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防爆タブレット・防爆スマホ · 用途別

防爆エリアのバーコード照合・入出庫・棚卸を端末で|誤投入防止に使える防爆スマホ・タブレット【2026年版】

原料の投入確認、部材や薬品の照合、入出庫、棚卸を、防爆エリアでもバーコードで行いたい。掲載会社の公式情報から、バーコード読み取りに使える防爆端末と、その選び方を整理しました。

公開 2026年10月1日

化学品や塗料、医薬品を扱う工場では、原料の取り違えが大きな事故や品質問題につながります。バーコードやQRコードで照合すれば、人の目と記憶に頼る確認を減らせます。

この記事では、防爆エリアでバーコードを使うための端末を、掲載会社の公式情報から整理します。

バーコードで解決したい課題

掲載会社は、防爆エリアでのバーコード活用の目的として次のような課題を挙げています。

  • 太平貿易: 原料投入確認、部材照合、在庫管理、棚卸業務の効率化とヒューマンエラー防止。誤投入・誤出荷のリスクを下げる
  • ジャパンマシナリー: 作業時の誤投入の防止、固定資産管理
  • システムギア: 防爆ハンディターミナルとして資材や薬品の照合
  • マーストーケンソリューション: 防爆タブレットでゴム加工現場のポカヨケと実績収集

太平貿易は、バーコードやQRコードを使った照合をしたくても、防爆エリアで使える端末が限られていることを課題に挙げています。端末選びがそのまま運用の出発点になります。

読み取りの方法は3通り

防爆端末でバーコードを読む方法は、大きく3つに分かれます。

方法掲載会社の例(公式記載)
本体にスキャナを内蔵CT60NI(日栄インテック)、UX10-EXのバーコードリーダーオプション(日本ノヴァシステム、アイ・ビー・エス・ジャパン)、Pad-Ex 01 P12の1D/2Dスキャナオプション(ジャパンマシナリー)
防爆スキャナを別につなぐ防爆バーコードリーダー IS-TH1xx.1、Bluetooth接続の防爆バーコードリーダー(ビーエヌテクノロジー)、防爆バーコードスキャナー(システムギア)
カメラで読むSmart-Ex 03などのカメラ付き端末とアプリ

読み取りの回数が多い作業なら、スキャナ内蔵の端末や専用のスキャナが速く確実です。回数が少なければ、カメラで読む方法でも足ります。

業務用の防爆スマホ CT60NI

日栄インテックは、バーコード・RFID機器を扱う事業部で、防爆AndroidスマートフォンのCT60NIシリーズを扱っています。公式記載の特徴を挙げます。

  • 国内防爆検定合格、Zone2対応
  • 4.7インチ、約350g、グローブでの利用も可能
  • 汚れや傷のあるバーコードも読み取れる読取技術、オプションのピストルグリップ
  • 業種は工場・倉庫、業務は資産管理・入出庫棚卸し・工程管理・保守点検
  • 保証1年、保守サポートに加入すると最長5年

Android 7.1.1を搭載し、Android 13までのシステム互換性をうたっています。使う業務アプリが動くかを、デモ機で確かめてから導入してください。

タブレットにスキャナを載せる

入力する項目が多い作業では、画面の大きいタブレットにスキャナを載せる方が使いやすいことがあります。

機種公式記載
UX10-EX(日本ノヴァシステム)バーコードリーダー、RFIDリーダーなどを増設でき、別途防爆バーコードリーダーを用意するよりコストを抑えられると説明
UX10-EX(アイ・ビー・エス・ジャパン)バーコードリーダー、RFIDリーダー、RS-232Cシリアルポートなどの拡張オプション(別売り)
Pad-Ex 01 P12(ジャパンマシナリー)オプションで1D/2Dバーコードスキャナ。誤投入防止・固定資産管理・帳簿の手書きミス防止に

