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予実管理システムと会計ソフトの連携方式|API・ファイル取込・他システム連携の違い【2026年版】

予実管理の実績は、会計ソフトからどう取り込むかで手間が大きく変わります。API連携、ファイルのアップロード、ERPやSFAからの取込など、掲載サービスの公式表記をもとに方式を整理しました。

公開 2026年10月1日

予算を作っても、毎月の実績を手で貼り付けていては予実管理は続きません。実績の取り込み方は、システム選びの大事なポイントです。

この記事では、掲載サービスが公式に書いている連携の方式を、種類ごとに整理します。

実績の取り込み方は3種類

会計の実績をシステムに入れる方法は、大きく3つに分かれます。どれを使うかで、月次の作業時間と数字の鮮度が変わります。

方式仕組み掲載サービスの例
API連携会計ソフトとシステムを直接つなぎ、仕訳データを取り込むManageboard、Diggle(オプション)
ファイル取込会計ソフトから出力したデータをアップロードするbixid、Diggle(エクセル・CSVの自動変換)
同じ会社の会計と一体同じシリーズの仕訳作成ツールのデータを使うYOJiTSU(KiCHOとの連携)

API連携は自動で取り込める一方、対応している会計ソフトが限られます。まず自社の会計ソフトが対応先に入っているかを確かめてください。

会計ソフトの名前を挙げているサービス

対応する会計ソフトの名前を公式に書いているサービスは多くありません。名前が出ているものをまとめます。

  • Manageboard: FAQでAPI連携の相手としてマネーフォワードクラウド会計、freee会計、勘定奉行クラウドを挙げている
  • bixid: freee会計×bixid、勘定奉行×bixidの案内ページがある
  • YOJiTSU: 全ての会計ソフトと連動すると記載し、会計事務所が扱う会計データをもとに予実管理を行う

名前が出ていないサービスでも、ファイル取込で対応できる場合があります。使っている会計ソフトの名前を伝えて、取り込みのデモを見せてもらうのが確実です。

会計以外のデータもつなぐ

予実管理で見たい数字は、会計の仕訳だけではありません。売上の見込や人員、KPIなど、他のシステムのデータもつなぐと分析の幅が広がります。

サービス会計以外につなぐデータ(公式記載)
DiggleERP、SFA、販売管理などの各種システムから出力したデータ
Loglass会計・販売・原価・SFA/CRMのデータ
Scale Cloud会計データや業務システムを連携し、PLとKPIをつなぐ
Workday Adaptive PlanningあらゆるERPや勘定元帳、データソースと連携
SAP Analytics CloudSAP S/4HANA、SAP BW/4HANA、SQL、OData、Google BigQueryなど

接続先が多い製品ほど、最初の設定に時間がかかります。最初の段階では会計の実績だけをつなぎ、慣れてから他のデータを足す進め方も選べます。

グループ会社の会計をそろえる

子会社がそれぞれ違う会計ソフトを使っていると、実績をそろえるだけで大仕事になります。この課題に触れているサービスがあります。

  • BizForecast BC: 言語・通貨・会計基準・会計システムが異なる国内外のグループ各社の経営情報を一元管理
  • STRAVIS: 企業グループ内のデータを集める、積み上げる、見せるをワンパッケージで提供
  • Scale Cloud: 子会社ごとに異なるフォーマットや定義を整理し、グループ全体で比較
  • fusion_place: グループ会社の基幹システムと接続し、連結管理システムと連携して伝票明細までドリルダウン

グループで使うときは、科目の対応表を誰が作り、誰が更新するかを決めておく必要があります。システムが自動でそろえてくれる範囲と、人が決める範囲を分けて聞いてください。

スプレッドシートとの連携

実績だけでなく、予算そのものや非財務の数字をスプレッドシートで集めている会社も多いはずです。スプレッドシートとのつなぎ方を公式に書いているサービスをまとめます。

サービススプレッドシートとの連携(公式記載)
LoglassGoogle SpreadsheetとAPI連携し、Web上でワンクリック提出
ManageboardGoogleスプレッドシートの拡張機能で予算データや非財務の実績データを取込
SactonaGoogleスプレッドシート対応と記載
STRAVISExcel連携ツールでSTRAVISとExcelの入出力をリアルタイムに実現

スプレッドシートからの取り込みは、SFAやCRMの数字を簡単に足したいときにも使えます。システム同士を直接つなぐ前の、つなぎの手段として考えるとよいでしょう。

非財務の数字やKPIを一緒に見る

人数、受注件数、商談数などの非財務の数字は、会計ソフトには入っていません。こうした数字を予算とつなげて見たいなら、取り込みの機能を確かめてください。

  • Scale Cloud: 財務データと事業KPIをつなぎ、PLおよびKPIの計画・実績・見込データのインポートを支援
  • Manageboard: 財務三表連動に加え、KPI管理の機能を料金表に載せている
  • bixid: 財務情報と非財務情報(KPI)を合わせたレポートを作り、財務と紐づけた項目は会計データの取込で自動反映
  • Diggle: 財務指標も非財務指標もまとめて可視化したい企業向けにスタンダードプランを案内

