3比較ハブ業務用焼却炉

業務用焼却炉 · 2026年10月時点

燃やすものと量で決める、業務用焼却炉メーカー3選

燃やすのは工場の木くずや段ボールなのか、廃プラなのか、家畜や汚物なのか。1時間に数十kgの小型炉で足りるのか、許可が必要な規模のプラントなのか。業務用・産業用の焼却炉は、この組み合わせで方式もメーカーも変わります。国内20社の公式サイトを調べ、用途ごとに最初に相談すべき3社を選びました。

編集部の結論

工場の小型炉を自社のごみで試すならDAITO、産廃の許可プラントを一貫で任せるならアクトリー、動物・汚物など特殊な焼却ならインシナー工業。

方式と規模が違うので、順位ではなく燃やすものと量で決めてください。共通の鉄則は、ごみの種類と量を量ってから相談し、手続きを自治体と消防に先に確かめることです。20社のうち本体価格を製品ページに載せていたのは和光機械工業とDAITOの2社で(和光機械工業CI495Eが356万円、DAITO LSZ-600Mが495万円、いずれも税別)、構造基準への適合を書いているのは9社、展示場・実演・レンタル・見学など導入前に確かめる手段を書いているのは5社でした。記載のない会社にも、この2点を最初に聞いてください。

編集部(20社の公式サイトを調査・2026年10月)

【用途別】業務用焼却炉メーカーおすすめ3選

※2026年10月時点の公式サイト情報をもとに編集チームが選定。選定基準。

1イチオシ

工場・事業所の紙くず・木くず・廃プラを小型炉で、自社のごみで試してから選ぶなら

DAITO株式会社

瀬戸市の展示場で持ち込みごみの燃焼テスト。廃プラ対応・お寺様用・届出必要モデルまで

焼却炉展示場に多数の炉を常時展示し、持ち込んだごみを実際に燃やして燃焼・煙・灰の状態を確かめられる(来場は電話予約)。各地の実演会でも実機を展示・実演している。製品は廃プラ対応・万能用・生ゴミ・動物用・お寺様用・届出必要モデルに分かれ、廃プラ対応のISR・LSR・LSZモデル、紙くず・木くず用のLSZ-600モデル、埼玉県条例適合モデルまである。構造基準適合保証をうたい、修理メンテナンスも事業内容に挙げる。

  • 焼却炉展示場で持ち込みごみの燃焼テスト(燃焼・煙・灰を確認)
  • 廃プラ対応ISR・LSR・LSZ、紙くず・木くず用LSZ-600、埼玉県条例適合モデル
  • 構造基準適合保証をうたい、修理メンテナンスも自社で
  • 主な処理対象紙・木くず・廃プラ・動物
  • 処理能力・規模14〜49kg/h(小型)。届出必要モデルあり
  • 本社愛知県

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2

産業廃棄物処理業の許可プラントを、申請から保守まで1社に任せるなら

株式会社アクトリー

申請支援・設計・製造・据付・試運転・アフターサービスを自社一貫。R&Dセンターで3炉を見学できる

産廃向け焼却炉などの環境関連プラントを、行政への申請の支援から設計・製造・据付・試運転・アフターサービスまで自社一貫で請け負う。自社工場で作ったブロックを現地で組み上げて工期を短くし、感染症廃棄物やドラム缶を有姿のまま運搬・投入するシステムも付けられる。R&Dセンターでは焼却プラント3炉を24時間稼働させ、廃熱ボイラ(発電能力770kw)やバグフィルタを見学できる。

  • 行政への申請の支援から据付・試運転・アフターサービスまで自社一貫
  • 感染症廃棄物・ドラム缶を有姿のまま自動で運搬・投入するシステム
  • R&Dセンターで3炉が24時間稼働、見学・研修・代替処理に対応
  • 主な処理対象産廃・感染症廃棄物・ドラム缶
  • 処理能力・規模許可施設クラスのプラント
  • 本社石川県

