドア協会は、一般の玄関の自動ドアは50kg〜100kg前後と説明しています。

見積と一緒にもらうべき書類は何ですか?

内訳付きの見積書、提案機種の型番と対応扉重量、JIS A 4722への対応内容、防火戸なら認定番号、保守契約の条件書、工程表です。現地調査の費用の有無も確認します。

【用途別】自動ドアメーカーおすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

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ナブテスコ株式会社(NABCO 自動ドア)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

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フルテック株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

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