3比較ハブロストワックス・精密鋳造の会社
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ロストワックス・精密鋳造の会社 · 2026年10月時点

試作か量産か、加工までか。ロストワックス精密鋳造の会社3選

金型を起こす前に1個だけ試したいのか、ステンレスや耐熱鋼の部品を国内で量産したいのか、機械加工まで済ませた完成品で受け取りたいのか。ロストワックス(インベストメント鋳造)は、会社ごとに得意な材質、大きさ、数量、後工程がはっきり分かれます。自社で鋳造工場を持つ国内16社の公式サイトを調べ、目的ごとに最初に相談すべき3社を選びました。

イラストはイメージです(特定の製品ではありません)

編集部の結論

金型なしの試作ならキャステム、ステンレス・耐熱鋼の国内量産ならキングパーツ、機械加工まで一貫なら加藤製作所(カトメ)。

ロストワックス精密鋳造の会社は、試作の方法、材質と大きさ、後工程の範囲で選ぶ相手が変わります。順位ではなく、部品の材質と数量、どこまで仕上げて受け取りたいかを先に決めてから相談してください。16社のうち、金型なしの試作方法を公式に挙げているのは8社、JIS Q 9100を挙げているのは3社でした。同じ図面と数量で2~3社に見積を取り、金型費と製品単価を分けて比べるのが確実です。

編集部(16社の公式サイトを調査・2026年10月)

【目的別】ロストワックス精密鋳造の会社おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

金型をつくらずに、1個から試作したいなら

株式会社キャステム

デジタルキャストは「0円金型」で1個から。最短二週間の実例、量産のロストワックスも同じ会社で

  • 対応材質鉄系・ステンレス・耐熱鋼・アルミ・銅合金・Co合金
  • サイズ・重量~500mm角程度・数g~100kg程度
  • 最小ロット1個から(デジタルキャスト)
選んだ理由を読む

3Dプリンターでつくった樹脂模型を原型にするデジタルキャストで、金型が要らず1個から鋳造できる。材質は炭素鋼・工具鋼・各系統のステンレス・耐熱鋼SCH13/SCH21/SCH22・鋳鉄・アルミAC4C/AC7A/A6061/A7075(精鋳)・銅合金・ステライト12と幅広く、試作でも量産と同じ材質群から選べる。最短二週間で対応した実例がある。ロストワックスは累計3万型以上の実績で、500mm角程度・100kg程度まで。国内・海外の工場ともISO9001を取得。

  • デジタルキャスト: 3Dプリント樹脂模型を原型に、金型費不要で1個から
  • 最短二週間対応の実例(ロストワックスは生産図面確定後 最短3週間の実例)
  • 鉄系・ステンレス・耐熱鋼・アルミ・銅合金・Co合金まで公開、ISO9001

株式会社キャステムの公式サイトへ特徴・対応条件を見る

ステンレス・耐熱鋼の部品を、国内の工場で量産したいなら

キングパーツ株式会社

全工程を国内で。最少5個から月産42万個の実績、真空鋳造炉で耐熱合金まで100種類以上

  • 対応材質鉄系・ステンレス・耐熱鋼・超耐熱合金・アルミ・銅合金
  • サイズ・重量最大750×500×400mm
  • 最小ロット5個から
選んだ理由を読む

本社・鋳造工場は広島県福山市で、公式に「国内生産にこだわり、全ての工程を国内で対応」と書く。金型は100%自社生産で、最少5個からの小ロットと数十~数百個の中量生産が得意。月産実績は金型40~60型、生産数42万個、鋳鋼系の製品重量は月45.0t。材質はSCS13/SCS14/SCS16などのステンレス、耐熱鋼SCH13/SCH20、Inco713C/718/738(真空鋳造)、ステライト6などを含む100種類以上。最大750×500×400mm、最少肉厚0.8mm。

  • 金型・鋳造・機械加工を社内に持ち、全工程を国内で対応
  • 最少5個から、月産実績は生産数42万個・金型40~60型
  • ステンレス・耐熱鋼・超耐熱合金・アルミ・銅合金など100種類以上

キングパーツ株式会社の公式サイトへ特徴・対応条件を見る

鋳造から機械加工まで済ませた完成品で受け取りたいなら

株式会社加藤製作所(株式会社カトメ)

