3比較ハブベンディングロール

ベンディングロール · 2026年10月時点

曲げたい板と形で決める、ベンディングロールメーカー3選

曲げたいのは、圧力容器のような厚板の円筒か、ホッパーのような円錐か、傷を付けたくないステンレスの薄板か。ベンディングロール(板曲げロール)は、ロールの本数、端曲げの方式、NC・CNCの有無で得意な仕事が変わります。新品の装置を製造している国内9社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。

編集部の結論

厚板・大径の円筒なら栗本鐵工所、円錐と端曲げを1台でならMIYAi、薄板を傷なく曲げるならエスカディア。

得意な板厚と形が違うので、順位ではなく曲げたい製品で決めてください。共通の鉄則は、材質・板厚・板幅・仕上がり径をそろえて相談し、能力表の材質の前提を確かめることです。本体価格を公式に載せていたのはMIYAiの1社、サンプル加工やテスト加工を公式に案内していたのは富士機工とエスカディアの2社でした。案内のない会社にも、自社の板で試せるかを聞いてください。

編集部(9社の公式サイトを調査・2026年10月)

【用途別】ベンディングロールメーカーおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

圧力容器・タンク・造船部品の厚板を、真円に近く曲げたいなら

株式会社栗本鐵工所

加圧能力25ton〜490ton以上、板厚110mm・板幅8mの製作実績。NCとCNCで端曲げまで

トップロールを前後に動かして端曲げを行う、トップロール水平移動式の3本ロール。材質・板厚・板幅・内径を入れるとロールの位置が演算され、半自動NC(TNC)と全自動NC(CNC)を選べる。MJシリーズ25〜65ton、MPシリーズ75〜430ton、Mシリーズ490ton〜で、製作は板厚110mm・板幅8mまで実績がある。

  • MJ(25〜65ton)・MP(75〜430ton)・M(490ton〜)の3シリーズ
  • 製作は板厚110mm・板幅8mまで実績、対応板幅(実績)500〜8000mm
  • 半自動NC(TNC)と全自動NC(CNC)。演算データはTNCで100種類、CNCで100種類以上保存
  • ロール本数3本(トップロール水平移動式)
  • 最大板厚×板幅(公式の例)製作実績 板厚110mm・板幅8m
  • 円錐曲げ記載なし

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2

ホッパーやダクトの円錐と端曲げを、1台で自動化したいなら

株式会社MIYAi

油圧4本ロールMR-S。円筒・円錐・オーバル・多角形を1台で、完成径と板厚を入れて自動運転

MR-Sは油圧4本ロール式で、最大曲げ幅550mm・1000mm、曲げ能力0.3〜9.0mm(MR-550S)。端曲げ円筒・円錐・オーバル・多角形状を1台で加工でき、円錐曲げ用の支点軸を持つ。自動円筒曲げ機能AutoRollerは完成径・板厚・曲げ幅を入れてスタートするだけで円筒を曲げる。公式サイトに円錐の可否を判定するツールも載せている。

  • 曲げ能力0.3〜9.0mm(MR-550S)、最大曲げ幅550mm・1000mm
  • 円錐曲げ用の支点軸と、円錐曲げ成形可否判定ツール
  • AutoRoller:完成径・板厚・曲げ幅を入れて自動で円筒曲げ
  • ロール本数4本(油圧)
  • 最大板厚×板幅(公式の例)0.3〜9.0mm×550mm(MR-550S)、曲げ幅1000mmの機種あり
  • 円錐曲げあり(円錐曲げ用の支点軸)

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3

ステンレスやカラー鋼板の薄板を、傷とストレート残りを抑えて曲げたいなら

株式会社エスカディア

ウレタンロールの2本・3本・4本ロールベンダー。鉄芯ロールならSS材9mmまで

ウレタンロールは材料とロール軸がスリップしないため、加工の開始位置を材料端に近づけられ、ストレートの残りが少ないと説明する。傷を付けにくく、ステンレス・アルミ・カラー鋼板に対応。3本ロールにスタンダード・加圧電動・端曲げタイプがあり、4本ロールは同一工程で端曲げと円筒成形ができる。鉄芯ロールのSRSHシリーズはSS材9mmまで。

