編集部の結論
PBFの試作を仕上げまで任せるなら東レ・プレシジョン、大型・肉盛りなら明楽、チタンの品質なら金属技研。
金属3Dプリントは方式によって作れる形と大きさが違うため、順位ではなく部品の条件で選んでください。共通の鉄則は、問い合わせの最初に材料・大きさ・後加工の要否・3Dデータの有無の4つを伝えることです。20社のうち1個からを明記していたのは5社、納期の数字を出していたのも一部でした。記載のない会社には、この2点を先に確かめてからデータを送ってください。
編集部(20社の公式サイトを調査・2026年10月)
【用途別】金属3Dプリントの受託造形おすすめ3選
PBFで1個の試作部品を、表面・内面の仕上げまで任せるなら
東レ・プレシジョン株式会社
EOS M290を3台、材料は15種類。造形後Ra20μmの面をRa0.5μmまで磨く2次加工を一貫
滋賀県大津市の精密加工会社で、2015年からEOS M290による受託造形を行っている。EOS M290を3台(250×250×H325mm)とTRUMPF TruPrint1000を2台(Φ100×H100mm)持ち、ステンレス、インコネル、タングステン、チタン、純タンタルなど15種類の材料を使える。1個から試作し、量産品にも対応すると記載している。
- EOS M290 3台・TruPrint1000 2台。2026年秋頃にEOS M400を導入予定
- 15種類の造形材料。タングステンや純タンタルも扱う
- 1個から試作。造形後の表面・内面研磨(Ra0.5μmの例)と精密洗浄まで一貫
- 造形方式L-PBF
- 材料SUS・Ti・IN718・W・Alなど15種
- 最大造形サイズ250×250×H325mm
大型部品や異種金属の肉盛り・補修をDEDで頼むなら
株式会社明楽
粉末DEDと五面加工機のハイブリッドで最大3000×1500×1100。造形から切削仕上げまで一台
三重県員弁郡東員町の金属加工会社で、DED方式(デポジション方式)の金属3Dプリンターで受託造形を行う。粉末DEDと五面加工機のハイブリッド機は最大造形サイズ3000×1500×1100(高さ)で、切削主軸を積んで積層造形と切削を複合で行える。材料はチタン合金、インコネル、ステンレス、マルエージング鋼、コバルトクロム合金、インバー材、アルミ合金。
- ハイブリッド機で最大3000×1500×1100、同時五軸DEDは200×200×200
- チタン合金・インコネル・ステンレス・マルエージング鋼・インバーなど7系統の材料
- 異種金属の造形、補修、ニアネットシェイプ造形。切削仕上げまで一貫
- 造形方式粉末DED
- 材料Ti・インコネル・SUS・Al・インバーほか
- 最大造形サイズ3000×1500×1100
チタンや耐熱合金を、内部の品質まで詰めて使うなら
金属技研株式会社
電子ビームとレーザーの2方式に、HIP処理と熱処理、Ra0.2の機械加工を一貫。最低1個から
東京都中野区に本社を置く金属加工会社で、熱処理やHIP処理を中核技術に持つ。金属積層造形では電子ビームとファイバーレーザーの2種類の造形機を持ち、Ti6Al4V・Inconel718・TiAlに対応する。造形エリアはレーザー機で最大275W×275L×420Hmm、Ti6Al4V専用機でΦ350×380Hmm。最低1個から対応すると記載している。
- 電子ビーム(EBM)とファイバーレーザーの2種類の造形機。Ti6Al4V専用機あり
- HIP処理で内部欠陥をつぶし、機械加工でRa0.2まで仕上げる
- 最低1個から。航空宇宙・医療機器向けの品質管理に対応
- 造形方式EB-PBF・L-PBF
- 材料Ti6Al4V・IN718・TiAl
- 最大造形サイズ275×275×420H/Φ350×380H
おすすめ3社の比較表
| 会社 | 造形方式 | 材料 | 最大造形サイズ | 後加工 | 最小ロット | 納期の目安 | 本社 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東レ・プレシジョン株式会社 | L-PBF | SUS・Ti・IN718・W・Alなど15種 | 250×250×H325mm | 研磨・洗浄まで一貫 | 1個 | 記載なし | 滋賀県 | 公式 2026-10-01確認 |
| 株式会社明楽 | 粉末DED | Ti・インコネル・SUS・Al・インバーほか | 3000×1500×1100 | 切削仕上げまで一貫 | 記載なし | 記載なし | 三重県 | 公式 2026-10-01確認 |
