3比較ハブコンテナ洗浄機

コンテナ洗浄機 · 用途別

古いコンテナ洗浄機を入れ替えたい|各社が公式に示す従来比の改善点と、工事・保守窓口の確かめ方

長年使ったコンテナ洗浄機の更新を検討している工場・物流センター向けに、今の機械で測っておく数字、各社が公式に示す「従来比」の改善点(設置面積・熱源・乾燥できる深さ)、スチームボイラー式から切り替えた公式事例、据付と納期、部品供給と保守の窓口、更新の稟議に添える資料を整理します。

公開 2026年10月1日

コンテナ洗浄機は十数年単位で使われる設備です。このページでは、古い機械を入れ替えるときに比べるべき数字と、各社が公式に書いている改善点を整理します。

入れ替え前に今の機械で測る数字

新しい機種の良し悪しは、今の機械との差でしか判断できません。更新の検討を始めたら、まず今の機械の数字を記録します。

項目測り方比べる相手(公式値の例)
処理枚数1時間に流せる枚数を実測するキョウドウ KY-3 200〜700枚/時、北沢産業 KWV 500〜2,000枚/時
人数と時間投入・取り出し・手直しに付く人数と時間イースタン技研の事例 3名8時間→1名8時間
蒸気・燃料ボイラーの燃料代と蒸気の使用量クロダ技研の事例 スチームボイラー式で月80万円の油代
水と排水水道メーターの差分、排水量北沢産業 洗浄水ろ過装置ですすぎ後の排水量を半減
設置面積本体と作業スペースを含む床面積ショウワ 無人タイプ 設置スペース従来比1/3
故障と停止過去数年の修理回数と停止日数部品の供給体制(後述)

数字がない項目は、更新後に効果を説明できません。少なくとも1〜2週間、今の運転を記録してから見積を取ってください。

各社が公式に書く「従来比」の改善点

新しい機種の説明では、各社が以前の方式と比べた改善点を書いています。入れ替えで得られる変化の目安になります。

メーカー公式に書かれた改善点
北沢産業容器洗浄機KWVシリーズは従来型(KWC)を進化させ、操作性・安全対策・水消費量・エネルギー消費量を改善
AIHO従来外付けだった洗浄タンクを洗浄機内へ内蔵して省スペース化。洗浄室の扉は取り外してメンテナンスできる
ヤマザキエンジニアリング金属トレー洗浄機は回転式ノズルの採用で設置スペースを従来の約半分に
ショウワ無人ロボット搬送タイプは1名作業可能、設置スペースは従来比1/3
イースタン技研従来は深さ100〜150mmが乾燥の限界だったところを、深さ300mmの通い箱の乾燥を実現(業界初と公式表記)
青木製作ノズル噴射を従来のチェーン駆動からロット方式にして運転音を静かに

「従来」が自社の今の機械と同じ方式とは限りません。どの機種と比べた数字かを、見積の際に確かめてください。

同じ方式で更新するか、方式ごと変えるか

入れ替えは、同じ方式の新しい機種にする場合と、方式や構成を変える場合に分かれます。枚数や人手が導入時から変わっていれば、方式から見直す余地があります。

見直しの方向公式の目安・該当する機種
バッチ式からコンベヤ式へクレオは1日500枚未満ならバッチ式、500枚以上ならコンベヤ式を目安としている
洗浄のみから脱水・乾燥付きへ別置きで足せる機種:ショウワ 遠心脱水機SPD-2(500〜2,700枚/時、残水1%)、キサミツ技研 容器乾燥機KD(420〜760個/時)、東洋機器工業 除水機、三協 脱水機SD型
人が付く運転から無人・省人へショウワ 無人ロボット搬送タイプ(最高2,000枚/時)、三協 SCS(アンスタッカー〜台車移載)、北沢産業の周辺機器(反転機、遠心脱水、段積・段バラシ機)
1台から、狭い場所に複数台へクロダ技研 汎用型(設置6㎡〜、作業員1名)。某物流会社は各センターへ汎用型を導入