  • 2本・3本・4本のウレタンロールをそろえる
  • ウレタンロールは材料端近くから曲げ始められ、ストレート残りが少ない
  • 鉄芯ロールSRSHはSS材9mm、ロール有効幅1250mmまで
  • ロール本数2本・3本・4本
  • 最大板厚×板幅(公式の例)SS材9mm×有効幅1250mm(SRSH)
  • 円錐曲げ記載なし

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おすすめ3社の比較表

ベンディングロール おすすめ3社の比較
メーカーロール本数最大板厚×板幅(公式の例)円錐曲げNC・CNC受託曲げ・サンプル加工本社出典
株式会社栗本鐵工所3本(トップロール水平移動式)製作実績 板厚110mm・板幅8m記載なしNC(TNC)・CNC記載なし大阪府公式
2026-10-01確認
株式会社MIYAi4本(油圧)0.3〜9.0mm×550mm(MR-550S)、曲げ幅1000mmの機種ありあり(円錐曲げ用の支点軸)自動プログラム運転・AutoRoller記載なし大阪府公式
2026-10-01確認
株式会社エスカディア2本・3本・4本SS材9mm×有効幅1250mm(SRSH)記載なし記載なし常設展示場で持ち込み材料のテスト加工滋賀県公式
2026-10-01確認

※編集チーム調べ。各社公式サイトの記載をもとに作成(2026年10月調査時点)。「記載なし」は公式サイトに該当する記述が見つからなかった項目です。

ベンディングロールメーカーを選ぶ3つの基準

板厚と板幅で、機械の大きさと方式を決める

ベンディングロールは、曲げられる板厚と板幅で機械の大きさが決まります。今回の9社では、栗本鐵工所が板厚110mm・板幅8mの製作実績、アイセルの厚板用4本ロール機BS-BHが12〜16mm、エスカディアの鉄芯ロールSRSHがSS材9mm、MIYAiのMR-550Sが0.3〜9.0mm、マツモト機械がSS400で6.4mmまでの機種を公式に示していました。能力表の板厚は材質の前提(SS400など)を確かめてから比べてください。

端曲げと円錐が要るかで、ロール本数を決める

3本ロールは構造が簡単ですが、板の両端にまっすぐな部分が残りやすく、端曲げの方式で各社が工夫しています。栗本鐵工所はトップロールを水平に動かす方式、神埼工業は端曲げ金型で挟む方式、アイセルとMIYAiは4本ロールで端曲げから円筒成形までを1工程で行う方式です。円錐曲げを公式に掲げているのは、MIYAi(支点軸)、神埼工業(オプションの円錐曲げ装置)、日本酸素G&W(Bシリーズの円錐曲げ仕様)の3社でした。

仕上がりと材料で、ロールの材質と制御を決める

ステンレスやカラー鋼板の薄板は、ウレタンロールなら傷を付けにくいと、エスカディア、マツモト機械、富士機工が説明しています。くり返し同じ形を曲げるなら、NC・CNCやティーチングで条件を覚えさせる機械が向きます。栗本鐵工所(NC・CNC)、大同マシナリー(CNC・ティーチングプレイバック)、MIYAi(自動プログラム運転)、アイセル(フルサーボ4本ロール機)が公式に掲げています。今回の9社で本体価格を公式に載せていたのはMIYAiだけで、公式オンラインストアにMR-550Sを7,150,000円、MR-1000Sを10,230,000円(いずれも税込)と載せています。ほかの8社は、条件を伝えて見積を取るのが前提です。

選定基準

2026年10月1日時点で検索「ベンディングロール メーカー」「4本ロール ベンディングマシン」「ロールベンダー メーカー」等で表示された公式サイト9社(商社・輸入代理店、中古機械の販売会社、通販サイト、曲げ加工の受託のみを行う会社、国内拠点を公式に確認できない海外メーカー、比較・まとめサイトは除外)を調査し、①公式サイトに自社製のベンディングロール(ロールベンダー)の製品ページがある ②ロール本数・板厚・制御方式のいずれかの記載がある ③国内に本社または製造拠点がある、の3点を満たす中から、厚板・大径の円筒、円錐と端曲げ、薄板の傷防止の用途別に3社を選定しています。