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3

動物・汚物・塔婆など特殊なものを焼却するなら

インシナー工業株式会社

全自動のガス化小型炉から、牛一頭を投入できる大型動物炉、紙おむつ・汚物炉、ペット火葬炉まで

小型焼却炉JX型・FX型はごみを入れてボタンを押すだけの全自動運転で、木くず・紙くず・段ボール・塔婆を対象に挙げる(JX-3は16kg/h・火床面積0.29m²、FX型は15〜25kg/h)。特殊焼却炉ではAKS型が牛一頭を丸ごと引き込み投入でき能力180kg/h、紙おむつ・小型汚物焼却炉KBX型、ペット火葬炉PET型・PSM型もある。保守点検と現地解体・移設工事も行う。

  • JX型・FX型は全自動運転、塔婆やお寺・神社での使用も挙げる
  • AKS型は牛一頭を丸ごと引き込み投入、能力180kg/h
  • 紙おむつ・汚物炉KBX型、ペット火葬炉、保守点検・解体・移設
  • 主な処理対象木・紙・動物・汚物・ペット
  • 処理能力・規模15kg/h〜180kg/h
  • 本社東京都

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おすすめ3社の比較表

業務用焼却炉 メーカー おすすめ3社の比較
メーカー主な処理対象処理能力・規模本社構造基準の記載保守・修理出典
DAITO株式会社紙・木くず・廃プラ・動物14〜49kg/h(小型)。届出必要モデルあり愛知県適合保証をうたう自社で修理メンテナンス公式
2026-10-01確認
株式会社アクトリー産廃・感染症廃棄物・ドラム缶許可施設クラスのプラント石川県800℃以上の焼却を記載自社アフターサービス公式
2026-10-01確認
インシナー工業株式会社木・紙・動物・汚物・ペット15kg/h〜180kg/h東京都構造基準と規模別規制を掲載保守点検・解体・移設公式
2026-10-01確認

※編集チーム調べ。各社公式サイトの記載をもとに作成(2026年10月調査時点)。「記載なし」は公式サイトに該当する記述が見つからなかった項目です。

業務用焼却炉メーカーを選ぶ3つの基準

燃やすものと量で、規模と方式を決める

焼却炉は、木くず・紙くず中心か、廃プラ・合板のような高カロリーのごみか、家畜や汚物かで向く方式が変わります。能力(kg/h)はごみの発熱量の前提で大きく変わり、サンヨーは同じ機種で16.7MJ/kgなら22kg/h、41.9MJ/kgなら9kg/hと書いています。今回の20社でも、50kg/h前後の小型炉の会社(ミヤビ、関口鐵工所、瑞東産業、和光機械工業など)と、許可施設クラスのプラントの会社(アクトリー、キンセイ産業、タクマ、近藤設備設計)に分かれます。

構造基準と手続きを、一次資料と自治体で確かめる

環境省が掲載する1997年の政省令改正の概要では、許可対象の焼却施設の裾きりが原則200kg/時間に引き下げられ、規模にかかわらず守る焼却設備・焼却方法の基準も明確化されました。今回の20社のうち、自社の炉が構造基準に適合している(または準拠している)と公式に書いているのは9社でした。多くの会社が「届出不要」の区分を案内しつつ、条例や消防の届出が必要な場合があると注記しているため、設置前に自治体と消防に確認してください。

展示場・実演・レンタルで試し、保守の窓口を決めてから買う

同じ炉でも、ごみの中身で煙や灰の出方が変わります。今回の20社のうち、展示場・燃焼テスト・実演・レンタル・見学など導入前に確かめる手段を公式に書いているのは5社でした(DAITO、サンヨー、関口鐵工所、和光機械工業、アクトリー)。他社製の炉の修理を受けるアナログシステムや西村技研、古い炉の解体・撤去を行うサンワプロテックのように、保守と入れ替えの相談先も最初に決めておくと安心です。