今の洗浄機を残して、脱水機や段積み機だけを足す選択肢もあります。本体がまだ使えるなら、周辺機器の追加で足りるかを先に検討してください。

熱源を切り替えた公式事例

入れ替えで効果が大きいのは、蒸気や燃料の使い方を変える場合です。熱源に関わる公式記載を集めました。

  • クロダ技研 C社:スチームボイラー式で月80万円の油代がかかっていたところ、省エネの高圧洗浄ライン+ラベル剥離装置と汎用型を複数台導入
  • クロダ技研:エアーを活用し熱源無しで水分を除去する特許の脱水方式(熱源ゼロ)。乾燥用の熱源が要らない方式で、カゴ台車一体型は洗浄水用に100Vの温水ボイラーを使う
  • 北沢産業:排熱回収、機体断熱、ダブルリンスにより熱量(燃料)を削減。クレート洗浄乾燥機は全て排熱回収装置付き
  • クレオ:低圧多水量方式と水リサイクル装置で省水・省エネ。オリコン洗浄脱水機は遠心力で水滴を除去し熱風を使わない
  • 中西製作所 NAW-PATA:離間洗浄方式で水使用量約30%、蒸気約50%を削減

クロダ技研のC社は、洗浄ラインとラベル剥離をまとめて見直しています。熱源だけでなく、前後の手作業も同時に減らせるかを検討してください。

熱源を変えると、ボイラーの台数や配管工事まで変わることがあります。洗浄機だけでなく、ボイラー側の更新時期と合わせて検討してください。

止められない洗い場の工事と納期

毎日使う洗い場では、入れ替えの間に洗えない日をどう埋めるかが問題になります。工事や納期を公式に書いている例です。

  • クロダ技研:カゴ台車一体型は設置約1時間、設置スペース6㎡(2坪)から
  • SJM JAPAN:納期は詳細仕様の決定後1.5〜2か月程度。小型機は本体250万円〜に諸経費等で50万位
  • キョウドウ:主要部品を在庫して短納期に対応。同一型を量産しないカスタム対応
  • 八木厨房機器製作所:全国即納の在庫力・納期力を公式に掲げる
  • 東光技研工業:簡易コンテナ洗浄機は標準化で価格を下げ、リースも可能

大型のライン機は据付に日数がかかり、北沢産業のKWV-47L/R-Dは長さ10.2mあります。旧機の撤去、新機の搬入、試運転の日程を、繁忙期を避けて組んでください。

部品と保守の窓口を確かめる

古い機械を手放す理由の多くは、部品が手に入らない、修理に来てもらえないことです。新しい機械では、保守の体制を公式記載で比べます。

メーカー公式の保守・部品体制
クレオ全国主要都市の拠点から駆けつけるメンテナンス体制。東北・北関東・東関東・西関東・名古屋・大阪・岡山・九州に事業所
北沢産業15支店・30営業所・5出張所、365日24時間コールセンター
田中機器製作所洗浄機部品の約90%を社内で製作し、補修パーツも迅速に対応
キョウドウ定期メンテナンスプラン、主要部品在庫。北海道・東北・九州は協力会社がサービス拠点
イースタン技研設計から納品、メンテナンスまで一貫。本社・営業所15・工場5の21拠点
七宝商事導入後のアフターメンテナンスは365日体制(営業エリアは石川・富山・福井)

キサミツ技研は洗浄機メーカー向けのOEM製作を行い、主な客先にクレオ、KyoDo、北沢産業などを挙げています。販売元と製造元が違う場合があるため、部品と修理の窓口がどこになるかを契約前に確かめてください。