おすすめ3社を詳しく紹介

1株式会社栗本鐵工所

圧力容器・タンク・造船部品の厚板を、真円に近く曲げたいなら

加圧能力25ton〜490ton以上、板厚110mm・板幅8mの製作実績。NCとCNCで端曲げまで

おすすめの理由

トップロールを前後に動かして端曲げを行う、トップロール水平移動式の3本ロール。材質・板厚・板幅・内径を入れるとロールの位置が演算され、半自動NC(TNC)と全自動NC(CNC)を選べる。MJシリーズ25〜65ton、MPシリーズ75〜430ton、Mシリーズ490ton〜で、製作は板厚110mm・板幅8mまで実績がある。

厚板の円筒を曲げる工場なら、まず栗本鐵工所に相談してください。理由は、加圧能力の幅が広く、板厚110mm・板幅8mまでの製作実績を公式に示していることと、端曲げから真円成形までをNC・CNCで行えることです。トップロールのクラウニングとバックアップロールの調整でロールのたわみを補正し、円筒度を確保すると説明しています。活用事例には圧力タンク、建設機械部品、造船部品、食品向けステンレスタンク、特装車が並び、加工するワークに合わせて機種を決める方式です。

決め手

  • MJ(25〜65ton)・MP(75〜430ton)・M(490ton〜)の3シリーズ
  • 製作は板厚110mm・板幅8mまで実績、対応板幅(実績)500〜8000mm
  • 半自動NC(TNC)と全自動NC(CNC)。演算データはTNCで100種類、CNCで100種類以上保存

向かない人

価格は公式に記載がありません。円錐曲げの記載は公式ページで確認できませんでした。板厚3mm前後の薄板を傷なく曲げたいなら、ウレタンロールのエスカディアやマツモト機械を先に見てください。

編集部評価

厚板・大径●●●●●5/5
円錐曲げ●○○○○1/5
薄板・傷防止●●○○○2/5
NC・自動化●●●●●5/5
仕様の公開度●●●●●5/5

※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。

特徴

  • NC制御でトップロールを前後に移動させて板材の両端を成形。プレス作業と同様に鋼板の端に近い部分まで曲げられる
  • 材質、板厚、板幅、内径を入力するとトップロール位置とバックアップロール昇降量を演算。半自動NC(TNC)は多品種少量生産、全自動NC(CNC)は多品種大量生産に推奨
  • MJシリーズ25〜65ton、MPシリーズ75〜430ton、Mシリーズ490ton〜。製作は板厚110mm、板幅8mまで実績。対応板幅(実績)500〜8000mm
  • トップロール押し下げ加圧構造で下部フレームをコンパクトにし、基礎工事を簡素化
  • 曲げ能力は降伏点255N/mm²(JIS SS400規格相当品)で計算。本仕様は改良のため予告なしに変更することがあり、仕様一覧は機種の一部のみ
  • 仕様表の項目:加圧能力、板厚(端曲・中央)、板幅、ロール径(トップ・ボトム)、ボトムロール間隔、電動機。例:MJの25tonは板幅1500mmで端曲6mm・中央8mm
  • 一般的な4本ロールによる成形では板材の両端に必ず平坦部が残り、熟練者でも真円に近い端曲げは困難と説明
  • 端曲げ部ではクランプ長さを自由に設定でき、最後に加圧するため材料を圧延する心配がない。成形精度の向上で溶接や修正などの後工程を削減
  • NC制御(TNC):材料降伏値・板厚・板幅・内径を入力し、トップロール位置(Y1〜Y4・X1・X2)とバックアップロール昇降量を演算して位置制御、データ100種類保存。CNC制御:トップロール位置(Y1〜Y6・X1・X2)、ボトムロール駆動量(Z1〜Z6)も演算し、自動運転フローで最後まで成形(自動中断機能あり)、データ100種類以上保存
  • 初めて曲げ加工するワークでも短時間で簡単に操作できる。加工ワークに合わせて機種を決めるため、主となる加工材料の詳細を知らせるよう案内

