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法務部門で契約審査から締結後の管理まで一元化する|CLMとAI契約審査付きサービスの選び方【2026年版】

法務部門が、事業部門からの相談受付、契約審査、締結、締結後の管理までを一つの仕組みで回すには、契約ライフサイクル管理(CLM)やAI契約審査付きのサービスが候補になります。掲載各社の公式情報から、サービスごとの守備範囲、事業部門との分担、電子契約や社内ツールとの連携、料金の確かめ方を整理しました。

公開 2026年10月1日

法務部門には、メールやチャットで事業部門から契約の相談が届き、審査を終えた契約書は別の場所で締結され、締結後は台帳で管理される。この流れがばらばらのツールに分かれていると、過去の経緯を探すだけで時間がかかります。

この記事では、相談から管理までを一つにまとめたい法務部門向けに、サービスの選び方を整理します。サービス名は、調査日時点で各社の公式サイトに書かれている内容です。

法務の担当者が数人以上いて、事業部門から毎月まとまった数の相談や審査の依頼が届く会社を想定しています。

相談から管理まで、どこを一つにしたいか

契約の仕事は、大きく5つの段階に分かれます。どの段階を一つの仕組みにまとめたいかで、選ぶサービスが変わります。

段階主な作業困りごとの例
相談・依頼の受付事業部門からの依頼を受けるメールやチャットに散らばり、進み具合が見えない
作成・審査ひな形から作る、相手方の案を確かめる過去の似た案件を探すのに時間がかかる
承認・締結社内の承認を取り、署名する電子契約と紙の締結が混ざる
保管・台帳締結した契約書を保管し、台帳に載せる台帳の入力が追いつかない
期限・更新更新や解約の判断をする期限に気づくのが遅れる

保管と期限だけなら、管理を中心にしたサービスで足ります。受付から管理まで一つにしたいなら、契約ライフサイクル管理(CLM)の守備範囲を持つサービスを比べてください。

守備範囲の広いサービス

掲載各社のうち、相談や作成・審査から締結後の管理までを扱うと公式に説明しているサービスを並べます。

サービス守備範囲(公式の説明)区分
MNTSQ CLM相談受付から契約締結、締結後の管理までの情報を集約。AI契約レビュー、AI相談CLM
ContractS CLM契約書の作成・承認・締結から保管・管理までCLM
LegalOnマターマネジメント、弁護士監修のAIによるレビュー、サイン、コントラクトマネジメントのモジュールAI契約審査+契約管理
OLGA法務案件と契約情報、過去のやりとりを一元管理。AIレビュー、新旧文書の比較法務案件管理+契約管理
Hubble契約業務と締結後の管理。全自動のバージョン管理、コメント、更新期限通知契約書管理+契約業務管理
Docusign CLM作成・レビュー・承認・締結・保管・検索・更新管理・分析CLM(電子署名と一体)

LegalOnやOLGAは、AIによる契約審査の機能が中心にあり、管理の機能が重なるサービスです。審査の比重が大きい法務部門なら、審査の機能も含めて比べる価値があります。

事業部門との分担をどう作るか

法務だけが使う仕組みにすると、事業部門からの依頼は結局メールで届きます。事業部門にどこまで使ってもらえるかを確かめてください。

  • Hubble: 閲覧権限を付与すれば、事業部門も法務内の検討状況を確認できると説明
  • OLGA: 事業部門は基本機能をアカウントなしで利用できるとしている
  • LegalOn: メールやチャットからの依頼を自動で集約し、AIが要約
  • ContractS CLM: Slackのフォームから受け付けた案件を連携し、承認依頼をSlackに通知
  • MNTSQ CLM: メールのやりとりと添付文書を自動でデータベースに取り込む

事業部門の人がアカウントを持つかどうかで、料金も変わることがあります。利用者の数え方は見積の段階で必ず確かめてください。

電子契約と社内ツールとのつながり

法務部門の仕組みは、電子契約、Word、チャット、ストレージとつながって初めて手間が減ります。公式に挙げられている連携先を並べます。

サービス電子契約そのほかの連携
Hubbleクラウドサイン、DocuSign、GMOサインWord、Google Docs、Slack、Teams、Chatwork、Gmail
MNTSQ CLMDocusign、クラウドサインSharePoint、Google Drive、Box、メール
OLGAクラウドサイン、ドキュサイン等メール、Slack、Teams
ContractS CLM相手方の電子契約で締結した契約も一元管理Slack、Word
LegalOn同社のサインのモジュールSharePoint・OneDrive(2026年9月30日告知)、案件情報のAPI(2026年10月1日告知)