グループで「金型製作→精密鋳造→機械加工」を一貫。5軸MCを含め、汎用機込みで約200基の加工機・設備

  • 対応材質鉄系・ステンレス・耐熱鋼
  • サイズ・重量記載なし
  • 最小ロット記載なし
選んだ理由を読む

新潟市の加藤製作所と、1971年に精密鋳造(ロストワックス)専業となった工場を1981年に分離独立させたグループ会社カトメが連携し、「金型製作 → 精密鋳造 → 機械加工」の一貫生産体制をとる。カトメは高周波溶解炉(150kg・250kg各2基)やコーティング用ロボットシステム、光輝焼鈍炉を持ち、加藤製作所はマシニングセンタ・複合旋盤・多面同時5軸加工機・CNC3次元測定機などを持ち、汎用機も含めると約200基の加工機・設備があると書く。材質は鉄系・ステンレス系と耐熱鋼(SCH)。

  • 「金型製作 → 精密鋳造 → 機械加工」をグループで一貫
  • 汎用機を含め約200基の加工機・設備(5軸MC、複合旋盤、CNC3次元測定機)
  • 鉄系・ステンレス系・耐熱鋼(SCH)、X線検査・磁粉探傷

株式会社加藤製作所(株式会社カトメ)の公式サイトへ特徴・対応条件を見る

おすすめ3社の比較表

ロストワックス 精密鋳造 おすすめ3社の比較
会社対応材質サイズ・重量最小ロット金型なし試作後加工品質規格本社出典
株式会社キャステム鉄系・ステンレス・耐熱鋼・アルミ・銅合金・Co合金~500mm角程度・数g~100kg程度1個から(デジタルキャスト)あり(3Dプリント樹脂模型)機械加工は拠点工場、熱処理・表面処理は協力会社ISO9001広島県公式
2026-10-04確認
キングパーツ株式会社鉄系・ステンレス・耐熱鋼・超耐熱合金・アルミ・銅合金最大750×500×400mm5個から記載なし社内機械加工部門+協力工場ISO9001に準拠(認証の記載なし)広島県公式
2026-10-04確認
株式会社加藤製作所(株式会社カトメ)鉄系・ステンレス・耐熱鋼記載なし記載なし記載なし約200基の加工機で機械加工まで一貫記載なし新潟県公式
2026-10-04確認

※編集チーム調べ。各社公式サイトの記載をもとに作成(2026年10月調査時点)。「記載なし」は公式サイトに該当する記述が見つからなかった項目です。

ロストワックス精密鋳造の会社を選ぶ3つの基準と費用の目安

試作は「金型なし」に対応するかで分ける

ロストワックスは本来、ワックス模型をつくるための金型が要ります。試作の段階で金型を起こしたくないなら、3Dプリンターの樹脂模型や光造形模型を原型にする方法を公式に挙げている会社を選んでください。掲載16社のうち8社が、金型なしの試作方法を公式に挙げていました(キャステムのデジタルキャスト、日本プレシジョンキャスチングの1~5個程度の少量品、ハヤカワロストワックス、ヒノデキャスティング&メタルワークス、今西製作所、JUKI会津、IHIキャスティングス、ヨネダアドキャスト)。

材質と大きさで、得意な会社を絞る

ステンレスや炭素鋼はほとんどの会社が扱いますが、チタン合金やINCO713Cのような一部のニッケル基耐熱合金は真空中で溶かして鋳造します。真空溶解の設備を公式に挙げているのは、ハヤカワロストワックス、JUKI会津、キングパーツ、ヨネダアドキャスト、日本プレシジョンキャスチングなどです。ハステロイXやコバルト基合金は、ハヤカワロストワックスのように大気溶解で鋳造する会社もあります。大きさも、ヒノデキャスティング&メタルワークスの長さ250mm以下・3,000gまでから、日本プレシジョンキャスチングの最大長さ1,000mm程度、新潟精密鋳造の熱処理治具など大型部品の最大2000mm(同じ事業案内に、大型ロストワックス製品は最大600mm・60kgとの記載もあります)まで幅があります。図面の最大寸法と重さを最初に伝えると、対応できる会社が早く絞れます。

後工程と品質規格まで一社で済むかを確かめる

鋳造したままの素材で受け取ると、機械加工・熱処理・表面処理・検査を別に手配することになります。加藤製作所(カトメ)やキングパーツのように機械加工の部門を持つ会社と、熱処理や表面処理を協力会社と連携する会社があります。航空宇宙向けでは、JIS Q 9100を公式に挙げるのはハヤカワロストワックス、日本プレシジョンキャスチング、IHIキャスティングスの3社で、3社ともNadcapの認証も持っています。

