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原価管理システム · 基礎知識

原価管理システムの料金と導入期間の読み方|公開価格・税表記・期間の目安【2026年版】

原価管理システムの料金は、ライセンス、買い切り、月額、初期費用、保守費用などの組み合わせで、税の表記も製品ごとに違います。掲載製品の公式表記をそのまま並べ、導入期間の目安とあわせて整理しました。

公開 2026年10月1日

原価管理システムは、料金を公開している製品と問い合わせの製品に分かれます。公開していても、1ライセンスあたりか、セット価格か、税抜か税別かがそろっていません。

この記事では、掲載製品の料金と導入期間を、公式の書き方のまま並べて読み方を整理します。

料金を公開している製品

今回の15社で、金額を公式に載せていたのは次の製品です。税の書き方も公式どおりに写しています。

製品料金の表記税の表記
どっと原価3(ライト)利用者1ライセンス 参考月額13,000円、追加1ライセンス7,000円税抜
どっと原価3(スタンダード)利用者1ライセンス 参考月額23,000円税抜
どっと原価NEO LT LAN版 Aセットソフトウェア価格850,000円、保守年額102,000円税抜
Previsionオンプレミス(買い切り)248万円~、クラウド月額4.5万円~税別
UM SaaS Cloud基本構成の例で月額50,000円(年間契約)税抜
勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]iAシステム・1ユーザー・1年で月額27,500円~(年額330,000円~)。初期費用(初年度のみ)は50,000円(税抜)~月額は税表記なし/初期費用は税抜
ZAC初期設定費用10万円、保守費用6万円~/月税表記なし

製造業向けの独立型(J-CCOREs、ProSee、テクノシステム、ProSCOPE-C)は、確認したページに金額がありませんでした。

料金の構成を分けて読む

同じ月額表記でも、何が含まれているかは製品で違います。公式に書かれている費用の構成を並べます。

  • ZAC: 初期費用(初期設定費用+導入支援費用)と、月額のライセンス費用(機能×ライセンス数)+保守費用(データセンター利用料)
  • UM SaaS Cloud: 導入費用は個別見積。月額はUM基本パック+業務モジュール(ご利用人数分)。契約時に検証用環境料金が必要
  • 勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]: 月額(年額)に加えて初年度のみの初期費用(iA 50,000円・iB 60,000円・iS 70,000円、料金ページに「50,000円(税抜)~」と記載)。販売は取り扱いパートナー会社経由
  • どっと原価: どっと原価3はバージョンアップ費用0円、サーバーに関わる費用0円と記載。NEOはソフトウェア価格+保守年額

UM原価はUM SaaS Cloudのオプションで、オプション単体の金額は確認したページにありませんでした。原価の機能が基本料金に入るのか、オプションなのかを分けて見積を取ってください。

買い切りとクラウドの比べ方

オンプレミスの買い切りとクラウドの月額は、そのままでは比べられません。年数をそろえて比べる必要があります。

製品買い切り(オンプレミス)クラウド
Prevision248万円~(税別)月額4.5万円~(税別)
どっと原価NEO LT LAN版 Aセット 850,000円+保守年額102,000円(税抜)どっと原価3 参考月額13,000円/ライセンス~(税抜)

どっと原価の価格ページは、どっと原価3の1年利用料と5年利用料も並べています。NEOのセット価格は、利用するクライアント数分のクライアントライセンスを別に追加する前提です。何年使うかを決めてから、同じ年数で総額を比べてください。

公式に書かれている導入期間

導入期間を数字で書いている製品は多くありません。今回確認できたものを並べます。

製品期間の書き方(公式記載)
J-CCOREs初期段階から完成イメージを共有することで、最短5ヶ月での導入が可能
Previsionカスタマイズなしの標準導入で約6ヶ月、カスタマイズありで約7ヶ月以上(FAQ)
勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]導入してから約2か月で稼働(データ移行や運用方法により異なる)
ProSeeサイトのタイトルに「脱Excelを90日で実現」と記載

どれも条件つきの目安です。Previsionは、期間の中で最も時間がかかるのはマスタ登録だと書いています。

期間を左右するもの

導入期間は、製品よりも社内の準備で大きく変わります。期間を左右する主な要素をまとめます。

  1. 品目・工程・取引先などのマスタをどれだけ整理済みか
  2. 原価計算のルール(方式・配賦・標準)がどこまで決まっているか
  3. 既存システムからのデータ連携をどこまで作るか
  4. カスタマイズをするかどうか
  5. 社内の担当者がどれだけ時間を割けるか

J-CCOREsは、実機を使って標準機能への適合性を確認し、最適な導入方法を提案するとしています。標準機能に業務を合わせる範囲が広いほど、期間は短くなりやすいです。

導入支援の費用と中身

初期費用のうち、導入支援にかかる部分は製品で大きく違います。公式に書かれている導入支援の内容を並べます。

製品導入支援(公式記載)
ZACフリープラン(適用条件あり・導入支援費用0円)とスタンダードプラン(専任コンサルタント)
勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]専用の導入支援サービス(別途費用)、奉行認定パートナー
ProSCOPE-C要件定義から導入作業、アフターフォローまで。標準サポートと拡張サポート
PROCES.S建設業の業務に詳しい専門部隊が導入から保守までワンストップで支援