| 金属技研株式会社 | EB-PBF・L-PBF | Ti6Al4V・IN718・TiAl | 275×275×420H/Φ350×380H | HIP・熱処理・Ra0.2加工 | 1個 | 記載なし | 東京都 | 公式 2026-10-01確認 |
※編集チーム調べ。各社公式サイトの記載をもとに作成(2026年10月調査時点)。「記載なし」は公式サイトに該当する記述が見つからなかった項目です。
金属3Dプリントの受託先を選ぶ3つの基準
造形方式で、得意な形と大きさが変わる
今回の20社の多くは、粉末を敷いてレーザーなどで溶かすパウダーベッド方式(PBF)でした。細かい形状や中空・格子構造に向き、造形サイズは250mm角前後の会社が多く見られます。メートル級の大物や補修・肉盛りは、DED方式の明楽(最大3000×1500×1100)、JFEエンジニアリング鶴見製作所(φ1320×H1150)、フジ(φ500×400)が対象です。電子ビーム方式は日本積層造形と金属技研が持ち、伸和精工は造形後に焼結する方式(焼結後20%縮小)です。
材料は、会社ごとに扱える範囲がはっきり違う
ステンレス(SUS316L・SUS630)とアルミ(AlSi10Mg)は多くの会社が扱いますが、それ以外は差があります。ホワイトインパクトとライト製作所はアルミ専門で、フジはチタンとアルミ粉末を対応不可としています。チタンや耐熱合金は金属技研・東レ・プレシジョン・J・3D、タングステンや純タンタルは東レ・プレシジョン、100種以上の粉末実績は日本積層造形が挙げています。東金属産業のように、異金属混入を防ぐため材質ごとに装置を分けている会社もあります。
後加工をどこまで社内でやるかを確かめる
金属3Dプリントは、造形のままでは表面が粗く、サポート除去や熱処理が必要になることが多い工法です。東レ・プレシジョンはRa20μmからRa0.5μmへの研磨、金属技研はHIP処理とRa0.2の機械加工、ODECは精密切削の二次加工、KOEI TOOLは#3,000の鏡面磨きを自社で行うと書いています。1個からの対応を明記していたのは20社のうち5社だけで、納期の数字を出していたのも一部でした。3選は、方式・材料・後加工の3点を公式で確かめられる会社から選んでいます。
選定基準
2026年10月1日時点で検索「金属3Dプリント 受託」「金属3Dプリンター 受託造形」「金属AM 受託造形」「金属積層造形 受託」等で表示された公式サイト20社(金属3Dプリンターの装置メーカー・販売代理店、造形のマッチング・見積サイトの運営会社、金属材料の商社、グループ会社の案内ページは除外)を調査し、①公式サイトに金属3Dプリンターによる受託造形の記載がある ②造形方式・材料・造形サイズのいずれかの記載がある ③後加工・最小ロット・納期・見積方法のいずれかの記載がある、の3点を満たす中から、PBFで1個の試作を後加工まで任せる・大型やDEDの肉盛り・チタンや耐熱合金の品質まで詰めるの用途別に3社を選定しています。
おすすめ3社を詳しく紹介
1東レ・プレシジョン株式会社
PBFで1個の試作部品を、表面・内面の仕上げまで任せるなら
EOS M290を3台、材料は15種類。造形後Ra20μmの面をRa0.5μmまで磨く2次加工を一貫
おすすめの理由
滋賀県大津市の精密加工会社で、2015年からEOS M290による受託造形を行っている。EOS M290を3台(250×250×H325mm)とTRUMPF TruPrint1000を2台(Φ100×H100mm)持ち、ステンレス、インコネル、タングステン、チタン、純タンタルなど15種類の材料を使える。1個から試作し、量産品にも対応すると記載している。
流路やインペラのように、造形した部品をそのまま装置に組み込みたい試作で最初に相談すべき会社です。理由は、金属3Dプリンターの弱点である表面粗さを、自社の微細加工技術で仕上げる2次加工を一貫で行うと公式に書き、クローズドインペラでRa20μmからRa0.5μmへの仕上げ例を示しているからです。造形前には解析ソフトで熱ひずみを予測してモデルを補正し、半導体向けの精密洗浄にも対応します。2019年にJIS Q 9100を取得し、2022年にはJFEエンジニアリング鶴見製作所と業務提携してDED方式の造形ニーズにも応えるとしています。
決め手
- EOS M290 3台・TruPrint1000 2台。2026年秋頃にEOS M400を導入予定
- 15種類の造形材料。タングステンや純タンタルも扱う