タブレットにスキャナを内蔵すれば、周辺機器の防爆認証を別に確かめる手間が減ります。カナデンは、接続する周辺機器も防爆認証を受けている必要があると説明しています。

RFIDも検討する

バーコードを一つずつ読む代わりに、RFIDタグをまとめて読む方法もあります。防爆エリアでRFIDに対応した機器を扱う会社があります。

  • 日本ノヴァシステム・アイ・ビー・エス・ジャパン: UX10-EXのRFIDリーダーオプション
  • システムギア: 防爆RFIDリーダー・ライターのカテゴリーを掲載

RFIDは、金属や液体の近くで読み取りにくくなることがあります。実際の容器や棚で試してから決めてください。

システムとのつなぎ方

読み取ったデータは、在庫管理や生産管理のシステムに送って初めて役に立ちます。つなぎ方を決めるときの観点を挙げます。

  1. 読み取りの結果をその場でシステムに照会するか、後でまとめて送るか
  2. 通信は無線LANか、LTEか(UX10-EXやSmart-Ex 03はSIMフリーのLTEに対応)
  3. 使うシステムがWindowsのソフトか、Webか、Androidのアプリか

日栄インテックは、CT60NIでWMSやERPへのリアルタイムのアクセスが可能と説明しています。既存のシステムの担当者にも、早めに相談に入ってもらってください。

現場で試してから決める

バーコードの読み取りは、ラベルの汚れ、照明、手袋、距離で結果が変わります。デモ機で確かめられる会社を挙げます。

  • 日栄インテック: デモ機貸し出しサービス(同一型番の複数台同時は不可、返送費用は利用者負担)
  • 日本ノヴァシステム: UX10-EXのデモ機を無料で貸し出し

デモ機では、実際のラベルを何枚も読んで、読み取りに失敗する条件を探してください。失敗が多いなら、ラベルの印字や貼り方を見直す必要があるかもしれません。

スマホ型とタブレット型の使い分け

照合の作業では、片手で持てるスマホ型と、画面の大きなタブレット型のどちらを使うかも決めます。掲載会社の機種で比べます。

形機種の例(公式記載)向く作業
スマホ型CT60NI(4.7インチ、約350g)、Smart-Ex 03(6インチ、約400g)片手で持ちながらの照合、棚卸、入出庫
タブレット型UX10-EX(10.1インチ)、Pad-Ex 01 P12(11.6インチ、約1.2kg)投入記録の入力、手順書の表示、実績の集計

マーストーケンソリューションが紹介するゴム加工現場の例のように、照合と実績収集を一台で行うならタブレット型が合います。照合だけなら、軽いスマホ型の方が作業者の負担は小さくなります。

粉じんのある工程での注意

粉体の原料を投入する工程では、ガスではなく粉じんの区分で端末を選ぶ必要があります。粉じんの区分に対応する機種の例を挙げます。

  • Zone1/21: IS540.1、IS940.1、IS930.1(ビーエヌテクノロジー)、Smart-Ex 03(システムギア)
  • Zone2/22: UX10-EX(日本ノヴァシステム、アイ・ビー・エス・ジャパン)、Pad-Ex 01 P12・Smart-Ex 203(太平貿易)

粉じんの区分の記載がない機種は、ガスの区分だけに対応している可能性があります。投入工程で使う前に、粉じん側の検定も確かめてください。

ラベルと運用の準備

端末を入れても、ラベルや手順が整っていなければ照合はうまく回りません。準備しておくことを挙げます。

  • 原料や部材に貼るラベルの種類(1次元、2次元)と印字の品質
  • 容器の形や材質に合わせたラベルの貼り位置
  • 照合に失敗したときの対応手順
  • 読み取った記録をどこに残し、誰が確認するか

導入の手順

最後に、防爆エリアでバーコードを使い始めるまでの流れをまとめます。

  1. 照合したい作業と、使う場所のZoneを洗い出す
  2. 読み取りの方法(内蔵、外付け、カメラ)と端末の形(スマホ、タブレット)を決める
  3. デモ機で実際のラベルと容器を読んでみる
  4. システムとのつなぎ方と通信の経路を決める
  5. 一つの工程から始めて、効果を見ながら広げる

照合の仕組みは、現場の作業手順の変更とセットです。端末を入れるだけでなく、照合しないと次の作業に進めない手順にすることで、誤投入の防止につながります。

この記事に出てくる会社

参照元

よくある質問

防爆エリアでバーコードを読める端末は?