主な主な機種と仕様

主な機種と仕様種類備考
MJシリーズ3本ロール(トップロール水平移動式)加圧能力25〜65ton
MPシリーズ3本ロール(トップロール水平移動式)加圧能力75〜430ton
Mシリーズ3本ロール(トップロール水平移動式)加圧能力490ton〜

活用事例・導入先

  • 圧力タンク製造業
  • 建設機械部品製造業
  • 造船部品製造業
  • 食品向けタンク(ステンレスタンク)製造業
  • 特装車(タンクローリーなど)製造業

基本情報

所在地〒550-8580 大阪市西区北堀江1丁目12番19号
設立1934年5月10日
資本金311億円(2026年3月末現在)
ロール本数3本(トップロール水平移動式)
制御NC(TNC)・CNC
受託曲げ加工記載なし
価格の記載記載なし

株式会社栗本鐵工所の公式サイトへ紹介ページを読む

※2026年10月1日時点の公式情報

2株式会社MIYAi

ホッパーやダクトの円錐と端曲げを、1台で自動化したいなら

油圧4本ロールMR-S。円筒・円錐・オーバル・多角形を1台で、完成径と板厚を入れて自動運転

おすすめの理由

MR-Sは油圧4本ロール式で、最大曲げ幅550mm・1000mm、曲げ能力0.3〜9.0mm(MR-550S)。端曲げ円筒・円錐・オーバル・多角形状を1台で加工でき、円錐曲げ用の支点軸を持つ。自動円筒曲げ機能AutoRollerは完成径・板厚・曲げ幅を入れてスタートするだけで円筒を曲げる。公式サイトに円錐の可否を判定するツールも載せている。

円錐やレジューサーのような形を、端曲げから仕上げまで1台で曲げたいならMIYAiを見てください。4本ロールは材料をはさんで保持したまま曲げるため、3本ロールのような掴み替えが要らないと説明しています。位置決めプリセット、ティーチング、自動プログラム運転を備え、熟練者でなくても扱えることを重視した機械です。公式サイトには円錐曲げの手順書や、小径端径から最大の円錐頂角を調べる参照表も載っており、導入前に自社の形が曲げられるかを確かめやすくなっています。

決め手

  • 曲げ能力0.3〜9.0mm(MR-550S)、最大曲げ幅550mm・1000mm
  • 円錐曲げ用の支点軸と、円錐曲げ成形可否判定ツール
  • AutoRoller:完成径・板厚・曲げ幅を入れて自動で円筒曲げ

向かない人

本体価格は公式オンラインストアでMR-550Sが7,150,000円、MR-1000Sが10,230,000円(いずれも税込)です。10mmを超える厚板や大径のタンクは、栗本鐵工所や神埼工業と比べてください。