費用の目安:金型費の例を公式に載せているのは1社

ロストワックスの費用は、初期の金型費と、1個ごとの製品費に分かれます(新潟精密鋳造は「金型製作費」と「製品製作費」と説明)。掲載16社のうち、金型費の金額を公式サイトに載せていたのはタカミの1社だけでした(2026年10月4日に確認)。

会社公式に載っている費用の記載前提・注記
株式会社タカミ金型費用の例 24万5千円(税別)。ロストワックスの金型はダイカスト金型の約1/3、プラスチック金型の約1/5写真の金型1型の例。製品単価の記載はなし
株式会社キャステムデジタルキャストは「0円金型」で金型費が不要3Dプリンターの樹脂模型を原型にする方法。製品費の記載はなし
ヒノデキャスティング&メタルワークス株式会社ワックスを3Dプリンターでつくる試作は、金型費用が無いため試作費を削減金額の記載はなし
妙中鉱業株式会社部品の一体化で約50%以上のコストダウンが可能(当社比)従来工法との比較。金額の記載はなし

費用を左右するのは、次のような要素です。

見積を比べるときは、金型費と製品単価を分けたうえで、素材のままか加工完成品か、検査の範囲はどこまでかをそろえてください。金型なしの試作は1個あたりが割高になりやすいので、量産で金型を起こした場合の単価もあわせて聞いておくと判断しやすくなります。

選定基準

2026年10月4日時点で検索「ロストワックス 精密鋳造 会社」「インベストメント鋳造 試作 1個から」「ロストワックス 精密鋳造 機械加工 一貫」等で表示された公式サイトから候補を拾い、公式サイト16社(商社・販売代理店、仲介・比較サイト、鋳造を海外の工場や協力工場だけで行い国内の自社鋳造工場を確認できない会社、ジュエリー・アクセサリー向けの鋳造業者、機械加工が主でロストワックス鋳造を自社で行う記載がない会社は除外)を調査し、①公式サイトにロストワックス(インベストメント)精密鋳造の記載と国内の自社工場の所在地がある ②対応材質・サイズや重量・寸法公差・最小ロット・試作方法・品質規格のうち2項目以上の記載がある ③工業部品向けの製品分野や事例の記載がある、の3点を満たす中から、金型なしで1個から試作、ステンレス・耐熱鋼の国内量産、機械加工まで一貫の用途別に3社を選定しています。

おすすめ3社を詳しく紹介

1株式会社キャステム

金型をつくらずに、1個から試作したいなら

デジタルキャストは「0円金型」で1個から。最短二週間の実例、量産のロストワックスも同じ会社で

おすすめの理由

3Dプリンターでつくった樹脂模型を原型にするデジタルキャストで、金型が要らず1個から鋳造できる。材質は炭素鋼・工具鋼・各系統のステンレス・耐熱鋼SCH13/SCH21/SCH22・鋳鉄・アルミAC4C/AC7A/A6061/A7075(精鋳)・銅合金・ステライト12と幅広く、試作でも量産と同じ材質群から選べる。最短二週間で対応した実例がある。ロストワックスは累計3万型以上の実績で、500mm角程度・100kg程度まで。国内・海外の工場ともISO9001を取得。

形状を何案か比べたい、同じ形で材質だけ変えて試したい、という開発初期の試作で最初に相談したい会社です。公式サイトは「複数形状検討時、各一個から金型無し鋳造で試作検証可能」「同一形状で各材質を変更し、試作検証可能」と提案例を挙げています。形が決まれば金型を起こし、通常のロストワックスへ移れます。切削加工品や溶接品をロストワックスに置き換えて除肉した事例も公開しています。

決め手

  • デジタルキャスト: 3Dプリント樹脂模型を原型に、金型費不要で1個から
  • 最短二週間対応の実例(ロストワックスは生産図面確定後 最短3週間の実例)
  • 鉄系・ステンレス・耐熱鋼・アルミ・銅合金・Co合金まで公開、ISO9001

向かない人

生産の9割以上は100%出資の海外工場と公式に書いています。国内生産にこだわるならキングパーツ、チタン合金や耐熱合金の真空鋳造ならJUKI会津やハヤカワロストワックスも比べてください。

