ロストワックス・精密鋳造の会社 · 会社紹介
新潟精密鋳造株式会社
燕市の大型ロストワックス。ニッケル基・コバルト基の特殊合金と熱処理治具、非破壊検査まで
編集部コメント大物と特殊合金
向いている人熱処理治具や炉内部品のような大物、ニッケル基・コバルト基の特殊合金を、非破壊検査つきで頼みたい人に向きます。
確認したい点最大寸法の記載がページ内で600mmと2000mmの2通りあるため、形状と重さを伝えて確認してください。ISOなどの認証は公式に記載がありません。
新潟精密鋳造株式会社のロストワックス 精密鋳造
新潟精密鋳造は1973年11月設立、新潟県燕市に本社工場を置くロストワックスの会社で、従業員は44名(2026年3月現在)です。独自の研究開発で特殊な材質を開発し、国内では製造が難しい大型ロストワックスの製作を可能にしてきたと書いています。発電所の重要保安部品や防衛装備品の素形材も手がけます。
大型ロストワックス製品は最大600mm・60kgまでの製造に対応すると事業案内に書き、熱処理治具などの大型部品は最大2000mmとしています。材質は炭素鋼やステンレスの鉄ベースと、ニッケル基・コバルト基の特殊合金です。JISのほか、ASTMやAMS規格、指定の特殊材でもつくれます。
常時5人以上の設計者がCADで金型・方案・治具・加工を設計し、3Dプリンタで製品モデルを確認してから金型製作に入ります。熱処理、酸洗・ブラスト・メッキ・塗装などの表面仕上げ、PT・RT・MTの非破壊検査、気密検査までを工程に挙げ、気密検査(リークテスト)は社内で施工すると書いています。費用は初期の金型製作費と製品製作費に分かれると説明しています。
新潟精密鋳造株式会社の特徴
- 大物精密鋳造を得意とし、2000mm サイズのロストワックス製品が対応可能。熱処理治具 最大2000mm
- 3D 模型と金型から作るロストワックスは1 個からの多品種少量生産も可能
- 工程: 熱処理(固溶化・焼鈍・調質・焼入・戻し)、表面仕上(酸洗・ブラスト・メッキ・黒染・塗装)、検査(非破壊PT/RT/MT・目視・測定・成分分析・組織)
- 材質は鉄ベース(カーボンスチール・ステンレススチール)、特殊合金(ニッケル基・コバルト基)。JISのほかASTMやAMS規格、指定の特殊材でも製作
- 費用は初期費用として「金型製作費」、製品費用として「製品製作費」が必要
- 設計→2次元/3次元CAD→3Dプリンタで製品モデルを実寸で確認→金型製作
- 鋼材に比べ鋳造材は組織が粗いため引張強度は若干落ちる。ご希望強度を満足する1~2ランク上の材質を提案。切削性は鋼材と大きな差はない
- ロストワックス治具以外にも、大型炉内ファン、砂型鋳造品も対応
- 自社で研究開発した材質は発電所などの重要保安部品から防衛装備品などの重要素形材まで。複数部品の一体化で加工工程を大幅に減らせる
主な精密鋳造品
| 主な精密鋳造品 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 大型部品・熱処理治具 | 大物ロストワックス | 最大2000mm |
| 食品機械関連部品 | ステンレス | 10mm~L600mm |
| 圧力機器部品 | 気密検査まで | 10mm~ |
製作事例・取引実績
- 製品分野(事業案内): 大型部品、熱処理治具(最大2000mm)、食品機械関連(10mm~L600mm、加工・バフ仕上げ)、圧力機器(社内で気密検査まで)、産業機器|出典: https://niigata-cast.co.jp/service/
基本情報
| 所在地 | 新潟県燕市砂子塚726-3 |
|---|---|
| 設立 | 1973年11月 |
| 従業員数 | 44名(2026年3月現在) |
| 対応材質 | 鉄ベース(カーボンスチール、ステンレススチール)、特殊合金(ニッケル基、コバルト基)。低合金鋼から耐熱鋼まで。JIS・ASTM・AMS規格、指定の特殊材 |
| サイズ・重量 | 大型ロストワックス製品は最大600mm・60kg(事業案内)。大型部品・熱処理治具は最大2000mm |
| 最小ロット | 1個からの多品種少量生産も可能(3D模型と金型から作るロストワックス) |
| 金型なし試作 | 記載なし(3Dプリンタは製品モデルの確認に使用) |
| 納期の目安 | 「ご希望によりお客様のご要望にお答えいたします」(日数の記載なし) |