編集部評価

厚板・大径●●○○○2/5
円錐曲げ●●●●●5/5
薄板・傷防止●●●○○3/5
NC・自動化●●●●○4/5
仕様の公開度●●●●○4/5

※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。

特徴

  • 公式オンラインストア(MIYAi Store)の本体価格:MR-550S 7,150,000円(税込)、MR-1000S 10,230,000円(税込)
  • AutoRollerは筒のみの機能で、オペレーターにより最終の追い込みが必要な場合があると注記。Φ150×50幅4.5tの円筒で1個当たり10〜15分が3分になる比較を掲載
  • MR-S:油圧4本ロール式、最大曲げ幅550mm・1000mm、曲げ能力0.3〜9.0mm(MR-550S)、トップロール径Φ65〜
  • 可能形状:端曲げ円筒・円錐・オーバル・多角形状。円錐曲げ用の支点軸、円錐曲げ成形可否判定ツールを公開
  • 自動円筒曲げ機能AutoRoller:完成径と板厚、曲げ幅を入力するだけで自動で円筒曲げ。位置決めプリセット・ティーチング・自動プログラム運転
  • 本体寸法 幅1600×奥行1080×高920mm、920kg、三相200-220V 30A(MR-550S)
  • 4本ロール機は常にワークを加圧保持でき、3本ロール機のような外れや跳ね、ワークの掴み変え等がないと説明
  • 4本ロール曲げ機を用いた円錐加工の手順書と、小径端径ごとの最大円錐制限頂角の参照表を掲載
  • 最小可能径はトップロール径×約1.1倍〜(SS3.2mm時、材質や条件による)
  • ソフトウェアアップデートで機能や性能が向上する仕組みを強化すると説明
  • 厚鋼板溶接構造ベッド、タイロッドにより一体化されたメインフレームの高剛性フレーム
  • 円錐曲げの設備制約(トップロールTRφ65の場合):最小小径端径φ85mm以上、展開小半径70mm以上。最大円錐制限頂角は小径端径φ85〜95で60°、φ96〜105で70°、φ106〜120で80°、φ121〜140で95°、φ141〜で105°。TRφ85の場合は最小小径端径φ110mm以上
  • 従来の3本ロール機で発生しやすかった円錐時のねじれ現象を大幅に少なくできると説明。独自の軸配置でテーパー・円錐曲げ時のワークへの傷を最小限に抑える
  • 円錐加工も端曲げから完成まで1台で完結。公式サイトに円錐曲げ成形可否判定ツールを掲載
  • MR-550Sの電源仕様:三相200-220V 50/60Hz 30A

主な主な機種と仕様

主な機種と仕様種類備考
MR-S(MR-550Sほか)円錐万能4本ロール曲げ機(油圧)曲げ能力0.3〜9.0mm(MR-550S)、最大曲げ幅550・1000mm

活用事例・導入先

  • 本間鋼業株式会社(ステンレスの板金加工)の導入
  • 松永製作所(大阪)提供の円筒曲げ加工例

基本情報

所在地〒583-0995 大阪府南河内郡太子町大字太子223番地1
設立2021年12月
ロール本数4本(油圧)
制御プリセット・ティーチング・自動プログラム運転
受託曲げ加工記載なし
価格の記載あり(公式オンラインストアでMR-550S 7,150,000円・MR-1000S 10,230,000円、税込)

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※2026年10月1日時点の公式情報

3株式会社エスカディア

ステンレスやカラー鋼板の薄板を、傷とストレート残りを抑えて曲げたいなら

ウレタンロールの2本・3本・4本ロールベンダー。鉄芯ロールならSS材9mmまで

おすすめの理由

ウレタンロールは材料とロール軸がスリップしないため、加工の開始位置を材料端に近づけられ、ストレートの残りが少ないと説明する。傷を付けにくく、ステンレス・アルミ・カラー鋼板に対応。3本ロールにスタンダード・加圧電動・端曲げタイプがあり、4本ロールは同一工程で端曲げと円筒成形ができる。鉄芯ロールのSRSHシリーズはSS材9mmまで。

見た目が大事なステンレスやアルミ、塗装済みのカラー鋼板を曲げる板金工場は、エスカディアに相談してください。ウレタンロールはシール貼りが必要なデリケートな材料にも使えると説明しており、2本・3本・4本の全部をそろえています。4本ロールは、今まで特別仕様機として作っていたものをSRシリーズの標準機にしたと書いています。厚めの板も曲げるなら、鉄芯ロールのハイパワータイプSRSH(ロール有効幅550・1050・1250mm)があります。

決め手

  • 2本・3本・4本のウレタンロールをそろえる
  • ウレタンロールは材料端近くから曲げ始められ、ストレート残りが少ない
  • 鉄芯ロールSRSHはSS材9mm、ロール有効幅1250mmまで