KPIは部門ごとに定義が違いがちです。取り込む前に、数字の定義と集計のタイミングを部門とそろえておくと、予実の比較が意味のあるものになります。

連携の設定で確かめたいこと

連携は、つながるかどうかだけでなく、運用の細かい点で差が出ます。デモや打ち合わせで次の点を確かめてください。

  1. 取り込みは自動か、毎月の手動操作が必要か
  2. 部門や補助科目の情報まで取り込めるか
  3. 取り込んだ実績から仕訳の明細までたどれるか
  4. 会計側の修正が、予実管理側にいつ反映されるか
  5. 連携が有料オプションかどうか

明細までたどれる機能は、Manageboardが会計ソフトを参照せずに明細までドリルダウンできると書いているように、差異の原因を探すときに役立ちます。経営会議で内訳を聞かれる会社は、ここを重く見てください。

連携方式ごとの向き不向き

最後に、方式ごとに向く会社をまとめます。会計ソフトの種類と、実績を見たい頻度で選ぶのが基本です。

方式向く会社注意点
API連携クラウド会計を使い、実績を早く見たい会社対応する会計ソフトが限られる
ファイル取込オンプレミスの会計ソフトや複数の会計ソフトを使う会社毎月のアップロード作業が残る
同シリーズ一体仕訳作成からまとめて入れ替える会社会計の周りのツールもそのシリーズにそろえることが前提

どの方式でも、勘定科目と部門の対応を最初に整えることが前提になります。ここが崩れていると、つないだ後の予実が合わなくなるので、導入支援で一緒に整理してもらってください。

この記事に出てくるサービス

参照元

よくある質問

freee会計とつなげられる予実管理システムはありますか?

ManageboardはFAQでfreee会計とのAPI連携を挙げ、bixidはfreee会計との組み合わせを紹介するページがあります。

API連携とファイル取込は、どちらがよいですか?

クラウド会計で実績を早く見たいならAPI連携、複数の会計ソフトやオンプレミスの会計ソフトを使うならファイル取込が合わせやすいです。Diggleでは会計サービスとのAPI連携がオプション費用です。

子会社ごとに会計ソフトが違っても使えますか?

BizForecast BCは会計システムの異なるグループ各社の経営情報を一元管理すると説明しています。Scale Cloudも子会社ごとに異なるフォーマットや定義を整理するとしています。

【目的別】予実管理システムおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

部門のExcel提出はそのままに、全社の予算・見込・実績をシステムで一元化するなら

Loglass(株式会社ログラス)

自社フォーマットのExcel・Googleスプレッドシートで予算を回収し、約2ヶ月の伴走で立ち上げる

予算策定では、自社フォーマットのExcelやGoogle Spreadsheetのファイルをそのまま連携でき、部門ごとの提出用ファイルを自動で作って送り、提出されたデータを全体予算に統合すると公式に記載。提出履歴はバージョンごとの差分をハイライト。導入支援は導入プロジェクト約1ヶ月+運用テスト約1ヶ月の約2ヶ月を標準的な目安としている。

Loglass(株式会社ログラス)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

Excelの画面を変えずにシステム化し、連結会計までグループで広げるなら

BizForecast(プライマル株式会社)

「活Excel」の予算管理BCと連結会計FCを同じシリーズで。SaaSのStandardから始めてEnterpriseへ

Excelの長所を活かす「活Excel」を掲げ、予算管理・管理会計のBC、連結決算・連結会計のFC、人事評価・目標管理のHRで構成。BCは単体PLの予算策定から連結ベースの計画・業績管理、人員計画・設備投資計画・PSI管理まで扱うと記載。予実管理特化のSaaS(Standard)と、要件に合わせて構築するEnterpriseの2エディションがある。

BizForecast(プライマル株式会社)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

中小企業が、会計データから予算と資金繰りを公開価格で始めるなら

bixid(株式会社YKプランニング)

1社月10,000円・25,000円・50,000円(税抜)の3プラン。部門別の予実はプロフェッショナルで

会計データをアップロードすると実績が反映され、月次決算・予算管理・キャッシュフローをグラフや数表で見える化すると記載。料金は1社あたりシミュレーション10,000円、プランニング25,000円、部門別に予算と実績を管理するプロフェッショナル50,000円(いずれも月額・税抜)で、アカウント作成は無制限。freee会計・勘定奉行との組み合わせを紹介するページがある。

bixid(株式会社YKプランニング)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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