| 後加工 | 熱処理、表面仕上(酸洗・ブラスト・メッキ・黒染・塗装)、非破壊検査、気密検査(リークテスト)、素材の加工完成まで |
| 品質規格 | 記載なし |
| 価格の記載 | 金額の記載なし(初期費用の金型製作費と製品製作費が必要と説明) |
| 公式サイト | https://niigata-cast.co.jp/ |
まとめ
新潟精密鋳造株式会社のロストワックス 精密鋳造について、公式サイトの記載をもとに整理しました。条件は案件ごとに異なるため、公式サイトから直接お問い合わせください。用途別のおすすめは3選ページでも紹介しています。
新潟精密鋳造株式会社が登場する記事
- ロストワックスの金型費と費用の内訳|金型なし試作と量産金型の使い分け · ロストワックス精密鋳造の費用を、金型費と製品費に分けて解説します。金型費を公開している例、3Dプリント模型で金型費をなくす試作、金型が長く使える理由、一体化によるコストダウンの事例、見積の比べ方まで、掲載16社の公式情報から整理しました。
- 精密鋳造の材質の選び方|ステンレス・耐熱鋼・超合金・チタン・アルミ・銅合金と対応する会社 · ロストワックス精密鋳造で使える材質を、ステンレス鋳鋼、耐熱鋼、ニッケル基・コバルト基の耐熱合金、チタン合金、アルミ合金、銅合金に分けて整理しました。記号の読み方、真空溶解が要る材質、鋳造材と鋼材の性質の違い、材質を決めるときに伝えることまで、掲載16社の公式情報でまとめています。
- ロストワックス(インベストメント鋳造)の仕組みと種類|工程・ソリッドモールド・3Dプリント模型の違い【2026年版】 · ロストワックス精密鋳造の工程を金型からワックス模型、セラミックの鋳型、鋳込み、仕上げまで順に解説します。インベストメント鋳造の分類、砂型鋳造との違い、3Dプリント模型で金型を使わない方法、中子と真空溶解まで、掲載16社の公式情報から整理しました。
- 航空宇宙・ガスタービンの耐熱合金を精密鋳造する|JIS Q 9100・Nadcapを持つ会社の選び方 · ジェットエンジンや発電用ガスタービンの部品を精密鋳造で調達したい人向けに、JIS Q 9100とNadcapを公式に挙げる3社の比較、耐熱合金の種類と鋳造できる会社、一方向凝固・単結晶・中空翼、航空機のアルミ・マグネシウム部品、認証の範囲の読み方を公式サイトの記載から整理します。
- 大物・重量品と熱処理治具をロストワックスでつくる|サイズ上限と材質で選ぶ会社 · 大きな部品や重い部品、熱処理治具や炉内部品をロストワックスでつくりたい人向けに、各社が公開しているサイズ・重量の上限、熱処理治具の対応、大物で起きやすい課題、重量品の材質、大物の検査、見積前に決めることを公式サイトの記載から整理します。
- 鋳造から機械加工まで一貫で頼む|完成品で受け取れるロストワックスの会社 · ロストワックスの鋳造品を機械加工まで済ませた完成品で受け取りたい人向けに、社内で機械加工を行う会社の比較、削り代と加工範囲の考え方、熱処理・表面処理・検査の範囲、一貫発注のメリットと注意点、依頼書に書く項目を公式サイトの記載から整理します。
- ステンレス・耐熱鋼の部品をロストワックスで量産する|国内工場・数量・検査で選ぶ · ステンレス鋳鋼や耐熱鋼の部品をロストワックスで量産したい人向けに、対応する会社の比較、国内で鋳造するか海外工場も使うか、数量帯ごとの得意な会社、量産時の金型と検査、自動車部品の例、見積の確認項目を公式サイトの記載から整理します。
- 削り出し・溶接品をロストワックスに置き換える|一体化とコストダウンの公開事例 · 削り出しや溶接・組立でつくっている部品をロストワックス精密鋳造に置き換えたい人向けに、置き換えに向く部品の特徴、各社が公開している置き換え事例、工程の変わり方、注意点、数量と費用の考え方を公式サイトの記載から整理します。
参照元
- https://niigata-cast.co.jp/
- https://niigata-cast.co.jp/service/
- https://niigata-cast.co.jp/service/faq/
- https://niigata-cast.co.jp/service/flow/
- https://niigata-cast.co.jp/company/companyoutline/
※2026年10月4日時点の公式サイトの記載をもとに作成しています。掲載内容の訂正はこちら。