特徴

  • デジタルキャスト: 3Dプリンターで樹脂模型を製作し原型にする。「0円金型」「金型不要で1個から鋳造可能」
  • デジタルキャストは金型製作不要のため「最短二週間対応」の実例
  • ロストワックス: 累計3万型以上の実績、中空・アンダーカット形状・ギア形状など複雑三次元形状が得意
  • 主力生産工場は24時間稼働、生産図面確定後「最短3週間対応の実例」
  • 生産の9割以上を100%出資の海外工場で製作。国内・海外工場ともISO9001取得
  • 各拠点工場で金型製作から素形材、機械加工まで対応。表面処理・熱処理・組立は協力会社との連携
  • 本社主要設備に高周波溶解炉、アルミ溶解炉、熱処理炉、高精度マシニングセンター、CNC三次元測定器、X線検査装置、CTスキャナー、3Dプリンター
  • 提案例: 複数形状検討時、各一個から金型無し鋳造で試作検証可能/同一形状で各材質を変更し試作検証可能/鋳造品での強度検証
  • 拠点工場が国内・タイ工場・フィリピン工場・コロンビア工場と複数あり、一工場依存でない
  • 金型製作後 半永久的に使用可能なため型更新費は不要
  • 事例: 切削加工品及び溶接組立品をロストワックスで一体化し、形状を最適化したサンプルを3Dプリンタで製作して実寸大で確認(SCS13、70×40×35)
  • 事例: LR共通部品の共有化で金型が一型、注文数が2倍となりロット纏めによるコストダウン。平面度が必要な底面に逃がし(凹)で加工時間短縮(S25C精鋳)
  • ご提案例の区分: 製法変更、一体化、除肉・軽量化

主な精密鋳造品

主な精密鋳造品種類備考
ロストワックス精密鋳造部品量産累計3万型以上、~500mm角程度
デジタルキャスト金型なし試作3Dプリント樹脂模型を原型、1個から
MIM部品金属粉末射出成形

製作事例・取引実績

  • 依頼企業の記載なし(製品: SCS13精鋳、132×100×87mm)|課題: レーザー・曲げ・切削加工・溶接と複数の工程で製作していた|実施: ロストワックス製法による一体化を提案し、対物との接触面を凸形状にして寸法管理範囲を減らした|成果: 工程間の管理の手間を省き、一体化による加工の削減と強度アップができたと掲載(数値の記載なし)|出典: https://www.castem.co.jp/works02/detail?id=1611
  • 依頼企業の記載なし(製品: S45C精鋳、90×70×31mm)|課題: 切削加工品として製作していた|実施: ロストワックス製法へ切り替え、不要箇所を除肉し加工面を削減|成果: 量産性の向上とリードタイム改善、軽量化による材料費削減、加工費の抑制と掲載(数値の記載なし)|出典: https://www.castem.co.jp/works02/detail?id=1612
  • 依頼企業の記載なし(製品: SCS13、84×36×36mm)|課題: 切削加工品として製作していた|実施: ロストワックス製法へ切り替え、肉厚を均一にして巣を対策し、凹(ニゲ)でバリを対策|成果: 量産性の向上とリードタイム改善、材料重量を100g以上削減する除肉でコストダウンと掲載|出典: https://www.castem.co.jp/works02/detail?id=1613

基本情報

所在地〒720-0004 広島県福山市御幸町大字中津原1808番地1
創業昭和45年2月7日
従業員数324名(2026年4月現在)
対応材質炭素鋼S25C/S45C、Cr-Mo鋼、Ni-Cr鋼、Ni-Cr-Mo鋼、工具鋼、ハイス鋼、ステンレス(オーステナイト系・マルテンサイト系・析出硬化系・フェライト系・二相系)、耐熱鋼SCH13/SCH21/SCH22、鋳鉄FC200/FCD500、アルミ合金AC4C/AC7A/A6061(精鋳)/A7075(精鋳)、銅合金、Co合金ステライト12
サイズ・重量~500mm角程度(最短1辺5mm程度、最長1辺700mm程度)、部分肉厚最小1mm程度、重量 数g程度~100kg程度
最小ロットデジタルキャスト: 1個から鋳造可能
金型なし試作デジタルキャスト(3Dプリンターの樹脂模型を原型、金型費が不要)
納期の目安デジタルキャスト 最短二週間対応の実例/ロストワックス 生産図面確定後 最短3週間対応の実例
寸法公差(並級)0〜10mm ±0.15、10〜25mm ±0.25、25〜50mm ±0.40、50〜75mm ±0.60、75〜100mm ±1.00、100〜125mm ±1.30、125mm〜 ±1.5%、角度 ±1.5°
後加工各拠点工場で機械加工まで対応。表面処理・熱処理・組立は協力会社との連携で一気通貫
品質規格ISO9001(国内・海外工場とも)
価格の記載金額の記載なし(自社での金型製作で他製法と比較し安価な金型費、デジタルキャストは金型費が不要と記載)

