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総務が兼務する中小企業の契約書管理|少ない件数から固定費を抑えて始める方法【2026年版】

法務の専任がいない中小企業では、総務や経理の担当者が契約書の管理を兼ねていることが多くあります。掲載各社の公式情報から、料金を公開しているサービス、固定費を抑えて始められる料金の形、紙の契約書の扱い、期限の通知の設定のしかたを整理しました。

公開 2026年10月1日

社員数十人から数百人の会社では、契約書は総務の棚にあり、台帳はExcel、期限は担当者の記憶頼み、ということがよくあります。専任の法務がいないなら、大がかりな仕組みより、少ない手間で続けられる仕組みが向きます。

この記事では、総務や経理が兼務で契約書を管理する会社向けに、始めやすいサービスと使い方を整理します。料金は、調査日時点で各社の公式サイトに書かれている内容です。

大がかりな導入の支援がなくても、担当者が自分で設定して使い始められるかを重視して整理しています。費用は月数千円から数万円の範囲で考えている会社向けの内容です。

契約書の件数が年に数十件から数百件で、電子契約もこれから本格的に使い始める会社を想定しています。

月に数件しか契約がない会社でも、自動更新の見落としは起きます。件数が少ないから仕組みは要らない、とは限りません。

兼務の担当者が困っていること

まず、兼務で契約書を管理している職場でよく聞く困りごとを並べます。どれを解決したいかで、選ぶサービスが変わります。

  • 契約書がどこにあるか、担当者しか知らない
  • 自動更新の契約に気づかず、使っていないサービスの費用を払い続けていた
  • Excelの台帳が更新されず、実際の契約と合っていない
  • 電子契約を入れたが、紙の契約書と保管場所が分かれてしまった
  • 法務の知識がなく、高機能なサービスを使いこなせるか不安

兼務の会社では、台帳を作る手間と、期限に気づく仕組みの2つが特に効きます。審査の機能までは要らないことが多いはずです。

料金を公開しているサービスから比べる

予算を早く決めたい中小企業では、料金を公開しているサービスから比べると話が早く進みます。公式に金額が書かれているサービスを並べます。

サービス公式表記管理の機能(公式の説明)
マネーフォワード クラウド契約法人向け2,480円/月〜(税抜)、フル機能は問い合わせ紙や他社電子契約の契約書も一元管理、契約期間のアラート通知、AI-OCR
電子印鑑GMOサインライト 年間契約8,800円/月(税込9,680円)契約更新通知、スキャン文書管理(スタンダード以上)、権限設定・閲覧制限
TOKIUM契約管理基本利用料 月あたり1万円〜(税表記なし)スキャンと原本保管の代行、AIの台帳、毎月1日の更新通知
BtoBプラットフォーム 契約書シルバー月額¥10,000〜(税抜き)期限切れアラート、スキャン代行
クラウドサインLight 月額11,000円(税込12,100円)書類管理、書類インポート(プランによる)
WAN-Sign初期費用0円・月額費用0円(税抜き表示)紙とデジタルの一元管理、文書ごとのリマインド通知

同じ月1万円前後でも、管理の機能がどのプランに含まれるかは違います。期限の通知や紙の取り込みが入っているプランかを、必ず確かめてください。

固定費を抑えて始めるなら

件数が少ないうちは、固定費の小さい料金の形が向きます。公式の料金から、始めやすい形を並べます。

  • WAN-Sign: 初期費用0円・月額費用0円で、署名依頼送信は月10件まで0円、以降1件ごとに100円。PDFが添付された文書の管理料は累計10件まで0円、以降5,000件ごとに10,000円/月(税抜き)
  • 電子印鑑GMOサイン: お試しフリープランは基本料金0円で、月5件までの署名依頼が無料
  • クラウドサイン: フリープランは登録ユーザー1名、送信は月2件まで
  • マネーフォワード クラウド契約: 法人向け2,480円/月〜(税抜)

無料の範囲は、主に電子契約の締結を試すためのものです。台帳や期限の通知まで使えるかは、プランごとに確かめてください。

紙の契約書が棚に残っている場合

兼務の担当者にとって、過去の紙の契約書をスキャンして台帳に入れる作業は大きな負担です。外に任せられるサービスを選ぶと、立ち上げが楽になります。

サービス紙の扱い(公式の説明)
TOKIUM契約管理スキャンと原本保管を代行。FAQでスキャン代行は標準サービスに含まれ追加費用なし
WAN-Sign書類電子化代行。全件電子化75,000円〜/箱、オンデマンド電子化30,000円〜/箱+1,000円/件(税抜き)
BtoBプラットフォーム 契約書過去の契約書のスキャン作業を代行
クラウドサイン SCANスキャンから書類情報の入力、インポートまでを代行
電子印鑑GMOサインPDFにした紙の契約書を電子契約と一緒に保管・検索。スタンダード以上ではPDF化代行をオプションで用意(料金は問い合わせ)

紙が数十件なら、社内でスキャンしてPDFで取り込むほうが安く済むこともあります。件数を数えてから、代行を頼むかを決めてください。

期限の通知を最小限の手間で設定する

兼務の担当者は、細かな設定に時間をかけられません。通知が自動で届く仕組みのサービスを選ぶと、続けやすくなります。

  • TOKIUM契約管理: 毎月1日に、更新の対応が迫っている契約の一覧が各担当者にメールで届く
  • マネーフォワード クラウド契約: 契約期間のアラート通知
  • BtoBプラットフォーム 契約書: 期限切れアラート機能
  • 電子印鑑GMOサイン: 料金表の全プランに契約更新通知を掲載
  • WAN-Sign: 文書ごとにリマインド通知を設定
  • クラウドサイン SCAN: アラート機能で更新日や終了日を管理