選定基準

2026年10月1日時点で検索「業務用焼却炉 メーカー」「小型焼却炉」「産業廃棄物 焼却炉」等で表示された公式サイト20社(焼却炉の販売のみの会社、廃棄物の収集運搬・処理のみの会社、公式サイトに焼却炉の製品ページを確認できない会社、公式サイトの本文を確認できなかった会社は除外)を調査し、①公式サイトに焼却炉・焼却プラントの製品ページまたは事業の記載がある ②処理対象・処理能力(kg/h)・焼却方式のいずれかの記載がある ③構造基準への適合の記載、保守・修理・解体の体制、展示場・実演・レンタル・見学など導入前に確かめる手段のいずれかの記載がある、の3点を満たす中から、工場・事業所の小型炉・産業廃棄物の許可プラント・動物や汚物など特殊な廃棄物の用途別に3社を選定しています。

おすすめ3社を詳しく紹介

1DAITO株式会社

工場・事業所の紙くず・木くず・廃プラを小型炉で、自社のごみで試してから選ぶなら

瀬戸市の展示場で持ち込みごみの燃焼テスト。廃プラ対応・お寺様用・届出必要モデルまで

おすすめの理由

焼却炉展示場に多数の炉を常時展示し、持ち込んだごみを実際に燃やして燃焼・煙・灰の状態を確かめられる(来場は電話予約)。各地の実演会でも実機を展示・実演している。製品は廃プラ対応・万能用・生ゴミ・動物用・お寺様用・届出必要モデルに分かれ、廃プラ対応のISR・LSR・LSZモデル、紙くず・木くず用のLSZ-600モデル、埼玉県条例適合モデルまである。構造基準適合保証をうたい、修理メンテナンスも事業内容に挙げる。

工場や事業所で出る紙くず・木くず・廃プラを、小型の焼却炉で自社処理したい会社が最初に話を聞く会社です。焼却炉は、同じ能力表示でもごみの種類や乾き具合で煙や灰の出方が変わります。DAITOは展示場で自社のごみを燃やして確かめられるため、買ってから黒煙や燃え残りで困るリスクを減らせます。設計から溶接・塗装・組付までを自社で行う様子も公開しています。

決め手

  • 焼却炉展示場で持ち込みごみの燃焼テスト(燃焼・煙・灰を確認)
  • 廃プラ対応ISR・LSR・LSZ、紙くず・木くず用LSZ-600、埼玉県条例適合モデル
  • 構造基準適合保証をうたい、修理メンテナンスも自社で

向かない人

小型炉の能力は14〜49kg/h(紙くず・木くず基準)で、廃プラ類が多いと能力は半分以下になります(例:ISR-500Mは29kg/h、廃プラ類では12kg/h)。産業廃棄物処理業の許可プラントならアクトリー、家畜や汚物ならインシナー工業や西村技研が合います。

編集部評価

小型・届出不要クラス●●●●●5/5
産廃・許可施設●○○○○1/5
動物・医療など特殊●●●○○3/5
導入前の確認●●●●●5/5
保守・修理●●●●○4/5

※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。

特徴

  • 焼却炉を常時展示し、お客様のゴミを実際に燃やして燃焼・煙・灰の状態を確認できる(来場は電話予約)
  • 実演会で実機を展示・実演
  • 設計・資材・溶接・塗装・組付を自社で行う様子を公開
  • 事業内容は廃棄物焼却炉の製造、販売及び修理メンテナンス
  • ラインナップにISRⅡ(燃焼と集じんの融合)・ISR(廃プラ対応の水冷式)・ISZ(水冷式の小型版)・LSR(Wカットサイクロン、廃プラ対応)・LSZ(廃プラ対応)・LSZ-600(紙くず・木くず用)モデル。埼玉県条例適合モデルにISR・SPZ・SPⅡ・MDZ・MDPⅡ・MDP・ISG・AGZⅡ
  • サイト上で構造基準適合保証をうたい、製品区分に廃プラ対応・万能用・生ゴミ・動物用・お寺様用・届出必要モデル
  • DAITOの焼却炉は全て「構造基準適合保証」。外気遮断定量投入装置・温度計・バーナー・ブロアー・集じん装置の5つの装備で廃掃法に適合し、構造基準制定後すでに全国に11,000台以上を納入
  • 製品ページに焼却能力・火床面積・本体価格を掲載:LSZ-600M 49kg/h・0.49m²・¥4,950,000、ISR-500M 29(12)kg/h・0.49m²・¥6,950,000、ISRⅡ-500M 29(12)kg/h・¥7,200,000、ISZ-400M 29(12)kg/h・0.37m²・¥5,950,000、LSR-500M 29(12)kg/h・¥4,950,000、LSZ-400M 29(12)kg/h・0.40m²・¥3,700,000、SPⅡ-100M 14(5)kg/h・0.23m²・¥2,150,000。( )内は廃プラ類41.9MJ/kgでの能力。表示価格は消費税抜き、運賃取付費は別途、条例により一部届出が必要な自治体もあると注記