- 1個から試作。造形後の表面・内面研磨(Ra0.5μmの例)と精密洗浄まで一貫
向かない人
納期と見積日数は公式に数字がありません。メートル級の大型や肉盛りなら明楽、チタン部品のHIP処理まで詰めるなら金属技研が向きます。
編集部評価
| 後加工の一貫 | ●●●●●5/5 |
|---|---|
| 大型・DED | ●●○○○2/5 |
| チタン・耐熱合金 | ●●●●○4/5 |
| 材料の幅 | ●●●●●5/5 |
| 数字の公開度 | ●●●●○4/5 |
※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。
特徴
- EOS M290 3台(造形エリア250×250×H325mm)、TRUMPF TruPrint1000 2台(Φ100×H100mm)
- 2026年秋頃、EOS M400(L-PBF方式)を1台導入予定
- ステンレス鋼、ステライト、インコネル、マルエージング、タングステン、アルミ、チタン、純タンタルなど15種類の造形材料
- 1個から試作対応。量産品対応も可能
- 造形〜精密な表面仕上げ等の2次加工まで一貫。クローズドインペラで造形後Ra20μm→仕上げ後Ra0.5μm
- 造形解析ソフト「Simufact Additive」で事前検証し、熱ひずみを補正
- 造形物の精密洗浄に対応。半導体産業など高い清浄度が求められる用途も可
- 品質に不安がある場合、原料の品質確認、造形品の品質確認、製造工程凍結など品質管理方法を顧客と協議して対応
- 2015年12月 EOS M290導入で受託開始、2019年 JIS Q 9100取得、2022年 JFEエンジニアリング鶴見製作所と業務提携
- 本社: 滋賀県大津市大江1丁目1-40
主な主な造形サービスと後加工
| 主な造形サービスと後加工 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| L-PBF受託造形 | PBF | 250×250×H325mm |
| 微細造形 | PBF | Φ100×H100mm |
| 表面・内面研磨などの2次加工 | 後加工 |
基本情報
| 所在地 | 〒520-2141 滋賀県大津市大江1丁目1-40 |
|---|---|
| 造形方式 | L-PBF(EOS M290、TRUMPF TruPrint1000) |
| 材料 | ステンレス、インコネル、マルエージング、タングステン、アルミ、チタン、純タンタルなど15種類 |
| 最大造形サイズ | 250×250×H325mm(EOS M290) |
| 精度の記載 | Ra20μm→Ra0.5μmの仕上げ例 |
| 後加工 | 表面・内面研磨、精密洗浄、検査 |
| 最小ロット | 1個から |
| 納期の目安 | 記載なし |
| 見積 | 記載なし |
| 3Dデータなし対応 | 記載なし |
| 価格の記載 | 記載なし(見積) |
2株式会社明楽
大型部品や異種金属の肉盛り・補修をDEDで頼むなら
粉末DEDと五面加工機のハイブリッドで最大3000×1500×1100。造形から切削仕上げまで一台
おすすめの理由
三重県員弁郡東員町の金属加工会社で、DED方式(デポジション方式)の金属3Dプリンターで受託造形を行う。粉末DEDと五面加工機のハイブリッド機は最大造形サイズ3000×1500×1100(高さ)で、切削主軸を積んで積層造形と切削を複合で行える。材料はチタン合金、インコネル、ステンレス、マルエージング鋼、コバルトクロム合金、インバー材、アルミ合金。
パウダーベッド方式の造形機に入らない大きな部品や、母材の一部にだけ別の金属を盛りたい部品で相談すべき会社です。推す理由は、造形できる大きさと材料を公式に具体的に示し、異種金属の造形や補修の自動化、ニアネットシェイプの素材への肉盛りといったDEDならではの使い方を事例で説明しているからです。母材SKD相当に刃先ハイス相当の粉末、母材SS材にインコネルといった組み合わせを例に挙げています。複合加工機やマシニングセンタも持ち、造形から機械加工の仕上げまで一貫して行います。
決め手
- ハイブリッド機で最大3000×1500×1100、同時五軸DEDは200×200×200
- チタン合金・インコネル・ステンレス・マルエージング鋼・インバーなど7系統の材料
- 異種金属の造形、補修、ニアネットシェイプ造形。切削仕上げまで一貫
向かない人
細かい形状の1個試作や中空の格子構造は、PBFの東レ・プレシジョンの方が向きます。最小ロットと納期の数字は公式に記載がありません。