向かない人

価格とNC制御の記載はありません。円錐曲げの記載も確認できませんでした。円錐を曲げたいならMIYAiや日本酸素G&W(Bシリーズ)を見てください。

編集部評価

厚板・大径●●○○○2/5
円錐曲げ●○○○○1/5
薄板・傷防止●●●●●5/5
NC・自動化●●○○○2/5
仕様の公開度●●●●○4/5

※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。

特徴

  • 常設展示場:ロール機とサンプル加工を展示。テスト材料を持ち込むとテスト加工機で加工して体験できる。機構の違うロール機で仕上がりを比較できる(来場は事前連絡)
  • ウレタンロールは材料とロール軸がスリップしないため加工開始位置を材料端に近づけられ、ストレート残りが少ない。一般鋼板、ステンレス・アルミ・カラー鋼板に対応
  • 鉄芯ロールハイパワータイプ(SRSHシリーズ):最大板厚SS材9mmまで対応。SRSH3-55・105・125、ロール有効幅550・1050・1250mm、3本駆動
  • 4本ロール:トップロール、ピンチロール、サイドロール(2本)の計4本。同一工程での端曲げ、円筒成型が可能。全ロールに高耐久ウレタンをライニング
  • ウレタンロールは材料にキズをつけず、シール貼りの必要なデリケートな材料にも使えると説明
  • 4本ロールは、今まで特別仕様機として製作していたものをSRシリーズの標準機としてラインナップ
  • SRSHシリーズ:3相200Vコンセントプラグ付で即運転可能、トップロール跳上げ機構付、正転・逆転はフットスイッチ
  • 鉄芯ロールの場合は材料とロール軸がスリップするため加工開始位置が材料端から遠くなり、仕上がりにストレート部分が多く残ると説明
  • 4本ロールは加工の条件出しにより一発成型が可能(板厚、加工径、加工幅により一発成型出来ない場合もある)
  • SRSHシリーズの標準トップロール径160mm
  • SRSH3-55・105・125の機械寸法:W2100・2600・2800×D570×H990mm
  • SRSHシリーズの送り速度は約5600mm/min(60Hz)
  • SRSHは3本駆動で材料のスリップを防止。鉄芯ロールを焼入れ研磨(オプション)すると材料にキズが付きにくく、ロールの耐久性も良くなる

主な主な機種と仕様

主な機種と仕様種類備考
SRT / SRN2本ロール(端曲げ量産対応・汎用)最大板厚はSPCCで記載
SRY / SR / SRR / SRR-Ⅱ / SRM3本ロール(ウレタン)スタンダード、端曲げ、加圧電動など
SRS / SRSH / SRS-55Ⅱ3本ロール(鉄芯ロール)SRSHはSS材9mmまで
SRF-554本ロール(ウレタン)加圧電動

基本情報

所在地〒520-3306 滋賀県甲賀市甲南町柑子2002番地34(甲南フロンティアパーク内)
設立1984年(昭和59年)9月
資本金1,000万円
従業員数47名(令和8年1月現在)
ロール本数2本・3本・4本
制御記載なし(電動・加圧電動)
受託曲げ加工記載なし(常設展示場で持ち込み材料のテスト加工)
価格の記載記載なし

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※2026年10月1日時点の公式情報

自社の製品に合うベンディングロールを、無料で相談する

曲げたい板の材質・板厚・板幅、仕上がりの直径(円錐なら大径・小径)、端曲げの要否、月の生産数、置ける場所と電源を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載メーカーへ匿名で概要を伝え、問い合わせの窓口をおつなぎします。費用はかかりません。

無料で相談する

ベンディングロールの基礎知識

ロール本数の違いから、端曲げの方式、NC・CNCの選び方、能力表の読み方まで、見積を取る前に知っておきたいことをまとめています。

曲げたい製品・用途別に探す

ホッパー・レジューサーなど円錐(コーン)を曲げるベンディングロール|円錐曲げ装置と4本ロールを比較

ホッパー、レジューサー、集塵機のコーンなど円錐の部品を曲げたい工場向けに、MIYAi(MR-S、円錐曲げの制約表あり)、神埼工業(円錐曲げ装置オプション)、日本酸素G&W(Bシリーズ)、アイセル(テーパーロール機)を公式情報で比べます。

ダクト・小型タンク胴など円筒を量産するベンディングロール|4本ロールの1工程化と条件のくり返し

ダクトの胴や小型タンク、フィルター外筒など同じ径の円筒を量産したい工場向けに、アイセル(BS-B)・MIYAi(AutoRoller)・エスカディアの4本ロール、大同マシナリーのティーチング、送り速度と取り出し機構を公式情報で比べます。