社内でWordを使って契約書を直しているなら、Wordとの連携のしかたはデモで必ず見てください。変更履歴の扱いが、審査の効率を大きく左右します。

過去の契約書と案件をどう移すか

新しい仕組みに移るときは、過去の契約書と、これまでの相談のやりとりをどこまで移すかを決めます。移行の支援について公式に書かれている内容を並べます。

  • ContractS CLM: 契約書アップロード代行のオプションで、過去の紙契約書のスキャンや契約書データの移行を任せられる
  • OLGA: 初期費用の項目にデータ移行サポートを挙げている
  • MNTSQ CLM: 古野電気株式会社の事例で、過去データ移行を進めた経緯を公式に掲載
  • Hubble: 過去の契約書のアップロード(紙の電子化を含む)をオプションとして掲載

相談のメールまで全部を移すのは手間がかかります。まずは有効な契約書と、直近の案件から移すと、立ち上げが早くなります。

セキュリティと権限の確かめ方

法務部門は、未公開の取引や人事に関わる契約など、社内でも見せる範囲を絞りたい情報を扱います。権限の細かさと、提供会社の認証を確かめてください。

  • Hubble: フォルダ・ドキュメントごとの権限設定。ISMS(JIS Q 27001:2023/ISO/IEC 27001:2022)を取得
  • MNTSQ CLM: 閲覧・操作権限の制御。ISO/IEC 27001を取得し、AWS上のデータはすべて暗号化
  • ContractS CLM: アクセス権限を設計して秘匿情報も管理
  • Hubbleのオプション: SSO(シングルサインオン)、IPアドレス制限

権限は、部署単位だけでなく、案件単位で絞れるかが法務では大事になります。デモでは、見せたくない契約を一部の人にだけ見せる設定を試してください。

料金と導入の進め方を確かめる

このタイプのサービスは、いずれも料金を公開しておらず、個別の提案や見積になります。公式に書かれている料金の組み立てを並べます。

サービス料金の組み立て(公式の説明)
ContractS CLM初期費用+月額基本料金+オプション。月額はアカウント数や年間の契約数で算出
OLGA初期費用と月額費用。機能や法務アカウントを追加。複数年契約割引や少人数法務割引など
MNTSQ CLM案件管理プランとCLMプラン(資料で案内)
Hubble月額基本料金+オプション。企業規模や課題に合わせて提案
LegalOn資料請求と無料デモ体験

モジュールや機能を後から足せるサービスなら、最初は受付と管理だけで始め、審査の機能は様子を見て加える進め方もできます。

法務部門が最初に決める3つのこと

サービスを比べる前に、法務部門の中で次の3つを決めておくと、デモで見るべき点がはっきりします。

  1. 一つにまとめたい段階(受付、審査、締結、管理、期限のどこまでか)
  2. 事業部門にどこまで使ってもらうか(依頼だけか、契約書の閲覧までか)
  3. 過去の契約書と案件を、どこまでさかのぼって移すか

この3つを伝えて2〜3社のデモを受けると、守備範囲の違うサービスでも同じ物差しで比べられます。

この記事に出てくるサービス

参照元

契約審査から締結後の管理まで一つにできるサービスは?

MNTSQ CLMは相談受付から締結後の管理まで、ContractS CLMは作成から保管・管理まで、LegalOnは審査・案件管理・電子契約・契約管理のモジュールを持ち、OLGAは法務案件と契約情報を一元管理すると公式に説明しています。

事業部門にも使ってもらえますか?

Hubbleは閲覧権限を付与すれば事業部門も検討状況を確認できるとし、OLGAは事業部門が基本機能をアカウントなしで使えるとしています。ContractS CLMはSlackのフォームから案件を受け付けられます。

料金は公開されていますか?

MNTSQ CLM、ContractS CLM、LegalOn、OLGA、Hubbleは、いずれも料金を公開しておらず、個別の提案や見積です。利用者の数え方や、事業部門のアカウントの扱いを見積で確かめてください。

【用途別】契約書管理システムおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

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2

法務と事業部門が、審査中から締結後まで同じ台帳で動くなら

株式会社Hubble

AIで台帳を自動作成し、期限は月1回メール。フォルダ・文書ごとの権限と主要な電子契約連携

Hubbleは、締結した契約書をアップロードするとAIが契約相手方名や自動更新の有無を読み取って台帳を作ると公式に記載。契約終了日や更新・解約通知期限が来る契約書を月1回メールで知らせる。料金ページには、フォルダ・ドキュメントごとの権限設定、クラウドサイン・DocuSign・GMOサインとの連携、Word・Slack・Teamsとの連携が並ぶ。

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3

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WAN-Signの基本プランは初期費用0円・月額費用0円で、契約管理・内部統制・セキュリティ管理の機能に追加費用はないと公式に記載(追加オプション等を除く)。署名依頼送信は月10件まで0円、以降100円/件。書類電子化代行は全件電子化75,000円〜/箱、オンデマンド電子化30,000円〜/箱+1,000円/件(税抜き)。文書ごとのリマインド通知とユーザーごとの権限設定がある。

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