株式会社キャステムの公式サイトへ紹介ページを読む

※2026年10月4日時点の公式情報

2キングパーツ株式会社

ステンレス・耐熱鋼の部品を、国内の工場で量産したいなら

全工程を国内で。最少5個から月産42万個の実績、真空鋳造炉で耐熱合金まで100種類以上

おすすめの理由

本社・鋳造工場は広島県福山市で、公式に「国内生産にこだわり、全ての工程を国内で対応」と書く。金型は100%自社生産で、最少5個からの小ロットと数十~数百個の中量生産が得意。月産実績は金型40~60型、生産数42万個、鋳鋼系の製品重量は月45.0t。材質はSCS13/SCS14/SCS16などのステンレス、耐熱鋼SCH13/SCH20、Inco713C/718/738(真空鋳造)、ステライト6などを含む100種類以上。最大750×500×400mm、最少肉厚0.8mm。

ステンレスや耐熱鋼の部品を、試作の数個から量産まで同じ国内工場で続けたい場合の第一候補です。金型・鋳造・機械加工の部門を社内に持ち、初回試作は最短3weeksの実績があります。三次元座標測定機やX線探傷検査装置、蛍光浸透探傷装置などの検査設備も公開しています。製品分野は医療機器、半導体関連機械、工作機械、食品機械、航空機、防衛装備品などです。

決め手

  • 金型・鋳造・機械加工を社内に持ち、全工程を国内で対応
  • 最少5個から、月産実績は生産数42万個・金型40~60型
  • ステンレス・耐熱鋼・超耐熱合金・アルミ・銅合金など100種類以上

向かない人

ISO9001には「準拠」と書くものの認証取得の記載はなく、金型なし試作の記載もありません。1個だけの試作はキャステムやJUKI会津、航空宇宙の認証が条件ならハヤカワロストワックスや日本プレシジョンキャスチングが候補です。

特徴

  • 「国内生産にこだわり、全ての工程を国内で対応」。自社にロストワックス専用の金型製作、鋳造、機械加工の部門
  • 最少5個からの小ロット生産。金型を100%自社生産しイニシャルコストを抑える
  • 初回試作品 最短3weekの実績(金型・鋳造・加工完成までの社内一貫生産)
  • 鉄(合金鋼)・ステンレス・アルミ合金・銅合金など100種類以上の実績。耐熱鋼向けの真空鋳造炉を完備
  • 月産実績: 金型製作40~60型、生産数42万個、受注件数2500件。鋳鋼系45.0t/月
  • 最少サイズ5mm程度、最大サイズ750×500×400mm、最少肉厚0.8mm
  • 社内機械加工設備: 横型マシニングセンタ5台、立型マシニングセンタ7台、複合加工機ほか。主要協力工場30社
  • 鋳造生産設備: 高周波誘導炉 鉄系200Kg・150Kg×2・50Kg、銅系100Kg、るつぼ炉アルミ系200Kg×3、真空鋳造炉、WAX射出成形機80台、自動WAX射出成形機5台、全自動コーティングロボット関連設備
  • 検査・試験設備: 三次元座標測定機2台、CNC三次元座標測定機、X線探傷検査装置2台、蛍光浸透探傷装置、超音波探傷装置、真空型発光分析装置2台、ヘリウムリーク試験装置
  • 削り代は通常0.5mm程度。寸法精度が厳しい箇所に座を設けて切削範囲を削減。鋳肌のままボルトのザグリ穴などの加工を省ける
  • MIL・AMS規格材料: AMS4241 D357.0、A201.0、A356.0、A357.0、AMS5343 17-4PH(SUS630)、AMS5370 304L、AMS5338 4140
  • 主要取引業種: 一般産業機械、電子・電気・電力機械、工作機械、医療機器、車輌・航空機、計測機器、食品機器、防衛装備品
  • 品質保証体制: ISO9001の品質マネジメントに準拠し、金型製作・鋳造品製作・機械加工品の一貫生産体制下で検査設備・検査要員を充実。防衛装備関係部品の供給メーカーとして非破壊検査員に認定制度