主な主な機種と仕様

主な機種と仕様種類備考
ISRⅡモデル水冷式焼却炉燃焼と集じんの高度な融合をうたう
ISRモデル廃プラ対応水冷式焼却炉廃プラスチックに対応
ISZモデル水冷式焼却炉水冷式の小型版プレミアムモデル
LSR/LSZ/LSZ-600モデル焼却炉LSRはWカットサイクロンの廃プラ対応、LSZは廃プラ対応、LSZ-600は紙くず・木くず用
埼玉県条例適合モデル(ISR・SPZ・SPⅡ・MDZ・MDPⅡ・MDP・ISG・AGZⅡ)埼玉県条例適合モデル廃プラ対応ほか

導入事例・用途

  • 寺院・神社向けのページと、お客様の声のページを公開

基本情報

所在地〒489-0889 愛知県瀬戸市原山町145
代表代表取締役社長 井上滋樹
事業内容廃棄物焼却炉の製造、販売及び修理メンテナンス
処理対象紙くず・木くず・廃プラ・生ごみ・動物など(モデル別)
処理能力14〜49kg/h(紙くず・木くず16.7MJ/kgで算出。例:LSZ-600M 49kg/h、ISR-500M 29kg/h)
構造基準の記載構造基準適合保証をうたう
設置許可・届出届出必要モデルの区分あり。製品ページに「条例により、一部届出が必要な自治体もあります」と注記
保守・修理修理メンテナンスを事業内容に記載
導入前の確認展示場での燃焼テスト、実演会
価格の記載本体価格を掲載(税抜・運賃取付費別途。例:LSZ-600M 495万円、ISR-500M 695万円)

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※2026年10月1日時点の公式情報

2株式会社アクトリー

産業廃棄物処理業の許可プラントを、申請から保守まで1社に任せるなら

申請支援・設計・製造・据付・試運転・アフターサービスを自社一貫。R&Dセンターで3炉を見学できる

おすすめの理由

産廃向け焼却炉などの環境関連プラントを、行政への申請の支援から設計・製造・据付・試運転・アフターサービスまで自社一貫で請け負う。自社工場で作ったブロックを現地で組み上げて工期を短くし、感染症廃棄物やドラム缶を有姿のまま運搬・投入するシステムも付けられる。R&Dセンターでは焼却プラント3炉を24時間稼働させ、廃熱ボイラ(発電能力770kw)やバグフィルタを見学できる。

許可が必要な規模の焼却施設を計画する処理業者や大規模工場が、最初に話を聞く会社です。アクトリーは申請の支援から運転開始後の保守までを1社で受け持ち、新たに焼却事業に参入するユーザーの運営スタッフを研修で受け入れています。点検・補修で炉を止める間の廃棄物を代替処理する広域連携も持っており、止まると困る処理業の施設に向いた体制です。

決め手

  • 行政への申請の支援から据付・試運転・アフターサービスまで自社一貫
  • 感染症廃棄物・ドラム缶を有姿のまま自動で運搬・投入するシステム
  • R&Dセンターで3炉が24時間稼働、見学・研修・代替処理に対応

向かない人

公式サイトでは、届出不要クラスの小型の既製品は確認できませんでした。工場の紙くず・木くずを少量燃やすなら、DAITO・サンヨー・関口鐵工所などの小型炉を比べてください。

編集部評価

小型・届出不要クラス●○○○○1/5
産廃・許可施設●●●●●5/5
動物・医療など特殊●●●○○3/5
導入前の確認●●●●○4/5
保守・修理●●●●●5/5