日栄インテックのCT60NI(国内防爆検定合格、Zone2)は業務用の読取機能を持つ防爆スマホです。UX10-EXやPad-Ex 01 P12はオプションでバーコードリーダーを内蔵できます。ビーエヌテクノロジーやシステムギアは防爆のバーコードリーダーも掲載しています。

普通のBluetoothスキャナをつないでもいいですか?

防爆エリアでは使えません。カナデンは、接続する周辺機器も防爆認証を受けている必要があると説明しています。ビーエヌテクノロジーはBluetooth接続の防爆バーコードリーダーを掲載しています。

導入前に試せますか?

日栄インテックはデモ機の貸し出しサービスを、日本ノヴァシステムはUX10-EXのデモ機の無料貸し出しを案内しています。実際のラベルで読み取りを確かめてください。

【用途別】防爆タブレット・防爆スマホの販売会社おすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

Zone1(第一類危険箇所)で、Androidのスマホとタブレットをそろえるなら

株式会社ビーエヌテクノロジー

i.safe MOBILE製品の正規総輸入販売代理店。国内防爆検定合格のZone1対応タブレットIS940.1と5GスマホIS540.1

i.safe Mobile社製品の日本における正規総輸入販売代理店で、購入後の技術対応と保守サービスの体制を整えていると記載。防爆タブレットIS940.1は国内防爆検定に合格したZone1/21対応の10.1インチ機で、IECExとATEXの認証も受ける。防爆スマートフォンIS540.1は国内防爆検定合格で、型式検定合格番号(ガス防爆 第TC22900X号、粉塵防爆 第TC22901X号)を公式ページに明記している。

株式会社ビーエヌテクノロジーの公式サイトへ当サイトの紹介を読む

2

Zone2の点検・記録を、Windowsの既存システムのまま回すなら

日本ノヴァシステム株式会社

Getacと協業した国内防爆検定合格のWindowsタブレットUX10-EX。デモ機の無料貸出と、過失故障も含む3年無償保証

UX10-EXは、GETACと同社が協業して国内でリリースした防爆検定合格品の10.1インチWindowsタブレットの3世代目で、Zone 2に対応。OSはWindows 11 Professionalで、第12世代Core i5/i7を選べる。人為的ミスによる損傷も3年間無償保証・国内修理とし、デモ機の無料貸し出し、キッティングやアプリのインストールにも対応すると公式に記載。

日本ノヴァシステム株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

3

iPhoneやiPadの業務アプリを、Zone2の現場でそのまま使うなら

JFEエンジニアリング株式会社

iPhone SEを組み込むLANEX-Phoneと、iPad miniを組み込む水素防爆対応のLANEX-Tablet。いずれもEx nC IIC T5 Gc

LANEX-PhoneはApple製iPhone SEを搭載した防爆型スマートフォン、LANEX-TabletはiPad mini(A17 Pro)や第6世代を搭載した防爆型タブレットで、いずれも非点火防爆構造(Ex nC IIC T5 Gc)、第二類危険箇所(Zone2)のみで使用可能。LANEX-Tabletは水素防爆に対応し、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルがある。

JFEエンジニアリング株式会社の公式サイトへ当サイトの紹介を読む

自社の現場に合う防爆タブレット・スマホを、無料で相談する

使う場所のZone(第一類・第二類危険箇所など)と扱うガス・粉じんの種類、使いたい業務(点検記録、写真、通話、バーコードなど)、希望のOS、台数、導入時期を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載会社へ匿名で概要を伝え、デモ機や見積の窓口をおつなぎします。費用はかかりません。

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