主な精密鋳造品

主な精密鋳造品種類備考
ロストワックス精密鋳造部品素材・機械加工完成品最少5個から、最大750×500×400mm

製作事例・取引実績

  • 事例カテゴリ: 外観重要部品、薄肉・大物部品、複数部品一体化、フライス加工省略、一般機械部品、軽量化部品|出典: https://www.kingparts.co.jp/lostwax/products.php
  • 依頼企業の記載なし(削り出し部品)|課題: 削り出しでは材料の約80%を削り取る形状だった|実施: ロストワックスで最終形状に近い素材にし、削り代を通常0.5mm程度として必要な箇所だけ加工|成果: 加工時間の短縮と掲載(数値の記載なし)|出典: https://www.kingparts.co.jp/lostwax/costdown.php
  • 依頼企業の記載なし(組立部品)|課題: 4つの部品をネジ止め組立するため、各部品の取付面に高精度な加工が必要でコスト高だった|実施: ロストワックスで一体化|成果: 機械加工箇所の削減、部品管理費・組立工程の削減、集積誤差がなくなり精度が安定、ネジ止め部分の強度アップと掲載|出典: https://www.kingparts.co.jp/lostwax/costdown.php

基本情報

所在地本社・鋳造工場 〒720-0002 広島県福山市御幸町下岩成879-1
設立1964年(昭和39年) 10月 1日
従業員数317名
対応材質炭素鋼S25C/S45C、耐熱鋼SCH20/SCH13、SCM415/SCM440ほか低合金鋼、工具鋼、SUJ2、ステンレスSCS13/SCS14/SCS16/SCS1/SUS440C/SUS430/SCS24、アルミAC1B-T6/AC4C-T6/AC7A、銅合金(黄銅・高力黄銅・青銅・リン青銅・アルミ青銅)、ハステロイ-X、Inco713C/718/738(真空鋳造)、ステライト6、FSX-414、X-45、N-155、AMS規格材など
サイズ・重量最少サイズ5mm程度、最大750×500×400mm、最少肉厚0.8mm
最小ロット最少5個から。数十個~数百個の中量生産が得意
金型なし試作記載なし(金型は100%自社生産)
納期の目安初回試作品 最短3weekの実績
寸法公差(普通許容差)~10mm ±0.25、10~25mm ±0.3、25~50mm ±0.6、50~75mm ±0.8、75~100mm ±1.0、100~150mm ±1.3、152~200mm ±1.8、200mm~ ±1.5%、角度±1.5°/鋳肌3.2a~12.5a程度
後加工社内機械加工部門(横型MC5台・立型MC7台ほか)+主要協力工場30社。材質の説明に「各種熱処理や表面処理にも対応できます」と記載
品質規格ISO9001の品質マネジメントに準拠と記載(認証取得の記載はなし)。三次元座標測定機、X線探傷検査装置、蛍光浸透探傷装置などの検査設備を公開
価格の記載金額の記載なし(コストダウン実績30,000点と記載)

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※2026年10月4日時点の公式情報

3株式会社加藤製作所(株式会社カトメ)

鋳造から機械加工まで済ませた完成品で受け取りたいなら

グループで「金型製作→精密鋳造→機械加工」を一貫。5軸MCを含め、汎用機込みで約200基の加工機・設備

おすすめの理由

新潟市の加藤製作所と、1971年に精密鋳造(ロストワックス)専業となった工場を1981年に分離独立させたグループ会社カトメが連携し、「金型製作 → 精密鋳造 → 機械加工」の一貫生産体制をとる。カトメは高周波溶解炉(150kg・250kg各2基)やコーティング用ロボットシステム、光輝焼鈍炉を持ち、加藤製作所はマシニングセンタ・複合旋盤・多面同時5軸加工機・CNC3次元測定機などを持ち、汎用機も含めると約200基の加工機・設備があると書く。材質は鉄系・ステンレス系と耐熱鋼(SCH)。

鋳造した素材を別の加工会社に回す手間をなくし、精度が必要な部分まで仕上げた部品で受け取りたい人に向く会社です。鋳造と加工のグループが同じ新潟市内にあり、ロストワックス材の加工ノウハウを持つと書いています。主要取引先にブラザー工業、イーグル工業、JUKI、三菱電機名古屋製作所、ツガミを挙げています。