※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。

特徴

  • 産業廃棄物向け焼却炉などの環境関連処理プラントを、行政に対する申請の支援・設計・製造・据付・試運転・アフターサービスまで自社一貫で請け負う
  • 工場で製造した製品を現地で組み上げるブロック工法で工期を短縮。故障時や定時メンテナンスは工事サービスアフター員が対応
  • 感染症廃棄物やドラム缶を有姿のまま自動で運搬・投入できるシステムを付加できる。熱利用は発電・温水・温風・蒸気
  • R&Dセンターで焼却プラント3炉を24時間稼働、見学できる体制。ユーザーの点検・補修時の代替処理、運営スタッフの研修も行う
  • R&Dセンターの設備にストーカ炉、ドラム缶自動投入装置、廃熱ボイラ(発電能力770kw)、減温塔(200℃以下に急冷)、消石灰・活性炭タンク、バグフィルタ(約500本の濾布)
  • R&Dセンターの多目的処理室で一斗缶やペール缶入り廃棄物、マットレスなど多様な形状・サイズの廃棄物を処理。ドラム処理室ではドラム缶入り廃棄物を有姿のまま焼却可能な形式で搬送

主な主な機種と仕様

主な機種と仕様種類備考
産業廃棄物焼却炉(受注設計)焼却プラント発電・温水・蒸気などの熱利用
焼成設備・乾燥設備・炭化設備環境関連プラント汚染土壌・燃え殻の焼成、木くずや土壌の乾燥・殺菌(乾燥設備RD)、炭化

導入事例・用途

  • R&Dセンターで焼却発電事業を運営

基本情報

所在地〒924-0053 石川県白山市水澄町375番地
設立1971年4月1日
資本金98,000,000円
処理対象産業廃棄物、感染症廃棄物、ドラム缶入り廃棄物など
処理能力受注設計(公式に機種別の数値なし)
構造基準の記載R&Dセンターのストーカ炉は800℃以上で焼却と記載
設置許可・届出行政に対する申請の支援を行う
保守・修理工事サービスアフター員が故障時・定時メンテナンスに対応
導入前の確認R&Dセンターの焼却プラントを見学可能

株式会社アクトリーの公式サイトへ紹介ページを読む

※2026年10月1日時点の公式情報

3インシナー工業株式会社

動物・汚物・塔婆など特殊なものを焼却するなら

全自動のガス化小型炉から、牛一頭を投入できる大型動物炉、紙おむつ・汚物炉、ペット火葬炉まで

おすすめの理由

小型焼却炉JX型・FX型はごみを入れてボタンを押すだけの全自動運転で、木くず・紙くず・段ボール・塔婆を対象に挙げる(JX-3は16kg/h・火床面積0.29m²、FX型は15〜25kg/h)。特殊焼却炉ではAKS型が牛一頭を丸ごと引き込み投入でき能力180kg/h、紙おむつ・小型汚物焼却炉KBX型、ペット火葬炉PET型・PSM型もある。保守点検と現地解体・移設工事も行う。

食肉市場や家畜保健衛生所、介護施設、寺社など、一般のごみとは違うものを燃やす施設が最初に話を聞く会社です。インシナー工業は1965年に焼却炉の製造・販売を目的に創業し、小型の全自動炉から大型動物炉まで1社で扱っています。法規制のページで構造基準の5項目と規模別の手続きを整理しており、届出は自治体によって必要な場合があると注記している点も、確認の手がかりになります。

決め手

  • JX型・FX型は全自動運転、塔婆やお寺・神社での使用も挙げる
  • AKS型は牛一頭を丸ごと引き込み投入、能力180kg/h
  • 紙おむつ・汚物炉KBX型、ペット火葬炉、保守点検・解体・移設

向かない人

医療廃棄物専焼炉は沿革に発売の記載があるだけで、現行の製品ページでは確認できませんでした。医療系廃棄物ならクマガワの特管物処理炉(100kg/h)、産廃の大型プラントならアクトリーも比べてください。

編集部評価

小型・届出不要クラス●●●●○4/5
産廃・許可施設●●○○○2/5
動物・医療など特殊●●●●●5/5
導入前の確認●●○○○2/5
保守・修理●●●●○4/5