更新の稟議に添える資料

入れ替えの稟議では、新旧の差を数字で示すと通りやすくなります。次の資料をそろえてください。

  1. 今の機械の実測値(処理枚数、人数と時間、燃料・水の使用量、修理履歴)
  2. 候補機種の公式値と見積(本体・周辺機器・撤去・据付・保守を分けたもの)
  3. テスト洗浄やデモの結果(クレオの羽生プラーツ、クロダ技研の工場デモ機、キョウドウのデモ機など)
  4. 補助金の検討結果。中小企業省力化投資補助金の一般型は補助上限最大1億円で、第8回応募受付は2026年9月18日〜10月16日17:00。省エネ・非化石転換補助金は4次公募が2026年10月上旬より実施予定と公表されている

省力化投資補助金の申請にはGビズIDプライムが必要です。締切に間に合わない場合は、テストで機種を確かめてから次の公募を狙う判断もあります。

この記事に出てくるメーカー

参照元

よくある質問

古いコンテナ洗浄機を入れ替えると何が変わりますか?

各社の公式記載では、北沢産業のKWVシリーズが従来型から操作性・安全対策・水とエネルギーの消費を改善、ヤマザキエンジニアリングの金属トレー洗浄機が設置スペースを従来の約半分に、ショウワの無人タイプが設置スペース従来比1/3としています。今の機械の数字を測り、どの機種と比べた改善かを確かめてください。

ボイラーの燃料代を減らす入れ替え事例はありますか?

クロダ技研の公式事例では、スチームボイラー式で月80万円の油代がかかっていたC社が、省エネの高圧洗浄ライン+ラベル剥離装置と汎用型を複数台導入しています。同社は乾燥用の熱源を使わない熱源ゼロの脱水方式を採用しています。

入れ替えの納期はどのくらいかかりますか?

SJM JAPANは詳細仕様の決定後1.5〜2か月程度と公式FAQに記載しています。クロダ技研はカゴ台車一体型の設置が約1時間としています。大型ラインは撤去・搬入・試運転の日程も含めて、見積時に確認してください。

【条件別】コンテナ洗浄機メーカーおすすめ3選

※2026年9月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

1日500枚以上を、ラインで洗うなら

株式会社クレオ(THE CREO CO.,LTD)

国内トップシェア(公式)。羽生の施設で自社のコンテナを実機テストしてから決められる

1日500枚未満向けのバッチ式と500枚以上向けのコンベヤ式に加え、洗浄乾燥機・洗浄脱水機・パレット洗浄機まで12製品をそろえる。低圧多水量方式と水リサイクル装置で省水・省エネ、全国8拠点のメンテナンス体制。埼玉県羽生市の「羽生プラーツ」で実機テスト洗浄とATPふき取り検査ができる。

株式会社クレオ(THE CREO CO.,LTD)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

物流のオリコン・カゴ台車を、2坪・1人で洗うなら

クロダ技研株式会社

カゴ台車に積んだまま、たたんだまま洗う。熱源ゼロの脱水で設置6㎡から

オリコンやクレートをカゴ台車に積んだまま、または折りたたんだまま洗浄・脱水・乾燥できる業界初(公式)の方式。設置スペース6㎡(約2坪)から、設置約1時間、作業員1名で最大400〜800個/時。熱源を使わない特許の脱水方式で静音、水量は約200Lで3日間。工場のデモ機を見学できる。

クロダ技研株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

物流用コンテナを、AIとロボットで無人化するなら

株式会社ショウワ

2022年から完全無人化ラインを納入。飲料大手・パレットレンタルの実績

物流用コンテナとオリコンを、ロボット・カメラ・AIで投入から段積みまで無人で行う洗浄システムを2022年から納入。コンベヤタイプは300〜2,000枚/時、遠心脱水機は残水1%、洗浄〜遠心脱水まで自動のバッチタイプも用意する。会社全体の会社全体の主要納入先としてアサヒビール、キリンビール、サッポロビール、江崎グリコ、カゴメ、日本パレットレンタル、協同乳業、タカノフーズなどを公式に列挙する。

株式会社ショウワの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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