決め手

  • 「金型製作 → 精密鋳造 → 機械加工」をグループで一貫
  • 汎用機を含め約200基の加工機・設備(5軸MC、複合旋盤、CNC3次元測定機)
  • 鉄系・ステンレス系・耐熱鋼(SCH)、X線検査・磁粉探傷

向かない人

最大寸法、最小ロット、納期、認証は公式に記載がありません。アルミや銅合金はキャステムや鋳研工業、金型なし試作はキャステムやJUKI会津を比べてください。

特徴

  • グループ会社『株式会社カトメ』との連携により「金型製作 → 精密鋳造 → 機械加工」の一貫生産
  • NC加工機(マシニングセンタ・複合旋盤)・CNC3次元測定機など、汎用機も含めますと約200基の加工機・設備
  • カトメ設備: ワックス成形機14台、自動成形機5台、コーティング用ロボットシステム、焼成炉4基、高周波溶解炉150kg×2・250kg×2、光輝焼鈍炉2基。X線検査装置、発光分析装置、磁粉探傷装置
  • 加藤製作所設備: マザック VARIAXIS I-500(多面同時5軸縦型マシニングセンター)、横型マシニングセンター、Y軸付ミル付複合NC旋盤ほか
  • ロストワックス材は鉄系・ステンレス系を自社グループ(カトメ)で取り扱い。耐熱鋼(SCH)の取り扱いもあり
  • 1971年 庄瀬工場で精密鋳造(ロストワックス)専業として生産開始。1981年 株式会社カトメとして分離独立
  • ロストワックス精密鋳造後の、さらに精度の必要な部分に対して機械加工を行う様々なノウハウ
  • 平面度: ~25 0.2、25~50 0.4、50~100 0.6、100~150 0.8、150~ 個別の打ち合わせ

主な精密鋳造品

主な精密鋳造品種類備考
ロストワックス精密鋳造品+機械加工機械部品鉄・ステンレス
ロストワックス金型製作金型

製作事例・取引実績

  • 主要取引先(会社案内): ブラザー工業株式会社、イーグル工業株式会社、JUKI株式会社、三菱電機株式会社名古屋製作所、株式会社ツガミ|出典: https://www.kato-s.co.jp/company

基本情報

所在地株式会社加藤製作所 〒956-0101 新潟県新潟市秋葉区小須戸3848-1/株式会社カトメ 本社 〒950-1446 新潟県新潟市南区庄瀬350-1、小須戸工場 〒956-0114 新潟県新潟市秋葉区天ヶ沢700
設立1945年(昭和20年)(精密鋳造専業の生産開始は1971年)
対応材質鉄系・ステンレス系、耐熱鋼(SCH)
サイズ・重量記載なし。最小肉厚 鉄系1.0~2.0mm、ステンレス系0.7~1.5mm
最小ロット記載なし
金型なし試作記載なし
寸法公差(一般公差)0~10mm ±0.15、10~25mm ±0.25、25~50mm ±0.40、50~75mm ±0.50、75~100mm ±0.70、100mm以上 ±1%、角度 ±1°
後加工汎用機を含め約200基の加工機・設備(5軸MC・複合旋盤・ワイヤーカット・放電加工機ほか)で機械加工、CNC3次元測定
品質規格記載なし

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※2026年10月4日時点の公式情報

部品に合うロストワックスの会社を、無料で相談する

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ロストワックス精密鋳造の基礎知識

ロストワックスの仕組みとセラミックシェル・ソリッドモールドの違い、寸法公差と肉厚の目安、金型費の考え方、材質の選び方まで、図面を送る前に知っておきたいことをまとめています。

目的・部品別に探す

航空宇宙・ガスタービンの耐熱合金を精密鋳造する|JIS Q 9100・Nadcapを持つ会社の選び方

ジェットエンジンや発電用ガスタービンの部品を精密鋳造で調達したい人向けに、JIS Q 9100とNadcapを公式に挙げる3社の比較、耐熱合金の種類と鋳造できる会社、一方向凝固・単結晶・中空翼、航空機のアルミ・マグネシウム部品、認証の範囲の読み方を公式サイトの記載から整理します。

大物・重量品と熱処理治具をロストワックスでつくる|サイズ上限と材質で選ぶ会社

大きな部品や重い部品、熱処理治具や炉内部品をロストワックスでつくりたい人向けに、各社が公開しているサイズ・重量の上限、熱処理治具の対応、大物で起きやすい課題、重量品の材質、大物の検査、見積前に決めることを公式サイトの記載から整理します。