編集部評価
| 後加工の一貫 | ●●●●○4/5 |
|---|---|
| 大型・DED | ●●●●●5/5 |
| チタン・耐熱合金 | ●●●●○4/5 |
| 材料の幅 | ●●●●○4/5 |
| 数字の公開度 | ●●●●○4/5 |
※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。
特徴
- DED方式(デポジション方式)の金属3Dプリンターによる受託造形
- 粉末DED方式と五面加工機のハイブリッド機: 最大造形サイズ3000×1500×1100(高さ)、積層造形と切削の複合加工が可能
- 傾斜CNC円テーブル: 最大造形サイズΦ750×高さ500、Φ640×高さ600
- 同時五軸対応の粉末DED: 最大造形サイズ200×200×200
- 造形材料: チタン合金、インコネル、ステンレス、マルエージング鋼、コバルトクロム合金、インバー材、アルミ合金
- 異種金属の造形(例: 母材SKD相当に刃先ハイス相当粉末、母材SS材にインコネルやマルエージング鋼)
- 補修工程をDEDの自動積層に置き換え、大型部品造形、ニアネットシェイプ造形
- DED方式は造形エリアの制約が少なく、PBF方式では難しい大型部品の造形が可能
- 異種金属の例にLTX粉末と銅合金粉末の混合。基本形状をベースにフランジ部分を造形し鋳造型を必要最低限に
- 複合加工機・五面加工機・マシニングセンタを保有し、造形から機械加工の仕上げまで一貫
- 所在地: 三重県員弁郡東員町大字筑紫265
- ハイブリッド機はLAMDA2000(レーザー最大6kW)。同じ段取りで加工するときは2000×1500×1100。同時五軸機はLAMDA200(最大2kW)
- 受託の流れ: 積層→応力除去→ワイヤーカット→切削加工→穴あけ→表面処理
主な主な造形サービスと後加工
| 主な造形サービスと後加工 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 粉末DED受託造形 | DED | 最大3000×1500×1100 |
| 異種金属造形・補修 | DED | |
| 機械加工による仕上げ | 後加工 |
基本情報
| 所在地 | 〒511-0253 三重県員弁郡東員町大字筑紫265 |
|---|---|
| 造形方式 | 粉末DED(五面加工機ハイブリッド、同時五軸) |
| 材料 | チタン合金、インコネル、ステンレス、マルエージング鋼、コバルトクロム、インバー、アルミ合金 |
| 最大造形サイズ | 3000×1500×1100(ハイブリッド機) |
| 精度の記載 | 記載なし |
| 後加工 | 応力除去、ワイヤーカット、切削仕上げ・穴あけ、表面処理(複合加工機・五面加工機・MC) |
| 最小ロット | 記載なし |
| 納期の目安 | 記載なし |
| 見積 | 記載なし(見積依頼フォーム) |
| 3Dデータなし対応 | 記載なし |
| 価格の記載 | 記載なし |
3金属技研株式会社
チタンや耐熱合金を、内部の品質まで詰めて使うなら
電子ビームとレーザーの2方式に、HIP処理と熱処理、Ra0.2の機械加工を一貫。最低1個から
おすすめの理由
東京都中野区に本社を置く金属加工会社で、熱処理やHIP処理を中核技術に持つ。金属積層造形では電子ビームとファイバーレーザーの2種類の造形機を持ち、Ti6Al4V・Inconel718・TiAlに対応する。造形エリアはレーザー機で最大275W×275L×420Hmm、Ti6Al4V専用機でΦ350×380Hmm。最低1個から対応すると記載している。
チタンの構造部品や耐熱合金のブレードなど、強度や疲労を気にする部品を造形で作りたい場合に相談すべき会社です。理由は、造形体の内部欠陥をHIP処理でつぶす工程と、造形ままの粗い面(Ra25やRa11)を機械加工でRa0.2まで仕上げる工程を、事前検証から検査まで一貫で行うと公式に書いているからです。航空宇宙向けや医療機器向けの品質管理に沿った部品の提供もうたっています。事例では、ある部品1個を従来の90万円・13日から、積層造形で30万円・4日にした比較を載せています(税表記なし)。
決め手
- 電子ビーム(EBM)とファイバーレーザーの2種類の造形機。Ti6Al4V専用機あり
- HIP処理で内部欠陥をつぶし、機械加工でRa0.2まで仕上げる
- 最低1個から。航空宇宙・医療機器向けの品質管理に対応