月に1回まとめて届く形は、見る日を決めておけば見落としにくい形です。通知の宛先は、担当者個人だけでなく、総務の共有アドレスにもしておくと引き継ぎが楽になります。

使っている会計・バックオフィスのサービスとそろえる

中小企業では、会計や経費精算でクラウドサービスを使っていることが多くあります。同じ会社のシリーズにそろえると、ログインや請求がまとまる利点があります。

  • マネーフォワード クラウドを使っている: マネーフォワード クラウド契約
  • TOKIUMの経費精算や請求書受領を使っている: TOKIUM契約管理
  • 取引先と受発注や請求でBtoBプラットフォームを使っている: BtoBプラットフォーム 契約書

そろえることが目的にならないよう、期限の通知や紙の取り込みなど、必要な機能があるかを先に確かめてください。

兼務でも続けられる運用のルール

仕組みを入れても、登録のルールがないと台帳はまた古くなります。兼務の担当者でも続けられる、最小限のルールを決めておきます。

  1. 契約を締結したら、1週間以内に登録する
  2. 台帳に入れる項目は、相手方、開始日、終了日、自動更新の有無、解約通知期限、社内の担当者に絞る
  3. 通知のメールを見る日を、毎月1回決めておく
  4. 年に1回、終了した契約を台帳で整理する

ルールは紙1枚にまとめ、契約に関わる部署に配っておくと、登録の漏れが減ります。

項目を絞っておくと、AIの読み取りの結果を確かめる手間も小さくなります。まずは有効な契約だけを登録し、慣れてから過去分を広げてください。

見積を頼む前に数えておくこと

料金を公開していないサービスにも声をかけるなら、次の数字をそろえておくと見積が早く返ってきます。

  • いま有効な契約書のおおよその件数
  • 年間の新しい契約の件数と、そのうち電子契約で締結する件数
  • 紙の契約書が入っている棚や箱の数
  • 台帳を見る人の数

この4つがあれば、料金を公開しているサービスと、個別見積のサービスを1年目と3年目の総額で並べられます。

兼務の担当者が一人で決めきれない場合は、経理や営業の責任者にも同席してもらい、デモを一緒に見ると判断が早くなります。使う人の目で操作のしやすさを確かめておくと、導入後に使われなくなる心配も減ります。

この記事に出てくるサービス

参照元

よくある質問

中小企業が少ない予算で始められる契約書管理は?

料金を公開しているサービスから比べると早く決められます。WAN-Signは初期費用0円・月額費用0円から(税抜き表示)、マネーフォワード クラウド契約は法人向け2,480円/月〜(税抜)、TOKIUM契約管理は基本利用料 月あたり1万円〜(税表記なし)です。

紙の契約書のスキャンを任せられますか?

TOKIUM契約管理はスキャンと原本保管を代行し、FAQでスキャン代行は標準サービスに含まれ追加費用なしと答えています。WAN-Signの書類電子化代行は全件75,000円〜/箱(税抜き)で、BtoBプラットフォーム 契約書やクラウドサイン SCANも代行を案内しています。

期限の通知はどのくらい手間がかかりますか?

TOKIUM契約管理は毎月1日に更新対象の一覧を自動でメールし、マネーフォワード クラウド契約は契約期間のアラート通知を備えています。WAN-Signは文書ごとにリマインド通知を設定する形です。

【用途別】契約書管理システムおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

棚の紙の契約書を、スキャンから原本保管まで丸ごと任せるなら

株式会社TOKIUM

スキャン代行と原本保管が標準で追加費用なし。毎月1日に更新対象を担当者へメール

TOKIUM契約管理は、郵送された紙の契約書を非破壊でスキャンし、原本の保管まで代行すると公式に記載。FAQではスキャン代行は標準サービスに含まれ追加費用はないと答えている。AIが取引先名や契約期間、自動更新の有無を読み取って台帳を作り、毎月1日に更新対応が迫る契約の一覧を担当者にメールで送る。料金欄は基本利用料 月あたり1万円〜と件数に応じた従量。

株式会社TOKIUMの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

法務と事業部門が、審査中から締結後まで同じ台帳で動くなら

株式会社Hubble

AIで台帳を自動作成し、期限は月1回メール。フォルダ・文書ごとの権限と主要な電子契約連携

Hubbleは、締結した契約書をアップロードするとAIが契約相手方名や自動更新の有無を読み取って台帳を作ると公式に記載。契約終了日や更新・解約通知期限が来る契約書を月1回メールで知らせる。料金ページには、フォルダ・ドキュメントごとの権限設定、クラウドサイン・DocuSign・GMOサインとの連携、Word・Slack・Teamsとの連携が並ぶ。

株式会社Hubbleの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

電子契約を始めながら、固定費をかけずに紙の契約書もまとめるなら

株式会社NXワンビシアーカイブズ

初期費用・月額費用0円から。紙の電子化代行は箱単位で料金を公開

WAN-Signの基本プランは初期費用0円・月額費用0円で、契約管理・内部統制・セキュリティ管理の機能に追加費用はないと公式に記載(追加オプション等を除く)。署名依頼送信は月10件まで0円、以降100円/件。書類電子化代行は全件電子化75,000円〜/箱、オンデマンド電子化30,000円〜/箱+1,000円/件(税抜き)。文書ごとのリマインド通知とユーザーごとの権限設定がある。

株式会社NXワンビシアーカイブズの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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