※編集部評価は、上の選定基準と各社公式サイトの記載をもとにした5段階の目安です。

特徴

  • 小型焼却炉JX型・FX型は1回の投入量50kg以下で届出不要の区分、全自動運転、ダイオキシン・ばいじん基準値以下と記載(届出は自治体によって必要な場合あり)
  • 仕様表ではJX-3が焼却能力16kg/h(32kg/1回/2h)・火床面積0.29m²・重量1,000kg、FX-3が15kg/h(30kg/1回/2h)、FX-5が25kg/h(50kg/1回/2h)・火床面積0.49m²。JX-5は56kg/1回/2h・火床面積0.49m²
  • 特殊焼却炉AKS型は牛一頭丸ごと引き込み投入可能、能力180kg/h、届出必要。ガス化させた未燃ガスを燃焼室の高温で燃焼
  • 沿革に、平成2年医療廃棄物専焼炉HOS型、平成13年紙おむつ・小型汚物焼却炉KBX型、平成14年一頭引き動物炉AKS型、平成30年小動物用台車式ペット火葬炉PSM型
  • 事業内容は焼却炉製造・設置工事・販売・施工・保守点検、焼却炉現地解体工事・移設工事
  • 焼却炉に関する法規制として、廃棄物処理法施行規則(H14.12.1施行)の焼却設備の構造(燃焼ガス800℃以上など5項目)と、焼却能力・火床面積・廃プラスチック類の処理量による規模別の法規制表(200kg/Hr以上・2㎡以上・廃プラ100kg/日超は許可など)を掲載
  • FX型は大きな段ボールなど投入しやすい構成、JX型は上下2枚扉の大きな投入口

主な主な機種と仕様

主な機種と仕様種類備考
JX型・FX型小型ガス化焼却炉(全自動)1回の投入量50kg以下、届出不要の区分
TK型中型焼却炉段ボール・木屑他
AKS型・AK-190S型・AK型大型動物炉AKS型は能力180kg/h
KBX型紙おむつ・汚物焼却炉製品ページでは小動物焼却炉として掲載。KBX-50Sは火葬能力目安22kg/h
PET型・PSM型ペット火葬炉ペット霊園等

導入事例・用途

  • 食肉市場・家畜保健衛生所・動物検疫所・介護施設等を特殊焼却炉の使用先に挙げる

基本情報

所在地〒143-0016 東京都大田区大森北1-12-5(伊豆工場:静岡県伊豆市上船原927番地)
設立1965年4月創業
処理対象木くず・紙くず・段ボール・塔婆、動物、汚物・紙おむつ、ペット
処理能力JX・FX型15〜25kg/h(火床面積0.29〜0.49m²)、AK型50〜190kg/h、AKS型180kg/h
構造基準の記載構造基準の5項目と規模別の法規制を公式に掲載
設置許可・届出JX・FX型は届出不要の区分、AKS型は届出必要と記載
保守・修理保守点検、現地解体・移設工事
導入前の確認記載なし

インシナー工業株式会社の公式サイトへ紹介ページを読む

※2026年10月1日時点の公式情報

自社のごみに合う焼却炉を、無料で相談する

燃やしたいもの(木くず・紙くず・廃プラ・動物・汚物など)、1日の量と最大の日の量、置き場所の広さと周りの建物との距離、今の処理方法を送っていただくと、編集チームが条件に合う掲載メーカーへ匿名で概要を伝え、展示場・実演・見積の窓口をおつなぎします。費用はかかりません。

無料で相談する

業務用焼却炉の基礎知識

焼却炉に関わる法規制を環境省の資料で確かめる方法から、焼却方式と炉の作り、能力と火床面積の読み方、保守と入れ替えまで、見積を取る前に知っておきたいことをまとめています。

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家畜保健衛生所・畜産業者・養鶏場・食肉センター・自治体の有害鳥獣処理・ペット霊園向けに、動物用焼却炉を西村技研・インシナー工業・クマガワ・ミヤビ・オーエムアイ・サンワプロテックの公式記載で比べます。