導入支援の費用が別になっている製品は、月額だけを比べると総額を見誤ります。初年度にかかる費用を、支援を含めて出してもらってください。

契約前に試せる窓口

原価管理システムは、自社のデータで原価が出るかを確かめてから決めたい製品です。契約前に試せる窓口を公式の書き方でまとめます。

  • Prevision: 製品1ヶ月無料貸出サービス
  • 勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]: 30日間無料体験とオンライン相談
  • ProSee: 自社製品のデータで適用を評価する「ProSee導入検討支援サービス」を無料で提供
  • どっと原価: 無料デモ
  • J-CCOREs: 実機を操作して原価計算を体験するトライアルセミナー

試すときは、前期の1か月分の実データで、今の原価と同じ数字が出るかを見るのが確実です。合わない場合は、その差がどこから来るかを相手に説明してもらってください。

見積と期間を確かめるときの質問

最後に、見積や導入期間を聞くときの質問をまとめます。同じ質問を各社にすると、答えを並べて比べられます。

  • 初期費用、月額、保守費用、オプションのそれぞれの金額と、税込か税抜か
  • ライセンスは利用者単位か、同時利用数か
  • 導入支援の範囲(マスタ登録、データ移行、操作説明)と費用
  • 標準導入の期間と、カスタマイズした場合の期間
  • 補助金の対象になるか

どっと原価はIT導入補助金の申請対象サービスとFAQに書き、勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]もデジタル化・AI導入補助金を利用できると答えています。補助金を使うなら、申請の時期と導入の時期を合わせて計画してください。

この記事に出てくるサービス

参照元

よくある質問

原価管理システムの料金を公開している製品は?

どっと原価(どっと原価3は1ライセンス参考月額13,000円・税抜から)、Prevision(オンプレミス248万円~・クラウド月額4.5万円~、税別)、勘定奉行iクラウド[個別原価管理編](月額27,500円~、税表記なし)、ZAC(初期設定費用10万円・保守費用6万円~/月、税表記なし)などです。

導入期間はどのくらいですか?

J-CCOREsは最短5ヶ月、Previsionはカスタマイズなしで約6ヶ月、勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]は約2か月と公式に書いています。条件で変わる目安です。

補助金は使えますか?

どっと原価はIT導入補助金の申請対象サービス、勘定奉行iクラウド[個別原価管理編]はデジタル化・AI導入補助金を利用できると公式に書いています。Previsionもデジタル化・AI導入補助金の活用を案内しています。

【業種別】原価管理システムおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

工程の多いプロセス製造業で、工程別・製品別の原価を積み上げるなら

J-CCOREs(JFEシステムズ株式会社)

鉄鋼業の原価計算ノウハウをパッケージ化。ころがし計算で実際・標準・個別原価に対応し、最短5ヶ月で導入

工程ごとの受払から製造原価を出し最終製品まで積み上げる「ころがし計算」や相互配賦に対応し、実際原価・標準原価・個別原価の各制度に合わせたモジュールを用意。原価計算単体のパッケージで、生産管理・会計・販売システムの有無や種類を問わず連携でき、オンプレミスとクラウド(IaaS)を選べる。最短5ヶ月での導入が可能と公式に記載。

J-CCOREs(JFEシステムズ株式会社)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

建設業で、工事ごとの予算・原価・請求を料金を見ながら選ぶなら

どっと原価(株式会社建設ドットウェブ)

クラウド版どっと原価3は1ライセンス参考月額13,000円(税抜)から。オンプレミス版のセット価格も公開

建設業向けの原価管理システムで、予算履歴で原価を管理し、会計とは仕訳伝票データを双方向で連携できると記載。製品はクラウド版どっと原価3とオンプレミス版NEO LT・ST・EXの4種類。どっと原価3(ライト)は利用者1ライセンス参考月額13,000円、スタンダードは23,000円(いずれも税抜)、NEO LT LAN版Aセットはソフトウェア価格850,000円(税抜)と料金ページに掲載。

どっと原価(株式会社建設ドットウェブ)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

IT・広告・コンサルなどプロジェクト型で、工数から原価と仕掛品を自動計算するなら

ZAC(株式会社オロ)

工数を労務費として案件別に自動集計し、配賦と仕掛品振替、原価比例法まで。初期設定費用10万円と料金構成を公開

プロジェクトごとに販売・購買・勤怠・工数・経費を一元管理し、個別原価計算を自動化すると記載。工数は案件別の直接作業・間接作業の労務費として集計され、共通費や販管費の配賦、仕掛品から売上原価への振替仕訳、原価比例法による売上・原価の自動計算に対応。料金は初期設定費用10万円、保守費用6万円~/月、機能×人数のライセンス費用の構成(税表記なし)。

ZAC(株式会社オロ)の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

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