向かない人
対応材料はチタン系とインコネル718が中心です。アルミやステンレスの試作なら東レ・プレシジョン、大型の肉盛りなら明楽が向きます。
編集部評価
| 後加工の一貫 | ●●●●●5/5 |
|---|---|
| 大型・DED | ●●○○○2/5 |
| チタン・耐熱合金 | ●●●●●5/5 |
| 材料の幅 | ●●○○○2/5 |
| 数字の公開度 | ●●●●○4/5 |
※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。
特徴
- 電子ビームとファイバーレーザーの2種類の造形機を所有し、用途に適した造形機を提案
- レーザー: Ti6Al4V・Inconel718、造形エリア250W×250L×325H/275W×275L×420H(mm)
- 電子ビーム: Ti6Al4V・TiAl、200W×200L×350H(Ti6Al4V)。Ti6Al4V専用機Φ350×380H
- 最低1個からの対応が可能
- 事前検証、造形、熱処理、仕上げ加工、検査まで一貫生産
- 造形まま面粗度Ra25(EBM)・Ra11(SLM)を、機械加工でRa0.2に
- HIP処理を積層造形の後工程に併用して造形体内部の欠陥をつぶす。造形直後のTi-6Al-4V材で約10μm程度の内部欠陥を確認した例
- 航空宇宙向け・医療機器向けの品質管理された積層造形部品を提供
- 事例: 部品1個 従来90万円/13日 → 積層造形30万円/4日(税表記なし)
- 本社: 東京都中野区本町1-32-2
主な主な造形サービスと後加工
| 主な造形サービスと後加工 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| 金属積層造形(EBM・レーザー) | PBF | 最大Φ350×380H |
| HIP処理・熱処理 | 後加工 | |
| 機械加工(Ra0.2) | 後加工 |
基本情報
| 所在地 | 〒164-8721 東京都中野区本町1-32-2 |
|---|---|
| 造形方式 | EB-PBF(電子ビーム)とL-PBF(ファイバーレーザー) |
| 材料 | Ti6Al4V、Inconel718、TiAl |
| 最大造形サイズ | 275W×275L×420H(レーザー)、Φ350×380H(Ti6Al4V専用機) |
| 精度の記載 | 機械加工でRa0.2 |
| 後加工 | HIP処理、熱処理、機械加工、検査 |
| 最小ロット | 1個から |
| 納期の目安 | 記載なし(事例で4日) |
| 見積 | 記載なし |
| 3Dデータなし対応 | 記載なし |
| 価格の記載 | 事例で金額比較を掲載(税表記なし) |
自社の部品に合う金属3Dプリントの受託先を、無料で相談する
部品の材料・おおよその大きさ・必要な精度と表面粗さ、数量と希望納期、3Dデータの有無(3D CAD・2D図面・現物)、熱処理や切削仕上げの要否を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載会社へ匿名で概要を伝え、見積の窓口をおつなぎします。費用はかかりません。
金属3Dプリント受託の基礎知識
PBF・DED・電子ビームの違いから、材料の選び方、設計のルールと精度、後加工と費用の考え方まで、3Dデータを送る前に押さえておきたいことをまとめています。
- 金属3Dプリントの設計ルールと精度|寸法公差・最小肉厚・サポート・熱ひずみを受託各社の公開値で確認【2026年版】金属3Dプリントは自由な形を作れる一方、寸法の精度や薄さ、サポートの付け方には決まりがあります。掲載各社が公式に出している寸法公差、積層厚、最小肉厚、サポートや熱ひずみへの対策を整理し、データを作るときの注意点をまとめました。
- 金属3Dプリントの材料の選び方|SUS316L・チタン・アルミ・インコネル・マルエージング鋼と対応する受託先【2026年版】金属3Dプリントで使える材料は、受託の会社と装置によって決まります。SUS316L・SUS630・チタン・アルミ・インコネル・マルエージング鋼・銅などについて、掲載各社が公式に挙げている対応状況と、選ぶときの考え方を整理しました。
- 金属3Dプリントの方式の違い|PBF・電子ビーム・DED・焼結型を、受託各社の設備で比べる【2026年版】金属3Dプリント(金属AM)には、粉末を敷いて溶かすPBF、電子ビームで溶かす方式、粉末やワイヤーを盛るDED、造形後に焼結する方式などがあります。掲載各社が公式に出している設備と説明をもとに、方式ごとの得意・不得意を整理しました。