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病院・介護施設・処理業者が医療系廃棄物や紙おむつ・汚物の焼却を検討する場合に、対応をうたう炉と確かめるべき点を、クマガワ・インシナー工業・アクトリーなどの公式記載で整理します。

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廃プラスチック・合板・廃タイヤなど発熱量の高いごみを焼却したい会社向けに、廃プラ対応の小型炉と乾溜ガス化炉を、DAITO・サンヨー・クマガワ・関口鐵工所・キンセイ産業などの公式記載で比べます。

産業廃棄物処理業の焼却施設を計画する|許可施設クラスの焼却プラントと熱回収・発電

産業廃棄物処理業者や大規模工場が許可施設クラスの焼却プラントを計画する場合のメーカー選びを、アクトリー・キンセイ産業・タクマ・クマガワ・近藤設備設計の公式記載と、環境省の資料で整理します。

寺社のお焚き上げ・農家・小規模事業所で使う焼却炉|少量・届出不要の区分の選び方

寺院・神社のお焚き上げ、農家の剪定枝、小規模な事業所の紙くずなど、少量を燃やしたい場合の小型焼却炉を、インシナー工業・DAITO・サンヨー・サンワプロテック・和光機械工業・関口鐵工所の公式記載で比べます。

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業務用焼却炉 メーカーメーカー一覧【20社】

調査日時点で公式サイトに焼却炉・焼却プラントの製品ページまたは事業の記載を確認できたメーカーを掲載しています。焼却炉の販売が中心の会社、廃棄物の収集運搬・処理サービスの会社、公式サイトに焼却炉の製品情報がない会社、公式サイトの本文を確認できなかった会社は一覧から外しています。

よくある質問

業務用焼却炉の価格はいくらくらいですか?

今回調査した20社のうち、本体価格を製品ページに載せていたのは和光機械工業とDAITOの2社でした。和光機械工業の標準価格はCI495E(49.5kg/h)が356万円、ICI245GAT(24.5kg/h)が167万2,000円、DAITOの本体価格はLSZ-600M(49kg/h)が495万円、SPⅡ-100M(14kg/h)が215万円です(いずれも税別。DAITOは運賃取付費が別途)。中和スマイルは本体価格のほかに運賃・取付費、電気・水道・基礎工事が別途必要と注記しています。燃やすものと量、置き場所を書いて2〜3社から見積を取ってください。

焼却炉の設置に許可は必要ですか?

規模によります。環境省が掲載する1997年の改正概要では、廃棄物処理施設としての許可対象の裾きりを原則5t/日から200kg/時間に引き下げたとされています。小型炉でも条例や消防の届出が必要な場合があると各社が注記しているため、設置前に自治体と消防に確認してください。

届出不要の小型焼却炉にはどんな機種がありますか?

届出不要の区分として案内されている例に、ミヤビのL+WIDE型(46kg/h、火床面積0.49m²)、インシナー工業のJX型・FX型、オーエムアイのSP-203、サンヨーのJKシリーズ、関口鐵工所のトク大B型などがあります。いずれも条例による届出が必要な自治体がある点に注意が必要です。また、環境省が掲載する関係省庁共通パンフレットでは、ダイオキシン類対策特別措置法の対象となる廃棄物焼却炉を「火床面積0.5m²以上、又は焼却能力50kg/h以上」としているため、能力と火床面積の両方が基準未満かを確かめてください。

買う前に試すことはできますか?

DAITOは瀬戸市の焼却炉展示場で、持ち込んだごみを燃やして燃焼・煙・灰の状態を確かめられると案内しています。関口鐵工所はレンタル・シェアリングを全国で始め、サンヨーは本社・工場に展示場を設けています。アクトリーはR&Dセンターの焼却プラントを見学できます。

古い焼却炉の修理や撤去はどこに頼めますか?

アナログシステムは自社製・他社製を問わず小型焼却炉の修理・メンテナンスを請け負い、西村技研はケマドーラ・オーエスサービス・マルテック・MERIN製の炉の部品と修理を扱っています。サンワプロテックは新構造基準に合わず使えなくなった焼却炉の解体・撤去を請け負います。

公開 2026年10月1日