初めてのベンディングロールの選び方|小型〜中型機の板厚・寸法・電源と導入の順番

曲げを外注していた板金・製缶工場が初めてベンディングロールを入れる場合に、マツモト機械・エスカディア・MIYAi・日本酸素G&W・富士機工の小型〜中型機を公式の板厚・寸法・電源で比べ、置き場所や操作の覚えやすさ、サンプル加工の頼み方をまとめます。

圧力容器・タンクの厚板円筒を曲げるベンディングロール|能力・端曲げ・真円度で比較

圧力容器や貯槽タンク、ボイラー胴などの厚板円筒を曲げたい工場向けに、栗本鐵工所(25ton〜490ton以上、板厚110mmの製作実績)、神埼工業、大同マシナリー、アイセルBS-BH、日本酸素G&Wの方式と能力を公式情報で比べます。

造船・鉄骨・建機の厚板と形鋼を曲げる|ベンディングロールとアングルベンダーを両方扱うメーカー

造船、橋梁、鉄骨、建設機械の工場向けに、厚板を曲げるベンディングロールと、アングル・H形鋼・パイプを曲げるアングルベンダーを、神埼工業・日本酸素G&W・栗本鐵工所・大同マシナリーの公式の機種と説明で整理します。

ステンレス・アルミ・カラー鋼板の薄板を傷なく曲げるベンディングロール|ウレタンロールと焼入れロールを比較

見た目が大事なステンレス・アルミ・カラー鋼板の薄板を傷なく曲げたい工場向けに、エスカディア・マツモト機械・富士機工のウレタンロール、アイセルBS-Bの焼入研磨ロール、日本酸素G&Wの薄板用Bシリーズを公式の仕様で比べます。

新着・更新記事

ベンディングロールメーカー一覧【9社】

調査日時点で公式サイトに自社製のベンディングロール(ロールベンダー)の製品ページを確認できたメーカーを掲載しています。商社・輸入代理店、中古機械の販売会社、通販サイト、曲げ加工の受託のみを行う会社、国内拠点を公式に確認できない海外メーカーは一覧から外しています。

よくある質問

ベンディングロールの価格はいくらくらいですか?

今回調査した9社で、本体価格を公式に載せていたのはMIYAiだけでした。公式オンラインストアで、4本ロール曲げ機MR-550Sを7,150,000円、MR-1000Sを10,230,000円(いずれも税込)としています。ほかの8社は記載がなく、板厚・板幅、ロール本数、駆動方式、NC・CNCの有無で大きく変わるため、曲げたい板の条件をそろえて2〜3社から見積を取ってください。

3本ロールと4本ロールは何が違いますか?

4本ロールは材料をはさんで保持したまま曲げるため、端曲げから円筒成形までを1工程で行えると、アイセル(BS-B)やエスカディア、MIYAiは説明しています。3本ロールは構造が簡単で、栗本鐵工所のトップロール水平移動式や神埼工業の端曲げ金型方式のように、端曲げの機構を工夫した機種もあります。

円錐(コーン)を曲げられる機械はありますか?

あります。MIYAiのMR-Sは円錐曲げ用の支点軸を持ち、神埼工業のTAH-O3Atはピン式・ガイドロール式の円錐曲げ装置をオプションで用意しています。日本酸素G&Wは薄板用Bシリーズに円錐曲げ仕様があると書いています。アイセルはテーパーロール機BU-UTを掲載しています。

曲げ加工を依頼することはできますか?

今回の9社で、受託の曲げ加工を公式に案内している会社は見つかりませんでした。富士機工は、ロールベンダーの製品ページでサンプル加工の相談を受け付けています。エスカディアは本社の常設展示場で、持ち込んだテスト材料をテスト加工機で加工して体験できると案内しています(来場は事前連絡)。装置を買う前に、自社の板で試せるかを問い合わせの最初に聞いてください。

公開 2026年10月1日