鋳造から機械加工まで一貫で頼む|完成品で受け取れるロストワックスの会社

ロストワックスの鋳造品を機械加工まで済ませた完成品で受け取りたい人向けに、社内で機械加工を行う会社の比較、削り代と加工範囲の考え方、熱処理・表面処理・検査の範囲、一貫発注のメリットと注意点、依頼書に書く項目を公式サイトの記載から整理します。

金型なしで1個から試作する|3Dプリント模型のロストワックスに対応する会社と進め方

金型を起こさずにロストワックスで1個から試作したい人向けに、3Dプリント模型や光造形模型を原型にする方法、対応する8社の比較、納期の実例、試作で確かめること、量産へ移るときの段取りを公式サイトの記載から整理します。

ステンレス・耐熱鋼の部品をロストワックスで量産する|国内工場・数量・検査で選ぶ

ステンレス鋳鋼や耐熱鋼の部品をロストワックスで量産したい人向けに、対応する会社の比較、国内で鋳造するか海外工場も使うか、数量帯ごとの得意な会社、量産時の金型と検査、自動車部品の例、見積の確認項目を公式サイトの記載から整理します。

削り出し・溶接品をロストワックスに置き換える|一体化とコストダウンの公開事例

削り出しや溶接・組立でつくっている部品をロストワックス精密鋳造に置き換えたい人向けに、置き換えに向く部品の特徴、各社が公開している置き換え事例、工程の変わり方、注意点、数量と費用の考え方を公式サイトの記載から整理します。

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ロストワックス 精密鋳造会社一覧【16社】

調査日時点で公式サイトにロストワックス(インベストメント)精密鋳造の記載と国内の自社工場の所在地を確認でき、対応材質・サイズや重量・寸法公差・最小ロット・試作方法・品質規格のうち2項目以上の記載があった会社を掲載しています。商社・販売代理店、仲介・比較サイト、鋳造を海外の工場や協力工場だけで行う会社、ジュエリー・アクセサリー向けの鋳造業者、機械加工が主の会社は一覧から外しています。

よくある質問

ロストワックス精密鋳造は1個から頼めますか?

頼める会社があります。キャステムのデジタルキャストは3Dプリンターの樹脂模型を原型にして金型なしで1個から鋳造でき、日本プレシジョンキャスチングは1~5個程度の少量品を金型なしで製品化できると書いています。JUKI会津、ハヤカワロストワックス、ヒノデキャスティング&メタルワークス、ヨネダアドキャストも、3Dプリント模型などで金型を使わない試作を公式に挙げています。

ロストワックスの金型費はいくらくらいですか?

形状で変わるため、金額を公式に載せている会社はほとんどありません。掲載16社ではタカミが金型費用の例として24万5千円(税別)を載せ、ダイカスト金型の約1/3、プラスチック金型の約1/5としています。試作だけならキャステムのデジタルキャストのように金型費が要らない方法もあります。

ロストワックスの寸法精度はどれくらいですか?

各社が公開している一般公差は、10~25mmの寸法で±0.25mm前後です。大きい寸法は比率で示され、ハヤカワロストワックスは100mm以上で±1%、日本プレシジョンキャスチングは200mm以上で±1.00%、キャステムは125mm以上で±1.5%としています。日本プレシジョンキャスチングやJUKI会津は、一般公差より厳しい特別公差も公開しています。それ以上の精度が必要な面は機械加工で仕上げます。

耐熱合金やチタン合金のロストワックスはどこに頼めますか?

真空溶解の設備を公式に挙げている会社が候補です。ハヤカワロストワックスはINCO713CやINCO718を真空鋳造溶解炉で、JUKI会津はチタン合金・耐熱合金・コバルト合金を真空鋳造で、ヨネダアドキャストは石灰るつぼの真空溶解でチタンやニッケル合金を鋳造します。キングパーツも真空鋳造炉でInco713C/718/738を扱います。

ロストワックスの納期はどれくらいですか?

公式に載っている実例では、キャステムのデジタルキャストが最短二週間、キャステムのロストワックスが生産図面確定後に最短3週間、キングパーツの初回試作が最短3weeksです。タカミはクランプ450個を12日間で完成させた事例を載せています。材質・数量・後加工で変わるので、見積時に確認してください。

公開 2026年10月4日