- 金属3Dプリントの後加工と費用|熱処理・HIP・切削・研磨と、料金の目安を公開している受託先【2026年版】金属3Dプリントの部品は、造形のあとに熱処理・サポート除去・切削・研磨などの後加工が必要になることがほとんどです。掲載各社が公式に出している後加工の範囲と、料金や見積の目安を整理しました。
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アルミの金属3Dプリントを頼む|アルミ専門の受託先、大型造形、異材混入対策で選ぶ【2026年版】
軽量化や熱交換部品のためにアルミ(AlSi10Mgなど)で金属3Dプリントを頼みたいときの受託先を、アルミ専門かどうか、造形できる大きさ、後加工、日数で整理しました。アルミを扱わない会社もあわせて紹介します。
大型部品・肉盛り・補修を金属3Dプリントで頼む|DEDと大型PBFの受託先を造形サイズで比べる【2026年版】
パウダーベッド方式の装置に入らない大きな部品や、既存の部品への肉盛り・形状追加・補修を金属3Dプリントで頼みたいときの受託先を、DEDの設備と大型PBFの造形サイズで整理しました。
金型の冷却水路入子を金属3Dプリントで作る|マルエージング鋼・SKD61、鏡面磨き、補修まで対応する受託先【2026年版】
射出成形やダイカストの金型に、3次元の冷却水路を通した入子を金属3Dプリントで作りたいときの受託先を、材料、設計の支援、仕上げ、補修の対応で整理しました。
3Dデータや図面がない金属部品を3Dプリントで作り直す|現物スキャン・2D図面からのデータ作成に対応する受託先【2026年版】
生産終了で手に入らない部品や、図面が残っていない部品を金属3Dプリントで作り直したいときの受託先を、現物スキャン(リバースエンジニアリング)や2D図面・ポンチ絵からの3Dデータ作成への対応で整理しました。
金属3Dプリントで1個の試作を急ぐ|最短2〜3日・3日・5営業日の受託先と、日数を縮める条件【2026年版】
金属3Dプリントで試作部品を1個だけ、できるだけ早く手に入れたいときに頼める受託先を、公式に出している最短の日数と1個からの対応で整理しました。造形時間の考え方や、日数を縮めるための準備もまとめています。
チタン・インコネルを金属3Dプリントで造形する|HIP・電子ビーム・品質管理まで対応する受託先【2026年版】
チタン(Ti6Al4V・純チタン)やインコネル(718・625)など、切削では加工しにくい材料を金属3Dプリントで造形したいときの受託先を、対応する方式・装置・後処理・品質管理で整理しました。
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- 金属3Dプリントで1個の試作を急ぐ|最短2〜3日・3日・5営業日の受託先と、日数を縮める条件【2026年版】用途別 · 金属3Dプリントで試作部品を1個だけ、できるだけ早く手に入れたいときに頼める受託先を、公式に出している最短の日数と1個からの対応で整理しました。造形時間の考え方や、日数を縮めるための準備もまとめています。2026年10月1日
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金属3Dプリント 受託会社一覧【20社】
調査日時点で、公式サイトに金属3Dプリンターによる受託造形の記載を確認できた会社を掲載しています。金属3Dプリンターの装置メーカー・販売代理店、造形のマッチング・見積サイトの運営会社、金属材料の商社、グループ会社の案内ページ、金属造形の方式・材料・サイズが公式で確認できなかった会社は一覧から外しています。
- 株式会社ACR小さなSUS部品を精細に
- 株式会社有我工業所都内でSUS・アルミのAM
- 東金属産業株式会社大型アルミと熱処理込みに
- 中央可鍛工業株式会社インコネルを熱処理込みで
- 株式会社フジ金型の補修・付加造形に
- 伊福精密株式会社料金の目安を先に知りたい
- 株式会社J・3DEOS機で1個を早く
- 日本積層造形株式会社大型・新材料の金属AMに
- JFEエンジニアリング株式会社 鶴見製作所メートル級のDED造形に
- 金属技研株式会社チタン部品の内部品質まで
- KOEI TOOL株式会社冷却水路付き入子に
- 株式会社明楽大型・異種金属・補修に
- 株式会社日本マイクロMIMホールディングス微小金属部品の試作に
- 株式会社ODEC造形+切削仕上げを一社で
- オリックス・レンテック株式会社造形記録付きで出力
- 株式会社ライト製作所大きめのアルミ造形に
- 株式会社伸和精工工具鋼・銅を低コストで
- SOLIZE PARTNERS株式会社解析から相談する金属AM
- 東レ・プレシジョン株式会社造形後の仕上げまで任せる
- 株式会社ホワイトインパクトアルミの複雑形状に
目的別のほかの比較
- 切削加工の試作・小ロット金属の小物を数日で1個だけ欲しいのか、PEEKやPOMなど樹脂の部品を急ぐのか、チタンやインコネルをミクロン単位で削りたいのか。マシニングや旋盤による切削の試作は、材質と精度で頼むべき会社が変わります。国内27社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
- 軽金属鋳造の試作量産と同じダイカスト材で評価したいのか、大物や複雑形状を砂型で作りたいのか、まず1個を数日で見たいのか。アルミ・マグネシウムの鋳造試作は、工法(石膏・砂型・簡易金型・ロストワックス・金属3Dプリント)で納期も精度も費用も変わります。国内34社の公式サイトを調べ、目的ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
- バリ取り機板金か、鋳物か、小物の大量処理か。バリ取り機は方式ごとに得意なワークがはっきり分かれます。国内メーカー33社の公式サイトを調べ、発注担当者が最初に検討すべき3社を用途別に選びました。
- 金属のレーザー加工の受託ステンレスの薄板を1個だけきれいに切りたいのか、40mm近い鋼板を大板から切り出したいのか、レーザーで溶接や穴あけができるかを試したいのか。金属のレーザー加工は、加工の種類と板厚で頼むべき会社が変わります。国内27社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。
よくある質問
金属3Dプリントの受託造形は1個から頼めますか?
頼める会社があります。今回調査した20社のうち、1個からの対応を公式に明記していたのは東レ・プレシジョン(1個から試作対応)、J・3D(一個から注文可能)、金属技研(最低1個から)、東金属産業(1個の試作開発にも対応)、日本マイクロMIMホールディングス(微小部品を1品から)の5社です。ほかの会社も小ロットの試作を受けていますが、最小ロットの記載がないため問い合わせで確かめてください。
金属3Dプリントの受託は最短で何日でできますか?
公式の表記では、東金属産業が最短2〜3日での納品も可能、J・3Dが最短3日・最長2週間、ホワイトインパクトが5営業日(50mm角のメッシュで、発注の2週間前までにデータを受けて造形確認ができている場合)、伸和精工がデータ入手後7〜10日、ライト製作所が最短10日です。造形時間は大きさと材料で大きく変わり、ホワイトインパクトはEOS社提供の例として240×240×290mmの造形に927時間かかった数字を載せています。
金属3Dプリントで造形できる大きさはどれくらいですか?
パウダーベッド方式では、J・3D(XY250mm・Z250mm)や東レ・プレシジョン(250×250×H325mm)のように250mm角前後が多く、大型機では日本積層造形のConcept Laser X-Line(800×400×500mm)や東金属産業のアルミ(600×600×500)があります。DED方式では明楽が最大3000×1500×1100、JFEエンジニアリング鶴見製作所がφ1320×H1150です。
3Dデータがなくても金属3Dプリントを頼めますか?
会社によります。J・3Dは見積に3DCADデータが必要で、写真やPDFだけでは見積できないとしていますが、2次元図面からの3Dデータ作成や現物スキャンにも対応します。KOEI TOOLは2D図面やイメージ図から3Dモデルを設計し、伸和精工は手書きのポンチ絵から別料金でデータを作ります。伊福精密は2D図面からの3Dデータ化を受けていません(現物のレーザースキャンは可)。
金属3Dプリントの費用はどうやって決まりますか?
造形時間や体積、材料で決まるのが一般的で、公式に目安を出している会社は少数です。伊福精密は素材料金(SUS316Lが1Kg=26,000円など)と造形料金(造形形状1c㎥=600円、1時間=12,000円)の例を公開しています(素材単価は2018年のレートと注記、税表記なし)。日本積層造形は3DデータをWebにアップして概算見積を出すシミュレーションを用意しています。